夢ひとすじ

この俺捨てて 行くのかと
言われて泣いた 故郷(ふるさと)の駅
返す言葉も ないままに
薄い切符を 抱きしめた
女の 女の 幸せよりも
夢を選んだ 私です

城跡(しろあと)残る あの町で
暮らす約束 していたものを
女心の わがままを
詫びて見上げる 夜の空
あなたの あなたの 優しさよりも
夢を選んだ 私です

都会の雨の 冷たさに
夢が凍えて また遠くなる
たとえどんなに つらくても
負けはしません 負けないわ
女の 女の 幸せよりも
夢を選んだ 私です
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