桜雨~さくらあめ~

ひとひらふたひら 舞い降る桜花(はな)を
そっと両手で 受けとめる
ひとときの 倖せと
わかっていながら 一途に燃えた
夢がはらはら はらはら散るような…
桜雨

ため息つくたび なみだが落ちる
だから弥生(やよい)の 空をみる
結ばれぬ 恋だから
忍んで逢うたび こんなに痩(や)せた
愛がしくしく しくしく泣くような…
桜雨

あなたを追いかけ 背中に止まる
花片(はな)は女(わたし)の 化身です
いつの日か 逢えたなら
死ぬまでひとりに しないで欲しい
涙ほろほろ ほろほろ舞うような…
桜雨
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