寒桜

北風(かぜ)に震えて 咲いている
桜の花の いじらしさ
今がどんなに つらくても
きっと笑顔を 忘れない
この世に生まれて 来たからは
幸せ夢みる 寒桜

人の心の 移り気は
桜の花の 儚(はかな)さか
つらい別れの 傷跡は
いつか時間が 消して行く
うしろは見ません もう二度と
明日を信じる 寒桜

巡る季節に 咲き誇る
桜の花の 美しさ
生きる苦労に 泣いたって
きっと待ちます 来る春を
女に生まれて 来たからは
幸せ咲かせる 寒桜
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