弦哲也作曲の歌詞一覧リスト  1402曲中 601-800曲を表示

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曲名 歌手名 作詞者名 作曲者名 編曲者名 歌い出し
一輪挿し五木ひろし五木ひろし松井五郎弦哲也さみしい夜の そばに置く 根もない花の 深い彩(いろ)  交わした肌に 散らすのは 夢を知らない 空心(そらごころ)  好いても 好いても 好いてはくれない人でしょう どうせ一輪挿し 咲いて一夜きり  思わせぶりな しぐさほど かわいそうだと 知りながら  小さな蝶を 誘うよに ほつれた髪を 梳(と)かす指  泣いても 泣いても いつかは消えてく人だもの どうせ一輪挿し 咲いて一夜きり  好いても 好いても 好いてはくれない人でしょう どうせ一輪挿し 咲いて一夜きり
夫婦ちゃんりん川中美幸川中美幸かず翼弦哲也惚れあって… 愛が道づれ 笑顔のふたり ほろり酔わせる なさけ酒 亭主の好きな 何とやら… バカになります 可愛いバカに 夫婦ちゃんりん 軒端(のきば)にふたつ 揺れて寄り添う 夢風鈴  しあわせは… 肩にまわした 手のぬくもりね 浮くも沈むも 一緒です こころで磨く 宝もの 他人(ひと)にゃ分らぬ あなたの値打ち 夫婦ちゃんりん 水面にふたつ 落ちて流れる 恋紅葉  人生は… なみだ七坂 いばらの道も ついて行きます どこまでも あなたに尽くす 嬉しさは 苦労重ね着 昭和のおんな 夫婦ちゃんりん 小枝にふたつ 春へ飛び立つ 寒すずめ
新無法松の一生沢竜二沢竜二吉田旺弦哲也啖呵切るより 手のほうが早い 無法松よと なじらば なじれ 小倉祇園の どまぐれ酒に 募る思いを呑みくだしゃ 男涙に 男涙に 血が混じる  「ぼんぼん なしてな なしてぼんぼんに ぼんぼんちゅうたら いけんとな なしてぼんぼんに 吉岡君とか吉岡殿って 云わにゃいけんとな おいさんはのぉ ぼんぼんがこげゃん小まかぁとっから 育てちきたっとぞ そりゃぁ確かに ぼんぼんは大きゅうなった ばってん幾つになっても おいさんからみたら ぼんぼんは やっぱり ぼんぼんばい」 響灘から 吹く風に 度胸 もろ肌 さらしつつ 口に含んだ 柄杓酒 パっと 両手に吹きかけて ドっと打ち出す 撥捌き 暴れ打ちから 勇み駒 恋も未練も噛み殺し 腕も折れよと 打ちならしゃ さすが富島松五郎と 小倉雀も聴き惚れる 男四十路の命歌  「生まれて初めて 恋っちゅうもんばした 相手が 人の奥さん これだけはどげんもならん ばってんおいは泣かんぞ 落ちる涙を 瞼でこらえ 玄界灘を睨みつけ 叩く太鼓の撥捌き ぼっちゃん 男っちゅうもんは一生にいっぺん 泣きゃぁ よかつばい そいよりも 見ときなせい 松五郎一世一代 これが小倉の乱れ打ちですばい」  修羅場 渡世の 荒くれもんが 惚れた腫れたと 云うてはすまぬ 夏がゆくゆく 神嶽川に 投げて弔う 夢ひとつ これが男ぞ これが男ぞ 無法松
駅舎テン・リーテン・リーたかたかし弦哲也北はさびしすぎるから 南行きの汽車に乗ります わたしのことは 大丈夫 どこかに落ちついたら 手紙を出します いま 別れをためらえば すがるしかない 女に なるわ 愛した日々の重さに ああ耐えてます I SAY GOOD BYE 孤独な女に 似合の街を探します  愛はいつも残酷ね 信じすぎた者を 傷める あなたにもしも逢わなけりゃ 平凡すぎるほどの 生活をしてたわ いま 見送る人もなく 動きはじめる 駅舎の灯り ながす涙の熱さに ああ耐えてます I SAY GOOD BYE わかって下さい ”さよなら” 愛の言葉です  いま別れをためらえば すがるしかない 女になるわ 愛した日々の重さに ああ耐えてます I SAY GOOD BYE わかって下さい ”さよなら” 愛の言葉です
安曇野の雨島津悦子島津悦子吉岡治弦哲也南郷達也愛されつづける 自信はないの それでも好きなら 戻れはしない 今日がよければ 明日はいいと 相合傘の肩濡らす あー安曇野の恋 銀色の雨  傷つくことより 出会ったことに 二人の絆を 感じているの 添えぬ恋でも 大事な恋と からめた指を凍らせる あー安曇野の恋 銀色の雨  ほどいた黒髪 乱れるままに 過ごした一夜の 堀金の宿 雨があがれば 常念岳も 陽差しを浴びて見えるでしょう あー安曇野の恋 銀色の雨
丹波越え綾世一美綾世一美木下龍太郎弦哲也恋に逃れて 行くことを 京都では丹波越えと言うのです あなたと二人のみちゆきで 本当は越えて みたかった 空蝉の この世の旅に 花を散らして 風が立つ  胸の残り火 消えるまで 終らない 丹波越えの続きです 幸せどこかで すれ違い 身を引くように 出来ている 忍ぶ坂 忍んでまとう 花はむらさき 旅衣  女に生れた 歓びを 束の間知った 夢一夜 道連れは 心の杖の 花が明日の 道しるべ
女のとまり木北見恭子北見恭子吉田旺弦哲也最後の “もしや…”に かけたのに やっぱりあなたは 来なかった おさけ頂だい 熱燗で 洗いたいのよ このみれん あゝ独りとまり木 夜涕(な)き鳥  他人じゃなくなる 前ならば こんなに悔やみは しないはず 嗤(わら)わないでよ ねえおさけ 女ごころの 嘆(なげ)き節(ぶし) あゝ独りとまり木 はぐれ鳥  憎んでしまえば 楽なのに やさしさばかりが なぜ浮かぶ 何処へ行こうか ねえおさけ 北か南か 故里(ふるさと)か あゝ独りとまり木 夜涕き鳥 
ありんこ松原のぶえ松原のぶえ津城ひかる弦哲也矢野立美いつも女に かまけていたら 世の中に足を すくわれる だからしばらく 逢えないからと 言うだけ言うて 切る電話 あんたほんまに 鉄砲玉や いま頃どこで 何してる ああ男って 難儀やな 荷物をいっぱい 背負ってさ 夢さがし 疲れたときは あんた あんた この指とまれ  別にたいしたことじゃないさと さっきから浮かぬ 顔をして たまに逢うのに あんたはずっと 色つき水と さしむかい 胸のつかえが あるなら全部 話せば楽に なるのにさ ああ女って 阿呆やから 聞かんでいいこと 聞きたがる せつなさを 捨てたいときは あんた あんた この指とまれ  今度あんたに いつ逢えるのと 言い出しかけて やめにした ああ男って 難儀やな ありんこみたいに 走ってさ 夢さがし くじけたときは あんた あんた この指とまれ あんた あんた この指とまれ
北の旅人永井裕子永井裕子山口洋子弦哲也丸山雅仁たどりついたら 岬のはずれ 赤い灯が点く ぽつりとひとつ いまでもあなたを 待ってると いとしい おまえの 呼ぶ声が 俺の背中で 潮風(かぜ)になる 夜の釧路は 雨になるだろう  ふるい酒場で 噂をきいた 窓のむこうは 木枯まじり 半年まえまで 居たという 泣きぐせ 酒ぐせ 泪ぐせ どこへ去(い)ったか 細い影 夜の函館 霧がつらすぎる  空でちぎれる あの汽笛さえ 泣いて別れる さい果て港 いちどはこの手に 抱きしめて 泣かせてやりたい 思いきり 消えぬ面影 たずねびと 夜の小樽は 雪が肩に舞う
東京坂道物語清水博正清水博正さとうしろう弦哲也前田俊明江戸の名残の 町並みに よりそう影よ 女夫(めおと)坂 苦労承知で ついてゆく あなたあっての 道だもの 妻恋 落合 神楽坂  古き香りを ただよわす 敷石つづく 南部坂 なみだ流した あのころが 偲び偲ばれ 屋敷跡 暗闇 浄瑠璃 柘榴(ざくろ)坂  先を急いで つまづいて あなたの胸に 転(ころび)坂 泣くも笑うも おなじなら ふたり笑って 暮らしたい 東京 坂道 桜坂
風暦杉良太郎杉良太郎坂口照幸弦哲也前田俊明生きていたなら いつかは負ける そのときおまえが いないとつらい たった一言 この一言に 辿りつくまで 長かった 俺とおまえの 俺とおまえの 風暦  いつも俺達 あぶない川を 流されかけては 超えてきた 苦労させたが おまえの他に 惚れた女は いなかった 俺とおまえの 俺とおまえの 風暦  どこをどうして 歩いてきたか これからどうして 歩いてゆくか きっと答えは これからだろう 花の笑顔が あればいい 俺とおまえの 俺とおまえの 風暦
夜明け坂伍代夏子伍代夏子下地亜記子弦哲也凍る根雪(ねゆき)の その下で 私の倖せ 春を待つ 人を信じて 傷ついて 転(ころ)ぶ涙の 水たまり まさかまさかの 坂道登りゃ もうすぐ夜明けの 陽が昇る  めぐり合わせの ふしあわせ いつでも哀しい 役まわり 笑うことさえ つらい日を つくり笑顔で 耐えてきた まさかまさかの 坂道だけど もうすぐ夜明けの 鳥が飛ぶ  ままにならない この世でも 捨ててはいません 夢だけは 後ろ見ないで 歩いたら いつか出会える 倖せに まさかまさかの 坂道越えりゃ もうすぐ夜明けの 春が来る
忘戀情歌清水博正清水博正たかたかし弦哲也弦哲也・南郷達也暗い海峡 越えて来たけれど 涙ばかりは 越えられないわ 尋ねても 尋ねても あの人の いない町 日暮れさみしい 港の灯り  人がすむ世の 風のつめたさよ うらむ心を 涙で叱る あの人に あの人に 逢いたいよ もう一度 数えきれない 歳月(つきひ)に泣ける  涙かれても 希望(のぞみ)すてないで 今日もひとりの 連絡船よ いつの日か いつの日か わたしにも 春が来る 汽笛はるかな 女の潮路
天城越え森進一森進一吉岡治弦哲也隠しきれない 移り香が いつしかあなたに 浸みついた 誰かに盗られる くらいなら あなたを殺していいですか 寝乱れて 隠れ宿 九十九(つづら)折り 浄蓮(じょうれん)の滝 舞い上がり 揺れ堕ちる 肩のむこうに あなた…山が燃える 何があっても もういいの くらくら燃える 火をくぐり あなたと越えたい 天城越え  口を開けば 別れると 刺さったまんまの 割れ硝子 ふたりで居たって 寒いけど 嘘でも抱かれりゃ あたたかい わさび沢 隠れ径(みち) 小夜時雨(さよしぐれ) 寒天橋 恨んでも 恨んでも 躯(からだ)うらはら あなた…山が燃える 戻れなくても もういいの くらくら燃える 地を這って あなたと越えたい 天城越え  走り水 迷い恋 風の群れ 天城隧道(ずいどう) 恨んでも 恨んでも 躯うらはら あなた…山が燃える 戻れなくても もういいの くらくら燃える 地を這って あなたと越えたい 天城越え
洞爺湖の雪松原健之松原健之坂口照幸弦哲也雪が降る 静かに 音もなく 雪が降る 北国の湖に 静かに静かに 雪が降る 突然の別れから 二度目の冬です あなたのいない ひとりの冬です 暖炉の前で 開いたアルバム あどけたあなたの 写真に 涙ひと粒 落ちました この旅は終わりですか 始まりですか 北国に 雪が降る 洞爺湖に雪が降る  雪が降る いつしか 色のない 雪がふる 降りつもることもなく 心に心に 雪が降る 湖に浮かぶ島 あなたの面影 霞んで見える 悲しい冬です この掌(てのひら)で 溶けては消えてく 雪にも生命(いのち)が あるのね あなた恋しく なるばかり この旅は終わりですか 始まりですか 北国に 雪が降る 洞爺湖に雪が降る  北国に 雪が降る 洞爺湖に雪が降る
愛恋花松永ひとみ松永ひとみ原文彦弦哲也竜崎孝路たとえて女を花という 一度は幸せくるという 誰のいたずら 不幸癖 不幸・不の字を 呑みこんで 春に咲きたい 愛恋花  たとえて男を春という 幸せはこんでくるという どこに真(まこと)の春がある 春に縋(すが)って そむかれて 寒いしぐれの 愛恋花  たとえて女を 夢という 何度も つまづき泣くという いつか覚えた なみだ癖 なみだしぼった 酒を酌む あなた恋しい 愛恋花
あやいろの恋細川たかし細川たかし柚木由柚弦哲也あやいろ なないろ 恋のいろ 雨はしんしん 泣きぬれて 時の報せに たたずんで あれからいくとせ 過ぎました 綺麗に咲いた 恋路の瀬 思い浮かべてしまったの あやいろのひと  秋色 深まり ひとり路 霧はひそかに たちこめて 傘もささずに 待ちわびる おぼえていますか 夢のあと たたずむ町に 背を向けて 涙枯れてしまったの あやいろの路  むらさき あやめは 恋の町 雨はしとしと 降りだして 幸せ横目に 歩いてく 今宵は昔を 思い出し 半分泣いて 眠る町 心のこしてしまったの あやいろの恋
海鳴り慕情北山たけし北山たけし田久保真見弦哲也前田俊明千切った手紙 舞い散るように カモメは群れて 飛んでゆく 俺がおまえに してやれたのは 別れを告げる ことだけさ すがりつくよな海鳴りが 海鳴りが 旅路の果てに ついてくる  群青色(ぐんじょういろ)の 荒ぶる海に 背中を向けて 汽車に乗る 捨てるしかない 大事な女(ひと)に 出逢ったさだめ 恨むだけ ふいに黙った海鳴りに 海鳴りに 男の疵(きず)が また痛む  やすらぎなんて 嫌いな訳は 失うことが こわいのか その日暮らしで 降り立つ駅に おまえに似てる 白い花 追ってくるよな海鳴りを 海鳴りを 凍える胸に 抱いてゆく
愛に恋永井みゆき永井みゆきたかたかし弦哲也別れはすませた ひとだから 想いは残さぬ はずでした おれの命は 君のもの そんな言葉を わすれずに いますぐに いますぐに 愛に恋 あなたに優しさ あるのなら…  甘えていたから わがままを 言ってはあなたを 困らせた 一度別れた 男(ひと)だけど 他人なんかにゃ なれないの いますぐに いますぐに 愛に恋 わかってほしいの この気持ち  このまま別れて しまったら 一生後悔 するでしょう 時が二人を 変えたけど 許しあえたら いたわって いますぐに いますぐに 愛に恋 明日を生きて ゆけるなら…
かなこの祭だワッショイ南かなこ南かなこ下地亜記子弦哲也桜庭伸幸あばれ神輿の お通りだ 練り合え 揉み合え 担ぎ出せ 笛だ太鼓だ 踊りだ唄だ 夢を背負って まっしぐら 日本列島 北から南 祭だワッショイ  祭だワッショイ  祭は日本の魂だよ  (ワッショイ ワッショイ ワッショイ ワッショイ)  笑顔千両 薄化粧 晒しに隠した 白い肌 紅のはち巻き そろいの法被 命ときめく はじけ飛ぶ  日本列島 四季折々に 祭だワッショイ 祭だワッショイ 祭は明日への祷りだよ (ワッショイ ワッショイ ワッショイ ワッショイ)  花火 かがり火 松明だ 真っ赤に燃えてる 胸の火よ 情熱だ根性だ 度胸だ意地だ 負けず嫌いの 血潮が騒ぐ 日本列島 西から東 祭だワッショイ 祭だワッショイ 祭は心の故郷だ (ワッショイ ワッショイ ワッショイ ワッショイ) ワッショイ ワッショイ ワッショイ ワッショイ (ワッショイ ワッショイ ワッショイ ワッショイ)
天狼星山本譲二山本譲二下地亜記子弦哲也前田俊明冬枯れの 荒野の空に 碧(あお)く凛々(りり)しく 光る銀河よ 天浪星 見上げてひとり 来た道を 振り返る 男には 捨ててはならぬ ものがある 男には 燃えねばならぬ 時がある 煌(きらめ)き 輝(かがや)け あの星のように 涙をぬぐって 夢を抱け  死ぬことも 厭(いと)わぬほどの 熱き情熱(おもい)に 命焦(こ)がして 天浪星 見上げてひとり あの女(ひと)を 想い出す 愛だけで 生きては行けぬ この世でも 愛なくて 生きてく甲斐が 何処にある 煌(きらめ)き 輝(かがや)け あの星のように 優しき眼差(まなざ)し 降りそそげ  男には 捨ててはならぬ ものがある 男には 燃えねばならぬ 時がある 煌(きらめ)き 輝(かがや)け あの星のように 涙をぬぐって 夢を抱け 涙をぬぐって 夢を抱け
天童よしみ天童よしみ水木れいじ弦哲也前田俊明天を貫く 檜なら 土に根を張れ しっかりと そうさ人生 一度じゃないか 波乱万丈 乗り越えて 生きる時代のゝ 人になれ  愚痴や恨みは 忘れても うけた情は 忘れない そうさ人生 縁(えにし)じゃないか なみだ見せるな つらくとも 晴れて出番がゝ 来るまでは  檜千年 ひとすじに 伸びて錦の 空に出る そうさ人生 やる気じゃないか 初心ひとつを かみしめて 明日(あす)も嵐をゝ 越えてゆけ
五木ひろし五木ひろしたかたかし弦哲也はぐれ蛍が よりそって しあわせ手さぐり 夢さぐり きれいごとでは 愛しきれない この人と この人と 命かさねて 生きるふたりの 濁り川  抱いてください おもいっきり 明日のゆくえも わからない 夜のすき間を こぼれて落ちて この人と この人と 躰(からだ)こがして 生きるふたりの 蛍川  水が濁った この街に 蛍は住めぬと 人はいう いいの一緒に 翔べたらいいの この人と この人と おなじ運命を 生きるふたりの 情け川
おとこの船歌北川裕二北川裕二野辺山翔弦哲也南郷達也男が船を 出航(だ)す時は 海とがっぷり 四つに組む 覚悟を胸に しまってる 沖の漁場は おとこの土俵 泣くも笑うも 笑うも泣くも エンヤラ ドッコイドッコイショ 腕しだい     暴風雨(あらし)が 船を叩くときや 負けるもんかと 力こぶ 気合を入れて 舵を取れ 死んだ親父の 励ます声が 波の間に間に 聞こえて消えて エンヤラ ドッコイドッコイショ 血潮(ち)がたぎる  大漁旗を 押し立てて 帰る港は 日本晴れ 男冥利の 心地よさ 可愛いお前の 笑顔を見れば 汗も涙も 涙も汗も エンヤラ ドッコイドッコイショ 空に飛ぶ
金沢の雨川中美幸・宮本隆治川中美幸・宮本隆治吉岡治弦哲也東京ことばと 加賀なまり 愛するこころに 違いはないわ 合縁奇縁のこの恋を 咲かせてみせます あなたと 出会った 片町あたり 相々傘です 金沢の雨  影笛きこえる 茶屋街の 灯りがぼんやり 滲んで揺れた 男の甲斐性と意地張らず わたしにください 石段 坂道 苦労を背負って ふたりで濡れましょ 金沢の雨  川なら犀川 浅野川 春夏秋冬 水面に写す 友弾流しの緋の色は 絆の色です 雨の日 晴れの日 寄り添いあって 相々傘です 金沢の雨
