またあしたねII

ふいに咲いた胸をくすぐる花 その笑顔に小さく揺れた
ホームルーム終わってもしばらく黄昏れている横顔に憧れてるの

見上げた空 一番星がきらりきらり瞬いて
「じゃあね」の時間がきたね

心の声に人差し指を立て言葉を飲んだ
明日も教室で待ってる

ふいに気づく胸ノックする音 目が合ったらトクンと鳴いた
下校時刻とっくに過ぎ去った机に伏せた背中に近づきたかった

伸びた影が重なりそうになった途端にいじわる
「じゃあね」の時間がきたね

騒ぐ鼓動が聞こえないようにと足を止めたの
明日も教室で待ってる

夕日沈み月明かりが輪郭を濃くしていく
「じゃあね」の時間がきたね

きゅんと切なく だけどそれでいいの
「またあしたね」と手を振る事が出来るなら 明日も教室で…
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