| 桃太郎一代記負けず嫌いが 十五の春に 意地を絞って 八百正(やおしょう)暮らし きっと母ちゃん 見ててくれ いつか男に なってやる 夢は己の 一里塚 桃太郎一代 俺の道 雨のどしゃ降り 恐れちゃならぬ 泥の底から わが身を磨く 「情」一文字 トラックに 積んで苦労の 茨みち 愚痴は言わずに 涙のむ 桃太郎一代 おとこ道 実る稲ほど 頭(こうべ)を垂れる 俺もなりたい 稲穂のように 人の心が 人を生む 勝る言葉は なにもない 天下取る気で 仰ぐ空 桃太郎一代 俺の道 | 一条貫太 | 万城たかし | 岡千秋 | 伊戸のりお | 負けず嫌いが 十五の春に 意地を絞って 八百正(やおしょう)暮らし きっと母ちゃん 見ててくれ いつか男に なってやる 夢は己の 一里塚 桃太郎一代 俺の道 雨のどしゃ降り 恐れちゃならぬ 泥の底から わが身を磨く 「情」一文字 トラックに 積んで苦労の 茨みち 愚痴は言わずに 涙のむ 桃太郎一代 おとこ道 実る稲ほど 頭(こうべ)を垂れる 俺もなりたい 稲穂のように 人の心が 人を生む 勝る言葉は なにもない 天下取る気で 仰ぐ空 桃太郎一代 俺の道 |
| 女のいのち夢を抱いてる 男のすがた 修業 板前 神楽坂 惚れた弱みね なにもかも 陰でささえて 生きたいの 女ひとすじ… あなた私の いのちの花よ いくつお山を 越えたら見える あなた住む街 遠い空 独り立ちする その日まで この手合わせて 待ってます 女ひとすじ… あなた私の いのちの花よ いつか都会の 路地裏あたり きっとあなたの 花が咲く どんな苦労も 乗り越えて 明日を信じて 尽くしたい 女ひとすじ… あなた私の いのちの花よ | 一条貫太 | 万城たかし | 叶弦大 | 伊戸のりお | 夢を抱いてる 男のすがた 修業 板前 神楽坂 惚れた弱みね なにもかも 陰でささえて 生きたいの 女ひとすじ… あなた私の いのちの花よ いくつお山を 越えたら見える あなた住む街 遠い空 独り立ちする その日まで この手合わせて 待ってます 女ひとすじ… あなた私の いのちの花よ いつか都会の 路地裏あたり きっとあなたの 花が咲く どんな苦労も 乗り越えて 明日を信じて 尽くしたい 女ひとすじ… あなた私の いのちの花よ |
| 酒場の花噂ひろって 訪ねて来たよ ここは名も無い 北酒場 白い可憐な すずらんのよに ひっそり咲いた 女がひとり いまも独りで いるのかい 逢いたかったぜ なァ…しのぶ 夜の路地裏 のれんが似合う 燗は温(ぬる)めの 手酌酒 酒場おんなの 身の上ばなし 涙で語る 女がひとり 生まれ育った 町ならば 灯り消すなよ なァ…しのぶ 誰が流すか 昭和の歌を ジンと心に 染みてくる わたし寂(さび)れた 酒場の花と えくぼで笑う 女がひとり 花の香りの 盛り場で 夢を見ようぜ なァ…しのぶ | 一条貫太 | 万城たかし | 叶弦大 | 伊戸のりお | 噂ひろって 訪ねて来たよ ここは名も無い 北酒場 白い可憐な すずらんのよに ひっそり咲いた 女がひとり いまも独りで いるのかい 逢いたかったぜ なァ…しのぶ 夜の路地裏 のれんが似合う 燗は温(ぬる)めの 手酌酒 酒場おんなの 身の上ばなし 涙で語る 女がひとり 生まれ育った 町ならば 灯り消すなよ なァ…しのぶ 誰が流すか 昭和の歌を ジンと心に 染みてくる わたし寂(さび)れた 酒場の花と えくぼで笑う 女がひとり 花の香りの 盛り場で 夢を見ようぜ なァ…しのぶ |
| 北の流れ星あの娘(こ)この町 出ていった あれから何年 経ったかな 小指をからめて 約束したっけ 俺はおまえを 待ってると 夢を抱きしめ 夜汽車に乗った おまえの涙 忘れはしない 北の夜空に 流れ星 帰って来いよ… 戻って来いよ 辛くなったら この胸に 風に黒髪 なびかせて あの丘走って 寝ころんだ あの日のおまえの まぶしい瞳が 俺の青春 想い出さ 酒をどっぷり 飲み干しながら 逢いたい時は あの空見上げ 祈る幸せ 流れ星 帰って来いよ… 戻って来いよ 辛くなったら 来ればいい 夢を抱きしめ 夜汽車に乗った おまえの涙 忘れはしない 北の夜空に 流れ星 帰って来いよ… 戻って来いよ 辛くなったら この胸に | 一条貫太 | 万城たかし | 宮下健治 | 野村豊 | あの娘(こ)この町 出ていった あれから何年 経ったかな 小指をからめて 約束したっけ 俺はおまえを 待ってると 夢を抱きしめ 夜汽車に乗った おまえの涙 忘れはしない 北の夜空に 流れ星 帰って来いよ… 戻って来いよ 辛くなったら この胸に 風に黒髪 なびかせて あの丘走って 寝ころんだ あの日のおまえの まぶしい瞳が 俺の青春 想い出さ 酒をどっぷり 飲み干しながら 逢いたい時は あの空見上げ 祈る幸せ 流れ星 帰って来いよ… 戻って来いよ 辛くなったら 来ればいい 夢を抱きしめ 夜汽車に乗った おまえの涙 忘れはしない 北の夜空に 流れ星 帰って来いよ… 戻って来いよ 辛くなったら この胸に |
| 旅路の先に旅から旅へと さすらうこの俺 待ってたお前 もう泣かせはしない もう離しはしない 旅の続きは お前とふたり 背中で すすり泣く 涙の数を 無駄にはしない 待たせてごめん 痩せたね少し いまからお前が 故郷(ふるさと)さ お前は一途に 嫁ぎもしないで 今日までひとり ただ待ちわびながら ただ寂しさこらえ 折れる心で 暮らしていたろ 馬鹿だな この俺は 何にも知らず 夢だけ追った これから先は 嵐が来ても 旅路の果てまで 俺がいる 背中で すすり泣く 涙の数を 無駄にはしない 待たせてごめん 痩せたね少し 今日からお前を 離さない | 一条貫太 | 万城たかし | 宮下健治 | 野村豊 | 旅から旅へと さすらうこの俺 待ってたお前 もう泣かせはしない もう離しはしない 旅の続きは お前とふたり 背中で すすり泣く 涙の数を 無駄にはしない 待たせてごめん 痩せたね少し いまからお前が 故郷(ふるさと)さ お前は一途に 嫁ぎもしないで 今日までひとり ただ待ちわびながら ただ寂しさこらえ 折れる心で 暮らしていたろ 馬鹿だな この俺は 何にも知らず 夢だけ追った これから先は 嵐が来ても 旅路の果てまで 俺がいる 背中で すすり泣く 涙の数を 無駄にはしない 待たせてごめん 痩せたね少し 今日からお前を 離さない |