邪宗門(JA SHU MON)都はるみ都はるみ道浦母都子弦哲也残照(ざんしょう)の光の海を 二人行く ふたりゆく 花のごとかる罪を抱きて  ただ一本 買いしコスモス 冷たくて 素直なるかな 花の透明 昼深く 夢に見ている しろじろと 煙れるまでに 熱持つ乳房 物語をつくるのはわたし 世界を生むのはわたし あゝあなたわ あなたを愛して あかねさすわたし  愛しては ひとを追いつめたりしこと 野火のごとしも 夏の終りの 洗い髪 濡れて光れる そのままを あなたに倒れて ゆくまでの愛 扉を開くのはわたし 季節を生むのはわたし あゝあなたを あなたを愛して あかねさすわたし  漲れる 男の体 寒の夜を 抱きしめれば 樹液の匂い もろともに 藍ひといろの 海となり 森となりゆく 透きてゆくまで 天空を翔けるのはわたし 虹を生むのはわたし あゝあなたを あなたを愛して あかねさすわたし  残照(ざんしょう)の光の海を 二人行く ふたりゆく 花のごとかる罪を抱きて 花のごとかる罪を抱きて 
三陸挽歌水森かおり水森かおりたきのえいじ弦哲也伊戸のりお雪になるよと 海猫が ひと声鳴いて 巣に帰る 三陸沖を 漁船(ふね)が行く 命を見送る 女(ひと)がいる ザンザザザン ザンザザザン 強い絆を 見ているようで ザンザザザン ザンザザザン 私はひとり… 涙が流れて 波に砕け散る  うねる海原 染めぬいて 夕陽が沈む 北みなと 漁場の無事を 祈りつつ 命を待ってる 女(ひと)がいる ザンザザザン ザンザザザン 愛の深さが 心に刺さる ザンザザザン ザンザザザン もう帰れない… あの日のあなたの 胸の港には  ザンザザザン ザンザザザン 波の向こうに 明日(あした)を探す ザンザザザン ザンザザザン 私はひとり… 涙と過去(きのう)は 海に捨てて行く
比叡おろし水森かおり水森かおりたきのえいじ弦哲也伊戸のりお風が舞う 夢が散る うす墨の 霧の群れ 恋の迷いを 消すように やがて琵琶湖(びわこ)に 雨がふる 幸せでした あの頃が それも今では 遠い夢 比叡(ひえい)おろしが 吹けば もうすぐ 冬です ふたり重ねた おもいでが 私を泣かす  涙では 洗えない 悲しみも 切なさも まして化粧を してみても 隠し切れない 未練まで あなたに逢えて 知りました 愛の深さと 寂しさを 比叡(ひえい)おろしに ひとり この身をさらせば 生まれ変われる 気がします 明日はきっと  幸せでした あの頃が それも今では 遠い夢 比叡(ひえい)おろしが 吹けば もうすぐ 冬です ふたり重ねた おもいでが 私を泣かす
信濃路の雨永井みゆき永井みゆきかず翼弦哲也南郷達也恋を失(な)くした 女はなぜか 故郷(ふるさと)行きの 汽車に乗る あなた偲べば 小諸宿(こもろじゅく) お帰りなさいと 抱かれたように 肩が 肩が 肩が濡れます あ~信濃路の雨  木の葉隠れに 面影にじむ りんどう揺れる 峠道 淋しすぎます 里灯り ふたりの幸せ も一度ほしい ここで ここで ここで泣かせて あ~追分(おいわけ)の夜  ひとりぼっちの 女の胸に どこより早く 冬が来る 未練叱って 浅間山 あなたを忘れて 出直すための 明日(あす)を 明日を 明日を下さい あ~信濃路の雨
霞見坂綾世一美綾世一美小金井一正弦哲也墨絵ぼかしの 町並暮れて お店に憂き世の 灯がともる 路地のにぎわい 行き交う声に 止める菜刃が 未練です 寂しくて 逢いたくて あなたを呼べば こころ乱れる…霞見坂  つのる想いを 忍ぶケ池に 捨てゝはかない 水の音 ひとり鬱ろい つぎたすお酒 あなた忘れる 街でした 夢ですね無理ですね惚れてみたって 明日が見えない…霞見坂  柳小路の提灯も消えて 暖簾ひく手に 名残り雨 昨夜みたいに もう泣かないわ 生きてゆくのが つらくても 朧げな倖せを 信じていたい 外は夜明けの…霞見坂
曲名 歌手名 作詞者名 作曲者名 編曲者名 歌い出し
会津・城下町音羽しのぶ音羽しのぶつつみりゅうじ弦哲也前田俊明磐越線(ばんえつせん)に 揺られて着いた ここは若松(わかまつ) みちのく路(じ) 会津の町は 想い出ばかり どこまで行けば この恋に 再び逢うこと できますか せめて教えて 城下町は もう春です  あの日と同じ お堀に映る そびえ立ちます 鶴ヶ城 会津の町は ぬくもりほしく ひとりで歩く 蔵の町 あなたの優しい 面影に 紅葉(もみじ)色づく 城下町は もう秋です  北風しのぎ 明日(あした)を待てば 万にひとつの 夢叶う 会津の町は 吹雪にたえて 愛しき日々を ひとすじに 恋しさつのらす 旅路です 揺れる湯けむり 城下町は もう冬です
花かげろう永井みゆき永井みゆき森坂とも弦哲也前田俊明空の徳利に 待宵草(まつよいぐさ)を 一輪挿した おんなの想い 手酌に酔うころ あなたは気づく 消えたこころの 花灯り 恋の裏木戸(うらきど) キチリと閉めりゃ 花は無口な 意趣返し  袷羽織(あわせばおり)を 鴨居にかけて ほころび見つけ 繕(つくろ)いなおす 一人じゃなんにも 出来ない人に 文字の代わりに 綴(つづ)る糸 弱い未練に 鋏(はさみ)をいれて 祈るしあわせ 袖しずく  肩に流した 黒髪断って ひと色口紅(べに)を 明るく引いた あの日の私は 他人のそら似 きっと二人は すれ違う 足を止めずに 恋路が辻を 風と消えます 影ぼうし
雪に咲くみずき舞みずき舞朝比奈京仔弦哲也周防泰臣冬の朝 庭先に 白い水仙の花 花びらにとまって キラリきえた名残り雪 母が逝(ゆ)き一年 看取(みと)ることもできず 悔やんでも 悔やんでも 涙あふれるだけ  北国の春は遠く 木枯らし吹く日々も たずさえた手と手が かけがえのない絆 やさしさを ぬくもりを あなたを 忘れはしません わたしも 冬の花 明日(あした)こそ 雪に咲く  幼い日 二人して 植えた水仙の花 はしゃいでたわたしを ふいにぎゅっと抱きしめた あきらめた倖せ きっとあると思う 働いて 働いて みんなわたしのため  北国の女だから 木枯らし吹く日々も ささえあい灯した かけがえのないあかり 強いから いとしいと あなたが 愛した水仙 一輪 冬の花 真っ白な 雪に咲く  北国の春は遠く 木枯らし吹く日々も たずさえた手と手が かけがえのない絆 やさしさを ぬくもりを あなたを 忘れはしません わたしも 冬の花 明日(あした)こそ 雪に咲く
度会橋小桜舞子小桜舞子麻こよみ弦哲也南郷達也もしも世間に 知れたなら 終わる恋です 二人です それでもあなたに 逢いたくて 度会橋(わたらいばし)を 渡ります せせらぎせつない 恋の川 夜にまぎれて 逢いに行く  つらい恋だと 知りながら 心惹(ひ)かれる 哀しさよ あなたの好みに 口紅(べに)を引き 度会橋(わたらいばし)を 渡ります 川風冷たい 恋の川 息をひそめて 逢いに行く  たとえ明日は 無くていい 今はあなたを 離せない 嬉しさ愚かさ 懐(ふところ)に 度会橋(わたらいばし)を 渡ります 溺れて悔いない 恋の川 夜にまぎれて 逢いに行く
残波岬角川博角川博たかたかし弦哲也波の花散る 岬に日が落ちる 声をしのんで 娘が泣いた 赤い夕日に袂(たもと)を染めて 恋しい人に あぁ 泣いた  好きで添えない この世の運命(かなしみ)に 島の千鳥も 後追い鳴いた 想いとどかぬ片瀬(かたせ)の波よ 逢いたい人は あぁ 遠い  暗い岬に ポツリと灯台(ひ)が点(とも)る はるか潮路(しおじ)を 涙が走る いっそ散らそか荒磯(あらそ)の波に 十九の春を あぁ 泣いて
天空のペガサス川中美幸川中美幸建石一弦哲也川村栄二北にかがやく 星を見て 祈り合うのが 二人の約束 昨日はくもり 今夜は小雨 それでも見上げて 天空の夢 あゝあなたに 逢えてよかった この広い 宇宙の中で 天翔(あまかけ)る 天翔る 白馬(ペガサス)よ 私の私のこの愛 とどけておくれ  離ればなれは つらいけど 誓うあの星 希望の光りよ 明日になれば 陽はまた昇る 指おり数えて 待ちわびる人 あゝあなたと 愛し愛され 生きてゆく この世は一つ 天翔(あまかけ)る 天翔る 白馬(ペガサス)よ 二人の二人の願いを 叶えておくれ  あゝあなたに 逢えてよかった この広い 宇宙の中で 天翔(あまかけ)る 天翔る 白馬(ペガサス)よ 私の私のこの愛 とどけておくれ 二人の二人の願いを 叶えておくれ
北津軽川野夏美川野夏美仁井谷俊也弦哲也伊戸のりおちらちら風花 舞い散る峠 姉サ馬コでヨー シャンシャンお嫁入り 姉サ泣いたら わたしも泣ける 手綱(たづな)持つ手が また濡れるヨー ハイハイト  ひゅるひゅる雪ん子 あの峰越えて 紅い紅葉(もみじ)がヨー ハラハラ袖に散る 姉サ山里 恋しゅはないか 訊けば枝折戸(しおりど) 風に鳴るヨー ハイハイト  ほろほろ雪降る 津軽の里で 夜なべ炉端でヨー コトコト機(はた)を織る 姉サ達者か 慣れたや暮らし 可愛い赤児(ややこ)を 早よみたいヨー ハイハイト
夜祭り恋唄松永ひとみ松永ひとみ吉田旺弦哲也前田俊明風にちぎれてョ 聴こえてくるよ あんたの声が あの歌が…  春にゃ戻ると抱きよせた あんた嘘つき 鉄砲玉 逢いたいよ 逢いたいね こんな夜は 今すぐ迎えに 迎えにきてよ ラッセ ラッセ ラッセ ラッセ ラッセラ 死ぬほど恋しいよ おんな夜祭り みれん節  俺の女房になれなんて 口説き直しに来ておくれ せつないよ せつないね こんな夜は 幻でもいいから 添い寝にきてよ ラッセ ラッセ ラッセ ラッセ ラッセラ しっかり抱きにこい おんな夜祭り みれん節  ラッセ ラッセ ラッセ ラッセ ラッセラ 死ぬほど恋しいよ おんな夜祭り みれん節  風にちぎれてョ 聴こえてくるよ あんたの声が あの歌が…
北の舟唄伍代夏子伍代夏子たきのえいじ弦哲也山背(やませ)が吠えて 海鳴りなけば 船は港で 待ちぼうけ やん衆かもめは 浜居酒屋で 夜毎(よごと)底なし 酒づかり いいからさ いいからさ 注がせておくれよ 私にも 一升徳利 呑み干したなら 唄ってあげよか 舟唄を  荒くれ波が 命をけずる そこがあんたの 夢舞台 辛口無口で ただうなづいて うなる雨戸を 指でさす いいからさ いいからさ その手で私を 抱きしめて すすけた柱の 暦をちぎり 待ってた分だけ 抱きしめて  いいからさ いいからさ 注がせておくれよ 私にも 一升徳利 呑み干したなら 唄ってあげよか 舟唄を
たそがれの橋都はるみ都はるみ北山真如弦哲也櫻庭伸幸勢いだけで 一緒になった しあわせあとから ついてきた 見下ろせば たそがれの川 光る川 どこも故郷 ふたりには ふわりふわふわ ふわふわふらり あなたの髪に また初雪が 舞ってうれしい たそがれの橋  あなたが泣いた わたしも泣いた 登りも下りも 苦労坂 見渡せば たそがれの街 光る街 いつかそれでも 春は来て ひらりひらひら ひらひらひらり どこから飛んで またどこへ飛ぶ 桜吹雪の たそがれの橋  濁った水も よどんだ空も こんなにきれいよ 雨あがり 見上げれば たそがれの月 光る月 生きてゆけます ふたりなら キラリキラキラ キラキラキラリ 消えては灯る 蛍火ふたつ いのちこがして たそがれの橋
下津井・お滝・まだかな橋中村美律子中村美律子喜多條忠弦哲也前田俊明備前、瀬戸内、下津井港 北前船が港に入る にしんは要らんよ あんたが欲しい 箱の枕を鳴らせておくれ 早く その橋 渡っておいで まだか まだかで 一年待った まだかな橋よ  備前、瀬戸内、下津井芸者 「汐のお滝」たァ あたいのことさ 鬢付け油の 島田が揺れりゃ どんなお方も骨抜き鯛さ 早く その橋 渡っておいで まだか まだかで あんたを待った まだかな橋よ  海は凪でも 心の海はよ あんた恋しと 嵐がふくさね  ひとつ どんどろ 港を定め 北前船が白い帆たたむ 三味線稽古で 手だこも出来た 酔うたあんたに聴かせる為に 早く その橋 渡っておいで まだか まだかで 幸せ待った まだかな橋よ
夫婦ごころ細川たかし細川たかしたかたかし弦哲也涙いっぱい 目にためて 心細げに 手を握る なんでひとりで 死なせるものか ほれて一緒に なったのに つよく生きろよ おまえにゃ俺がいる  背中さすって 抱きよせりゃ 肩の薄さに 泣けてくる 春になったら 故郷へふたり 桜吹雪を 見に行こう 少し眠れよ おまえにゃ俺がいる  起きて一畳 寝て二畳 ぐちも言わずに ついてきた 苦労ばっかり おまえにかけて ばかな奴だよ すまないね 一生みちづれ おまえにゃ俺がいる
朧月夜八代亜紀八代亜紀阿久悠弦哲也朧月夜は 男に似合う 影が泣いても 顔まで見えない ほろ酔いの ふりをして 一歩二歩と よろめいて ひとの視線が なくなれば 背骨シャンとして 歩き出す  こんな男がいたらいい 昔はちょっといた筈の… おほろ おぼろ おぼろ おぼろ 朧月夜のいい男  朧月夜は 女を磨く 瞼はれても 涙は出さない 純愛に 傷ついて 一つ二つ 酒を飲み 肩が斜めに くずれたら 瞳キラリとさせ あとを追う  こんな女がいたらいい 昔はちょっといた筈の… おほろ おぼろ おぼろ おぼろ 朧月夜のいい女  こんな二人がいたらいい 昔はちょっといた筈の… おほろ おぼろ おぼろ おぼろ 朧月夜のいい景色  朧月夜のいい景色
人生長保有紀長保有紀もず唱平弦哲也前田俊明父と呼べない男のあとを 形振(なりふ)り構わず追いかけて あたしを捨てた母さんを 氷雨降る日にゃ想い出す 別れた街角 想い出す  生んでくれって頼んだ覚え 一度もないのに迷惑みたい  二人三脚 親子で組んで 運動会には出たけれど 何度もころげ 笑われた 母のペディキュア指さした 知らないみんなが指さした  ゴールした時きゃ 一番うしろ それでもよかった 一緒に走れ  酔うときまって女が歌う 他人の飯には棘(とげ)がある 鬼さんこちら さァこちら ヘンな文句の子守唄 あたしを泣かせた子守唄  きっとどこかの酒場の隅で 今夜もあのひと 歌ってるだろ
加恵 ~華岡青洲の妻~古都清乃古都清乃鈴木紀代弦哲也南郷達也紀ノ川の 紀ノ川の 名もない医者の 嫁に来た 白く咲くのは まんだらげ 赤く咲くのは 愛の花… 息を殺して 人目を避けて 加恵は女に なりました  美しいお義母(かあ)はんに憧れて、 何にも知らんで嫁いで来ましたがやのし…  やさしさの やさしさの 一枚下は 泥の沼 義母(はは)は息子の ためと言い 加恵は夫の ためと言い… 男一人に 命をかけて 女二人が 身を砕(くだ)く  痛み止めの眠り薬が出来上がって、 治らん病気も治るようになりました。 あなたの名をとどろかす礎(いしずえ)となったお義母(かあ)はんも、 草葉の陰でどないにお喜びですやろのし…  諦めず 諦めず あなたは夢を かなえたわ 光失くした この目にも 晴れの姿が 映ります… 幸も不幸も 見透かすように 今日も咲いてる まんだらげ
居酒屋「ての字」山崎ていじ山崎ていじさわだすずこ弦哲也南郷達也我慢我慢の 世間の風に よくぞ耐えたぜ 春・夏・冬と 風にゆらゆら 提灯(ちょうちん)揺れて 今夜は早い 店じまい 暖簾(のれん)下ろして 手酌で飲めば やけに やけに 沁(し)みるぜ 苦い酒  こんな店でも 俺には城さ 古い品書き 値段も変えず 男ひとりで 切り盛りすれば 窓から月が 覗(のぞ)いてる 紺の作務衣(さむえ)に 前掛け締めて 作る 作る お通し 母の味  愚痴を肴(さかな)に 呑む奴(やつ)いれば なぜか泣き出す 困った奴(やつ)も みんな気のいい 面子(めんつ)が揃い 想い出話 花が咲く 暖簾(のれん)一代 居酒屋「ての字」 明日(あす)も 明日(あす)も 飲もうぜ 夢見酒(ゆめみざけ)
浅草情話藤野とし恵藤野とし恵池田充男弦哲也前田俊明観音さまの おみくじを 財布にたたんで 仲見世あるく わたしうれしい 恋女房 あなたは頭(かしら)の 法被(はっぴ)きて チョイト チョイトご挨拶… 浅草初春 おめでとう  まつりとなれば 江戸の華(はな) 五月の大路(おおじ)に 神輿(みこし)がうねる 木遣音頭で 宮出(みやだ)しの 三社祭を かついでる チョイト チョイトうちのひと… 浅草うまれの 良(よ)い男  芸人さんが そだつ街(まち) 笑わせ泣かせて 今年も暮れる 千両万両の 宝船 商売繁盛 買いました チョイト チョイト景気よく… 浅草おおとり しゃしゃんとね
