innocence

振り向けばいつも隣に誰かいて
守られている気がしてた
それでもいつからかひとりきりの寂しさ覚えて
繋いでいたその手を離した

色褪せて滲んでいく空を見上げて
人混みの中はみ出してひとり別の道歩いた

私は何を信じてきたのだろう?
私は何を守ってきたのだろう?
目の前にある花は一輪でも強く咲いていて
あの日見た空を思い出させる

行く宛もなくただうずくまっていた
頼れる場所がなかったから
きっと見せかけだけの優しさなんて欲しくなかった
でも誰か側にはいて欲しかった

強がっていても本当のところは
誰にも言えずに大人への階段を昇ってきたから

私は何を探してきたのだろう?
私は何を手にしてきたのだろう?
大切な宝物抱えて守っている子供を
見ては自分と重ね合わせた

私は何を信じていくのだろう?
私は何を守っていくのだろう?
私は何を探していくのだろう?
そして何を手にしていくのだろう?
目の前にある花は一輪でも強く咲いていて
あの日見た空を思い出させる

「もう一人きりなんかじゃいられないのかもしれない」
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