ひとり大阪

頬を優しく 濡らすのは
雨も吐息の こぬか雨
添えぬあなたと 何故あきらめる
信じなさいな 自分のその目
ひとり大阪 道頓堀の
…灯が叱る

世間隠れに 生きる身の
想いかなわず 待とうとも
それも承知の 海山千里
恋の姿は 人それぞれと
そっと励ます 道頓堀の
…灯に泣ける

雨が上がれば 月も出る
あなた私の 道しるべ
水の流れの 行くその先は
晴れて夫婦に つながるものと
ひとり大阪 道頓堀の
…灯がともる
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