シガードッグ

目を覚まして木漏れ日に目を細めた 旅の途中の猫はまた歩き始めた
僕はいつかまたあの丘で会いたくて 会いたくて
雨の中 霧の中で あなたといつかまた

僕はこの街の笑い声やウミネコの声も
たくさんの思い出の中 タバコ屋の犬を思い出してみたんだ
夜と同じ数の夜明けがあるんだと犬は吠えたてた
乾いた鼻の天気予報 明日は晴れるんだってさ

遠い記憶の安らぎも淋しさも 浅い眠りの中で夢に重ねていた
僕はいつかまたあの丘で会いたくて
眠りの中 夢の中で あなたといつかまた

ありふれた願いや悲しみは今日も世界に溢れて
君は今ここにいないけれど 僕は少しだけ旅続けてみたんだ
時は止まらなくて 君は優しくて 僕はここにいて
夜風に吹かれてまどろみの中 君の真似をしてみた

少しだけ あと少しだけ 歩いたら帰ろうかな
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