相反

心には降り続ける言葉と
偽りの無い想いだけ
いつまでも声に出せず埋もれた
体を寄せる君が震えていても

雨と傷が触れる時優しい声を聴かせて
そんな相反する感情ばかりが
渦巻く日々を重ねて、僕に降り積もっていく
涙を見せた君から目を逸らして

愛してる、使い古された言葉
本当に伝えたい一言が
じゃあまたね、そんな言葉に消されて
今日もまた君に伝えられないよ

何も無い時間だけが流れて
君との距離も遠ざかる
降り続く雨にかき消されていく
“どうして何も言わないの”

重ね続けていた過ちが
君と僕を縛るように取り巻いている
壊されなくないと足掻いても
許されず時はただ流れ続けた

雨と傷が触れる時悲しい慰めだけを
暗い部屋の中で交わしているだけ
いつか終わると知っても繋いだ手の温もりが
いつまでも消えずに残っているから

愛してる、許されない言葉を
待ち続ける君には言えないよ
じゃあまたね、何度も落とした台詞
今日もまた君へ落としていくんだろう

雨と傷が触れる時優しい声を聴かせて
そんな相反する感情ばかりが
渦巻く日々を重ねて、僕に降り積もっていく
涙を見せた君から目を逸らして

さよならは、使い古された言葉
今の僕にはまだ言えなかった
じゃあまたね、君を傷つける言葉
いつまでも君に落としていくんだろう
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