気まぐれのように揺れる世界から

俺は唄う この手に握る全てを

何も確かな事なんてこの世には有り得ないって
泥まみれ這いつくばって見上げた満天の星空
大切にしてたあの記憶さえももう色褪せた
ただ一つ生々しくて愛しいのはありがちな台詞

逃げるように旅に出よう 今は何も考えずにただ
こぼれ落ちる戯れ言だらけの空虚なる魂を今破ってしまえ

素知らぬ顔して今日もこの星は俺に無関心
相変わらず俺もフラフラ 意味不明な正義振りかざして

傷だらけの両手に掴んだのは蜃気楼のような影
嘆くように仰ぎ見る無限の空を壊すほど罵るけど 嗚呼

全ての慈愛を今ここで唄う
果てしなく続くこの道を一人
動き出す鼓動が張り裂けるほどに
遠く遠くまで永遠を叫ぶ
気まぐれのように揺れる世界を抱いて ただ ただ ただ ただ
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