流星飛行

遮るものがなんにもないこの
本物のプラネタリウム
一直線に続く畦道は
帰り道の滑走路

ペダルで加速、
心を広げ、高く、高く、
舞い上がれ、空へ

流星群のシャワー浴びて
夢の翼を傾けろ
目的地は憧れのあの世界だ
その場所で待つのは
どんな自分なんだろう?

十人十色、ぼくらの数だけ、
星に願いを掛けたら

線で結んだ星座のように
物語りを描いてゆくんだ

流星のように駆け抜けて
燃え尽きてしまうとしても
その軌跡が未来を描き出すんだ
その宙(そら)にいれたら
名もなき星でいいんだ

無限に広がる世界が
ぼくらの真上にあるんだ
その奇跡を忘れてしまわないように
こうやって時々
ぼくは空を飛ぶんだ
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