| 幻想がたり街で偶然 見かけた君は 肩まで伸びた 髪なびかせて 午後の人混み 二つの影が じゃれ合いながら 通り過ぎてく 別れて時が 止まったままの 俺の心に 北風(かぜ)が吹く 忘れたい 忘れられない 指が 瞳が くちびるが もしも時が戻せたら また出逢えたら 悔やんでみても叶わない 幻想(ゆめ)がたり 君の名前が 変わると聞いた なんでもないと 強がってても 胸の鼓動が 現在(いま)でも俺を バカだとなじり 責め続けるよ そんなに出来た ヤツじゃないから ごめん幸せ 願えない 奪いたい 奪い去りたい 過去も未来も 永遠に 空に光る星よりも 遠すぎるから 愛していても届かない 幻想(ゆめ)がたり 忘れたい 忘れられない 指が 瞳が くちびるが もしも時が戻せたら また出逢えたら その手を二度と離さない 幻想(ゆめ)がたり | 一条貫太 | 伊藤美和 | 最上川司 | 椿拓也 | 街で偶然 見かけた君は 肩まで伸びた 髪なびかせて 午後の人混み 二つの影が じゃれ合いながら 通り過ぎてく 別れて時が 止まったままの 俺の心に 北風(かぜ)が吹く 忘れたい 忘れられない 指が 瞳が くちびるが もしも時が戻せたら また出逢えたら 悔やんでみても叶わない 幻想(ゆめ)がたり 君の名前が 変わると聞いた なんでもないと 強がってても 胸の鼓動が 現在(いま)でも俺を バカだとなじり 責め続けるよ そんなに出来た ヤツじゃないから ごめん幸せ 願えない 奪いたい 奪い去りたい 過去も未来も 永遠に 空に光る星よりも 遠すぎるから 愛していても届かない 幻想(ゆめ)がたり 忘れたい 忘れられない 指が 瞳が くちびるが もしも時が戻せたら また出逢えたら その手を二度と離さない 幻想(ゆめ)がたり |
| でっかい東京反対押し切って 飛び乗る列車の窓 見慣れた景色の中 親父(おやじ)の立つ姿 涙でにじむ故郷(ふるさと)に 誓った決意 Wow… Ah 憧れた でっかい東京は 宝石みたいに きらりまぶしくて だけど だけど だけど 石ころのまま… 今頃母さんは まんまるおんなじ月 見上げていつも通り 暮らしているのかな 手紙の文字に故郷(ふるさと)が 浮かんで消えて Wow… Ah しがみつく でっかい東京は 渦巻く人波 いつも流されて 夢を 夢を 夢を つかめないまま… Ah 夢に見た でっかい東京に いつかは絶対 両親(ふたり)呼びたくて だけど だけど だけど 石ころのまま… | 一条貫太 | 伊藤美和 | 最上川司 | 椿拓也 | 反対押し切って 飛び乗る列車の窓 見慣れた景色の中 親父(おやじ)の立つ姿 涙でにじむ故郷(ふるさと)に 誓った決意 Wow… Ah 憧れた でっかい東京は 宝石みたいに きらりまぶしくて だけど だけど だけど 石ころのまま… 今頃母さんは まんまるおんなじ月 見上げていつも通り 暮らしているのかな 手紙の文字に故郷(ふるさと)が 浮かんで消えて Wow… Ah しがみつく でっかい東京は 渦巻く人波 いつも流されて 夢を 夢を 夢を つかめないまま… Ah 夢に見た でっかい東京に いつかは絶対 両親(ふたり)呼びたくて だけど だけど だけど 石ころのまま… |
| 風の追分け渡り鳥赤城おろしにゃ 未練はないが 故郷ふりだし しのび足 生まれ在所の 嬬恋(つまごい)宿で 斜(はす)に笠さす 上州路 明けの朝霧 背にうけて 風の追分け 渡り鳥 アァ渡り鳥 青いすすきを よこちょに噛んで 切れた草鞋の 紐をとく 流れ千曲の 旅空夜空 月があと追う 信州路 人に言えない 夢ひとつ 野暮は承知の 渡り鳥 アァ渡り鳥 あかね夕日が 山並み染めりゃ 塒(ねぐら)帰るか 雁でさえ 縞の合羽と 振り分け荷物 抱いて添い寝の 甲州路 やけに恋しい おっ母さん 風の追分け 渡り鳥 アァ渡り鳥 | 一条貫太 | 万城たかし | 一之城駿 | 椿拓也 | 赤城おろしにゃ 未練はないが 故郷ふりだし しのび足 生まれ在所の 嬬恋(つまごい)宿で 斜(はす)に笠さす 上州路 明けの朝霧 背にうけて 風の追分け 渡り鳥 アァ渡り鳥 青いすすきを よこちょに噛んで 切れた草鞋の 紐をとく 流れ千曲の 旅空夜空 月があと追う 信州路 人に言えない 夢ひとつ 野暮は承知の 渡り鳥 アァ渡り鳥 あかね夕日が 山並み染めりゃ 塒(ねぐら)帰るか 雁でさえ 縞の合羽と 振り分け荷物 抱いて添い寝の 甲州路 やけに恋しい おっ母さん 風の追分け 渡り鳥 アァ渡り鳥 |
| なぁ親父よ誰が憎くて わが子を叱る 俺を諭(さと)して げんこつ一つ 痛さ怖さに 見上げれば あぁ… 親父も涙を 溜めていた 思い出してる 親ごころ なぁ 親父よ 襟をつかまれ 裸足(はだし)のままで つまみ出された 雪降る夜更け 凍(こご)え泣き泣き 詫びたっけ あぁ… あれは七つの 冬のこと 時代の流れの 懐かしさ なぁ 親父よ 紺の暖簾の 馴染みの酒場 酒はいつもの 熱燗二合(あつかんにごう) 何も語らぬ その背中 あぁ… いつか越えたい 男なら 素直な気持ちさ ありがとう なぁ 親父よ | 一条貫太 | 万城たかし | 星つかさ | 椿拓也 | 誰が憎くて わが子を叱る 俺を諭(さと)して げんこつ一つ 痛さ怖さに 見上げれば あぁ… 親父も涙を 溜めていた 思い出してる 親ごころ なぁ 親父よ 襟をつかまれ 裸足(はだし)のままで つまみ出された 雪降る夜更け 凍(こご)え泣き泣き 詫びたっけ あぁ… あれは七つの 冬のこと 時代の流れの 懐かしさ なぁ 親父よ 紺の暖簾の 馴染みの酒場 酒はいつもの 熱燗二合(あつかんにごう) 何も語らぬ その背中 あぁ… いつか越えたい 男なら 素直な気持ちさ ありがとう なぁ 親父よ |