長編歌謡浪曲「無法松の恋」松五郎と吉岡夫人中村美律子中村美律子池田政之・岩下俊作「富島松五郎伝」弦哲也あらぶる波の 玄界灘は 男の海というけれど 黄昏凪を 橙色に 染めて切ない あの夕日 ほんなこつ ほんなこつこの俺は 涙こらえる 無法松  あ~、ぼんぼんを乗せた汽車が…。 あの小さかったぼんぼんが一人で汽車に乗っていくと。 松五郎さん。敏雄はもう六つの子供じゃありませんよ。 分かっとります。高校生じゃ。けんど熊本の寄宿に入らんばいかんとは、 奥さん、寂しゅうなりましょうなぁ。 ええ。生まれて初めての一人暮らしになりました…。 なんね。心配なか。儂がついとるやなかとね。 私、本当に感謝しているんですの。主人が亡くなって八年。 女一人であの子を育ててこられたのも、みんな松五郎さんが陰になり 日向になって支えてくださったからですわ。 陸軍大尉じゃった吉岡の旦那が、軍事演習で雨にぬれて風邪を引いたぁ 思うたらあっという間に…知らぬ仲ならとにもかく、その奥さん、いや、 忘れ形見のぼんぼんをほうってはおけんかった。 まぁ奥さんには迷惑やったかもしれまっせんな…。 いいえ、私の方こそ、私の意地に松五郎さんを 巻き込んでしまったのではないかと、悔やんでいるんですわ。 エッ、奥さんの意地? そりゃ何ですかいのう? 今だからお話します。主人が亡くなってしばらくした頃、 実家の兄から再婚話が持ち込まれたのです。 え…いや、奥さんなら当然じゃ…。 でもね、私は主人を愛していました。 私の夫は、吉岡小太郎 ただひとりなんです。  ひとたび嫁いだ この身には 帰る家など ありはせぬ まして来世も 誓ったからにゃ 岩をも通す 意地なれど 幾夜もつらさに エ~エ~エ~忍び泣き たった一つの 生き甲斐は 夫に似てきた 愛しい我が子 この子の為なら 我が命 いつでも捨てて みせましょう この子は夫の 子ぉじゃもの  …それほどまでに旦那のことを…。 ごめんなさい。松五郎さんにこんなことを聞かせてしまって…。 …吉岡の旦那は幸せもんばい…ほんなこつ幸せもんばい!…。  学もなければ 天涯孤独 ついた仇名が 無法松 そんなおいらが 怪我をした 子供を介抱 したのが縁 やがて八年 今はもう 一人暮らしの 未亡人 拳を握り 歯を食いしばり 秘めた想いを 誰が知ろ  松五郎さん。 こ、こりゃ奥さん…。 どうなさったんです。敏雄が熊本に行って以来、 ちっともいらしてくださらないじゃありませんか。 私に何か落ち度でもありましたか? 滅相もない。けど、儂ゃ儂ゃぼんぼんの係ばい。 ぼんぼんがおらんあの家は、 奥さんと亡くなった旦那の家ですけん! そいじゃ! 待って! 松五郎さん、敏雄が帰ってくるんですよ! え。奥さん、それはほんなこつ! ええ。夏休みに、高校の先生を連れて。 小倉の祇園祭が見たいとか仰って…。 そいつぁ、そいつぁ一つ、楽しんでもらわんといかんばい。そうかいの。 そうかいの。ぼんぼんが帰ってくる。ぼんぼんが、ぼんぼんが帰ってくる!  先生、ぼんぼん。あれが音に聞こえた祇園太鼓じゃ。 ゆっくりご覧下さいと言いたいところやが、あれは蛙打ちちゅうて、 本物の打ち方やなかと。 今じゃ本物を叩ける奴がおらんようになってしもたけん、 本物はあんなもんじゃなかとですよ。ねぇ奥さん。 私が吉岡家に嫁いで、この小倉に来た頃はもうあの打ち方でしたわ。 そいじゃ一つほんまもんをご披露しようかいのう。奥さん、どうじゃろ? お願いできますか。 よぉ~し、松五郎の一世一代の祇園太鼓、よお見とってくださいや。 おおい、ちょいと打たせてくれ。ええか、これが今打ちよった蛙打ち。 そしてこれが流れ打ち。  さぁこれが勇み駒…そして奥さん、これが暴れ打ちじゃ!  夏休みが終わり、敏雄が熊本の寄宿に戻ってしまったら、 また淋しい日々がやってきます。 でも本当に寂しいのは松五郎さんなのかもしれません。 奥さん、儂ゃあ寂しゅうてつらい。寂しゅうてつらい…私には太鼓の音が、 松五郎さんの心の声に聞こえたのでした。  汗も飛び散る 暴れ打ち 命をかけた あの音は 万来衆の 目に写る これぞ無法松 晴れ姿 これが無法松 祇園太鼓の 打ち納めじゃ  秋になって、松五郎さんはまたお顔を見せてはくれなくなりました。 人の噂で、 長年やめていたお酒を浴びるように飲んで、 すさんだ暮らしをしていると聞きました。 一度お尋ねせねばと思っていた矢先、  ああ、冷えると思うたら雪じゃ…ん、 ここはぼんぼんが通うた小学校やなかと… ああ、ぼんぼんじゃ、ぼんぼんがおる。いや、そんな筈はなか。 ぼんぼんは熊本の高校ばい。けど、ぼんぼんが見える。 ぼんぼんが唱歌を歌うちょる。あれあれ、 奥さん?奥さんもおるとね。今日は参観日やったと。 まぁまぁ晴れ着ば着んしゃって。奥さん、綺麗ばい。 まっこと奥さんは儂の女神様ばい…奥さん…儂ゃ…儂ゃ… 奥さん!  はい。吉岡です。繋いでくださいまし…はい。え? 松五郎さんが! そんな、 松五郎さんが…。  雪の朝、小学校の校庭で、松五郎さんが亡くなっていました。 松五郎さんには幼い 日の敏雄が見えていたのかもしれません。 そのお顔はそれはそれは幸せそうに微笑 んでいらしたそうです…。松五郎さんの寝起きする宿には 柳行李が一つ残されていました。その中には、毎年お正月に差し上げていた お年玉が、封も切らずに。それと五百円もの大金が預けられた、 私と敏雄名義の貯金通帳が、そっと、そっと置いてありました! …松五郎さん、貴方という人は!…。  この十年、あなたに甘えるばかりで、何一つ応えてあげられなかった… 私はあなたの気持ちに気づいていました… なのに、なのに私は…許してください、松五郎さん!  届かぬ想い 実らぬ恋を 祇園太鼓に 打ち込めて 腕も折れよう 命もいらぬ これが松五郎 暴れ打ち これでよか これでよか夢花火 男一途は 無法松
夫婦みち五木ひろし五木ひろし津城ひかる弦哲也おまえなんかに わかるかと 飛び出して いったまま 今夜も帰りは 午前さま あんた あんたも浪花の男なら この世の風の つめたさに 負けちゃいやです ねぇあんた  そりゃたしかに生まれも育ちも違います。 そやけどお互い、駆け落ちしてまで 一緒になった仲やないの。 時が変わったから言うて、 あんたの心まで変わるやなんて… うちは、うちは、うちはほんまにかなしいわ。  母の手紙を 握りしめ 元気かと 言う文字に 答えてやれない 親不幸 あんた 死ぬまで一緒ときめた日の 手に手をとった あの涙 あんた忘れて しもたんか  身体ひとつを 寄せ合って 連れ添った 二人です 今更なんにも こわくない あんた 人生晴れたり曇ったり 笑顔でたえる 夫婦道 ついてゆきます ねぇあんた
相馬に 雨が…井上由美子井上由美子たかたかし弦哲也南郷達也男祭りのサー 夏が逝く 揃いのゆかたも 仕舞いましょう 年に一度の ふるさと帰り 別れ惜しんで あなたが抱いた ハァー、手綱とる若武者は 男気きりり ハァー、想い出をまた一つ 置いて旅立つ ふたりの夏が 夏が逝くョー  雨が降る日のョー 船溜り かもめよひとりじゃ 淋しかろう 年に一度の 短い逢瀬 ひとり待つ身に 月日は長い ハァー、流れ星見つけては あなたを想い ハァー、流れ雲追いかけて 夢で抱かれて… ふたりの夏が 夏が逝くョー  ハァー、流れ星見つけては あなたを想い ハァー、流れ雲追いかけて 夢で抱かれて… ふたりの夏が 夏が逝くョー
枯木灘 残照都はるみ都はるみ道浦母都子弦哲也櫻庭伸幸両手(もろて)にて君が冷えたる頤(おとがい)を 包みていしは冬の夕駅 君に妻われに夫(つま)ある現世(うつしよ)は 姫浜木綿(ひめはまゆう)の戦(そよ)ぐ明かるさ 歳月(とき)はながれて 歳月はながれて いまひとり あゝ残照の枯木灘 ひたすらにあなたのもとに翔けてゆく 煌きつづけよ光の凪よ  取り落とし床に割れたる鶏卵を 拭きつつなぜか湧く涙あり 乳房(ちちふさ)の尖(さき)に点(とも)れる螢火(ほたるび)の ほとほと紅(あか)しほとほとやわし 夢に疲れて 夢に疲れて 立ちつくす あゝ残照の枯木灘 子午線を越えて吹き来る潮騒よ 夜のしじまにこの身も攫(さら)え 
望郷夢うた水森かおり水森かおり弦哲也・補作詞:たきのえいじ弦哲也丸山雅仁春は桜の 花の下(もと) 交す盃(さかずき) 歌もよし 夏は日焼けの 子供等(ら)が 波と戯(たわむ)る 陽(ひ)の長さ 故郷よ 故郷よ 故郷 離れ 幾星霜(いくせいそう) 心は祖国の 空にあり  秋は祭りの 遠花火(とおはなび) しばし偲(しの)ぶは 父や母 冬は木枯(こが)らし 掘(ほ)り炬燵(ごたつ) みかんむく手の 懐(なつ)かしさ 故郷よ 故郷よ 故郷 遠く 駈け巡る 心は祖国の 空に舞う  心は祖国の 空にあり
風の寺丘みどり丘みどりかず翼弦哲也前田俊明あてもないのに 古都(みやこ)を行(ゆ)けば 今日も日暮れる 女の旅路 この世がすべて かりそめならば あなたもきっと 影法師 恋をしずめて 風の寺 なみだ千年 送り火揺れて ぬくもり恋しい この胸に さやさやと さやさやと 竹が舞う  未練ひとつを 捨てたいけれど 何処へ行っても 寂(さみ)しいばかり あなたと二度と 逢えないのなら も一度抱いて 欲しかった 恋をしずめて 風の寺 待てば千年 切ない心 いとしい名前を 呼ぶ度(たび)に さやさやと さやさやと 竹が泣く  恋をしずめて 風の寺 夢は千年 移ろいながら 女の明日を 連れてくる さやさやと さやさやと 竹が呼ぶ
見返り美人モーニング娘。'14モーニング娘。'14石原信一弦哲也鈴木俊介みんな あなたが あこがれでした 何も 知らない 妹に 言葉づかいや 立ち振る舞いを いつも教えて くれた人 この世は浮世絵 夢か幻(まぼろし) 凛とたたずむ 先輩でした 背中(せな)で さよなら 見返り美人 ああ ああ もったいないよ いい女  恋に ときめく 年頃だけど 汗と 涙で 輝けと 鏡相手に 舞台の稽古 一世一代 艶姿(あですがた) この世は浮世絵 夢か幻(まぼろし) 千両役者の 先輩でした 粋に さよなら 見返り美人 ああ ああ もったいないよ いい女  この世は浮世絵 夢か幻(まぼろし) 凛とたたずむ 先輩でした 背中(せな)で さよなら 見返り美人 ああ ああ もったいないよ いい女
残桜抄二葉百合子二葉百合子荒木とよひさ弦哲也風誘う花よりも なを我はまた 春の名残をいかにとやせん せめてひと太刀 いまひと太刀の 胸に無念の 早や桜  残す家臣の 忠義まで 散らす 我が身の愚かさよ  [セリフ] あ…いま少しの辛抱があれば… そち達の苦労に報いることも出来たのに 許してくれい…許してくれい… 武士としての意地だった …せめて一言内蔵助(くらのすけ)に 内蔵助に いま一度 赤穂の桜が見たかった…と想いは馳せる  赤穂の城の幾春咲けし 庭桜(にわざくら) 心静かに 腹切れど 誰ぞ 放つか 鷹の羽を 散るも桜か 残すも桜 命ひとひら 風に舞う 武士の作法の 白袴(しらばかま) その名 汚がせぬ 一文字
街角の歌永井みゆき永井みゆき志賀大介弦哲也花咲く春も 凍てつく冬も 季節をいろどる 街の角 悲しい顔に 淋しい背中(せな)に 元気をだしてと 声かける ほら 聞こえるでしょう 優しい声が あなたとわたしの 街角の歌  雨降る朝も 星降る夜も 笑顔を絶やさぬ 街の角 大手を振って 靴音立てて 歩けばそよ風 ついて来る ほら 聞こえるでしょう 弾んだ音が あなたとわたしの 街角の歌  出会いの歌も 別れの歌も ここから生まれる 街の角 縞々模様 おもいで模様 あしたのしあわせ 唄ってる ほら 聞こえるでしょう 明るい歌が あなたとわたしの 街角の歌
迎春花藤野とし恵藤野とし恵松井由利夫弦哲也池多孝春あなたがいたから 耐えられました 明日に夢を 持てました 小さな黄色い 花びらに 幸福あふれて こぼれそう ありがとう…あなた 咲かせてよかった 迎春花(げいしゅんか)  今では笑って すませるけれど 苦労も遠い 語り草 荒野にまたたく 灯のように あなたがわたしの 道しるべ これからも…あなた 咲かせてよかった 迎春花(げいしゅんか)  いのちを彩る 花びら六つ 分け合いましょう 三つづつ よろけたときには 手を貸して 涙に負けたら 叱ってね いつまでも…あなた 咲かせてよかった 迎春花(げいしゅんか) 
くちなしの雨竹島宏竹島宏久仁京介弦哲也伊戸のりお雨に降られて 匂うのは おまえの哀しみ くちなしの花 帰ってきたよ もう離さない 待たせた愛も 命もやろう 果たせぬままの あの約束も  きれいばかりじゃ 渡れない 世間に戸惑い それでも生きた 恨んでいたろ 泣き暮らしたろ たまった埃(ほこり) 叩いて捨てて これからふたり さあ出直そう  何がのぞみと 目を見れば ふたりでいれたら いいのと微笑(わら)う わかっているよ もう離さない 叶わぬ夢を 叶えにいこう くちなしの雨が ほら温かい
みちのく挽歌弦哲也弦哲也つつみりゅうじ弦哲也弦哲也吹雪まじりに 汽笛が鳴いて ふっとあんたの 面影が くもりガラスの 窓に映って 長い冬です 寒い肌 ハァー 夢でも 逢いたいよ ハァー 夢でも 抱いとくれ 恋しさつのって ひとり泣く  ハァー はるか彼方は 相馬の空かよ ナンダコラヨート  山の根雪が 溶け出す頃は 花も咲かせる 風も吹く 鳴瀬(なるせ)の川に あんたの名前 呼んでみました 淋しくて ハァー 幼児(こども)のしぐさもよ ハァー あんたに似てくるよ 季節の変わりを 何度見る  ハァー 夢でも 逢いたいよ ハァー 夢でも 抱いてくれ 涙のみちのく 冬挽歌
親友よ山本譲二山本譲二さわだすずこ弦哲也前田俊明季節外れの 椿の花が 日暮れ待たずに ポトリと落ちた 「胸さわぎって あるんだなぁ」 静かに眠る 眠る横顔が 遅いじゃないかと 笑っていたね  思い出すだろ 昔のことを 将来(あす)を語った 一杯呑み屋 「こころの声って あるんだなぁ」 しばらく逢って 逢っていなくても 片手を合わせリャ いつもの二人  幼(おさ)な馴(な)じみで 似た者どうし 肩を並べて 大人になった 「夢の知らせって あるんだなぁ」 頼むよお前 お前置いてくな ゆくなら故郷で 待っててくれよ
曲名 歌手名 作詞者名 作曲者名 編曲者名 歌い出し
倖せの背中前川清前川清荒木とよひさ弦哲也伊戸のりお他人(ひと)を妬(ねた)まず そして他人(ひと)を羨(うらや)まず 今日まで君とふたり 歩いて来たけれど 花束(はな)のひとつも 贈ることもしない そんな男の 生き方だったから 近道の人生より 遠回りしてる恋を 君と…もう一度  明日(ゆめ)を急がず そして明日(ゆめ)を諦(あきら)めず 心を君と重ね 暮らせる喜びと そんな気持ちを 言葉には出来ない 古い男の 背中のままだから 手でふれる倖せより 温めあってる恋を 君と…もう一度  花束(はな)のひとつも 贈ることもしない そんな男の 生き方だったから 近道の人生より 遠回りしてる恋を 君と…もう一度
オリーブの島から水森かおり水森かおり原文彦弦哲也伊戸のりおあなたと二人 渡れたはずの 波間に浮かんだ エンジェルロード ひとりで今日は 歩きます 忘れることが 出直すことと わかっているのに あと引く思慕(おもい) 旅路 遥かな 島めぐり  別れが来ると 知らないままに 契ったあの日は 幻(まぼろし)でした いつしか愛は 空回り ギリシャ風車の 優しい白が 沁みてなおさら こころを泣かす 涙 道づれ 島めぐり  花咲く丘に オリーブ揺れて 海鳥ひと声 はぐれて鳴いた きらきら波が 騒ぎます 砂に埋めた 指輪はいつか 愛の化石に かわるのですか 旅路 せつない 島めぐり
空蝉島倉千代子島倉千代子たかたかし弦哲也逢えばはかなく つらいのに 忍んで通う 恋の道 文目もわかぬ 闇のなか たまゆら 解いてはじらう 衣ずれの ああ 音がかなしい ああ おんな帯  添えぬ人でもいいのです 情けをかけて くだされば 抱いてください 折れるほど たまゆら 匂いこぼれる くろ髪の ああ さめて くやしい 夢のつゆ  雪の重さに たえかねて 息がはじけて 散る椿 あなたの愛に 流される たまゆら 燃えてみじかい 空蝉の 命いとし 残り紅 ああ ああ
ふれあい伍代夏子伍代夏子杉江茂貞・補作詞星野哲郎弦哲也丸山雅仁愛のささやき 聞くときの 耳が熱く 感じるの 今日もやさしく 燃やされて 甘い痛みが 走ります 二人の恋の 出逢う街 ふれあい 名城 東山  灯るネオンに こぬか雨 胸のときめき 切なさを 傘で隠して 寄りそえば 交わす瞳も うるみます 心と心 かよう街 ふれあい 納屋橋 五条橋  いくら好いても 好き足りぬ 恋は欲ばり 止まらない 腕にすがって 身をまかせ 無理を言います 甘えます 二人の恋の 濡れる街 ふれあい 若宮 広小路 
心のみちづれ三田りょう三田りょう城岡れい弦哲也南郷達也さがしていたんだよ… そうさ この世に生まれた日から 逢いたかったのさ 優しい女(ひと)に 忘れもしない おまえを初めて見たとき これが運命と 瞳と瞳でジンと感じたよ 心のみちづれ おまえ お前だけなのさ  求めていたんだよ… そうさ 離れてしまった日から 苦しかっただろ 訳さえ知らず 見果てぬ夢に いつしか足元すくわれ 独り旅に出て 自分をじっと見直した 心のみちづれ 他に 他にいないのさ  さがしていたんだよ… そうさ 温もり繋げる愛を 逢いたかったのさ 安らぐ女に 負けたりしない おまえの笑顔を支えに ここが明日への 二人の熱い一歩だよ 心のみちづれ おまえ お前だけなのさ
恋の酒五木ひろし五木ひろしたかたかし弦哲也あんなにいい女(おんな) ふたりといない なんで消せよう恋の 恋の火を 未練ごころを 拳でたたき 叱る 叱る 叱る男の 男の涙 月よ、照らすな 露地裏屋台  好きだと抱いたら すむことなのに 肩で泣いてた女(ひと)は 人の妻 つのる想いに この身をこがし あびる あびる あびる男の 男の酒を とめてくれるな 露地裏屋台  どうにもならない この世の運命(さだめ) 酔ってせつない恋の 恋の酒 惚れていたんだ おまえにひとり ばかな ばかな ばかな男の 男のこころ 酒よ、せめるな 露地裏屋台
雨の船宿大月みやこ大月みやこ田久保真見弦哲也南郷達也寒くないかと 背中から そっと抱かれて 海を見る もう少し もう少し 離さないでと なみだぐむ 明日は他人に なる仲だから 雨の船宿 揺れる水面と恋ごころ  きっと男は 鳥なのね 許す女は 海かしら 雨の音 雨の音 すこし悲しい こもりうた ふたりこのまま 消えようなんて 雨の船宿 白いカモメも濡れてます  ぽつり遠くの 灯台は ひとり生きてく 私です 今夜だけ 今夜だけ あなた甘えて いいですか 明日は他人に なる仲だから 雨の船宿 夢のすき間でしのび逢い
