風鈴

季節はずれに チリチリと
風に吹かれて 鳴る風鈴
高層ビルに囲まれた路地
ここはあの日のままですね
時代の流れに 乗らなくたって
あなたはあなた そのままでいて
手の平にのる程の 幸せあれば
他にはなんにもいらない

お酒飲んでは 語る夢
酔えば私の ひざ枕
不器用だけが あなたの取り柄
それに加えて 寂しがり
軒先伝いに 風鈴の音
出逢った頃が 浮かんできます
ついて行く勇気さえなかったけれど
あなたを選んで良かった

時代の流れに 乗らなくたって
あなたはあなた そのままでいて
手の平にのる程の 幸せあれば
他にはなんにもいらない
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