| 徒然酒腕をはなせよ 夜半(よわ)しぐれ 路地の酒場で 雨やどり 独りしみじみ 酒のむ時ゃよ なぜか故郷が しのびこむ 徒然(つれづれ)に… 徒然なるままに 遠いあの娘が 浮かぶ夜 無理をするなよ おまえには 帰るふるさと あるんだよ 肩をたたいて 別れた時ゃよ 俺を泣かせる 友がいた 徒然に… 徒然なるままに やけに塩(しょ)っぱい ひと夜洒 赤いちょうちん 母ちゃんに どこか似ている 雨ン中 石につまづき 転んだ時ゃよ 母に会いたく なるもんだ 徒然に… 徒然なるままに 酒でこころが 旅をする | 一条貫太 | 万城たかし | 宮下健治 | 伊戸のりお | 腕をはなせよ 夜半(よわ)しぐれ 路地の酒場で 雨やどり 独りしみじみ 酒のむ時ゃよ なぜか故郷が しのびこむ 徒然(つれづれ)に… 徒然なるままに 遠いあの娘が 浮かぶ夜 無理をするなよ おまえには 帰るふるさと あるんだよ 肩をたたいて 別れた時ゃよ 俺を泣かせる 友がいた 徒然に… 徒然なるままに やけに塩(しょ)っぱい ひと夜洒 赤いちょうちん 母ちゃんに どこか似ている 雨ン中 石につまづき 転んだ時ゃよ 母に会いたく なるもんだ 徒然に… 徒然なるままに 酒でこころが 旅をする |
| 男の漁場ザンザ ザンザと 飛沫(しぶき)を浴びて 波を蹴散らす 夜明けの 一番船だ 陸(おか)じゃ仏の 師匠(おやじ)でも 船に乗ったら 鬼となる 海はヨ 海はヨ 海は魔物さ 暴れぐせ 男の漁場は あぁー 喧嘩場だ 逃げた獲物は この次きっと 夢と一緒に 丸ごと 釣り上げてやる 好きなあの娘(こ)の この写真 俺の女神さ お守りさ 海はヨ 海はヨ 海が凪なら 揺りかごさ 男の漁場は あぁー 気まぐれだ 顔(つら)は潮焼け 髭面眼(ま)なこ 二百海里の 荒浪 魚群機(ソナー)が光る 時化(しけ)て牙むく そのときが 意地で合羽を 濡らすとき 海はヨ 海はヨ 海は修羅場さ 荒くれだ 男の漁場は あぁー 命だぜ | 一条貫太 | 万城たかし | 宮下健治 | 伊戸のりお | ザンザ ザンザと 飛沫(しぶき)を浴びて 波を蹴散らす 夜明けの 一番船だ 陸(おか)じゃ仏の 師匠(おやじ)でも 船に乗ったら 鬼となる 海はヨ 海はヨ 海は魔物さ 暴れぐせ 男の漁場は あぁー 喧嘩場だ 逃げた獲物は この次きっと 夢と一緒に 丸ごと 釣り上げてやる 好きなあの娘(こ)の この写真 俺の女神さ お守りさ 海はヨ 海はヨ 海が凪なら 揺りかごさ 男の漁場は あぁー 気まぐれだ 顔(つら)は潮焼け 髭面眼(ま)なこ 二百海里の 荒浪 魚群機(ソナー)が光る 時化(しけ)て牙むく そのときが 意地で合羽を 濡らすとき 海はヨ 海はヨ 海は修羅場さ 荒くれだ 男の漁場は あぁー 命だぜ |
| 下北漁港生まれたときから 吹いていた 山背の風だ 荒くれだ ここは下北 イカ釣り舟に 命あずけた 若者が 親のこころを 継ぐ港 波止場の近くの 呑み屋では お立ちの酒が 売り切れだ 横に倒した 五合徳利(ごんごうどくり) マイク代りに だきしめて 別れ歌など 聞かす奴 嵐が噛(かじ)った 傷跡を ペンキで癒(い)やす 暇もない 海の機嫌が 変わらぬうちに 行こか尻屋(しりや)の 沖あたり 霧もほどけて イカ日和(びより) | 一条貫太 | 星野哲郎 | 船村徹 | | 生まれたときから 吹いていた 山背の風だ 荒くれだ ここは下北 イカ釣り舟に 命あずけた 若者が 親のこころを 継ぐ港 波止場の近くの 呑み屋では お立ちの酒が 売り切れだ 横に倒した 五合徳利(ごんごうどくり) マイク代りに だきしめて 別れ歌など 聞かす奴 嵐が噛(かじ)った 傷跡を ペンキで癒(い)やす 暇もない 海の機嫌が 変わらぬうちに 行こか尻屋(しりや)の 沖あたり 霧もほどけて イカ日和(びより) |
| 海の匂いのお母さん海の匂いが しみこんだ 太い毛糸の チャンチャンコ 背なかをまるめて カキを打つ 母さん 母さん お元気ですか 案じております 兄貴とふたり 海が時化(しけ)れば 時化るほど カキはおいしく なるという 母さん あなたの口癖が 土鍋を囲めば きこえてきます やさしい笑顔が 浮かんできます 遠く離れた 子供らに 海の匂いを くれた母 わたしは 手紙が下手じゃけと 母さん 母さん 黙っていても 伝わりますとも あなたのこころ | 一条貫太 | 田村和男 | 船村徹 | 丸山雅仁 | 海の匂いが しみこんだ 太い毛糸の チャンチャンコ 背なかをまるめて カキを打つ 母さん 母さん お元気ですか 案じております 兄貴とふたり 海が時化(しけ)れば 時化るほど カキはおいしく なるという 母さん あなたの口癖が 土鍋を囲めば きこえてきます やさしい笑顔が 浮かんできます 遠く離れた 子供らに 海の匂いを くれた母 わたしは 手紙が下手じゃけと 母さん 母さん 黙っていても 伝わりますとも あなたのこころ |
| 花はおそかったこんな悲しい窓の中を雲は知らないんだ どんなに空が晴れたって それが何になるんだ 大嫌いだ 白い雲なんて! かおるちゃん おそくなって ごめんね かおるちゃん おそくなって ごめんね 花をさがしていたんだよ 君が好きだった クロッカスの花を 僕はさがしていたんだよ かおるちゃん おそくなって ごめんね かおるちゃん おそくなって ごめんね 君の好きな 花は 花は 花はおそかった かおるちゃん 君の白い その手に かおるちゃん 君の白い その手に 花を抱かせて あげようね 君と夢にみた クロッカスの想い出 花を抱かせて あげようね かおるちゃん おそくなって ごめんね かおるちゃん おそくなって ごめんね 君の好きな 花は 花は 花はおそかった 信じるもんか! 君がもういないなんて… 僕の命を返してくれ 返してくれよ! 君の好きな 花は 花は 花はおそかった バカヤロー | 一条貫太 | 星野哲郎 | 米山正夫 | 米山正夫 | こんな悲しい窓の中を雲は知らないんだ どんなに空が晴れたって それが何になるんだ 大嫌いだ 白い雲なんて! かおるちゃん おそくなって ごめんね かおるちゃん おそくなって ごめんね 花をさがしていたんだよ 君が好きだった クロッカスの花を 僕はさがしていたんだよ かおるちゃん おそくなって ごめんね かおるちゃん おそくなって ごめんね 君の好きな 花は 花は 花はおそかった かおるちゃん 君の白い その手に かおるちゃん 君の白い その手に 花を抱かせて あげようね 君と夢にみた クロッカスの想い出 花を抱かせて あげようね かおるちゃん おそくなって ごめんね かおるちゃん おそくなって ごめんね 君の好きな 花は 花は 花はおそかった 信じるもんか! 君がもういないなんて… 僕の命を返してくれ 返してくれよ! 君の好きな 花は 花は 花はおそかった バカヤロー |