落葉のブルース北山たけし北山たけし仁井谷俊也弦哲也前田俊明風にカラカラ 転がる落葉 俺も似たよな はぐれ者 恋も希望(のぞみ)も 失くした身には 侘(わ)びしすぎるぜ 路地あかり  惚れていりゃこそ 背中を向けた あれも男の 身勝手か 酒で洗った むかしの傷が 醒めりゃこころで 何故疼(うず)く  呑み屋横丁の 古びた椅子が 男なみだの 捨て場所さ 明日(あす)はこの眼に 見えないけれど 抱いて生きたい 夢だけは
一円玉の旅がらす水森かおり水森かおり荒木とよひさ弦哲也石倉重信一円玉の旅がらす ひとりぼっちで どこへゆく 一円玉の旅がらす あすは湯の町 港町 一円だって 一円だって 恋もしたけりゃ 夢もある ああ 出世街道 どこへゆく  一円玉の旅がらす 好きなあの娘(こ)を ふりきって 一円玉の旅がらす 風に浮き雲 子守唄 一円だって 一円だって 生まれ故郷にゃ 母がいる ああ 出世街道 どこへゆく  一円だって 一円だって 恋もしたけりゃ 夢もある ああ 出世街道 どこへゆく
おふくろよ山川豊山川豊たきのえいじ弦哲也愚痴も弱音も 吐かないで 骨身削って 生きてきた おふくろよ おふくろよ ありがとう 口じゃ上手(じょうず)に 言えないけれど せめてこの手で しあわせを 思いだすんだ あの頃を  海を相手の 明け暮れで 泣いた日もあろ 人知れず おふくろよ おふくろよ ありがとう 無理をしないで たまには休め 肩の荷おろし させてくれ つれて行きたい 湯の宿へ  苦労重ねた 歳月(としつき)が やせた背中に 書いてある おふくろよ おふくろよ ありがとう 我慢我慢で 白髪も増えて 照れてほほえむ 六畳間 そっと優しさ かみしめる
紅葉伝説岩本公水岩本公水吉岡治弦哲也風が重たく流れます 雨がひと降り来そうです 季節の短かさ告げるよに ざわめく獣(けもの)みち あなたは霙(みぞれ) それとも氷雨(ひさめ) 紅葉(もみじ)のわたしを打ちのめす おんなごころを 錦に染めて ただ散るだけの 愛ですね  霧が山なみ隠します 渓(たに)を渡って鳥が啼(な)く こころの底から淋しくて 紅葉(もみじ)も泣きじゃくる あなたのために 芽生えて燃えて 死んだら涙をくれますか 忘れきれない 月日を抱いて 淡墨山で(あわずみやま) 眠ります  あなたは霙(みぞれ) それとも氷雨(ひさめ) 紅葉(もみじ)のわたしを打ちのめす おんなごころを 錦に染めて ただ散るだけの 愛ですね
木の字鴉千葉一夫千葉一夫松井由利夫弦哲也生まれ木更津 浜風夜風(はまかぜよかぜ) 遠くなるほど 恋しいものよ まして長脇差(ながどす) 三度笠(さんどがさ) 寄る辺なければ 宛もない おっと弱音は 柄じゃない 木の字鴉(じがらす)の木の字鴉の流れ旅  知らぬ他国で 袖すり合った むすめ鳥追い 下総訛(しもふさなま)り 銚子はずれと 酒落てたが 潮の香りの ひと節が おっと沁(し)みるぜ 泣かせるぜ 木の字鴉の 木の字鴉の一人旅            富士のお山が 遠くに霞む なぜかおふくろ 重なる姿 ちょいとつまんだ びわの実を 噛めば草鞋(わらじ)の 緒が痛む おっと止(よ)しなよ 里ごころ 木の字鴉の 木の字鴉の侠旅(おとこたび)
風のガーデン水森かおり水森かおり紙中礼子弦哲也若草恵いつからふたり すれ違い しあわせごっこ 続けていたの あなたの痛みに 寄り添いながら 涙をもっと 流したかった 雪に埋もれる 冬を越え ふくらむ生命(いのち)の 尊さ強さ 風のガーデン 富良野ひとり 色とりどりの 花に癒されて…  わたしの愛が 重すぎて 夢見るほどに 苦しめました あなたを自由に することだけが 最後にできる つぐないですね 続く木立を 染めてゆく 夕陽に向かって 飛び立つ鳥よ 風のガーデン 富良野ひとり たずねて歩く 愛の花言葉…  北の大地の 山裾に つながる生命(いのち)の 大きさ深さ 風のガーデン 富良野ひとり 面影浮かべ そっと目を閉じる…
ふたり秋日和永井みゆき永井みゆきたかたかし弦哲也池多孝春仲のいい夫婦を 世間では おしどりのようだと 言うみたい あなたに惚れて あなたに嫁ぎ 名前が変わる 金木犀(きんもくせい)の 花かおる 今朝はふたりの 秋日和  まぶしげに目を閉じ 抱かれてる 横顔があなたに よく似てる あなたに惚れて あなたに嫁ぎ 妻から母へ 木漏れ日ゆれる 公園で 今朝はこの子と 秋日和  夫婦ってふたりで 書きつづる 一冊の日記帳 みたいです あなたに惚れて あなたに嫁ぎ 宝がふえる 寄り添う肩が あたたかい 今朝は家族の 秋日和
TOKYO23時ラブコール弦てつや弦てつや小金井一正弦哲也肩にやさしい シルクの雨が あなたの心と とけ合うようね 今夜はすべて あげたい気分 お酒のせいで いうのじゃないわ  ダイヤモンドに 見てほしいから いままでじらせて ごめんなさいね 大切に 大切に してくれるなら あなたに… 好きです TOKYO 23時ラブコール  夜明けの海を あなたと見たい かもめが啼いてる 海辺のホテル 花が咲く時 季節があるわ 女が散る時 ポエムが似あう  愛を結べる ステキなシーン わがまま許して 初めてだから 大切に 大切に してくれるなら あなたに… 好きです TOKYO 23時ラブコール  夢を見たいの いつでも夢を ロマンティックな おんなでいたい 大切に 大切に してくれるなら あなたに… 好きです TOKYO 23時ラブコール
津軽恋人形野中さおり野中さおり松井由利夫弦哲也お岩木山(いわきやま)から 紅葉の帯が 里にひろがりゃヨー 津軽の冬は もう近い 逢いたいなあ 逢いたいな あの人に 涙ぐませて 日が昏れて エーーーヤーェ  リンゴの花にネ 想いをこめて 書いて出してもヨー ちぎれた夢の 片便り 逢いたいなあ 逢いたいな あの人に 渡り鳥さえ 帰えるのに エーーーヤーェ  両親にも言えない 心の痛み せめて地蔵さんヨー やさしく抱いて 恋人形 逢いたいなあ 逢いたいな あの人に 噛んだ袂で 鈴が鳴る エーーーヤーェ 
冬陽炎岩本公水岩本公水吉岡治弦哲也前田俊明おんな一途な 恋だから 離れられない 離さない あなたにわたし 見えますか しあわせなのよ わかってと 燃えて 燃えてせつない あゝ冬陽炎  酔ったふりして 嘘つきを 責めてみたって 薄情け あなたのまんま 好きなまま いいのよそれが 男だと 泣いて 泣いてすがった あゝ冬陽炎  風の寒さに 消えそうな 薄い日射しの 恋よ恋 あなたの胸の 日溜りに おんなの夢も 棲(す)まわせて 命 命ゆらゆら あゝ冬陽炎
櫻橋キム・ヨンジャキム・ヨンジャ吉岡治弦哲也前田俊明ふたりの肩に 花びらの雨 風が急(せ)かして 寄り添って 行きつ戻りつ 迷いつつ 染まってうれしい あなたの色に 春はうす紅 春はうす紅 櫻橋  ひと足ごとに なぜ散りいそぐ 息をするのも 切なくて 時を停めてよ 出来るなら 心の熱さを やり過ごすよに 春は花冷え 春は花冷え 櫻橋  さくら重ねの 花びらの帯 水に漂よい 解けてゆく 恋のなきがら 見るように かざした片手に 目映(まばゆ)い日差し 春は葉ざくら 春は葉ざくら 櫻橋
やんちゃ酒弦哲也弦哲也荒木とよひさ弦哲也お酒 飲まなきゃ いい人だけど 飲んだら 喧嘩(やんちゃ)の 悪い癖 いいの いいのよ うれしい苦労 膝で 眠って 下さいな あたしが この人 ついていなければ  そばで 見てなきゃ 何も出来ず 心の 弱さに コップ酒 いいの いいのよ 惚れたのだから 少し お下がり 頂くわ あたしが この人 ついていなければ  涙もろくて 生き方 下手で 童子(こども)が 大きく なったまま いいの いいのよ あしたのことは 着物 売っても 飲ませるわ あたしが この人 ついていなければ
中野坂上井上由美子井上由美子里村龍一弦哲也南郷達也あなたと旅に 行(ゆ)くはずでした あなたの妻に なるはずでした 橋のたもとの 縄のれん ここであなたに 泣かされました ここであなたに 嫌われました 中野坂上は 遠い名残り街  最後の恋に なるはずでした 最後の男(ひと)に なるはずでした ビルの谷間の 白い部屋 ここであなたに 愛されました ここで初めて 幸せ知った 中野坂上は なみだ残る街  別れることは 無いはずでした あなたと一生 いるはずでした 今は知ってる 人もない ここにあなたは いるのでしょうか ここを時々 訪ねています 中野坂上は 遠い夢の街 中野坂上は 遠い夢の街
恋花火大石加奈子大石加奈子たかたかし弦哲也前田俊明めぐる季節は 色とりどりの 花を咲かせて 夢を織る 喜ろこび悲しみ情け橋 川は流れる 隅田川 春よ来い 春よ来い ふたりの春よ来い 夜空に紅い おんなの恋花火  人は誰かに 心をひらき 夢を追いかけ 生きてゆく しあわせそれともふしあわせ 川は流れる 隅田川 春よ来い 春よ来い ちいさな春よ来い あなたにまわる おんなの風車  あれは浅草 それとも上野 鐘が鳴ります 茜空 見えない明日に夢をのせ 川は流れる 隅田川 春よ来い 春よ来い ふたりの春よ来い しあわせ願う おんなの恋ごころ
女心は港の灯八代亜紀八代亜紀山口洋子弦哲也好きな男の ぬくもりは ふるさと みたいな 気がするわ すこし 泣いても いいかしら 恋は夕ぐれ 明日は出船 女心は あゝ港の灯  酒で想い出 うすめても 別れの涙は とまらない ちょっと酔っても いいかしら 歌は泣き節 おんぼろギター 女心は あゝ港の灯  ふられ女は ブイになる 出船に ついてく 流れブイ あなた 待っても いいかしら 北は木枯 南は小雨 女心は あゝ港の灯 
片瀬波井上由美子井上由美子たかたかし弦哲也前田俊明船は出てゆく あなたを乗せて つれていってと 叫んでみても 椿散る散る 哀愁港 だめよだめです 行かないで 伊豆の下田の 片瀬波  たった一言 別れをつげて 女泣かせる 無情の船よ 思いきれない 哀愁港 わたしひとりに させないで 雪の下北半島(しもきた) 大間崎  いつかふたたび あなたに逢える そんなはかない 希望(のぞみ)を胸に 涙頬うつ 哀愁港 泣いて見送る 人ばかり 豊予海峡 佐田岬(さだみさき)
一生一度岩本公水岩本公水星野哲郎弦哲也好きなあなたは 近くて遠い人 いまはかなしい 片思い いつかはあげる 女の花を 汚(よご)さずに 淋しさに 耐え抜いて 一生一度の 愛の奇跡を 信じて待つわ  逢うに逢えない さだめの嵐も きっといつかは 止むでしょう その日のために 私は守る ひたすらに 海となり 風となり 人にゃ見せない 玉の素肌を ささげるために  女心は 開かずの扉なの だけどあなたが ささやけば 開かないはずの 扉がひらく 音もなく ひとすじの 愛だから 一生一度の 春の便りを 明るく待つわ
龍翔鳳舞氷川きよし氷川きよし原文彦弦哲也猪股義周龍がうねって 鳳が舞う 心は果てない 天空(そら)であれ 行く手さえぎる 嵐にも 命(いのち)煌々(こうこう) たぎらせて 決めた 決めた 決めた己の 天空(そら)を翔ぶ  時に激しく 怒涛のごとく 想いを貫く 志 冬の寒さに 耐えて咲く 花のけなげさ 優しさを 抱いて 抱いて 抱いて一途に 駆け昇(のぼ)れ  希望湧き立つ 青雲越えて 生きてる証を つかむまで 牙(きば)が割(わ)れても ひるまずに 翼(つばさ)折(お)れても 麗(うるわ)しく 決めた 決めた 決めた己の 天空(そら)を翔ぶ
夜霧のふたり山本譲二 川中美幸山本譲二 川中美幸たかたかし弦哲也南郷達也こんなやつれた 愛しいおまえ この手をしっかり 離さないでね 夜霧 夜霧よ 夜霧よ遠くへ つれてって ふたりの吐息が 街の灯に 儚くにじんで 消えてゆく  倖せ一つも やれない俺さ いいのよあなたに ついて行きます 夜霧 夜霧よ 夜霧よ遠くへ つれてって おまえの瞳に いつの日か 飾ってあげたい 星空を  おまえを誰より 愛しているよ あなたを誰より 信じているわ 夜霧 夜霧よ 夜霧よ遠くへ つれてって ちいさな喜び わけあって ふたりの明日を 暮そうよ
くちづけ藤あや子藤あや子松井由利夫弦哲也前田俊明外は 遣らずの 小糠雨 窓に ため息 夢しずく いいの いいのよ 今はひとりでも あなたとかわした くちづけが ほおずき色の くちづけが きっと幸福 迎えにきてくれる  右へ 左へ よろけたら 遠く なるだけ おんなの道 いいの いいのよ 肩が寒くても あなたの優しい くちづけが 命にしみた くちづけが 紅をさす指 こんなに熱くする  恋の 押し花 秘め箱に そっと 重ねて 春を待つ いいの いいのよ 夜が長くても あなたの涙の くちづけが 霞の中の くちづけが いつか灯りを 灯してくれるから 
花ごころオーロラ輝子(河合美智子)オーロラ輝子(河合美智子)津城ひかる弦哲也南郷達也俺をこの世に 残してひとり 死ぬ奴あるかと 泣いたひと 姿かたちが 見えなくたって そばにいますよ あんたのそばに 咲いて散っても 心は一つ だってわたしは だって今でも あんたに首ったけ  (セリフ)あんた、もう泣かんといてぇな… 花かて咲いて散るから実を結ぶやろ この世で散った二人の花もいつかはきっと実を結ぶ そう思うやろ…なぁあんた  夢をさがして 旅から旅へ ないない尽くしの ふたり連れ 思い出します あれこれ全部 喧嘩してても しあわせでした もしも人生 疲れたときには 思い出してね 遠いあの日の 一途な心意気  時が過ぎれば あんたもきっと わたしのことなど 忘れるわ いいのしばしの さよならだから 生まれ変わって 逢うその日まで 待っていますよ あの世とやらで だからそれまで だから元気で しあわせ祈ります
艶冶な気分川中美幸川中美幸吉岡治弦哲也猫はあなたになついてて 呼んでみたって知らん顔 三日三晩のあらしなら 四日たったら収まるわ 三日月は薄情け 満月は艶冶な気分 なにがあろうと好きなんだから ずっとふたりで生きようね  お酒一滴のめないで こんな時にはどうするの? 時の氏神待ちながら きっと明日が始まるわ 三日月は傷の跡 満月はしあわせ気分 おなじ歩幅で選んだ道を ずっとふたりで生きようね  三日月は薄情け 満月は艶冶な気分 なにがあろうと好きなんだから ずっとふたりで生きようね
恋桜城之内早苗城之内早苗荒木とよひさ弦哲也南郷達也あなたのおかげで わたしもやっと 三十路の桜に なれたのね しあわせが 胸の中 いつもポカポカ 暖かい 涙が出るほど 嬉しいの 咲いて あなたに 恋桜 恋桜  背のびをしないで わたしのままで 可愛いい女に これからも 転んだら 起こしてね そばでしっかり 見守って よそ見をしないと 約束よ 咲いて あなたに 恋桜 恋桜  あしたのむこうの 遠くのむこう 隣を一緒に 歩くのよ 寒い日も 風の日も そうよ心は 春だから この世で一番 大好きよ 咲いて あなたに 恋桜 恋桜
曲名 歌手名 作詞者名 作曲者名 編曲者名 歌い出し
やめとくれ!!北川裕二北川裕二かず翼弦哲也前田俊明やめとくれ 別れ間際のやさしさは 女心には 罪なだけなのさ 本気で惚れていたよ 最後の恋人(ひと)と決めてた 私なら心配いらない 一人に戻るだけ さよならには 慣れているさ これが初めてじゃ ないもの  やめとくれ 肩を抱かれりゃ切ないよ 今はぬくもりを 忘れたいのにさ 本気で惚れていたよ 最後の恋人(ひと)と決めてた 想い出の中ではいつでも きれいでいたいから 泣かせないで 早く行(い)きな 後ろ姿は 見たくない  本気で惚れていたよ 最後の恋人(ひと)と決めてた この胸の痛みが消えたら 一緒に飲みたいね だけど無理さ 胸の痛み 消える日なんて 来ないから
うすゆき草川中美幸・弦哲也川中美幸・弦哲也たかたかし弦哲也前田俊明おなじ歩幅で これからも ふたり歩いて 行けたらいいね 北風(かぜ)に吹かれて 咲いている 可憐な花だよ うすゆき草は 夢を信じて ついて来る 抱けばいとしい おれの花  まわり道でも ふたりなら 心いたわり 愛してゆける 細いからだを しならせて けなげに咲く花 うすゆき草よ 無理をするなよ つらければ 泣いていいんだ おれの胸  冬のきびしさ 耐えぬいて 花は大地に 命を咲かす 今日という日を せいいっぱい 希望(きぼう)の花だよ うすゆき草は にごり水でも 空映す 虹のかけ橋 ふたりづれ
内灘海岸松原健之松原健之五木寛之弦哲也若草恵アカシアの花が見たくて 北行きのバスに乗りました 携帯も 文庫も持たず 遠い町から 訪ねてきました はらはらと風に散る 思い出の花びら あの夏も あの人も もう二度と帰らない ああ アカシアの白い道 ひとりの海です 内灘海岸  潮騒(しおさい)の歌を聴(き)こうと 内灘の駅でおりました あの日から 四年が過ぎて 少し大人になっただろうか お互いに若すぎて 愛だとも知らずに あの夢も あの愛も もう二度と帰らない ああ アカシアの白い丘 ひとりの海です 内灘海岸  ああ アカシアの白い道 ひとりの海です 内灘海岸
若狭恋唄山本さと子山本さと子吉田旺弦哲也前田俊明若狭蘇洞門(わかさそとも)のサー 潮恋鳥(しおこいどり)の 啼歌(うた)が身に沁むヨー 日の暮れは あなた恋しと 乳房(むね)が哭(な)く あの日恋しと 傷が哭く あゝ…逢いたいよ 頬を涙が 走ります 走ります  海風(かぜ)の断崖(きりぎし)サー 吹雪に堪えて 香りほほえむヨー 花水仙 どこかおまえに 似てるよと そっと肩さき 抱いたひと あゝ…せつないよ せめて夢でも 逢いにきて 逢いにきて  若狭小浜のサー 雪々々に 吐息かみしめヨー 春を待つ 北陸(きた)のおんなの恋唄は 波に吸われる 牡丹(ぼたん)雪 あゝ…恋しいよ どうか届けて この想い この想い
