女の横顔

なぜだかこのごろ ひとりで夜の街
さまよい歩く くせがついたよ
はぐれ者のように 酔いしれ
グラスゆすり またもあおって
別れまぎわの おまえの白い
横顔を 想い出す

あの日の別れは 理由(わけ)などなかったさ
大人の恋の しゃれたさよなら
やがて恋もしては みたけど
こころもえず どこか悲しい
暗い酒場の とまり木ゆれて
おまえだけ 想い出す

一度おれと飲んでみないか
言葉なんか なくていいのさ
きっと最初の 出逢いのように
ときめきを 知るだろう
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