| お金をちょうだい別れる前に お金をちょうだい あなたの生活(くらし)に ひびかない 程度のお金で いいわ そのお金で アパートを借りるのよ あとはひとりで なんとかするわ がまんさえすれば 生きてゆけるわ ひとりだって 生きてゆけるわ 別れる前に お金をちょうだい その方が あなただって さっぱりするでしょう しあわせだった あのころ あの日 昔のあなたは 貧乏で お金なんかなかったけれど 清らかな 愛情に満ちてたわ みんな あなたに ささげたけれど 過ぎた日のことは 感謝こそすれ 怨む気持なんか ないのよ 別れる前に お金をちょうだい その方が あなただって さっぱりするでしょう | 一条貫太 | 星野哲郎 | 中川博之 | 小杉仁三 | 別れる前に お金をちょうだい あなたの生活(くらし)に ひびかない 程度のお金で いいわ そのお金で アパートを借りるのよ あとはひとりで なんとかするわ がまんさえすれば 生きてゆけるわ ひとりだって 生きてゆけるわ 別れる前に お金をちょうだい その方が あなただって さっぱりするでしょう しあわせだった あのころ あの日 昔のあなたは 貧乏で お金なんかなかったけれど 清らかな 愛情に満ちてたわ みんな あなたに ささげたけれど 過ぎた日のことは 感謝こそすれ 怨む気持なんか ないのよ 別れる前に お金をちょうだい その方が あなただって さっぱりするでしょう |
| 落日うらぶれこの身に 吹く風悲し 金もなくした 恋もなくした 明日の行方が わからないから ままよ死のうと 思ったまでよ 生まれた時から この世のつらさ 知っているよで なにも知らずに 落ちてはじめて 痛さを知って 恋にすがって また傷ついた それでもこの身を つつんでくれる 赤い夕日に 胸をあたため どうせ死ぬなら 死ぬ気で生きて 生きて見せると 自分に云った | 一条貫太 | 川内康範 | 北原じゅん | | うらぶれこの身に 吹く風悲し 金もなくした 恋もなくした 明日の行方が わからないから ままよ死のうと 思ったまでよ 生まれた時から この世のつらさ 知っているよで なにも知らずに 落ちてはじめて 痛さを知って 恋にすがって また傷ついた それでもこの身を つつんでくれる 赤い夕日に 胸をあたため どうせ死ぬなら 死ぬ気で生きて 生きて見せると 自分に云った |
| 新聞少年僕のアダナを 知ってるかい 朝刊太郎と 云うんだぜ 新聞くばって もう三月 雨や嵐にゃ 慣れたけど やっぱり夜明けは 眠たいなア 今朝も出がけに 母さんが 苦労をかけると 泣いたっけ 病気でやつれた 横顔を 思い出すたび この胸に 小ちゃな闘志を 燃やすんだ たとえ父さん いなくても ひがみはしないさ 負けないさ 新聞配達 つらいけど きっといつかは この腕で つかんでみせるよ でかい夢 | 一条貫太 | 八反ふじお | 島津伸男 | | 僕のアダナを 知ってるかい 朝刊太郎と 云うんだぜ 新聞くばって もう三月 雨や嵐にゃ 慣れたけど やっぱり夜明けは 眠たいなア 今朝も出がけに 母さんが 苦労をかけると 泣いたっけ 病気でやつれた 横顔を 思い出すたび この胸に 小ちゃな闘志を 燃やすんだ たとえ父さん いなくても ひがみはしないさ 負けないさ 新聞配達 つらいけど きっといつかは この腕で つかんでみせるよ でかい夢 |
| 夜の銀狐淋しくないかい うわべの恋は こころをかくして 踊っていても ソーロ・グリス・デ・ラ・ノーチェ 信じておくれよ ソーロ・グリス・デ・ラ・ノーチェ 愛しているのさ ほしくはないかい 女としての 静かなしあわせ ほしくはないかい 泣きたくないかい 一人の部屋の 灯りをまさぐる 夜更けの時間 ソーロ・グリス・デ・ラ・ノーチェ ドレスが泣いてる ソーロ・グリス・デ・ラ・ノーチェ くちびるむなしい 小さなマンション おまえのために さがしておいたよ 二人で住みたい ソーロ・グリス・デ・ラ・ノーチェ 信じておくれよ ソーロ・グリス・デ・ラ・ノーチェ 愛しているのさ きれいな服も すてきだけれど 似合うと思うよ エプロン姿 | 一条貫太 | 水沢圭吾 | 中川博之 | 高橋五郎 | 淋しくないかい うわべの恋は こころをかくして 踊っていても ソーロ・グリス・デ・ラ・ノーチェ 信じておくれよ ソーロ・グリス・デ・ラ・ノーチェ 愛しているのさ ほしくはないかい 女としての 静かなしあわせ ほしくはないかい 泣きたくないかい 一人の部屋の 灯りをまさぐる 夜更けの時間 ソーロ・グリス・デ・ラ・ノーチェ ドレスが泣いてる ソーロ・グリス・デ・ラ・ノーチェ くちびるむなしい 小さなマンション おまえのために さがしておいたよ 二人で住みたい ソーロ・グリス・デ・ラ・ノーチェ 信じておくれよ ソーロ・グリス・デ・ラ・ノーチェ 愛しているのさ きれいな服も すてきだけれど 似合うと思うよ エプロン姿 |
| 星娘星娘イエイエイ ゝ ゝ 星のようなあの子 輝くひとみが 暗い淋しい僕の 夜を照らしてくれる どんな淋しい時でも あの子に会えば 僕の心はすぐに パッと明るくなるのさ だけどあの娘は 星娘 イエイエイ 遠い届かぬ 夜空で光る そうさあの子は 僕には遠い 夜空の国の 星娘 イエイエイ 遠くにいても 近くにいても キラリと光る あの子のひとみ 横向いたあの子 下向いたあの子 どっちを向いても 光るあの子の姿 だからあの子は 星娘 イエイエイ 遠い届かぬ 夜空で光る そうさあの子は 近くて遠い 夜空の国の 星娘 イエイエイ 星娘 イエイエイ 星娘イエイエイ | 一条貫太 | 浜口庫之助 | 浜口庫之助 | 小杉仁三 | 星娘イエイエイ ゝ ゝ 星のようなあの子 輝くひとみが 暗い淋しい僕の 夜を照らしてくれる どんな淋しい時でも あの子に会えば 僕の心はすぐに パッと明るくなるのさ だけどあの娘は 星娘 イエイエイ 遠い届かぬ 夜空で光る そうさあの子は 僕には遠い 夜空の国の 星娘 イエイエイ 遠くにいても 近くにいても キラリと光る あの子のひとみ 横向いたあの子 下向いたあの子 どっちを向いても 光るあの子の姿 だからあの子は 星娘 イエイエイ 遠い届かぬ 夜空で光る そうさあの子は 近くて遠い 夜空の国の 星娘 イエイエイ 星娘 イエイエイ 星娘イエイエイ |
