君は輝いて 天使にみえた

走ると揺れて 止まると揺れて
緑の電車はゆくよ
君の頭に 吊輪が下がり
天使のようにみえたよ

なにげなく 風景を
なにげなく 眺めているきみが
だんだん 変りはじめてる
それが心配な僕さ

恋を無くして 泣いた日がある
ホントは僕もわかってた
流れる髪を 掻き分けた時
大人の影がのぞいた

できるなら いつまでも
できるなら 心の片隅に
少女の 気持ち忘れずに
僕はそれだけを願う

駅の階段 今ごろ君は
息切らして降りてる頃
僕が残した 伝言板の
見慣れた文字を探して

君は今 輝くよ
君は今 天使の羽根をつけ
自由にどこか飛べばいい
僕は見守っているよ

君は今 輝くよ
君は今 きれいになってゆく
黙って 僕は見ているよ
だからもう少しこのまま
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