冷たい夜に

雨の音が薄紫に この部屋に忍び込んで
ゆらゆら揺れる魚のように tu tu tu

こんな日に会ってしまう彼は ホントはあの人の代わり
なんとなく似てるそれだけで なんか足りないもの埋めてたけれど

だけど今夜は なぜか迷って あの人ばかり思い出してる
煙草のけむり コーヒーの名前も一度だって忘れたことがないのは
雨のせいかな

ストーブの灯りがぼんやりと 流れる時間戻して
雨が降ると会いに来てくれた あの人の音がしてる

きっと彼には会わない方が なんて思う気まぐれに
ちょっぴり冷たい風を浴びて ベッドの上で膝を抱えている

だから今夜は 魚になって 水槽の中漂いたくて
どうして今日は どこにも行きたくないのあの人が来るわけでもないのに
雨は続く

あぁ今夜は なぜか迷って あの人ばかり思い出してる
煙草のけむり コーヒーの名前も一度だって忘れたことがないの

今夜は 魚になって 水槽の中漂いたくて
どうして今日は どこにも行きたくないのあの人が来るわけでもないのに
雨は続く
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