| 回転禁止の青春さ俺の選んだ この道が 廻り道だと 云うのかい 人の真似して ゆくよりか これでいいのさ このままゆくさ ゴーゴーゴー レッツ ゴーゴー ゴーゴーゴー レッツ ゴー 回転禁止の 青春さ かわいい娘に であったら ちょいとサイレン 鳴らすのさ 通りすぎれば それまでさ うしろなんかは ふりむかないぜ ゴーゴーゴー レッツ ゴーゴー ゴーゴーゴー レッツ ゴー 回転禁止の 青春だ 雨でスリップ するときも フルでとばせぬ ときもある 俺はゆくのさ マイペース ひとり唄って ひとりでほめて ゴーゴーゴー レッツ ゴーゴー ゴーゴーゴー レッツ ゴー 回転禁止の 青春さ | 一条貫太 | 星野哲郎 | 北原じゅん | | 俺の選んだ この道が 廻り道だと 云うのかい 人の真似して ゆくよりか これでいいのさ このままゆくさ ゴーゴーゴー レッツ ゴーゴー ゴーゴーゴー レッツ ゴー 回転禁止の 青春さ かわいい娘に であったら ちょいとサイレン 鳴らすのさ 通りすぎれば それまでさ うしろなんかは ふりむかないぜ ゴーゴーゴー レッツ ゴーゴー ゴーゴーゴー レッツ ゴー 回転禁止の 青春だ 雨でスリップ するときも フルでとばせぬ ときもある 俺はゆくのさ マイペース ひとり唄って ひとりでほめて ゴーゴーゴー レッツ ゴーゴー ゴーゴーゴー レッツ ゴー 回転禁止の 青春さ |
| 自動車ショー歌あの娘をペットに したくって ニッサンするのは パッカード 骨のずいまで シボレーで あとでひじてつ クラウンさ ジャガジャガのむのも フォドフォドに ここらで止めても いいコロナ ビュックリするほど タウナスで おまけに心臓が デボネアで おやマアキュリーな 人だこと てなてなおだてに すぐルノー オペルオペルは もうお止し あんまりコルトじゃ 身がもたぬ あなたは私の ブルバード ミンクス買うよの 約束を キャロルと忘れて ダットサン こんど逢ったら コンテッサ とっちめちゃおうと マツダけど 逢えばやっぱり オースチン ベンツにグロリア ねころんで ベレットするなよ ヒルマンから それでは試験に クライスラー 鐘がなるなる リンカーンと ワーゲンうちだよ 色恋を 忘れて勉強を セドリック | 一条貫太 | 星野哲郎 | 叶弦大 | | あの娘をペットに したくって ニッサンするのは パッカード 骨のずいまで シボレーで あとでひじてつ クラウンさ ジャガジャガのむのも フォドフォドに ここらで止めても いいコロナ ビュックリするほど タウナスで おまけに心臓が デボネアで おやマアキュリーな 人だこと てなてなおだてに すぐルノー オペルオペルは もうお止し あんまりコルトじゃ 身がもたぬ あなたは私の ブルバード ミンクス買うよの 約束を キャロルと忘れて ダットサン こんど逢ったら コンテッサ とっちめちゃおうと マツダけど 逢えばやっぱり オースチン ベンツにグロリア ねころんで ベレットするなよ ヒルマンから それでは試験に クライスラー 鐘がなるなる リンカーンと ワーゲンうちだよ 色恋を 忘れて勉強を セドリック |
| 望郷恋しんぼしぐれの屋台で 寒さをしのぎ チビチビ熱燗 呑(や)るのもいいね 酔えばこころが 寂しんぼ… 俺もお前も ふるさと捨てて はぐれ浮き草 あゝ 露地ぐらし 思い出たたんで 異郷(いきょう)の水に ようやく慣れたね 三月(みつき)が過ぎて 何処にしあわせ かくれんぼ… 返すお前の えくぼがあれば 生きてゆけるさ あゝ 向かい風 丸(まあ)るい背中の お袋さんが 持たせてくれたよ 御守り袋 親のなさけが 恋しんぼ… なみだ下地に 頬紅さした 無垢なお前は あゝ 俺の花 | 一条貫太 | 海峡わたる | 宮下健治 | 水谷高志 | しぐれの屋台で 寒さをしのぎ チビチビ熱燗 呑(や)るのもいいね 酔えばこころが 寂しんぼ… 俺もお前も ふるさと捨てて はぐれ浮き草 あゝ 露地ぐらし 思い出たたんで 異郷(いきょう)の水に ようやく慣れたね 三月(みつき)が過ぎて 何処にしあわせ かくれんぼ… 返すお前の えくぼがあれば 生きてゆけるさ あゝ 向かい風 丸(まあ)るい背中の お袋さんが 持たせてくれたよ 御守り袋 親のなさけが 恋しんぼ… なみだ下地に 頬紅さした 無垢なお前は あゝ 俺の花 |
| 大漁太鼓朝の出船がヨ もう帰るころ やがて漁港(みなと)の 日が落ちる 岬 灯台 明かりが点る 沖の鴎に 積み荷を問えば 船は大漁と 啼いて飛ぶ ドドント ドント ドドント ドン 跳ねて踊れよ 乱れ打ち 大漁太鼓だヨ 【ヨイショ】 祭りだよ 海で生まれてヨ 波音聞いて 海で育った おとこ衆 今日も大漁と 旗なびかせる 婿をとるなら 漁師の男 色は黒いが 気立て良し ドドント ドント ドドント ドン 跳ねて響けよ 暴れ打ち 大漁太鼓だヨ 【ヨイショ】 祭りだよ ドドント ドント ドドント ドン 跳ねて鳴らせよ ねかせ打ち 大漁太鼓だヨ 【ヨイショ】 祭りだよ ドドント ドント | 一条貫太 | 万城たかし | 宮下健治 | 伊戸のりお | 朝の出船がヨ もう帰るころ やがて漁港(みなと)の 日が落ちる 岬 灯台 明かりが点る 沖の鴎に 積み荷を問えば 船は大漁と 啼いて飛ぶ ドドント ドント ドドント ドン 跳ねて踊れよ 乱れ打ち 大漁太鼓だヨ 【ヨイショ】 祭りだよ 海で生まれてヨ 波音聞いて 海で育った おとこ衆 今日も大漁と 旗なびかせる 婿をとるなら 漁師の男 色は黒いが 気立て良し ドドント ドント ドドント ドン 跳ねて響けよ 暴れ打ち 大漁太鼓だヨ 【ヨイショ】 祭りだよ ドドント ドント ドドント ドン 跳ねて鳴らせよ ねかせ打ち 大漁太鼓だヨ 【ヨイショ】 祭りだよ ドドント ドント |