酔わせて候山崎ていじ山崎ていじさわだすずこ弦哲也南郷達也酔って乾杯 酔わせて返杯(へんぱい) 暖簾(のれん)下(おろ)して 酔わせて候(そうろう)  船が港に近づけば 心急ぐぜ一本道さ 女盛りを束(たば)ねた髪で 博多の帯に袂(たもと)をはさむ 女将(おかみ)のエクボに気が走る  海を切り裂く波しぶき 鰹漁(かつおりょう)なら任せてくれと 親父譲りの一本釣りさ 黒潮なびく大漁旗(たいりょうばた)よ 波止場で灯(あか)りが待っている  一升瓶から焼酎(さけ)注(つ)いで きゅっと飲んでは笑って返杯(かえす) 負けてなるかと三杯(ばい)五杯(はい) グラスの先に常連(いつも)の顔が 何故(なん)だか二重(にじゅう)に揺れてるぜ  酔って乾杯酔わせて返杯 暖簾(のれん)下(おろ)して酔わせて候(そうろう)
恋待ちしぐれ奥山えいじ奥山えいじ槙桜子弦哲也前田俊明雨の居酒屋 あなたを待てば 涙はらりと おちょこに落ちた… 惚れて ほだされ 本気になって 何も見えなく なりました ばかね ばかです おんなはだめね 心濡れます…恋待ちしぐれ  遊び慣れてる いけない男(ひと)と 聞けばなおさら 想いがつのる 甘く あとひく あの口づけを 思い出します くちびるが 暖簾(のれん) ゆれても あなたは来ない 心しとしと…恋待ちしぐれ  ひとりお酒を つぎたす指に 指輪なんかは いらないけれど… 酔えば 酔うほど 夜雨が胸に こぼれ小さな 花になる 好きよ 好きです あなたが好きよ 心濡れます…恋待ちしぐれ
思い出してごらん松原健之松原健之石原信一弦哲也奥慶一思い出してごらん 遠い昔の歌を 母の膝の上で 聴いた子守歌 さあ 出かけましょうか 夢の中へ 目を閉じて なつかしく 耳をすまして 時の彼方に 隠れて消えた やさしさを 見つけに行こう そっと そっと 胸の奥 旅で失くした 心の水を みずうみに すくいに行こう 夢の空に きらめく星たち  思い出してごらん いつか忘れた歌を 母のそばで眠り 聴いた子守歌 さあ 出かけましょうか 夢の中へ やわらかな 陽だまりに 耳をすまして 風の向こうに まぶしく微笑(わら)う 野の花を 見つけに行こう そっと そっと 胸の奥 涙にじませ すなおに泣いた 夕焼けを 眺めに行こう いまはいない きらめく人たち  もしも疲れて やりきれなさや 悲しみが 包んだ夜は そっと そっと 胸の奥 母の匂いが いまでも染みる 子守歌 探しに行こう 夢の空に きらめく星たち
最上川水森かおり水森かおり伊藤薫弦哲也伊戸のりおあの人に もしも今すぐ逢えるなら すべて捨てても 構わない 舟にゆられて 最上川 遠くかすんだ 山の峰 サヤサヤと 風が舞う あなたへ帰る 舟はどこ 愛につながる 橋はどこ  五月雨(さみだれ)と 涙あつめて川はゆく 傘もささずに ひとり旅 空の彼方に ちぎれ雲 古いお堂に 手を合わす ヒュルヒュルと 風が啼く 好きだと抱いて くれたのに 心預けた 人なのに  流れせつない 最上川 三里向こうは 霧の中 サヤサヤと 風が舞う 明日に続く 道さがし 行方知れずの 夢さがし
赤い橋塩乃華織塩乃華織たきのえいじ弦哲也伊戸のりお綺麗事(きれいごと)では 愛せやしない 百も承知の 恋でした ついて行こうか 行くまいか 悩んで決めた 赤い橋 この橋越えたら 瀬戸の海 あなた… あなた見送る 日暮れ前  夢があります あなたには 偉くなってね 迷わずに 一期一会の 縁だから 悔やんでないわ 赤い橋 泣いたらあなたを 苦しめる どうか… どうかこのまま 背を向けて  霧が流れる 肱川(ひじかわ)に 浮かぶおもいで うかい舟 今じゃ昔の 二年前 忍んでひとり 赤い橋 忘れやしません 忘れない ずっと… ずっとあなたを この先も
萩の雨杜このみ杜このみ仁井谷俊也弦哲也南郷達也しだれ柳に そぼ降る雨が 水面(みなも)に小さな 輪を描(えが)く そぞろ歩きの 藍場川(あいばがわ) 何処にあなたは いるのでしょ 今もはずせぬ この指輪 なぞればせつない… 萩の雨  一度忘れて 二度あきらめて それでも消えない 恋ごころ 春になったら 咲き匂う 赤く可憐な ヤブツバキ わたし待ちます それまでは 女にやさしい… 萩の雨  傘を斜めに 傾(かたむ)けながら 白壁 格子戸 石畳 愛し愛され 結ばれた きっと帰ると 信じてる 暮れてわびしい 城下町 夢でも逢いたい… 萩の雨
辰巳の左褄西尾夕紀西尾夕紀土田有紀弦哲也南郷達也粋なほろ酔い お座敷がえり 浜町河岸は 眉の月 世辞でまるめて 浮気でこねて 裏で泣いてる 左褄 えゝチントンシャンチントンシャン えゝじれったい 惚れてしまって いるものを  「ねぇ、りょうさん、もう帰っちまうのかい? いいなぁ、待つ人がいて…。 心配なんかしてもらわなくたって。 私(あたし)、今夜はうんと酔ってやる。 だって…。だって…。」  競う素足の 深川育ち 負けん気つよい 勇み肌 時代かわれば 情もかわる 捧げつくして 捨てられて えゝチントンシャンチントンシャン うんしょんがいな 泣いて綺麗に なると言う  ながい浮世に みじかい命 すんなり通る 道わずか 愚痴を言っても はじまらないが とかくこの世は 色と酒 えゝチントンシャンチントンシャン もうじれったい 惚れてふられて おんな道
母恋鴉細川たかし細川たかし沢島正継弦哲也年に一度は 必ず通る 誰がつけたか 母恋鴉 行こか戻ろか 天竜川の 捨てた故郷を 何故よぎる ああ 何故よぎる  一目逢いたや 瞼の母に 男涙の 長脇差抱いて 遠い故郷 夢見る夜は 風も身にしむ 母恋し ああ 母恋し  渡り鳥でも 男は男 からむ情けの 一本刀 天竜しぶきを まともにうけて 母恋鴉よ 何処へ行く ああ 何処へ行く
炎情歌川中美幸川中美幸石本美由起弦哲也櫻庭伸幸風に抱かれて 雲は揺れ 花に抱かれて 鳥は啼く 愛に抱かれて 女は震え いつか重ねる 夢まくら 夢が燃える ひとつに燃える こゝろ炎情 あーめらめらと 恋の花火は 恋の花火は 命がけ  夏が終われば 死ぬ螢 どんな怨みを 残すやら 愛の吐息が 素肌を染める もっとあなたに 染まりたい みんなあげる 私をあげる こゝろ炎情 あーあかあかと 恋は血のいろ 恋は血のいろ ただ紅い  夜が燃える 命が燃える こゝろ炎情 あーめらめらと 恋の花火は 恋の花火は 命がけ
女の時計永井みゆき永井みゆきたかたかし弦哲也氷雨が窓に 降る夜は 女の時計が 昔にかえる あれほどうらんで 泣いたのに あなた飲んでた お湯割り酒を ひとくち ホロリ ふたくち ホロリ… 想い出あいてに 飲んでます  おぼえているのよ この胸が あなたの匂いと かなしい嘘を ひとりがせつない 雨の夜は 指でおくれ毛  掻きあげながら ひとくち ホロリ ふたくち ホロリ… 溜息ついては 酔ってます  ひとりの暮らしが きらくだと つよがり言うのも 未練でしょうね 一度はあなたと しあわせの 時を刻んだ あの日の恋に ひとくち ホロリ ふたくち ホロリ… 淋しさこらえて 飲んでます
秋挽歌竹島宏竹島宏津田雅道弦哲也伊戸のりお過ぎたむかしは 忘れてしまえ おれと生きると 云ってくれ 雨が明け方 降り止んで 秋の終わりの 風が吹く 傷を癒せよ この胸で 振りむく恋など 悲しいものさ  人を信じて 愛することを ここでやめたら 先もない 恋は嘘つき 怖いから 好きになるのは 嫌という 夢をもいちど 見て欲しい 日陰の花でも ひたむきに咲く  がんじがらめで 閉ざしてないで こころ遊ばせ 生きないか 風に吹かれりゃ ひるがえる 落ち葉みたいな 人の世に 愛という名の 落し物 さがしてみようよ おまえとふたり
うちの人大石まどか大石まどか仁井谷俊也弦哲也前田俊明極楽とんぼと 世間は云うが 惚れて一緒に なったひと 世渡り下手な男(ひと)やから 出世にゃ縁は 遠いけど うちの人… うちの人… あせらずぼちぼち 行きまひょか あんたにゃ私(あたし)が ついてます  ひとつの苦労を ふたりで分ける それが女房と いうもんや 苦しい時は この笑顔 背中を押すわ ささえます うちの人… うちの人… はんぶん子供で 甘えん坊 あんたにゃ私が ついてます  人情浪花の 八百八橋 今日もしあわせ 遠まわり 通天閣に 負けんよな 大きな夢を 咲かせてや うちの人… うちの人… あんじょう気張って 行きまひょか あんたにゃ私が ついてます
夜明け前大川栄策大川栄策里村龍一弦哲也前田俊明この海を 渡ったら 傷が癒えますか このお酒 飲みほせば 忘れられますか さよならあなた ただひとり 北へ 北へ流れて ゆくわたし もう遅い 戻れない さいはて海峡 夜明け前  旅びとの 仮の宿 みなと古酒場 潮風の もがり笛 ゆれる桟橋よ 愛していると 言ったのに 二度と 二度と逢う日の ないふたり 北へゆく 船を待つ 別れの海峡 夜明け前  悲しみを 道づれに 生きてゆけますか あなたには わからない 胸の裏側を 淋しい夢を みたようで 醒めて 醒めてわびしい ほほづえよ 海猫(ごめ)が鳴く 灯がうるむ 涙の海峡 夜明け前
赤い波止場井上由美子井上由美子たかたかし弦哲也前田俊明赤い花びら 波に散る 命の薄さに 泣けてくる あなたを忘れて この港町(まち)で どうして生きたら いいのでしょうか ひとり海峡 霧がふる あぁ未練の 未練の波止場  待てと一言 いわれたら 百年千年 待てるのに あなたの心の はんぶんを 残してください 汽笛よ船よ 胸のほくろに 霧がふる あぁ女の 女の波止場  夜の海峡 船がゆく 死ぬほどあなたが 好きなのに ふたたび逢う日は ないものを それでも来る日を 涙で祈る 女ごころに 霧がふる あぁ未練の 未練の波止場
海峡の雨三山ひろし三山ひろしかず翼弦哲也伊戸のりお日暮れ海峡 降りだす雨に 濡れてふるえる カモメが一羽 どこか似ている 気がしてさ あの娘どうして いるだろう… この海渡れば 逢えるだろうか それが それがどうした あぁ手酌酒  男だったら 未練はよしな なんでまた来た この海峡へ 遠い恋だよ 捨てた恋 あの娘いいやつ 見つけたか… 誰かが唄った 恋歌ひとつ やけに やけに沁みるぜ あぁ浜酒場  夜の海峡 止まない雨に つらいあの日の 別れが浮かぶ 俺のことなど 忘れたか あの娘幸せ つかんだか… 最終フェリーの 灯りも消えて これで これでいいのさ あぁひとり酒
幸せ桜小桜舞子小桜舞子麻こよみ弦哲也南郷達也命震える 北風も いつか止(や)みます 春が来る あなたの笑顔に 支えられ 望み捨てずに 生きて行く 桜 桜 幸せ桜 心は満開 はらはら花吹雪  恋にはぐれて あきらめて 泣いたあの日の 哀しさよ あなたの優しさ あたたかさ 消えて行きます 胸の傷 桜 桜 幸せ桜 心は満開 はらはら花ざかり  上り下りの 人の世を つなぐこの手は 離さずに あなたの笑顔に 守られて 咲いて女は 花になる 桜 桜 幸せ桜 心は満開 はらはら花吹雪
おゆき杉良太郎杉良太郎関根浩子弦哲也持って生まれた 運命(さだめ)まで 変えることなど 出来ないと 肩に置いた手 ふりきるように 俺の背中に まわって泣いた あれは… おゆきという女  少しおくれて 歩く癖 それを叱って 抱きよせた つゞく坂道 陽の射す場所に 連れて行(ゆ)きたい このまゝそっと あれは… おゆきという女  湯気に浮かんだ 茶柱で 明日を占う 細い指 どこか不幸がとりつきやすい そんな気がする ほくろがひとつ あれは… おゆきという女
弦の月山崎ていじ山崎ていじさわだすずこ弦哲也南郷達也俺のつま弾(ひ)く ギターに合わせ 酔って替え歌 歌ったあの日 男ふたりで 笑い転げて 涙流した 夜の海 暗い夜空で 瞬(またた)く星に 釣(つ)られて笑うか 弦(いと)の月  「流れ星なら 私の涙…」 キザな女に 振り回された 俺とお前で 意地張り合って 今じゃ笑って 話せるよ 胸の痛みも 心の傷も いやしてくれそな 弦(いと)の月  夜の砂浜 男がひとり 朽(く)ちた小舟に 背中を預け 一人ぼっちで つま弾(び)く曲は あの日別れた 友の唄 俺が泣いてて 何か悪いか 見上げる空には 弦(いと)の月
桜、散る海松原のぶえ松原のぶえたかたかし弦哲也宮崎慎二桜花びら 幾千も 瞳をうずめて 空に舞い きららきららと 哀しみが 四月の海に降りしきる 突然 この世から あなたをなくして 涙かれはて こころ狂おしく… 会いたくて 会いたくて あなたに会いたくて ―明日へ行けない  海を見つめて ただひとり 時間の迷子になってます いっそわたしも あとを追い 霞の彼方に消えたくて… あなたがこの胸に 生きてるかぎりは きっとわたしは 誰も愛せない さよならも さよならも 言えないままだから ―明日へ行けない  わたしをひとりに しないとあんなに あなた約束したじゃないの 会いたくて 会いたくて あなたに会いたくて ―明日へ行けない
ふたり酒都はるみ都はるみたかたかし弦哲也斎藤恒夫生きてゆくのが つらい日は おまえと酒が あればいい 飲もうよ 俺とふたりきり 誰に遠慮が いるものか 惚れたどうしさ おまえとふたり酒  苦労ばっかり かけるけど 黙ってついて 来てくれる 心に笑顔 たやさない 今もおまえは きれいだよ 俺の自慢さ おまえとふたり酒  雪がとければ 花も咲く おまえにゃきっと しあわせを おいでよ もっと俺のそば つらい涙に くじけずに 春の来る日を おまえとふたり酒
故宮恋唄野中さおり野中さおりたきのえいじ弦哲也若草恵海を渡れば いにしえの町 おもいで連れて ひとり旅 アカシア並木 大通り あなたと過ごした 頃が舞い戻る 逢いたい 逢えない 故宮恋唄 石畳  まるで墨絵が にじんだように 遥かに霞む 昆明湖 あきらめ切れず 断ち切れず 恋しい思いが 胸をしめつける 心が淋しい 故宮恋唄 絹の雨  誰が弾くやら 胡弓の音が 泣けよとばかり 身に沁みる 離れて千里 夢はるか 焦がれる私が あなたみえますか 逢いたい 逢えない 故宮恋唄 風が舞う 
長門峡山本譲二山本譲二坂口照幸弦哲也前田俊明春まだ寒い 長門峡よ 降り立つ風の 無人駅 清く流れる 川瀬淵 不器用ゆえに 一つ道 ほかの道では 生きられないと 俺は誓って ここに立つ  独りが似合う 長門峡よ 魅かれるように 俺はゆく 遠い山から 日は落ちて 「少しは楽に なれたかい…」 そっと呼ばれて ふり向く先に 白い一羽の 鳥が舞う  男の姿 長門峡よ いついつまでも 去りかねる 北へ渡れば 萩の町 旅路は心 無垢(じゅん)にする 明日は帰ろか 待つひとのもと 俺はしずかに ここを発つ
女ものがたり竹島宏竹島宏久仁京介弦哲也伊戸のりお春の雪が 降りつつ融ける 女の傘が この手に重い 今朝のわかれ 哀れむように 椿一輪 ほろり散る 愛の深さが 恨みにかわる 好きな気持と うらはらに 祈って帯を解き 許して目を閉じた あの日のことを 思えばつらい あなた あなた憎いひと  生きていれば 逢う日もあろか 死んであなたを 忘れましょうか 馬鹿はよせと 叱ってくれた つよいあなたが 今も好き 登りつめれば 男は醒める 知っていながら 愛されて 素直についてきた 最後にわがままを もう一夜だけ ただ一夜だけ あなた あなたそばにいて  きれいに終るより 傷つき愛したい 未練とわかる わたしのこころ あなた あなた行かないで…
津軽天童よしみ天童よしみたかたかし弦哲也冬の津軽は 降りつむ雪で 川も野面(のずら)も 白くなる 黒馬(アオ)よ おまえも 寒かろつめたかろ  風にちぎれて 汽笛が遠く 津軽平野を 駈けぬける おどう達者か 無理して風邪引くな  今日も津軽は 吹雪でくれる 里の灯りも 雪の中 酒でぬくめた 躯をもてあます  太郎ぐずるな ねんねんころり 泣いて母ちゃんを 困らすな リンゴ花咲きゃ おどうも帰るだろう  津軽じょんから 村から村へ 山の雪どけ つげに来い 春よ来い来い お岩木山によ
春隣り松前ひろ子松前ひろ子たかたかし弦哲也南郷達也冬の陽(ひ)ざしが あたたかい せまい部屋でも ふたりなら ひとめ惚れだよ なァ、おまえ 言えばほんのり 紅(べに)をさす 笑顔… 笑顔ひとつの いい女  どこか似ている 身の上が おれとおまえを 引きよせた 縁は異なもの なァ、おまえ 雨の降る日も 風の日も この手… この手はなすな そばにいろ  他人どうしが 好き合うて かわす盃 鶴が舞う 惚れて一生 なァ、おまえ 酒は温燗(ぬるかん) 人肌に いつか… いつかうたた寝 膝まくら
京都夜曲山本譲二&城之内早苗山本譲二&城之内早苗喜多條忠弦哲也南郷達也枝垂れ桜と ぼんぼりが 夢を見せます 酔わせます せつなすぎます いとしくて 京都ふたりの 祇園まち  月に照らされ 山吹の 道はまばゆい 花あかり せつなすぎます いとしくて 京都ふたりの 南禅寺  泣かぬ約束 した夜に 泣けぬ蛍が また光る せつなすぎます いとしくて 京都ふたりの 貴船川  夏の五山の 送り火を そろい浴衣で みつめてる せつなすぎます いとしくて 京都ふたりの 大文字 京都ふたりの 恋あかり
曲名 歌手名 作詞者名 作曲者名 編曲者名 歌い出し
おんな街道松永ひとみ松永ひとみ吉岡治弦哲也山田年秋死ねというなら いつでも死ねる  惚れりゃとことん とまらない  おんな街道 火祭り仁義  受けておくれよ トトット…  夢を浮べた 盃を   親はいるのか 塒(ねぐら)はあるか  野暮を承知の つくし癖  おんな街道 火祭り仁義  風の寒さに トトット…  うしろ振りむきゃ 一人きり   今日という日は 明日は来ない  一度きりだよ 人生は  おんな街道 火祭り仁義  渡る世間を トトット…  耐えて踏まれて 花になる  
