涙の海

足早に夜更けの道を駅へ急いだ薄いコートで隠せない
こころ震わせて人影もない地下鉄の細い階段これが最後ねと
呟きながら踏みしめる今夜だけ部屋の明かりは落としたままで
涙の海原ユラユラと揺れましょう愛されたから後悔しない
命がけで愛したから一秒ごとに一呼吸ごとにあなたに寄り添って
唇はあたたかでしたいつものように肩に廻した右腕も
とてもやさしくていくつもの約束をして果たせないまま誰がこんな日が
訪れること望んだのもう二度と逢うことのないふたりのために
涙の恋唄夜通し歌うのね愛されたから後悔しない
命がけで愛したから一秒ごとに一呼吸ごとにあなたに寄り添って
愛されたから後悔しない命がけで愛したから
一秒ごとに一呼吸ごとにあなたに寄り添って
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