| 北の漁場いのち温めて 酔いながら 酒をまわし飲む 明日の稼ぎを 夢に見て 腹に晒(さら)し巻く 海の男にゃヨ 凍る波しぶき 北の漁場はヨ 男の仕事場サ 沖は魔物だ 吠えながら 牙をむいてくる 風にさらした 右腕の 傷は守り札 海の男にゃヨ 雪が巻いて飛ぶ 北の漁場はヨ 男の遊び場サ 銭のおもさを 数えても 帰るあてはない 二百浬(カイリ)を ぎりぎりに 網をかけてゆく 海の男にゃヨ 怒涛(なみ)が華になる 北の漁場はヨ 男の死に場所サ | 一条貫太 | 新條カオル | 櫻田誠一 | D.C.O | いのち温めて 酔いながら 酒をまわし飲む 明日の稼ぎを 夢に見て 腹に晒(さら)し巻く 海の男にゃヨ 凍る波しぶき 北の漁場はヨ 男の仕事場サ 沖は魔物だ 吠えながら 牙をむいてくる 風にさらした 右腕の 傷は守り札 海の男にゃヨ 雪が巻いて飛ぶ 北の漁場はヨ 男の遊び場サ 銭のおもさを 数えても 帰るあてはない 二百浬(カイリ)を ぎりぎりに 網をかけてゆく 海の男にゃヨ 怒涛(なみ)が華になる 北の漁場はヨ 男の死に場所サ |
| 石狩挽歌海猫(ごめ)が鳴くから ニシンが来ると 赤い筒袖(つっぽ)の やん衆がさわぐ 雪に埋もれた 番屋の隅で わたしゃ夜通し 飯を炊く あれからニシンは どこへ行ったやら 破れた網は 問い刺し網か 今じゃ浜辺で オンボロロ オンボロボロロー 沖を通るは 笠戸丸 わたしゃ涙で ニシン曇りの 空を見る 燃えろ篝火(かがりび) 朝里の浜に 海は銀色 ニシンの色よ ソーラン節に 頬そめながら わたしゃ大漁の 網を曳く あれからニシンは どこへ行ったやら オタモイ岬の ニシン御殿も 今じゃさびれて オンボロロ オンボロボロロー かわらぬものは 古代文字 わたしゃ涙で 娘ざかりの 夢を見る | 一条貫太 | なかにし礼 | 浜圭介 | 伊戸のりお | 海猫(ごめ)が鳴くから ニシンが来ると 赤い筒袖(つっぽ)の やん衆がさわぐ 雪に埋もれた 番屋の隅で わたしゃ夜通し 飯を炊く あれからニシンは どこへ行ったやら 破れた網は 問い刺し網か 今じゃ浜辺で オンボロロ オンボロボロロー 沖を通るは 笠戸丸 わたしゃ涙で ニシン曇りの 空を見る 燃えろ篝火(かがりび) 朝里の浜に 海は銀色 ニシンの色よ ソーラン節に 頬そめながら わたしゃ大漁の 網を曳く あれからニシンは どこへ行ったやら オタモイ岬の ニシン御殿も 今じゃさびれて オンボロロ オンボロボロロー かわらぬものは 古代文字 わたしゃ涙で 娘ざかりの 夢を見る |
| 海峡わたし昔から そうでした 北へ行こうと 決めていた この世で愛した男(ひと)は 貴方 あなた あなただけなの 津軽海峡 渡る船は 横なぐり 横なぐりの雨 も一度 も一度 やり直せるなら このまま このまま 引き返すけど もう遅い もう遅い 涙の海峡 わたし昔から そうでした 北で死のうと 決めていた 幸せ見つけて 暮らします あなた あなた忘れて 津軽海峡 捨ててきた こなごなに こなごなに写真 も一度 も一度 やり直せるなら このまま このまま 泣かないけれど もう遅い もう遅い 涙の海峡 わたし昔から そうでした 一度海峡 見たかった 荒れた海を 飛ぶカモメに 語り 語りかけたい 津軽海峡 越えてきた 何もかも 何もかも置いて も一度 も一度 やり直せるなら このまま このまま 帰り船乗る もう遅い もう遅い 涙の海峡 | 一条貫太 | 吉幾三 | 吉幾三 | 安形和巳 | わたし昔から そうでした 北へ行こうと 決めていた この世で愛した男(ひと)は 貴方 あなた あなただけなの 津軽海峡 渡る船は 横なぐり 横なぐりの雨 も一度 も一度 やり直せるなら このまま このまま 引き返すけど もう遅い もう遅い 涙の海峡 わたし昔から そうでした 北で死のうと 決めていた 幸せ見つけて 暮らします あなた あなた忘れて 津軽海峡 捨ててきた こなごなに こなごなに写真 も一度 も一度 やり直せるなら このまま このまま 泣かないけれど もう遅い もう遅い 涙の海峡 わたし昔から そうでした 一度海峡 見たかった 荒れた海を 飛ぶカモメに 語り 語りかけたい 津軽海峡 越えてきた 何もかも 何もかも置いて も一度 も一度 やり直せるなら このまま このまま 帰り船乗る もう遅い もう遅い 涙の海峡 |
| 港町 涙町 別れ町港町 別れ町 未練に けむる町 明日は離れて 行く男 今日を限りに 飲む女 残してく 残されてゆく みんなこの町 なみだ町 港町 別れ町 涙に ぬれる町 夜霧に消えて 行く男 汽笛のかげに 泣く女 捨ててゆく 捨てられてゆく それもこの町 なみだ町 | 一条貫太 | 浜口庫之助 | 浜口庫之助 | 安形和巳 | 港町 別れ町 未練に けむる町 明日は離れて 行く男 今日を限りに 飲む女 残してく 残されてゆく みんなこの町 なみだ町 港町 別れ町 涙に ぬれる町 夜霧に消えて 行く男 汽笛のかげに 泣く女 捨ててゆく 捨てられてゆく それもこの町 なみだ町 |
| かもめの街やっと酒場(みせ)が終わって ほろ酔いで坂を下りる頃 白っ茶けたお天道が 浜辺を染め始めるのさ そんなやりきれなさは 夜眠る人にゃ分からないさ 波止場に出ると カモメがブイに2, 3羽 一服しながら ぼんやり 潮風に吹かれてみるのが あたしは好きなのさ かもめよ かもめよ 淋しかないか 帰る故郷が あるじゃなし おまえも一生 波の上 あたしも一生 波の上 あぁ あぁ どんぶらこ いろんな人がいたし いろんな人がいなくなった でもこの街じゃ誰だって それを嘆いてやれるほど お人好しじゃないのさ 幸せじゃないのさ 泣いてくれるのは かもめと霧笛ばかり 一服しながら あれこれ とりとめなく懐かしむのが あたしは好きなのさ かもめよ かもめよ 風邪などひくな 絹の寝床が あるじゃなし おまえも一生 波の上 あたしも一生 波の上 あぁ あぁ どんぶらこ かもめよ かもめよ あぁ あぁ | 一条貫太 | ちあき哲也 | 