alone the world

留まる場所もなく流れてく風のように
ゆくあてのない旅路がまた始まる
「サヨナラ」はいつでも背中を向けられて
別れ告げる声は微笑んでるのに

壊れないものばかり携えているから
壊れやすいものたちが怯える

だけど本気で守りたいと思っていたんだ
いつか仲間と呼んでくれると思っていたんだ
同じ明日を夢見てたから
同じ傷みを感じてたから

自分の為にだけ生きてゆく日々なら刹那すぎる
それが口癖だったから
造られた命も 望まれて生まれたと
ココロの片隅 今も信じてる

遠い空の先に 朽ちかけた墓標(おもいで)
二度と誰も失いたくない

だから本気で守りたいと思っていたんだ
きっとこの手でしか守れないと知っていたから
同じ明日を夢見てたけど
違う傷みを感じてる

ヒロイ・ヒロイ・コノセカイニ・ミンナ・ヒトリボッチ
ヒトミノオク・アフレソウナ・サミシサ・カクシテル
ウレシイコト・カナシイコト・ムネニ・シマイコンデ
ウケトメテ・クレル・ダレカト・オモイキリ・ナキタイ

なによりも強くて 本当は儚い
このチカラの意味わかり始めた

孤独な風にまた戻ること 恐れないで
いつも誰かの為に生きてゆこうと決めたんだ

だから本気で守りたいと思っていたんだ
まるでひだまりのような 優しい時の中で
同じ明日を夢見てたから
同じ傷みを感じてたから

駆け寄る足音に 後ろを振り返ると
息を弾ませ差し出した小さな手
そっと握り返すと すこし照れながら
初めて目と目合わせ 笑った
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