仇花

実を結ばないフラワー 儚い色彩だ
踏まれて汚れて それでも笑うフラワー

暗がりは嫌いだ 明かりを探した
嘆き合いも程々に 水を与えるんだ
実を結ぶと信じた

蝶が舞って 蜜を吸って 遠い街へ
羽ばたいて 見えなくなって

咲き乱れなくてもいい仇花と呼ばれてたって
散りゆくその日まで小さな花を誇って歌えばいいさ 聴かせるんだ

足元おぼつかないが 確かに芽吹いていた
簡単に枯れゆく中 守るべきものはなんだ

何度だって 地を這って
傷ついて 求めた答えはなんだ

その心咲かせるのは他の誰かじゃできなくて
乾ききっているのなら望みを吸わせればいいよ
実らすんだ 君のフラワー

蝶が舞って 蜜を吸って
遠い街へ 羽ばたいて
この匂いを 届けたくて

その心咲かせるのは他の誰かじゃできなくて
乾ききっているのなら望みを吸わせればいいよ
実らすんだ 君のフラワー
咲き乱れなくてもいい 仇花と呼ばれてたって
散りゆくその日まで小さな花を誇って歌えばいいさ 聴かせるんだ
実らせると 信じたくて
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