A Song for 4 Beats

ジャック
ぼくたちには 聞こえてこない
詩やジャズや ざわめき
そのあたりは 今も
にぎやかなんだろうか アップビートで

ウィル
二人の声 聞き取れたかい
黒ツグミの さえずり
今も古い ディスクの
中に住んでいる 通りの名は オーヴァードライブ

若き日は 決めるのに 時間かかって
消えてゆく時は とても早い
老人と 言われたら 急ぎ足で
手にする時間は とても長い

ニール
愛されたかい 何も書かない
残さない 生き方
線路の上 オン・ザ・ビート
下り登るような 消え方

アレン
その名前は 縮められない
辞書に 書き込みきれない
数々の 弱さを
引き受けて 棺に ノリノリで入っていった

ぼくらはまた たどり着いた
いつもの町 Beatown
入り口には 短い
詩が書いてあったはず pas de sortie (no way out)

ハリー
そのリズムが 支えてくれる
五拍目が 弾んでる
道路まで 聞こえて
大きな音がする 店の名は No nonsense now!

若き日は 生きるのに 手間がかかって
迷い込む道も たくさんある
老人が 生きるには 出口がいる
胸にあいたままの アナがあったな
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