杉本真人 | D.C.O | やっと酒場(みせ)が終わって ほろ酔いで坂を下りる頃 白っ茶けたお天道が 浜辺を染め始めるのさ そんなやりきれなさは 夜眠る人にゃ分からないさ 波止場に出ると カモメがブイに2, 3羽 一服しながら ぼんやり 潮風に吹かれてみるのが あたしは好きなのさ かもめよ かもめよ 淋しかないか 帰る故郷が あるじゃなし おまえも一生 波の上 あたしも一生 波の上 あぁ あぁ どんぶらこ いろんな人がいたし いろんな人がいなくなった でもこの街じゃ誰だって それを嘆いてやれるほど お人好しじゃないのさ 幸せじゃないのさ 泣いてくれるのは かもめと霧笛ばかり 一服しながら あれこれ とりとめなく懐かしむのが あたしは好きなのさ かもめよ かもめよ 風邪などひくな 絹の寝床が あるじゃなし おまえも一生 波の上 あたしも一生 波の上 あぁ あぁ どんぶらこ かもめよ かもめよ あぁ あぁ |
| 舟唄お酒はぬるめの 燗がいい 肴はあぶった イカでいい 女は無口な ひとがいい 灯りはぼんやり 灯(とも)りゃいい しみじみ飲めば しみじみと 想い出だけが 行き過ぎる 涙がポロリと こぼれたら 歌いだすのさ 舟唄を 沖の鴎に深酒させてヨ いとしあの娘(こ)とヨ 朝寝する ダンチョネ 店には飾りが ないがいい 窓から港が みえりゃいい はやりの歌など なくていい 時々霧笛が なればいい ほろほろ飲めば ほろほろと こころがすすり 泣いている あの頃あの娘(こ)を 思ったら 歌いだすのさ 舟唄を ぽつぽつ飲めば ぽつぽつと 未練が胸に 舞い戻る 夜ふけてさびしく なったなら 歌いだすのさ 舟唄を ルルル… | 一条貫太 | 阿久悠 | 浜圭介 | 川村栄二 | お酒はぬるめの 燗がいい 肴はあぶった イカでいい 女は無口な ひとがいい 灯りはぼんやり 灯(とも)りゃいい しみじみ飲めば しみじみと 想い出だけが 行き過ぎる 涙がポロリと こぼれたら 歌いだすのさ 舟唄を 沖の鴎に深酒させてヨ いとしあの娘(こ)とヨ 朝寝する ダンチョネ 店には飾りが ないがいい 窓から港が みえりゃいい はやりの歌など なくていい 時々霧笛が なればいい ほろほろ飲めば ほろほろと こころがすすり 泣いている あの頃あの娘(こ)を 思ったら 歌いだすのさ 舟唄を ぽつぽつ飲めば ぽつぽつと 未練が胸に 舞い戻る 夜ふけてさびしく なったなら 歌いだすのさ 舟唄を ルルル… |
| おやじの海海はヨ~ 海はヨ~ でっかい海はヨ~ 俺を育てた おやじの海だ 沖で苦労の シラガも増えて 汐のにおいが はだ身にしみた そんなおやじが いとをしい 今はヨ~ 今はヨ~ 静かな海もヨ~ 一度荒れたら 岩をも砕く シブキ立ち込め 打ち寄す波に 右にてぐすを 左でろこぎ つらい漁師に たえて来た 空のヨ~ 空のヨ~ 入道雲がヨ~ どこか似ている おやじの顔に つらい時には入道雲を じっとにらんで おやじの苦労 想い出しては たえて行く | 一条貫太 | 佐義達雄 | 佐義達雄 | 馬場良 | 海はヨ~ 海はヨ~ でっかい海はヨ~ 俺を育てた おやじの海だ 沖で苦労の シラガも増えて 汐のにおいが はだ身にしみた そんなおやじが いとをしい 今はヨ~ 今はヨ~ 静かな海もヨ~ 一度荒れたら 岩をも砕く シブキ立ち込め 打ち寄す波に 右にてぐすを 左でろこぎ つらい漁師に たえて来た 空のヨ~ 空のヨ~ 入道雲がヨ~ どこか似ている おやじの顔に つらい時には入道雲を じっとにらんで おやじの苦労 想い出しては たえて行く |
| あの娘が泣いてる波止場想い出したんだとさ 逢いたくなったんだとさ いくらすれても 女はおんな 男心にゃ わかるもんかと 沖のけむりを 見ながら あゝ あの娘(こ)が泣いてる 波止場 呼んでみたんだとさ 淋しくなったんだとさ どうせカーゴの マドロスさんは 一夜(いちや)泊まりの 旅の鴎と 遠い汽笛を しょんぼり あゝ あの娘は聞いてる 波止場 涙捨てたんだとさ 待つ気になったんだとさ 海の鳥でも 月夜にゃきっと 飛んで来るだろ 夢ではろばろ それをたよりに いつまで あゝ あの娘がたたずむ 波止場 | 一条貫太 | 高野公男 | 船村徹 | 池多孝春 | 想い出したんだとさ 逢いたくなったんだとさ いくらすれても 女はおんな 男心にゃ わかるもんかと 沖のけむりを 見ながら あゝ あの娘(こ)が泣いてる 波止場 呼んでみたんだとさ 淋しくなったんだとさ どうせカーゴの マドロスさんは 一夜(いちや)泊まりの 旅の鴎と 遠い汽笛を しょんぼり あゝ あの娘は聞いてる 波止場 涙捨てたんだとさ 待つ気になったんだとさ 海の鳥でも 月夜にゃきっと 飛んで来るだろ 夢ではろばろ それをたよりに いつまで あゝ あの娘がたたずむ 波止場 |
| かえり船波の背の背に ゆられてゆれて 月の潮路の かえり船 霞む故国よ 小島の沖じゃ 夢もわびしく よみがえる 捨てた未練が 未練となって 今も昔の 切なさよ 瞼合わせりゃ 瞼にしみる 霧の波止場の 銅鑼(どら)の音 熱い涙も 故国に着けば 嬉し涙と 変わるだろ 鴎行くなら 男の心 せめてあの娘(こ)に 伝えてよ | 一条貫太 | 清水みのる | 倉若晴生 | 安藤実親 | 波の背の背に ゆられてゆれて 月の潮路の かえり船 霞む故国よ 小島の沖じゃ 夢もわびしく よみがえる 捨てた未練が 未練となって 今も昔の 切なさよ 瞼合わせりゃ 瞼にしみる 霧の波止場の 銅鑼(どら)の音 熱い涙も 故国に着けば 嬉し涙と 変わるだろ 鴎行くなら 男の心 せめてあの娘(こ)に 伝えてよ |
| 祝い船晴れの門出の はなむけに 唄に踊りに 手拍子を 今日はめでたい 心の船出 辛いこの世の 荒波越えて ドンと漕ぎ出す 祝い船 今度港に 着くときは 子舟 孫舟 連れて来い 今日はめでたい 二人の船出 愛の積荷と しあわせ乗せて 鶴と亀との 祝い船 いまは名もない 舟だけど いつかなります 宝船 今日はめでたい 希望の船出 夢の帆柱 天までとどけ 舵を明日へ 祝い船 | 一条貫太 | 千葉幸雄 | 中村典正 | 植原路雄 | 晴れの門出の はなむけに 唄に踊りに 手拍子を 今日はめでたい 心の船出 辛いこの世の 荒波越えて ドンと漕ぎ出す 祝い船 今度港に 着くときは 子舟 孫舟 連れて来い 今日はめでたい 二人の船出 愛の積荷と しあわせ乗せて 鶴と亀との 祝い船 いまは名もない 舟だけど いつかなります 宝船 今日はめでたい 希望の船出 夢の帆柱 天までとどけ 舵を明日へ 祝い船 |