恋の糸ぐるま井上由美子井上由美子たかたかし弦哲也南郷達也恋はなにいろ 春の色 男と女の 夢の色 あなたとわたしで しあわせの きれいな模様が 織れますように どうぞこのまま このままで 時間をとめて  恋のしあわせ なんの色 弥生三月 花の色 川面(かわも)につれない 風がふき  涙で花びら 散らさぬように どうぞこのまま このままで 抱きしめていて  女ごころは 白い色 触れればいのちの 赤い色 一期一会の めぐり愛 あなたの心の 文(あや)なすままに どうぞこのまま このままで わたしを染めて
大阪だより藤田まこと藤田まこともず唱平弦哲也一緒に死のうか これっきり 逢わずに別れて 暮そうか 迷ったあの夜 想い出し 昨夜(ゆうべ)もひと晩 泣きました あなた 私の育った大阪で 夢を懸けましょ もう一度  苦労も 宿命(さだめ)も 悲しさも これから二人で 分けたいと やさしい言葉を かけながら 自分がくじけちゃ いけないわ あなた 私の育った大阪で 運をためして みませんか  一から出直す つもりなら 十三 京橋 新世界 きがねのいらない 下町で とっても人情 あるところ あなた 私の育った大阪は 浪花節です 昔から
湖畔にひとり市川由紀乃市川由紀乃たかたかし弦哲也咲いてかなしい 萩の花 泣きにきました 湖畔の宿に 愛しても愛しても あの人は わたしひとりの 人じゃない 今日もさみしく あぁ、日が暮れる  ひとり恋しく 名を呼べば 羽をよせあう 水鳥かなし 離れても離れても あの人が いつもわたしに ついてくる きれぬ想いが あぁ、つらすぎる  そぞろ歩きの 湖に ともる灯りが 思い出ぬらす 愛しても愛しても あの人は 遠くとどかぬ 人だから 青い水面に あぁ、散る涙
みなと夢酒場井上由美子井上由美子里村龍一弦哲也南郷達也霧の港に 揺れる灯(ひ)も いつか忘れた ひとなのに 七つしかない 止まり木に あなたがいるよな 夢酒場 明りが走る 波止場みち  ひとつ隣を 空(あ)けている いつかついてた なみだ癖 忘れられても 忘れない 想い出泣いてる 夢酒場 だからね辛い 船(ふね)あかり  今はかからぬ 携帯(でんわ)でも 指が番号 覚えてる 酔えばこぼれる この唄も あなたが教えた 夢酒場 海鳴り恋唄 港町
酔恋花藤野とし恵藤野とし恵松井由利夫弦哲也前田俊明どうにもならない淋しさを まぎらすつもりの酒なのに 酔えば女の 愚痴になり 酔わなきゃ未練が尾をひいて 北の港の こぼれ灯に かさねる面影 酔恋花  逢わなきゃよかった あの人に 言わなきゃよかった つよがりを 酔ったふりして 外に出りゃ 霙がいつしか 雪模様 消しておくれよ なにもかも 咲いても咲けない 酔恋花  恋して涙を 知るたびに 女はきれいになるなんて 雁が浜辺で 流れ木を 集めるみたいな夢さがし さがしつかれて 躓いて それでも春待つ 酔恋花 
十日の菊石川さゆり石川さゆり吉岡治弦哲也南郷達也浮かぶも沈むも ふたりは一つ あなたの言葉に 泣きました 日陰の庭にも 十日の菊が ひっそり咲いて 立ち枯れる 添えるなら 添えるなら 隠れ妻でも わたしはいいの  夜明けの茜が 色増す空に ご出世祈って 手を合わす わたしのせいです 家門を捨てて 掛け小屋芝居に 身をやつす あの人に あの人に 病んでとどかぬ 心が痛い  瞼を閉じても 滲んで見える 初春芽出度い 顔見世が お役目ご免ね 黒衣の役は これから彼岸へ 旅にでる 賑やかに 賑やかに 三味や太鼓に 囃されながら
夢叶わずも春遠からじオール巨人オール巨人荒木とよひさ弦哲也竜崎孝路酒も飲まなきゃ 煙草も吸わぬ 俺とちがって 浮気(おんな)もやらず 昔のままやな お前って奴は 俺も阿呆(あほ)やし お前も阿呆(あほ)や 不器用者(もん)と おっちょこちょいと どうにか ここまで 来たけれど 夢叶わずも 春遠からじ 背中を見せるにゃ まだまだ早い  女房(よめ)は元気か おふくろさんも 俺のおやじは あれから五年 いろいろあったろ お前にだって 病気になるなよ 生きててなんぼ 無口な阿呆(あほ)と 喋りの阿呆(あほ)は いくつに なっても 同い歳 夢叶わずも 春遠からじ 緞帳下ろすにゃ まだまだ早い  不器用者(もん)と おっちょこちょいと どうにか ここまで 来たけれど 夢叶わずも 春遠からじ 背中を見せるにゃ まだまだ早い 背中を見せるにゃ まだまだ早い
俺は問題無ノ介杉良太郎杉良太郎杉良太郎弦哲也竜崎孝路人の住むとこ 鬼が住む 何がどうして こうなったのか 悪い奴らが多すぎる 無理を通して 行く気なら 斬って始末をしてやろう 問題無い無い 問題無い 問題無い 俺は問題無ノ介  悩み抱えて 生きて行く 弱いものには 牙をむく 隙を狙って巻き上げる 闇にうごめく 人間は 斬って始末をしてやろう 問題無い無い 問題無い 問題無い 俺は問題無ノ介  女に好かれ 気が引ける 俺の女房の おまると二人 金で心を売るものか 仲を裂こうと する気なら 斬って始末をしてやろう 問題無い無い 問題無い 問題無い 俺は問題無ノ介  問題無い無い 問題無い 問題無い 俺は問題無ノ介
愛染川大川栄策大川栄策山田孝雄弦哲也前田俊明啼いているやら 山鳥の 声に緑の 霧化粧 瀬音調べる 笛吹川の 岸で待ってる 渡し舟 あ…あなた離れない あ…お前離さない  赤いワインの 色に似た 女ごころの 一途さよ 熱い出湯に 体を染めて 明日を誓った 杉の宿 あ…あなた離れない あ…お前離さない  恋の山川 越える時 雨もふたりの 肩を抱く 夜明け白々 笛吹川の 揃い橋から 鈴の音 あ…あなた離れない あ…お前離さない
十字架の海川野夏美川野夏美仁井谷俊也弦哲也前田俊明あなたあなたは 知っていますか ひとり旅する 日向(ひゅうが)岬に 恋の願いを 叶えてくれる 神秘の海が あることを あゝ十字架(クルス)の海よ この想い 愛する男性(ひと)に 伝えて欲しい 初めて逢った あの日から 忘れられない 忘れられない 人になりました  あなたあなたに 見せてあげたい 海にキラキラ 揺れる夕陽を きっと今度は ふたりで来たい そよ吹く風に つぶやくの あゝ十字架の海よ せつなさに あふれる涙 わかって欲しい このまま遠く 去ってゆく めぐり逢いなら めぐり逢いなら 哀しすぎるから  あゝ十字架の海よ この想い 愛する男性に 伝えて欲しい 初めて逢った あの日から 忘れられない 忘れられない 人になりました
アジのひらきの三度笠山下ひろみ山下ひろみ荒木とよひさ弦哲也丸山雅仁手前…姓は子アジ 名はひらき 人呼んでアジのひらきと申します  アジのひらきの 三度笠 生れ育ちも 駿河湾 故郷の おふくろ 達者でいるか 泣けば 涙が骨身にしみる 惚れたあの娘にゃ いまさら逢えぬ こんな姿に こんなひらきに 誰がした  アジのひらきの 子守歌 笑っておくれよ お月さん 故郷の 親父も 数えていくつ 馬鹿な 倅は 忘れておくれ 遠い昔にゃ 帰れやしない こんな姿に こんなひらきに 誰がした  アジのひらきの 旅姿 あすは湯の町 中山道 故郷じゃ いまごろ 茶摘みの頃か 今度 生れて きたならきっと 花も実もある 人生街道 こんな姿に こんなひらきに 誰がした
故郷がいい岸千恵子岸千恵子合田道人弦哲也丸山雅仁祭は津軽のハネがいい 季節は 短い夏がいい 花なら白いリンゴがいい 酒なら辛めの地酒がいい つらい人生 呑んではみても 苦労坂道 変わりなし そんなときには目をとじろ 故郷いつも 笑ってる  だまされ上手な人がいい やさしい自分がいればいい 唄なら泣かせる歌詩がいい 海なら荒波吠えりゃいい 他人にたたかれ苦しむ内に 味がますのさ 人間は そんなときには耳すませ  故郷いつも 歌ってる  達者かおふくろ待ってておくれ いつか花咲く日が来るさ そんなときには声上げろ 故郷いつも 呼んでいる 
風枕南かなこ南かなこつつみりゅうじ弦哲也南郷達也昨日に戻れる 道はないけれど 思い出手繰(たぐ)って 歩きます 冬のみちのく ひとり旅 つのる思いを 御桜川(みさくらがわ)に そっと映せば 淋しくゆれる 日暮(くれ)て 三春路(みはるじ) 城下町  二人で流した あれは二年前 いろりを囲んだ 宿の酒場(みせ) 遠く聞こえる 汽車の笛 時を昔に 戻してほしい 夢を語った あなたは何処(いずこ) この身 痩せます 面影に  昨夜(ゆうべ)の雪なら 解けて消えたけど 心の凍れは 解けません 胸を合わせた ぬくもりの 恋の続きに いつの日逢える 季節はずれの 野路菊ひとつ 風の みちのく 旅枕
天の川慕情北山たけし北山たけし田久保真見弦哲也星が空から 舞い降りて 螢にかわる 天の川 一年一度の 伝説を 信じたくなる 美しさ 割れた心の 短冊に 書くのは儚い 願いごと  闇の深さが 静けさが 螢のひかり 見せるよに 孤独な夜ほど 胸の中 笑顔やさしく 灯るのさ いつか明日を つかんだら 迎えに行きたい あのひとを  空に螢が 舞い上がり 銀河にかわる 天の川 一生一度の 恋ならば 叶わなくても 悔やまない 割れた心の 短冊を 結んで流した 笹の枝
夢海峡松永ひとみ松永ひとみ田久保真見弦哲也竜崎孝路あなたが船なら 私は港 夫婦はいつもふたりでひとつ 夢海峡の 大波小波 越えるまで 越えるまで 生きてゆくのが 下手な男(ひと) いいの いいの そんなあなたに 惚れた女です  あなたが舵なら 私は錨 夫婦はいつもふたりでひとつ 夢海峡で 短気は損気 ゆっくりと ゆっくりと 子供みたいに 笑う男(ひと) 好きよ 好きよ そんなあなたに 賭けた女です  涙は引き潮 愛は満ち潮 夫婦はいつもふたりでひとつ 夢海峡は 急がば回れ がんばって がんばって 苦労ばかりが 好きな男(ひと) ずっと ずっと そんなあなたに ついてゆきたいの
仇の風川野夏美川野夏美及川眠子弦哲也矢野立美最後の恋と空に誓った あなたとこの町 訪れたときに  木漏れ陽が舞う古い吊り橋 渡る背中を ただ見つめながら  仇(あだ)の風 胸に吹く風 永遠を信じてたのに いつしかこぼれた 愛が手のひらから  駅へと続く長い砂利道 ふたつの足音 奏でた幸せ  ずっと一緒と告げた言葉に 嘘はなかった そうあのときには  仇の風 雲を呼ぶ風 寂しさに裾を乱され 心も景色も変えてしまったのね  この風止んでも 愛は戻らなくて もう来ることない あなたのふるさと
めぐり雨山本譲二山本譲二城岡れい弦哲也弦哲也逢いたかったよ 身を切るほどに 切なかったよ 寒い夜は 言葉ひとつの足りなさで 別れた苦さに 雨傘させば 雨 雨… 二人をつなぐ 淡い黄昏 めぐり雨  恋しかったよ 灯りの部屋が 抱きたかったよ 甘い髪 いつも笑顔で 待ちわびた おまえの淋しさ 今ならわかる 雨 雨… 涙を洗う 花もほころぶ めぐり雨  ついておいでよ 何にも持たず 泣いて叩けよ 俺の胸 夢を形に できるまで 苦労はさせても 離しはしない 雨 雨… 明日は晴れる 春の足音 めぐり雨
たまらなく淋しくて美川憲一美川憲一石原信一弦哲也川村栄二たまらなく 淋しくて 独りネオンの海 さまよえば 面影が 涙になるの 愛なんて 信じない 女だったのに 見せかけの やさしさが 忘れられなくて 夢だけ置き去りに あんた どこなの  やるせなく 木枯らしが 時間(とき)を奪って行く あんなやつ こっちから 棄ててやるのさ 愛なんて 欲しくない 傷が増えるだけ ふざけあう 相手なら すぐにみつかるわ それでも待つなんて あたし バカよね  たまらなく せつなくて 独り酔いしれても 弱みなど 見せないわ 女の意地よ 愛なんて きれいごと おとぎ話なの 憎らしい ことばかり なぜにいとしいの 心を返してよ あんた 好きなの
天城越え秋川雅史秋川雅史吉岡治弦哲也Edison隠しきれない 移り香が いつしかあなたに 浸みついた 誰かに盗られる くらいなら あなたを 殺していいですか  寝乱れて 隠れ宿 九十九折り 浄蓮の滝  舞い上がり 揺れ堕ちる 肩のむこうに あなた……山が燃える 何があっても もういいの くらくら燃える 火をくぐり あなたと越えたい 天城越え  口を開けば 別れると 刺さったまんまの 割れ硝子 ふたりで居たって 寒いけど 嘘でも抱かれりゃ あたたかい  わさび沢 隠れ径 小夜時雨 寒天橋  恨んでも 恨んでも 躯うらはら あなた……山が燃える 戻れなくても もういいの くらくら燃える 地を這って あなたと越えたい 天城越え  走り水 迷い恋 風の群れ 天城隧道  恨んでも 恨んでも 躯うらはら あなた……山が燃える 戻れなくても もういいの くらくら燃える 地を這って あなたと越えたい 天城越え
人恋岬南かなこ南かなこ高田ひろお弦哲也南郷達也ボトルのロに 息吹きかけて 霧笛の音を鳴らします…あなた なんて淋しい なんてせつない この響き 恋も夢も生きる望みも みんなみんな逃げて行く 能登の海は 鴎ばかりの 人恋岬  黙っていても 涙が頬に ほろほろ落ちてこぼれます…あなた いくら呼んでも いくら泣いても 戻れない どこにあなた どこにいるのよ 胸が胸が恋しがる 能登の海は 鴎ばかりの 人恋岬  叶わぬ夢を 見果てぬ夢を 引きずりながら立ち止まる…あなた うしろ髪引く 未練ばかりの 幻よ 消えておくれ そっとここから 恋は恋は終わったの 能登の海は 鴎ばかりの 人恋岬
笑売繁昌川中美幸川中美幸もず唱平弦哲也南郷達也人間には悲しいことが多いさかい神様が笑うことを教えてくれはったんや 泣いたあとは笑うて帳消しにせなあかん  ひとりぼっちになった時 笑わなあかんと“時うどん” 汗を掻き掻き聴かせてくれた 笑売繁昌 今度はうちが あんたの為に あんたの為に 願かける  ワイが一人前になったら嫁に貰ろたろやなんて…? あんたの夢、ウチの夢、二つ合わせたら夢も早よ現(うつつ)になる 早よ貰ろて…!!  今日はアベノの仕舞(しもた)屋で 十人ちょっとの 落語会 俄か寄席でも心が躍る 笑売繁昌 二人の夢に 小さい花が 小さい花が 咲きました  何にも心配せんでええ、うちがついてるやないか 芸ひとすじに頑張りや!  笑う門には福来たる その福逃さず盛り上げて 涙封じて世間を渡る 笑売繁昌 人気が支え ご贔屓様が ご贔屓様が 頼りです
三百六十五日上杉香緒里上杉香緒里里村龍一弦哲也雨にこぼれて 舞いおちる 花の命のはかなさよ 離れたくない この指も そうよ想いは 同じです 三百六十五日 逢いたくて… あなた あなた あなたなしでは 生きられないの 一か八かの 恋を追う おんな悲しい 風の華  春の雨でも 花冷えの 夜が淋しい 残り紅 寒さしのぎに 飲むお酒 恨みたくなる こんな日は 三百六十五日 せつなくて… ほかの ほかの ほかの人など 見えない私 万に一つの 夢を見る おんな一途な 風の華  三百六十五日 恋しくて… 雨の 雨の 雨の音にも 未練がつのる 愛に命を 賭けてゆく おんな涙の 風の華
紅いろ椿大石まどか大石まどか土田有紀弦哲也前田俊明蝶の亡きがら 憂しく包み 雨にふるえる 紅いろ椿 生きる別れる どちらもつらい おんな何なく 恋に泣く 伊豆の坂みち ひとり旅…  息をひそめて 抱かれて燃えて 固く結んだ 手猫きの帯は あなた無ければ 崩れてしまう 旅に捨てたい 恋なのに 嘘に逢いたい すがりたい…  しのび泣くよな せゝらぎの宿 凛と咲いてる 紅いろ椿 きしむ鞐(コハゼ)の 足袋はきかえて 障子あければ 雨上り ぬれて色増す 天城やま…
忘れ蛍大石円大石円多野亮弦哲也背中につけた 爪のあと 想い残して 夏が逝く 夜の向うに 滲んで揺れる 忘れ蛍よ おしえておくれ 辛い泪の 捨て場所は 私一人じゃ 見えないの  貴方の好きな 長い髪 変えてみました 短めに 決めたつもりの 別れだけれど 忘れ蛍よ 逢いたくなるの 今も噂を 聞くたびに 燃えるからだは 騙せない  幸せ編んで 着せかえて 指のすき間を すりぬける 愛したりない あの人だから 忘れ蛍よ 届けておくれ 未練たちきる すべもない 弱い女の 夢ひとつ 
牡鹿半島水森かおり水森かおり麻こよみ弦哲也南郷達也嘘です あなたを 忘れたなんて 面影 波に 浮き沈み 終わったはずの 恋なのに あきらめ切れない 女の心 牡鹿半島 十八成浜(くぐなりはま)の 砂が泣きます 海が泣く  ばかです 優しく 抱かれていれば 愛されてると 信じてた あなたの胸に 誰かいる 気づいた時には 遅すぎたのね 牡鹿半島 島影(しまかげ)霞(かす)む 捨てて行きたい 思い出を  夢です あの日の 幸せなんて 傷跡ばかり 残るだけ 涙にかすむ 金華山(きんかさん) 淋しく沁みます 鹿鳴く声が 牡鹿半島 断ち切る未練 ひとり最終 船に乗る
揚羽蝶花咲ゆき美花咲ゆき美下地亜記子弦哲也川村栄二灯(あか)り落せば 枕辺(まくらべ)で 白い吐息が 蝶になる 倖せもどきの 熱い日は 夢幻(ゆめ)か現(うつつ)か うたかたか 逢いたいよ…恋しいよ… 淋しいよ… 私(あたし)なみだの 私なみだの 揚羽蝶  そばにあなたが いなければ どうせ死んだも 同じこと この世も命も 惜しくない 追って行きたい 人でした 逢いたいよ…恋しいよ… 淋しいよ… 私なみだの 私なみだの 揚羽蝶  女心の 奥の奥 燃える情念(おもい)の 夜叉(やしゃ)が住む ぬくもり欲しがる 未練火が あなたさがして 宙(ちゅう)に舞う 逢いたいよ…恋しいよ… 淋しいよ… 私なみだの 私なみだの 揚羽蝶 私なみだの 私なみだの 揚羽蝶
