白いダイアリー

あなたの秘密をうちあけてくれたね
恥ずかしくて 嬉しくって 少し戸惑ったよ
いつも行った海 照れくさかったけど あなたの髪にふれた時
恋を知った 泣きたいくらいに

思い出の中にある 白いダイアリー
なつかしくて そっと 開いたときに海風の音がした

さよならの言葉さえも 大切な宝物
やさしさとぬくもりをくれたから
「いつまでも忘れない」ってほほえんでくれた
届けたい あなたに出会えて しあわせだったと

夕暮れの街は 「寒いね」って言って
つないだ手に赤くなる 私のことからかったよね

あこがれた夢のこと 話した瞳は
美しくて ずっと 見つめていたくて もっと好きになってた

いつだってあなたがいた あの頃を越えてゆこう
時間(とき)といま歩き始めたいから
遠ざかるあなたの影 風になって消える
泣かないよ 私の明日を輝かせるから

さよならの言葉をそっと この海に浮かべたら
あたらしい物語 はじまるよ さあ
この道を ただ進むの 新しい私で さあそっと
表紙を閉じよう 白いダイアリー
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