おれでよければ

風のたよりに 噂きいたよ
今でも ひとりだってね
生きてる限り 幸福なんて
少ないものさ
もしもあの時 勇気があれば
こんな苦労は させなかったよ
おれでよければ おれでよければ
いっしょに 暮らさないか

涙こらえて 生きることが
似合うと 君はいうけど
時間(とき)が過ぎれば 季節も変り
心を開くだろう
風に吹かれて 散る花よりも
やせた君のことが 気がかり
おれでよければ おれでよければ
いっしょに 暮らさないか

冷たい風が 肩を吹きぬけ
夜更けの街に 消えるよ
こんな時には 人は誰でも
ぬくもり求めるのさ
愛に身をよせ 傷をいやし
やがてめぐる 春をまてばいい
おれでよければ おれでよければ
いっしょに 暮さないか
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