よりそい酒島津悦子島津悦子城岡れい弦哲也前田俊明愚痴さえ言わずに 凍(こご)えた夢を 抱えるあなたの 側(そば)にいて 浮世氷雨(うきよひさめ)が 切ない夜は 優しい追い風 さらりと送る なんとかなるネ なんとかなるサ 大丈夫 よりそい酒で また明日(あす)も  綺麗(きれい)に見えてる 白鳥だって 見えない所で 水を掻(か)く そうよ女も 言えない辛さ 袂(たもと)にかくして からりと生きる なんとかなるネ なんとかなるサ 大丈夫 よりそい酒で また一歩  ひとりで転べば 泣きたくなるが ふたりで転べば 笑えるわ 低い目線で 眺めてみれば 新たな自分が きらりと見える なんとかなるネ なんとかなるサ 大丈夫 よりそい酒で また夢を
歌手紙川中美幸川中美幸建石一弦哲也田村武也忘れられない あなたの笑顔 寝返りうっても あなたはいない 今夜も愛の かけらを集め 遠いあの日を 想い出す あなたに逢いたい もう一度逢いたい 届かない哀しみは 立ちどまる 恋うた 夢うた 歌ってつづる あなたに贈る 歌手紙  そばにいるとき 気づかなかった あなたの優しさ せつないこころ 恋しいひとよ 離れたいまも なぜか涙が あふれだす あなたに逢いたい もう一度逢いたい 追いかけた夢だけは 胸のなか 艶うた 旅うた おもかげ抱いて あなたに贈る 歌手紙  あなたに逢いたい もう一度逢いたい 届かない哀しみは 立ちどまる 恋うた 夢うた 歌ってつづる あなたに贈る 歌手紙 あなたに贈る 歌手紙
大阪ドドンパ真木柚布子真木柚布子荒木とよひさ弦哲也惚れて 本気で 惚れて 泣いて 朝まで 泣いて どうせ ひろった 恋や 橋の上から ほかしたろ  街のネオンが 雨ににじめば いつもあんたを 想い出すけど 浪花のおんなや うちは 切り返しも早い くよくよしたって あかん 大阪 ドトンパ  飲んで 死ぬほど 飲んで 阿呆や ホンマに 阿呆や ちょっと 切ない 恋や 胸がどしゃ降り 濡れただけ  ひとりぼっちの 雨の街角 いまもあんたを 忘れへんけど 浪花のおんなや うちは 泣き止むのも早い めそめそしたって あかん 大阪ドドンパ  街のネオンが 雨ににじめば いつもあんたを 想い出すけど 浪花のおんなや うちは 切り返しも早い くよくよしたって あかん 大阪ドドンパ  浪花のおんなや うちは 泣き止むのも早い めそめそしたって あかん 大阪ドドンパ 大阪ドドンパ 
曲名 歌手名 作詞者名 作曲者名 編曲者名 歌い出し
お酒をダブルで石川さゆり石川さゆり吉岡治弦哲也酔ったみたいと 揺れながら ガラスの街の とまり木で おとぎばなしも いいですね 千年万年一億年 あなたの女と 呼ばれたい 夢ですか…… 夢ですか お酒をダブルで もう一杯  まるで演歌の うたみたい ネオン泣いてる 片隅で 苦労添い寝も いいですね 千年万年一億年 人生夜汽車で 旅したい 夢ですか…… 夢ですか お酒をダブルで もう一杯  外はどうやら 雨もよう ガラスの街の とまり木で あなたまかせも いいですね 千年万年一億年 しっぽり濡れたい 恋がある 夢ですか…… 夢ですか お酒をダブルで もう一杯
道しるべキム・ヨンジャキム・ヨンジャ坂口照幸弦哲也南郷達也人の一生 合縁奇縁 まして故郷も 一緒なら 嘘が云えずに 遠まわり そんな男に 縁がある 亭主風吹かしてよ 私がいるわ あなたの笑顔が 道しるべ  肩の荷物を 下ろして欲しい 少し息抜き して欲しい 下ろしたくても 男には 下ろせないのね 自分から 亭主風吹かしてよ 私がいるわ お酒は明日の ちから水  悔いはないのよ あなたとならば 将棋倒れの 人生も 只の人なら 男なら 惚れはしません 私でも 亭主風吹かしてよ 私がいるわ あなたが私の 道しるべ 
憂愁平野伍代夏子伍代夏子吉岡治弦哲也馬場良遠く野末に 夜汽車のあかり 闇に流れて 溶けてゆく 思い出だけの 蛍火を 抱いて宛ない おんなの旅は 夜が夜が 淋しすぎます 憂愁(ゆうしゅう)平野  恋のぬけ殻 湯舟に沈め 寒い心を あたためる ひと冬きりの 薄氷 しのぎ切れない おんなの宿は じんとじんと 酒が沁みます 憂愁(ゆうしゅう)平野  春のレールを 辿ってゆけば いつか涙も 花になる 抱かれたことが 夢ならば 夢に逢いたい おんなの旅路 雪が雪が 空に連れ舞う 憂愁(ゆうしゅう)平野
紅い花都はるみ都はるみたかたかし弦哲也雨の降る日は 寄りそう傘が あれば寒さも しのげます 苦労しょうちの ふたりじゃないの あなた弱気にならないで 咲いてふたり 雨に咲く花 紅い花  夢を肴に 相合い酒と たまにゃ洒落ましょ ねぇ、あなた うき世涙の 泥んこ道も 耐える笑顔に陽もさすわ 咲いてふたり 雨に咲く花 紅い花  どこにいたって お天道さまは 生きていりゃこそ ついて来る 好きで連れそう 真実一路 ついてゆきます どこまでも 咲いてふたり 雨に咲く花 紅い花
秘恋傘山本さと子山本さと子吉田旺弦哲也前田俊明枝垂(しだ)れ桜の はじらいを のぞく篝火(かがりび) 円山月夜(まるやまづきよ) 待てど暮らせど 逢えない恋人(ひと)に 焦(じ)れるおんなの 花乳房 まるで人形… 恋人形 どうか逢わせて 京の春  名残り螢(ほたる)の こぼれ火が 闇に糸ひく 曼陀羅(まんだら)川よ しのび逢わなきゃ いけない背中(せな)に すがるおんなの 細いゆび まるで人形… 恋人形 風になりたい 京の夏  茜(あかね)くれない 金色(こがね)べに ぬれて色増す 祗王寺(ぎおうじ) 紅葉(もみじ) ふたり居てさえ 見えない明日に 涙わけあう 秘恋傘(ひれんがさ) まるで人形… 恋人形 燃えて散りたい 京の秋
サクラウタ北原ミレイ北原ミレイたきのえいじ弦哲也猪股義周あなたの替わりに なる人は 世界のどこにも どこにもいないわ 必ず逢えると 信じてた 私の人生 ゆだねる人に I Love You サクラが舞う ふたりを優しく 包むよに I Love You サクラが舞う 去年よりも 去年よりも 美しく  麻布につながる サクラ坂 ちいさな枝にも 枝にも一輪 誰もが見上げて 指を差し だまって幸せ かみしめて行く I Love You サクラが舞う あなたを愛して 良かったわ I Love You サクラが舞う 去年よりも 去年よりも 麗(うる)わしく  I Love You サクラが舞う ふたりを優しく 包むよに I Love You サクラが舞う 去年よりも 去年よりも 美しく
あなたがそばにいた岩出和也岩出和也石原信一弦哲也南郷達也風に吹かれて 振り向けば いつもあなたが そばにいた 旅に出る日は 父母の 僕を励ます 声がした 夢にはぐれて 膝を抱き 雨に打たれた 日もあった 涙と笑顔の くりかえし あの日あの人 なつかしく これからも これからも あなたの愛を この胸に  風の向こうに 続く道 明日を信じて 歩き出す 恋をした日の 想い出は 胸にひそかに あたためて 心疲れて 眠る夜は あなた思って 眼を閉じる 出逢いと別れの くりかえし あの日あの時 いとおしく いつまでも いつまでも あなたの愛を 抱きしめて  涙と笑顔の くりかえし あの日あの人 なつかしく これからも これからも あなたの愛を この胸に
くれないの糸真木ことみ真木ことみ朝比奈京仔弦哲也南郷達也溶けてゆく身の 雪さえ染めて 女ごころの 陽炎(ひ)が燃える 帰る背中を 見送りながら 恨むどころか 恋しさばかり 赤い雪です くれないの糸  切れて結んで ほどいてくくる 胸でもつれる 恋の糸 膝で眠った あなたの頬に 落ちるしずくは わたしの涙 離さないでね くれないの糸  雪と一緒に 散る気でしょうか 河津桜(かわづざくら)が ホロホロと 春を待てずに 凍えて咲いて つらいはずです わたしも同じ あなたひとすじ くれないの糸
伊集の花咲く頃三田りょう三田りょう城岡れい弦哲也前田俊明ため息ひとつ 増えるたび 雨の季節が 近くなる 真白い伊集(イジュ)の 花咲く頃に きっと帰ると 言った人 あなたは約束 忘れたでしょうか  涙の雨も ひと休み 梅雨の晴れ間に 月が出る 窓辺に伊集(イジュ)の 花影ゆれて ひとり眠れず 森の道 あの日の思い出 さがして歩く  優しい人の 夢をみた 朝は目に沁む 海の色 すがしい伊集(イジュ)の 御香(かおり)に染まり こころ清らに 待ったなら あなたに会える日 来るのでしょうか  あなたに会える日 来るのでしょうか
帰郷松原健之松原健之坂口照幸弦哲也宮崎慎二風が吹く 無人の駅 ひとり降り立つ僕 枕木から こぼれる花 そっと咲いている あなたが見つめる夢 僕にはまぶしい夢 一つにならない夢 仕方ないのさ… 会いたくて 会いたくて みんなに会いたくて 帰りつく 故郷(ふるさと)よ やさしく包んでくれ 今のこの僕を  傷ついて 分かったこと 思い上がりの僕 贋(まが)いもので しあわせなど 掴めないことを ざわめく都会の中 急いで生きてる人 答えを出せない明日(あす) 誰も同じか… せつなくて せつなくて 口にも出せなくて 帰りつく 故郷(ふるさと)よ やさしく叱ってくれ 今のこの僕を  会いたくて 会いたくて みんなに会いたくて 帰りつく 故郷(ふるさと)よ やさしく包んでくれ 今のこの僕を
花篝(はなかがり)岩本公水岩本公水吉岡治弦哲也前田俊明肩を並べりゃ 肩先が 指が触れれば 指先が あなたを慕って 無我夢中 咲いて さくら さくら 恋は夜桜 花篝 ふたりで散ってもいいですか  月も十六夜 迷いがち 抱いてほしいと 言えなくて 吐息をつきます からだごと 咲いて さくら さくら 恋は夜桜 花篝 可愛いおんなに見えますか  染めてください なんなりと あなた好みの 花の色 心の勢い そのままに 咲いて さくら さくら 恋は夜桜 花篝 あなたと生きてもいいですか  咲いて さくら さくら 恋は夜桜 花篝 あなたと散ってもいいですか 
能登の海風中西りえ中西りえたかたかし弦哲也猪股義周能登の浦里 日が落ちて 海は古代の 闇の中 ドンドドン ドドドドン ドンド ドドドドドン 髪ふり乱し 撥振る腕の 腕たくましい 夜叉の面 あれは、いとしい 私の男  好きなあんたと 所帯持ち 浜の女に なってます ドンドドン ドドドドン ドンド ドドドドドン 家族をまもり 生計(くらし)を立てて 明日にかける 夢の橋 照らせ切子灯篭(きりこ)よ 海風の町  今日も日の出に 手を合わす 命生かされ 感謝して ドンドドン ドドドドン ドンド ドドドドドン 私のあんた 一番星よ 一生惚れて 添いとげる 響け、海鳴り 御陣乗太鼓
西方裕之西方裕之たかたかし弦哲也弱音をはいたら だめですよ いって励ます おまえと道連れに 風の冷たさ 涙のにがさ 登り下りの 人生峠 越えてゆこうよ 明日を信じて おまえと俺で  苦労はかくごと 目で笑い 俺をささえる おまえは宝物 長い道のり 山坂谷の 曲がりくねった おしどり峠 越えてゆこうよ 明日を信じて おまえと俺で  峠の向こうに きっとある 夢が花咲く ふたりの花園が 風の冷たさ 涙のにがさ 耐えてけわしい 風雪峠 越えてゆこうよ 明日を信じて おまえと俺で
白糸恋情話工藤あやの工藤あやの原文彦弦哲也若草恵情けは情けで 返しましょう 命は命で 返します ままにならない この世の憂さを 流しに来ました 白糸は なみだ、なみだ なみだ金沢浅野川  待ち侘びましたよ 晴れの日を あなたの望みが 我が夢と せめて一夜(ひとよ)を その身に委(ゆだ)ね 甘えたかったわ 白糸は 契る、契る 契る瞳(め)と瞳(め)を忘れない  落ち合いましょうね 次の世で 姿も仕草も そのままで 水は切れても 心は切れぬ 幸せでしたよ 白糸は みれん、みれん みれん金沢春の夢幻(ゆめ)
風花しぐれ青木美保青木美保石原信一弦哲也櫻庭伸幸あなた偲んで 泣くことさえも 許さないのか この恋は すがりつきたい 未練の雨が 白く凍えて 雪になる 風に舞い散る 二人のさだめ ひらりはらはら ひらりはらはら 儚すぎます ああ風花 風花しぐれ  冬の暦を お酒で温め 胸がなおさら 淋しがる まぶた閉じれば あなたが側に 今もいるのに 愛せない 罪な出逢いが 咲かせた花は ひらりはらはら ひらりはらはら 行方悲しい ああ風花 風花しぐれ  指にひとひら 止まった雪が 涙まじりに 溶けて行く 心ひとすじ 燃やして消える あなたわかって くれますか せめて溶けない 想い出抱いて ひらりはらはら ひらりはらはら どこへちぎれる ああ風花 風花しぐれ
金沢望郷歌~アルバム・バージョン~松原健之松原健之五木寛之弦哲也桜橋(さくらばし)から 大橋(おおはし)みれば 川の岸辺に かげろう揺(ゆ)れる 流れる雲よ 空の青さよ 犀星(さいせい)の詩(うた)を うつす犀川(さいがわ) この街に生まれ この街に生きる わがふるさとは金沢 夢を抱(だ)く街  春の風ふく 香林坊(こうりんぼう)に 小松砂丘(こまつさきゅう)の 句(ことば)がのこる 過ぎゆく歳月(とき)よ 街は変われど 辰巳の用水(みず)は 今日も流れて この街に生まれ この街に生きる わがふるさとは金沢 夢を抱(だ)く街  君を見送る 兼六園の 雪の白さが 心にしみる 飛びゆく鳥よ また逢う日まで 秋声(しゅうせい)の思い 胸にきざんで この街に生まれ この街に生きる わがふるさとは金沢 夢を抱(だ)く街
あの日も雨、今夜も雨竹島宏竹島宏久仁京介弦哲也伊戸のりお濡れたおまえの髪 急いで来たの 別れたあの時が 悲しく浮かぶよ あの日も雨 見送った 今夜も雨だよ 離しはしないさ もう 二度とは離さない 愛しているよ 傍にいてくれ どこかで濡れた髪 拭(ぬぐ)ってあげたい  好きなおまえだけを 愛することが どんなに難しく 感じていた頃 あの日も雨 迷ってた 今夜も雨だよ 迷いはしないよ もう 決して迷わない 綺麗なままで 傍にいてくれ 今夜は帰さない 寄り添っていたい  濡れたおまえの瞳(め)が 見つめてくれる しあわせ信じてる 心が伝わる あの日も雨 同じように 今夜も雨だよ 傷つけることは もう 誓ってしないから 愛したままで 傍にいてくれ 明日は晴れるだろ くちびる触れたい
秘螢永井みゆき永井みゆきたかたかし弦哲也長谷寺の あまた咲く 花の香りに 思慕(おもい)をよせて 見つめあい 笑みかわす 登廊  ねぇ君 いっそわたしの胸おしつぶし くちびる盗んで さらって行っては くれないか  日が落ちて 室生川 人の住む世に 未練のこして 螢火が 身を焦し 闇に舞う  ねぇ君 いっそ今夜は螢になって 忍んでおいでよ 鍵なら疾(と)うに あけてある  ホー ホー ホタル コイ ホー ホー ホタル コイ
人生つづら坂瀬川瑛子瀬川瑛子たきのえいじ弦哲也ひとつ越えても その先に 続く七坂 忍ぶ坂 明日を手さぐり 爪先立てて 咲かすしあわせ 八分咲き 夢を心の 杖にして 登る人生 つづら坂  過ぎてしまえば 苦労さえ 節目 節目の 宝もの 語りきれない 身の上ばなし 胸の暦に 書いてある 人の情けに 手を借りて 登る人生 つづら坂  人の姿が 鏡なら 映る自分も また鏡 汗と涙を 肥やしに変えて 生きてはじめて 味がでる 雨が足元 濡らそうと 登る人生 つづら坂
永遠にバラの時を美川憲一美川憲一水木れいじ弦哲也ふりむけば ひとすじの光の中に ときめきと 愛を謳う 赤いバラが 咲いてた 馨しい花の香に 心染められ あの日から 愛を探す 長い旅は続くの 雨に打たれても 風に吹かれても 私は歌いつづける 生命あるかぎり あゝ幾千の 夢をのせて あなたの胸に 届くように あゝ幾千の 夜を越えて 永遠に バラの時を  いくたびか 裏切りの棘にさされて ゆきずり恋に溺れ 酔って泣いた 若い日 気がつけばただひとり あなたはいつも あたたかい 春のように 肩を抱いてくれたわ 遠い想い出に 巡りくる季節 私は歌いつづける 生命あるかぎり あゝ幾千の 星のしずく あなたの瞳 濡らすように あゝ幾千の 朝が来ても 永遠に バラの時を  あゝ幾千の夜を越えて 永遠に バラの時を 
夜の雨三沢あけみ三沢あけみたかたかし弦哲也好きで飲んでるわけじゃない 忘れられない人がいる 消えぬあの日の想い出に ホロリ涙を ながす夜  おれが倖せやるなんて いって泣かせた夜もある 追えばつらさがつのるのに 酒にうかべる 影ひとつ  なんど傷つきゃわかるのよ 女ごころの頼りなさ 暗い路地うら灯も消えて 肩につめたい 夜の雨
雨情歌川中美幸川中美幸たかたかし弦哲也前田俊明雨がしとしと 降る夜は 心の芯まで 濡れてくる あなたの熱い その胸で 泣いた日も 泣いた日も そうよあの日も 雨でした  軒に吊した 赤ちょうちん 今夜もポツンと 闇に浮く 別れて遠く 離れても 消えもせず 消えもせず 今もやさしい ほゝ笑みよ  人と別れる 哀しみに この世の無常を 知りました お酒に夢を 注ぎたして 飲んだ日の 飲んだ日の 一期一会に 涙して
北島三郎北島三郎木下龍太郎弦哲也前田俊明勝手気ままに 育った麦は 雪の重さに 耐え切れぬ 足で踏むのも 根っこを張って 強くなれとの 親ごころ 辛い世間の 柵は 男を鍛える 愛の鞭  きれい事だけ 並べていたら 惚れた女も 背を向ける 愚痴を呑み込み 流した汗に 他人(ひと)は黙って 従(つ)いて来る 切れぬ浮世の 柵は 男を育てる 向かい風  楽に通れる 世の中ならば 辞書に苦労の 文字はない 雨に叩かれ 嵐を越えりゃ 夢の掛け橋 虹が立つ 辛い世間の 柵は 男を鍛える 愛の鞭
