浮かれた大学生は死ね

鴨川の沿線上 並ぶ男女の数を
数えて眠ろうか そんな気分だった
大量のガソリンを そこにぶちまけて
火を点けよう、火を点けよう

今日は、寒いな けれど僕は一人
だからなんなんだ 気になんかしないけど
数百の火薬を そこにぶちまけて
火を点けよう、火を点けよう

勿論ほんとにゃしなけど
ていうかそれは犯罪だよ
僕らはいつでも健全さ
不純がどこにも入る余地がない

涙を流しながら 少しだけ笑うような
嘘だらけの夜だった

言葉をぶつけながら それを溶かすような
そんな人になりたい 今すぐなりたい

御堂筋の沿線上 遥か京の景色

思い浮かべながら 京阪電鉄のりこんで
車内でいちゃつく 男女の組み合わせ
火を点けよう、火を点けよう

カップルが往く町を 暗黒微笑ですり抜けて
天一の本店を僕は目指すのさ

人を助けながら 誰かを殺すような
ゴミだらけの町だった

愛を歌いながら 唾を吐き捨てるような
矛盾だらけの僕だった

恋人がいないからって、くよくよせんでもいいぜ
そういうのが一番 イライラするぜ
誰も別に くよくよなんかしてない
ぶっ飛ばしてやろうか

僕らの毎日にゃ

嗚呼、甘い町の中で 少しだけ笑えるような
そんな余裕も必要さ

辛い毎日の中で 奇しくも笑うような
おかしな僕がいいんだ

ただ最後にひとつ、これだけ言っておきたいな

浮かれた大学生は 死ね
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