“私はあなたのために これだけのことをやりました
だからあなたはどんなものを 返してくれるのでしょうか”
表向き口にしなくても そんな心のあり方じゃ
態度で悟られてしまう 誰も心を開いてはくれない

本当に相手のことを 想うということは きっと
言葉 姿 形 どんな風でも 響くものがある

名前を呼んでるあなたの声が 今日も僕を支えてくれる
見返りを求めるわけでもない ただ僕の未来だけを祈って
いつか歩く道のかたわら きれいな花が咲くように
気づかれないように 両手いっぱいの種を 撒いてくれたこと 忘れない

お前はやれば出来る そう言って励ましてくれた
本気で僕のことを信じてくれた目を 今も信じている

あと一回もう一回と 諦めるのを許さない
ななかまどが赤く実る頃 あなたの背中思い出す

厳しさという名の優しさは あなたなりの愛情のしるし
ほめられたことは数えるほど でもそれが本当に嬉しかったこと 憶えてる

先生 あなたがしてくれたように 僕も誰かの未来を想い
その人の幸せを夢見て 種を撒くことは出来るでしょうか
いつか歩く道のかたわら きれいな花が咲くように
気づかれないように 両手いっぱいの種を 撒いてくれたこと

僕も種を撒く人に なれたらいい
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