いつか大人に

素足のまま たたずむわたしに
季節はそっと くちづけをする
きのうまでは 愛することも
夢みるだけの おさない娘
いつかあえるの こころにえがく人
あるいてくるのよ 峠の小路
その日をずっと 祈って待つわ
あしたにつなぐ 愛のある日を

足音さえ 気づかぬうちに
季節はそっと 蕾をつける
きのうまでは 何も知らずに
ただ肩ならべ ほほえむ二人
はずむ吐息 ふれあう指先が
みかわす瞳に 愛のときめき
その日をずっと 祈って待つわ
あしたにつなぐ 愛のある日を
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