暗夜航路

まだ暗い海走れば 夜明けの気配が
色あせてく空色 不安をひも解いて

波しぶきが冷たい 広がる海原
向かい風にあおられ 私は舵を取る

めくるめく世界を探すための旅路です
豊かさも喜びもないけれど
人は漕ぎ出してしまうもの

朝焼けに 染まり行く 世界が
しらじらと 目覚めてく
誰よりも 自由だと感じている

夢見てた 憧れのコースは
使えない 古ぼけた地図の中
新しい道はどこに

嵐の夜に耐えうる 強さを讃えて
変化に耐え忍んで 未開の地を目
指す

信じてた 憧れの進路は
どこまでも 続いてく
雲のように 掴めずにそこにある

じりじりと 忍び寄る恐怖は
青色に染め上げた 海の色
新しい道はそこに

那由多 星のように
生まれいづる 光の中を
何度でも 何度でも 何度でも
探して行く

朝焼けに 染まり行く 世界が
しらじらと 目覚めてく
誰よりも 自由だと感じている

夢見てた 憧れのコースは
使えない 古ぼけた地図の中
新しい道を探す
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