グラデイション

風踊る木漏れ日に ぎこちない愛をかわす
ゆっくりと染まっていくね 君と僕のグラデイション

気まぐれに会えるような二人になれなくて
そっけなさの裏側とか考えている
何故だろう僕たちは思いやりあうほど
踏み出せないあと一歩に戸惑うばかり

友だちのあいだはもっと自然に
わがままをぶつけられてた
だけどそれじゃ違うね

風踊る木漏れ日に ぎこちない愛をかわす
つないだ手の温もりから はじまりを知る
君がいて僕がいて いとしさが生まれるから
昨日よりも自由に そっと僕を渡すよ

電話だと無口だね、今から行っていい?
帰り道の人の波を 逆らいながら
顔を見た瞬間に ホッとしているのは
君に映る僕も多分 同じなんだろう

こんなにも簡単に気持ちがつながる
ひとつずつ二人らしさの
コタエ見つけあおうよ

優しさが流れ込む 言わなくてもわかるんだ
“永遠”はきっとこうして 寄り添うように
少しずつ少しずつ 二人を育ててくれる
ゆっくりと染まっていくね 君と僕のグラデイション

おざなりじゃ気づけない
この一瞬を、その表情を、つかまえていくよ

風踊る木漏れ日に ぎこちない愛をかわす
つないだ手の温もりから はじまりを知る
君がいて僕がいて いとしさが生まれるから
昨日よりも自由に 二人作るグラデイション
そっと僕を渡そう
×