花月夜中島ゆきこ中島ゆきこ坂口照幸弦哲也伊戸のりおついて来たって 根なし草 ついてゆく身も また根なし草 長い一生 このひとと 見てよ奇麗と ふり返り そっと甘えて 腕をくむ あなたと私の 花月夜  慣れぬ町でも この町は 生まれ故郷の 匂いがするわ 「渡る世間に 鬼はなし ここの土地ほど 似合うね」 と 云えるあなたが もっと好き あなたと私の 花月夜  流れゆく世の しあわせも ここにしっかり 根づいています いつもいたわり 暮らそうね 見えるものまで 多くなる ましてまだ見ぬ 夢も咲く あなたと私の 花月夜
お前に幸せを香田晋香田晋たかたかし弦哲也前田俊明おまえが拾った 不幸の数だけ 幸せをやりたい 守ってあげたい 抱けばやつれた 細い肩先が 男の心を しめつける 涙をふいて 涙をふいて お前に幸せを  あの夜おまえに 出逢えていなけりゃ 浴びるほど飲んでた 夢さえなくして 俺もおまえも 同じ傷をもつ 浮草同志の めぐり逢い もうにがさない もうにがさない ふたりの青い鳥  おまえがいるから 冷たい風にも くじけずに明日へ 歩いて行けるよ 今は小さな 愛の蕾でも 春にはきれいに 花ひらく 涙をふいて 涙をふいて お前に幸せを
北の旅人杉良太郎杉良太郎山口洋子弦哲也たどりついたら 岬のはずれ 赤い灯が点く ぽつりとひとつ いまでもあなたを 待ってると いとしいおまえの 呼ぶ声が 俺の背中で 潮風(かぜ)になる 夜の釧路は 雨になるだろう  ふるい酒場で 噂をきいた 窓のむこうは 木枯まじり 半年まえまで 居たという 泣きぐせ 酒ぐせ 泪ぐせ どこへ去(い)ったか 細い影 夜の函館 霧がつらすぎる  空でちぎれる あの汽笛さえ 泣いて別れる さい果て港 いちどはこの手に 抱きしめて 泣かせてやりたい 思いきり 消えぬ面影 たずねびと 夜の小樽は 雪が肩に舞う
月の砂漠弦哲也弦哲也湯川れい子弦哲也弦哲也あなたの瞳は なんの色 月の裏側の 海の色 夜ごとに抱かれて のぞいても 見知らぬ砂漠を映すだけ あなたは気まぐれ 家なき子 私の乳房をにぎりしめ 誰かを慕って夢の中 私もトロトロ 添い寝して 灼熱地獄の夢を見る ねんねんころり ねんころり 月の砂漠に降る雪は 真っ赤な 真っ赤な 乱れ雪 真っ赤な 真っ赤な 乱れ雪  あんまり誰かを 愛すると ほんとの答えが身を隠す 嫉妬で もつれた長い髪 ブラシで梳かせば 泣けてくる 男は女を知り尽し 身体を脱け出て旅に出る 私は今頃トボトボと あなたの心にたどり着き くすぶる自分の影を見る ねんねんころり ねんころり 恋の地獄に積む雪は 真っ赤な 真っ赤な 恨み雪 真っ赤な 真っ赤な 恨み雪  ねんねんころり ねんころり 月の砂漠に降る雪は 真っ赤な 真っ赤な 凍れ雪 真っ赤な 真っ赤な 凍れ雪
赤い花野村将希野村将希水木かおる弦哲也前田俊明抱けばこんなに 小さいと 俺の手の中 甘えるおまえ 生活の疲れ かくすよに 笑顔いっぱい 咲いていた 思い出の 赤い花 こころの花だよ  これが別れと 云う朝に うしろ姿で 泣いてたまえ 怨みをこめた 目の奥で 女ごころが 燃えていた 思い出の 赤い花 こころの花だよ  ひと夜添うても 妻は妻 弱いからだが 気になるおまえ 残ったおれの 半生を かけてこの手で しあわせに 思い出の 赤い花 こころの花だよ  思い出の 赤い花 こころの花だよ 
十三湖の雪うたキム・ヨンジャキム・ヨンジャ吉岡治弦哲也桜庭伸幸十三(とさ)の砂山 荒潮風(あらしおかぜ)に 蜆掻(しじみか)く手の 血が凍る  鴉(からす)とぶなよ 十三鴉(じゅうさんがらす) おまえ帰れば 雪ばかり 倭武多(ねぶた)恋しい 鈴の音あふれて 夏の日盛(ひざか)り 夜もなく  競馬ポマード 髪塗(かみぬ)りかため 何処(どこ)へ去(い)ったか あの人は  十三(とさ)の砂山ナ ヤェ 米ならよかろナ 西の弁財衆(べんざいしゅう)にゃエ 只積(ただつ)みましょ 只積みましょ  雪よなぶるな 雄(お)たけび喚(あ)げて 雪よ走るな 荒(あら)ぶれて 十三(とさ)の砂山 津軽の雪を 日がな一冬(ひとふゆ) 浜に撒(ま)く
般若(おに)の恋尾鷲義仁尾鷲義仁荒木とよひさ弦哲也川村栄二あなたを喰べて しまいたい 恋しさあまれば 憎さがつのる ちがう女と 夢ん中 手に手を取って 逃げるなら  心が般若に 涙が滝に 身体の中が 火柱に それでも わたしを 捨てるなら いっそ殺して あげようか  あなたの背中に 釘をうつ ひとりでどこかへ 行かないように 白い蝶々を 追いかけて 桜の下で 眠るなら  地獄の底へ 三途の川へ 爪の先まで 道づれに それでも 帰って こないなら いっそ殺して あげようか  心が般若に 涙が滝に 身体の中が 火柱に それでも わたしを 捨てるなら いっそ殺して あげようか
湯涌恋灯り弦哲也弦哲也中山実弦哲也障子開ければ 外は細雪 寒くないのと ショールを肩に かけるお前の横顔が 涙に濡れて 夜が更ける 湯涌の宿に 恋灯り  影笛流れる 北陸(きた)のかくれ里 これも運命(さだめ)と ふるえるお前 そっと抱きしめ見る夢は 儚く消えて 浅野川 湯涌の宿の 恋灯り  明日の別れを きざむ砂時計 送らないでと か細いうなじ 赤い椿の石畳 夢二の描く 絵のような 湯涌の宿は 恋灯り
波止場町シネマ石川さゆり石川さゆり吉岡治弦哲也桜庭伸幸小雨が小雪に 変る夜は 忘れた誰かを 思い出す 迷い鳥よと それだけ言って あとは黙って 飲んでいた メトロの匂いが あんた ふっとした それだけの話なの 古い映画を 見るような セピア色した 波止場町シネマ  店なら今日でも 閉められる 無口な笑顔に 逢えるなら 躰ひとつで 身寄りもないし いつも出来てる 夢仕度 抱かれた熱さが あんた 残るよな それだけの話なの 海が時化れば おんなは痩せる 時代おくれの 波止場町シネマ  時代おくれの 波止場町シネマ
かもめ食堂南かなこ南かなこ田久保真見弦哲也伊平友樹雨が海まで 流れるように あたしは港に たどり着いたよ 群れをはぐれた 一羽のかもめ “あんた”と名づけて 今日も見つめる おいでおいでよ かもめ食堂 涙の味した スープはいかが? この世で一番 さみしいことは ひとりで今夜も かえること  大きな空を ながめて思う あたしの悲しみ なんてゴミくず 愛想笑いを するより泣けと 嵐の夜風が 教えてくれる  おかえりなさい かもめ食堂 お腹がすいたら 帰っておいで 愛とか恋とか 言われるよりも 誰かに“ただいま”言われたい  おかえりなさい かもめ食堂 お腹がすいたら 帰っておいで あんたはかもめさ さすらうかもめ 海にも空にも 染まれない
この青空の下で美川憲一美川憲一荒木とよひさ弦哲也川村栄二この青空(そら)の 青空の下で 人はめぐり逢い 何故(なぜ)に別離(わかれ)が 喜びも悲しみも 寄り添いながら 生きているけど この切なさは 何処(どこ)からくるの 生命(いのち)の終りは どうしてくるの この青空の 青空の下で こんなにあなたを 愛していたのに  この星空(そら)の 星空の下で 人は小さくて 何故に儚い 花よりも 鳥よりも 自由に生きて 夢を見るけど この寂しさは 何処からくるの 生命のぬくもり いつまであるの この星空の 星空の下で こんなにあなたが 近くにいるのに  この切なさは 何処からくるの 生命の終りは どうしてくるの この青空(そら)の 青空の下で こんなにあなたを 愛していたのに 愛していたのに
安曇野の春清水博正清水博正たかたかし弦哲也前田俊明緑さやかな 安曇野の 仰ぐ常念岳(じょうねん) 光る風 胸にせつなく うかびくる いとしき女(ひと)よ あゝ君よ 想い出すたび 涙あふれて とめどなく  空はあかあか 白樺の 風に吹かれて 野辺を行く つらい別れに 泣いていた いとしき女よ あゝ君よ 遠い浮雲 ふたり黙って 眺めてた  水草(みくさ)生う瀬の せせらぎに うたう命の 響きあり 春はめぐれど かえらない いとしき女よ あゝ君よ いまひとたびの 花のかほりを この胸に…
まいどおおきに川中美幸川中美幸たかたかし弦哲也伊戸のりおお金はないけど でっかい夢ならあるさ やる気その気で ひとりでガンバってきた 人生は 手強(てごわ)すぎるよ まるでじゃじゃ馬 みたいだね 気分なおしに ちょいと一杯 今日がだめなら 明日があるさ 歌えば 幸福(しあわせ)が ランランランラン駈けてくる あきらめず あせらずに 明日も元気で「まいどおおきに」  男は度胸で 女は愛嬌だって だから何度も 転んでまた這いあがる 人生は 晴れて曇って そして涙で ワンセット 気分なおしに ちょいと一杯 店の女将の 笑顔にのせられ 歌えば 幸福(しあわせ)が ランランランラン駈けてくる あきらめず あせらずに 明日も元気で「まいどおおきに」  星空に 手を振って 明日も元気で「まいどおおきに」
あなただけ八代亜紀八代亜紀石坂まさを弦哲也前田俊明やさしく見えても 女の道は 嵐も吹きます 雨も降る 辛い時には 肩を抱き いつも守ると 泣かす人 あなただけです くちびるを あなただけです 許すのは  無理して飲むのは 身体に毒と 叱ってお猪口を 取り上げる 寂しがりやの この胸に 愛を点して くれた人 あなただけです この生命 あなただけです 燃やすのは  人生 山川 いくつも越えて 小さな幸福 探したい どんな苦労も ふたりなら 耐えてゆけると 笑う人 あなただけです 夢ひとつ あなただけです 分けるのは
雷神太鼓北山たけし北山たけし田久保真見弦哲也鳥が騒ぐ 雲が飛ぶ 空がうねる 嵐が来る 黄金(こがね)稲妻 先陣きって大地を叩くよ 雷神太鼓が 腹までしみて いのちの祭りが 祭りがはじまる 両手両足 踏みしめて あばらは 左右十二対 全部バチにして さあ叩け  山が歌う 花が舞う 樹々が踊る 嵐が来る 白銀(ぎん)の土砂降り 仲間を連れて大地を叩くよ 雷神太鼓が 天まで響き いのちの息吹が 息吹がきこえる 割れた地面が よみがえる かわいた 五臓六腑まで 喝を入れてやる 目を覚ませ  男は風を抱く 女は赤く咲く 酒は胸を焼く 夢は 夢は 夢は果てしなく  男は風を抱く 女は赤く咲く 酒は胸を焼く 夢は 夢は 夢は果てしなく…
恋待花浅田あつこ浅田あつこつつみりゅうじ弦哲也出羽の三山 夏まつり 待ち人 待つ夜の 恋化粧 離れ小部屋の 蚊帳の内 ふたりがひとつになれた日の 面影 映すか 窓の月  紅花染めの浴衣を羽織り 白い素肌が 紅くなる 逢えますね 逢えますね 旅をここまで 来た人に  紅花染めならナー 色よく染まれヨー 一夜一夜に 濃くなる 命重(いのちかさ)ねた 約束は ゆきずり きまぐれ恋ですか 今も残るの 愛の傷 お酒で想い出うすめても  恋の 螢が 胸に舞う 東根に咲いた 末摘花を あなた覚えてくれますか 逢いにきて 逢いにきて 花はかげろう 真紅の里  紅花染めの浴衣を羽織り 白い素肌が 紅くなる 逢えますね 逢えますね 旅をここまで 来た人に  逢えますね 逢えますね 旅をここまで来た人に
思い櫻川中美幸川中美幸吉岡治弦哲也涙の道をたどったら 帰らぬ過去に巡り会う こころ変わりを責めるより 添うて嬉しい花明り 比翼連理(ひよくれんり)の春があり はらはらと 遠櫻(とおざくら) 思いの数だけ 花は咲く  こころの綾の糸ぐるま 手繰(たぐ)れば哀しい声がする 忘れ物でもしたようで 眠れないまま寝返れば 夏の終わりもゆき暮れる はらはらと 遠櫻 思いの丈だけ 身は細る  盛りの花も移ろえば 冬木(ふゆき)の櫻の返り花 色もほのかな薄紅に 雪よ積もるな枝折るな 命ふたつが生きている はらはらと 遠櫻 夢見た数だけ 花は散る
恋酒~加賀の夜西尾夕紀西尾夕紀土田有紀弦哲也南郷達也あなた待つ夜は 三十路が十九 恋は耳まで 紅をさす 名残り惜しんだ 香林坊に ぽつり遣らずの 雨が降る 待てよと言えば 死ぬまで待てる 偲ぶ恋酒 加賀の夜  行かせたくない あなたは帰る 夜にまぎれて 闇の中 そっと手をふる 天神ばしの うしろ姿が 目に残る 飲まなきゃ遠い 夜明けは来ない 未練恋酒 加賀の夜  女だかれて つくして女 だめねあなたを 困らせる 恋の金沢 涙をかんで ひとりたっぷり あとで泣く あふれるものに 幸せまぜて 夢の恋酒 加賀の夜
桜桃忌川中美幸川中美幸水木かおる弦哲也前田俊明死ぬことばかりを 思いつめ なんで生きよと しないのですか 玉川上水 梅雨(つゆ)にごり 繁みの道を さまよえば ふたつのいのち 呑みこんだ 水に無情の 風が吹く  お金も出世も 縁ないが 守り通すよ この家だけは 人間失格 云いながら こころはいつも 燃えていた 斜陽のひとの 悲しさを 水に蛍の 灯(ひ)がうつす  別れて悔いない ひとだけど どうぞ死んでも 一緒にいたい 一蓮托生 桜桃(おうとう)の つながるいのち しのばせて かばいあうよに かさなって 水にさくらの 花がゆく
会津そだち大塚文雄大塚文雄山北由希夫弦哲也弦哲也エンヤー 会津磐梯山は 宝の山よ  会津語りべ いの一番は 戊辰(ぼしん)戦争 白(びゃっ)虎隊(こたい) 美事(みごと)散り花 十九士  会津地酒と 歴史を辿り 行かざなるまい 鶴ヶ城(つるがじょう) 新酒献上 鏡割り  エンヤー 東山から 日にちの便り  会津温泉 くつろぐ湯舟 東山から 誘う文(ふみ) 湯の香ただよう 花化粧  会津磐梯 あの日の景色 忘れられない 故郷(ふるさと)よ 想い鈴なり 天(そら)高く
里山しぐれ清水博正清水博正たかたかし弦哲也弦哲也親のない子は 雀と遊べ いじめられては 泣いてたあの娘 赤い柿の実 見るたびに 思いだすのさ 日暮れ道  川のほとりに 野いちご摘んで 小鳥みたいに はしゃいだ笑顔 二つ違いの 妹が できたみたいな お下げ髪  あの娘村から 姿を消した 遠い他国へ 花いちもんめ 呼んでみるたび つらくなる 秋の里山 初しぐれ
安芸の宮島弦哲也弦哲也仁井谷俊也弦哲也ひとりで旅する おんなの背中 泣いているよに 見えますか あなたをどんなに 愛しても いつかこころの すれ違い 安芸の宮島 朱色の鳥居 胸の痛みを わかって欲しい…  感じていました あなたはいつも 愛の狭間で 揺れていた こんなに小さな 指輪でも 捨てる勇気が ありません 安芸の宮島 弥山(みせん)に立てば 瀬戸は引き潮 涙でかすむ…  未練という名の こころの霧は いつになったら 晴れますか あなたを忘れる おんな旅 今日で終わりに したいから 安芸の宮島 夕陽の海よ 生まれ変われる あしたが欲しい…
いさり火美山純子美山純子たきのえいじ弦哲也ひなびたままの 船着き宿に 身を寄せながら ふく涙 辛い辛い 私を抱いて あなたその手で その胸で いさり火 海鳴り 夏まぢか  カモメの群れを 追い立てるよに 前ぶれもなく 雨がふる 寒い寒い 心も肌も あなた思えば 尚更に いさり火 桟橋 傘もない  湯あがり後の この淋しさを 包んで欲しい そばに来て 辛い辛い 焦がれる程に まして女の ひとり寝は いさり火 泡沫 波まくら 
ススキノ浪漫ニトリアキオニトリアキオ荒木とよひさ弦哲也南郷達也アカシアの花が 雨に濡れてます あなたと別れた この街で もう一度出逢える そんな気がして 想い出酒場で ひとり酒 札幌すすき野 ススキノ浪漫(ろまん)  粉雪舞い散る 白い足跡に あなたのぬくもり 探すけど あれから二人は ちがう人生 心の旅路で ひとり酒 札幌すすき野 ススキノ浪漫  季節は優しく 明日(あす)を運ぶけど あなたはあの日の ままだから 今でもこの街 離れられずに 思い出浮かべて ひとり酒 札幌すすき野 ススキノ浪漫
捨てちまえ天野涼天野涼久仁京介弦哲也猪股義周過去なんて 捨てちまえ 恋は冷めるし 夢なら消える 泣きなよこの胸で あいつを恨まずに はだかのおまえ きれいでも こころ覗けば 傷だらけ しゃぼん玉こわれた 未練は捨てちまえ  口紅を 替えたのか 嘘で終わった しあわせだから 行こうよ旅にでも お酒に逃げるより ひたむき過ぎる 生き方に そっとやすらぎ 捧げたい しゃぼん玉こわれた 悲しみ捨てちまえ  朝だって また来るさ 愛は芽生える 夢ならあるさ おいでよ生きるなら おまえはまだ若い 男の胸は すがれても そむいた背中にゃ すがれない しゃぼん玉こわれた 想い出捨てちまえ
屋久島小野由紀子小野由紀子円理子弦哲也前田俊明屋久島 シャクナゲ 咲く時は 黒潮は 海から空へと 湧上(わきあが)る 熱い 涙は 女子(おなご)の情念(こころ) 月に 三十五日の ヤーエー 雨降らす  屋久杉 小杉に 沁みこんだ 黒潮は 天から授かる もらい乳(ちち) 愛(いと)し 恋(こい)しと おまえを抱けば いつか 縄文杉を ヤーエー 七千年  屋久島 女子(おなご)の 黒髪は 黒潮に 揉まれて育った 深情け 命絡(から)めて 只ひとすじに 明日も 咲きます ジンと ヤーエー 紅い花
かさね酒瀬川瑛子瀬川瑛子池田充男弦哲也徳利ならべて 呑んでみる 手もとに ひとつ 風ぐるま くるくると くるくると 指ではじけば また あんた 泣いてもむだね 呼んでもむだね さびしさつのって かさね酒  ネオン映した にごり川 あの橋こえて 消えた男(ひと) うしろ影 うしろ影 いまも残って はなれない 泣いてもむだね 追ってもむだね わたしが別れて あげたのよ  ひとり東京 さむいから 添い寝の朝が ほしくなる やるせない やるせない こころ 宥(なだ)めて 膝を抱く 泣いてもむだね 呼んでもむだね みれんな女に だれがした
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