| 男の港板子一枚 生命をはった 男度胸の 海が呼ぶ 競う船出を 送ってくれる ありがとう 浜千鳥の群れよ 豊後(ぶんご) 鶴御崎(つるみざき) 男の港 踊る銀鱗 しぶきの華に 親父ゆずりの 腕がなる 照らせ男の この晴れ舞台 ありがとう 水の子の灯台(あかり) 豊後 鶴御崎 男の港 高くかかげた 大漁旗を 待っているだろう 紅椿 松浦港(まつらみなと)は もうすぐ近い ありがとう 黒潮の幸よ 豊後 鶴御崎 男の港 | 一条貫太 | 穂積淳・結城忍 | 中村典正 | 南郷達也 | 板子一枚 生命をはった 男度胸の 海が呼ぶ 競う船出を 送ってくれる ありがとう 浜千鳥の群れよ 豊後(ぶんご) 鶴御崎(つるみざき) 男の港 踊る銀鱗 しぶきの華に 親父ゆずりの 腕がなる 照らせ男の この晴れ舞台 ありがとう 水の子の灯台(あかり) 豊後 鶴御崎 男の港 高くかかげた 大漁旗を 待っているだろう 紅椿 松浦港(まつらみなと)は もうすぐ近い ありがとう 黒潮の幸よ 豊後 鶴御崎 男の港 |
| 貫太のどっこいソーランハァー ドッコイショ ドッコイショ (ドッコイショ ドッコイショ) ハァー ドッコイショ ドッコイショ (ドッコイショ ドッコイショ) ソーラン ソーラン (ソーラン ソーラン) ソーランソーラン (ハイ ハイ ハイ) ハァー 西の国から 東から (ハッ!) よくぞ来ました 皆々様よ 笑顔 笑顔の その顔見れば 人が輪になる 花になる 貫太のどっこい (ソレソレソレソレ) ソーラン節に乗せまして (ハイ!) 歌に合いの手 掛け声あれば 歌うこころの 血が燃える チョイ ヤサエー エンヤーサーのドッコイショ (ハー ドッコイショ ドッコイショ) (ハッ!) (ハーヨイショ) (ハアッ) (ソレソレソレソレ) ソーラン ソーラン (ソーラン ソーラン) ソーランソーラン (ハイ ハイ ハイ) ハァー 今日の出逢いが 俺らには(ハッ!) 明日の力よ 宝の山よ 雨が降ろうと 舞台に上がりゃ 光るライトで 虹になる 貫太のどっこい (ソレソレソレソレ) ソーラン節に乗せまして (ハイ!) 拍手喝采 嵐を浴びりゃ 夢が広がる 歌の旅 チョイ ヤサエー エンヤーサーのドッコイショ (ハー ドッコイショ ドッコイショ) (ハイハイ)(ハイハイ) 貫太のどっこい (ソレソレソレソレ) ソーラン節に乗せまして (ハイ!) 拍手喝采 嵐を浴びりゃ 夢が広がる 歌の旅 チョイ ヤサエー エンヤーサーのドッコイショ (ハー ドッコイショ ドッコイショ) ハッ ドッコイショ ドッコイショ (ドッコイショ ドッコイショ) ハッ ドッコイショ ドッコイショ (ドッコイショ ドッコイショ) (KANTA) (KANTA) | 一条貫太 | 万城たかし | 宮下健治 | 猪股義周 | ハァー ドッコイショ ドッコイショ (ドッコイショ ドッコイショ) ハァー ドッコイショ ドッコイショ (ドッコイショ ドッコイショ) ソーラン ソーラン (ソーラン ソーラン) ソーランソーラン (ハイ ハイ ハイ) ハァー 西の国から 東から (ハッ!) よくぞ来ました 皆々様よ 笑顔 笑顔の その顔見れば 人が輪になる 花になる 貫太のどっこい (ソレソレソレソレ) ソーラン節に乗せまして (ハイ!) 歌に合いの手 掛け声あれば 歌うこころの 血が燃える チョイ ヤサエー エンヤーサーのドッコイショ (ハー ドッコイショ ドッコイショ) (ハッ!) (ハーヨイショ) (ハアッ) (ソレソレソレソレ) ソーラン ソーラン (ソーラン ソーラン) ソーランソーラン (ハイ ハイ ハイ) ハァー 今日の出逢いが 俺らには(ハッ!) 明日の力よ 宝の山よ 雨が降ろうと 舞台に上がりゃ 光るライトで 虹になる 貫太のどっこい (ソレソレソレソレ) ソーラン節に乗せまして (ハイ!) 拍手喝采 嵐を浴びりゃ 夢が広がる 歌の旅 チョイ ヤサエー エンヤーサーのドッコイショ (ハー ドッコイショ ドッコイショ) (ハイハイ)(ハイハイ) 貫太のどっこい (ソレソレソレソレ) ソーラン節に乗せまして (ハイ!) 拍手喝采 嵐を浴びりゃ 夢が広がる 歌の旅 チョイ ヤサエー エンヤーサーのドッコイショ (ハー ドッコイショ ドッコイショ) ハッ ドッコイショ ドッコイショ (ドッコイショ ドッコイショ) ハッ ドッコイショ ドッコイショ (ドッコイショ ドッコイショ) (KANTA) (KANTA) |
| 凪か 嵐か風が吹く 雨が降る 夢に向かって 生きるには 避けて通れぬ いばら道 急ぐな 焦るな あわてるな 男の海は 凪か嵐か でたとこ勝負 覚悟の船出 あゝ龍神よ 天地をさらせ 波が立つ 岩を砕(う)つ まるで人生 生きうつし 頭だしたら 叩かれる 怒るな 威張るな のぼせるな 男の海は 凪か嵐か お天道様も 教えてくれぬ あゝ龍神よ 暴れちゃならぬ 雪すだれ 吹雪舞う 冬があるから 春になる 今は闇でも 夢がある 嘆くな 腐るな なまけるな 男の海は 凪か嵐か 荒波越えりゃ この血が燃える あゝ龍神よ 明日を照らせ | 一条貫太 | 万城たかし | 宮下健治 | 猪股義周 | 風が吹く 雨が降る 夢に向かって 生きるには 避けて通れぬ いばら道 急ぐな 焦るな あわてるな 男の海は 凪か嵐か でたとこ勝負 覚悟の船出 あゝ龍神よ 天地をさらせ 波が立つ 岩を砕(う)つ まるで人生 生きうつし 頭だしたら 叩かれる 怒るな 威張るな のぼせるな 男の海は 凪か嵐か お天道様も 教えてくれぬ あゝ龍神よ 暴れちゃならぬ 雪すだれ 吹雪舞う 冬があるから 春になる 今は闇でも 夢がある 嘆くな 腐るな なまけるな 男の海は 凪か嵐か 荒波越えりゃ この血が燃える あゝ龍神よ 明日を照らせ |