演歌じゃないか

涙に負けては いけないと
浪花の風が 人情が
胸に今夜も しみるのよ
意地で支えた 女ののれん
お酒つぐ手に 幾年月の
耐えた苦労は 演歌じゃないか

誰にも云えない 恋もある
未練に泣いた 夜もある
男まさりの 細腕で
生きて来ました ただひとすじに
ひとり夜更けの 水掛不動
祈る姿は 演歌じゃないか

お酒でふれ合う 大阪の
巷の夜は 泣き笑い
悩み忘れて 歌うのよ
意気が売り物 女ののれん
ままにならない この世だけれど
それが人生 演歌じゃないか
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