Doll

ある日目を覚ました私は
何か大切なものが失くなっていることに気付いたんだ
ただ私に用意されていたのは
自分の言葉では伝えられないそんな場所だった

いつでも誰かが作っていたシナリオ通りに演じてた
でもそう繰り返す度に本当の自分さえも見失っていた

本当は私はこんなことを伝えたい訳じゃないって
本当は私はこんなことを歌いたい訳じゃないって
ずっと誰かにただ気付いて欲しかった

どんな逃げたいときも笑ってた
きっと心を持たない人形のようになっていたんだ
泣くことさえも出来ないくらいに
この胸の奥はいつだって崩れそうだった

自分の言葉で伝えたいそんな簡単なことさえも
ねぇそう何も出来ずに本当の気持ちだけが押し潰されてく

本当は私がこんなことを思ってる訳じゃないって
本当は私がこんなことを夢見てた訳じゃないって
きっと誰かに声に出して言いたかった

本当は私はこんなことを伝えたい訳じゃないって
本当は私はこんなことを歌いたい訳じゃないって
ずっと誰かにただ気付いて欲しかった
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