コキリコの里

雪を戴く人形山(ひとがたやま)に
緑に浮かぶ 山桜
他所(よそ)じゃ見れない宝物
どうしてオレは捨てたのか
涙の向こうに 見えるのは
越中 五箇山 あゝ コキリコの里

二人そろって 簓(ささら)を鳴らし
歌った春の夕まぐれ
あんな身近な幸せに
背いたオレは愚かもの
都会の暮らしで想うのは
越中 五箇山 あゝ コキリコの里

天を目指して真直ぐ伸びた
庄川沿いの夏木立
人も真似たい 生き方と
叫んだオレが恥ずかしい
帰ってみようか ふるさとは
越中 五箇山 あゝ コキリコの里
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