ハンマーガール斉藤壮馬 | 斉藤壮馬 | 斉藤壮馬 | 斉藤壮馬 | Saku | たとえばページを めくったその先には 続きがあるみたいな 予定調和 そんな日々だわ わたしだけのものには ならないこのほしなら くだいてしまうだけよ 遊星の上 ハンマー持って 大胆不敵に笑うきみは こんな世界を壊しに来たのかい? 安寧脳じゃ物足んないや 堂々巡りの因果を断て すべてを敵に回したとしても どこかで誰かないている 宇宙の片隅からの波動 どこかで誰かないている 子供の呼び声のようなハロー わたしだけのものには ならないこのほしなら くだけちるほどあいそう 遊星の上 ハンマー持って にやりと笑うきみならさ こんな世界を壊せるはずだろ? そんなんもうね まるで魔王 創造どおりの銀河を断て 全部まるごと抱きしめてみせるよ |
Sway斉藤壮馬 | 斉藤壮馬 | 斉藤壮馬 | 斉藤壮馬 | Saku | ある満月の夜 きみはほら 自転車に乗って 街を出ていく まだ火照った肌は 冷やさせない どうしようもない ことばかりさ どうしようもない ペダルを漕ぐだけさ sway… 風になっていく 飛び乗っていく 夜空の下に見た きみの知らない 最果ての地 焦らないで さあ 息を吸って 先は長い 止まらない 逸る鼓動 のぼるのさ 月への階段を sway… 風になっていく 飛び乗っていく 風になっていく 飛び込んでいく 光速も置き去りで きみは駆けていく 眼前の永遠さえも いらないみたいに |
ヒラエス 斉藤壮馬 | 斉藤壮馬 | 斉藤壮馬 | 斉藤壮馬 | Saku | たとえば、誰かとすれ違い なぜだか 処理落ち 世界の時が止まったり どこかでなにかを忘れてきたような 予感がふと訪れたら あるいは、木の葉が舞い散る季節や 風の音 ふとした戯言なんかに どうしようもなくね デジャヴがよぎる 毒が混ざる 美しい記憶だわ なんて身勝手な ぬるま湯に溺れて痛いな ダーザイン ゆらいで 空を切るQはA 答えを求めているよ 掌からこぼれた 幾億の祈りの残滓 二度とは開けない 土の深い底 タイムカプセルは眠らせたまま 懐かしい場所ごと 星に還したら バクテリアが食べてくれる もどかしくもあるけど 不思議とどこか 満ち足りたような気もするから さよなら、もまたね、も 言わずにこのまま 砕け散ってしまえばいいよ あのころに戻れないなら せめてこの身 焼き尽くして 整合性など 捨ておけ、だろ? 正当性など ああ 灰にきらめく過去を 日常が上書きしていく きっと もう二度とはない 名前も失くしてしまうよ もう二度とはない |
ノクチルカ 斉藤壮馬 | 斉藤壮馬 | 斉藤壮馬 | Saku | Saku | いつのまにかさすらい よるべのない日々さ 流れに身を任せて ふらふらり たゆたって 泥に抱かれ どろり 眠るだけ ここじゃなくてもいい、と 誰かに呟いた 終の棲家などない 根なし草 それでいいよ どこへ逃げて 飾り立てても 誤魔化せないの そんな資格ないから 剥がれ落ちて 暴かれていく 厳然たる事実だけが影 それでもまだ ひとひらだけ 奪われたくはないから 浅瀬を泳いでいる 醜い魚のようだ 揺籃を這い出て 流れゆく どこまでも 罪も罰もすべてが 背負うべき荷物で 水底へ沈んでいく 呼吸さえままならず 潮の流れが 誘うならそうだろう たとえこうして かわしたとて 完全なる逃避行は ねえ それならばもう わずかでいい 譲れないものがあるなら 剥がれ落ちて 暴かれていく 純然たる温度だけが生 それでもただ ひとひらだけ 手放さなくていいかもな 拙い諧謔かな それでも構わないのさ この淡い光を 渡さない これだけは あげないから ノクチルカ |
共犯者 斉藤壮馬 | 斉藤壮馬 | 斉藤壮馬 | 斉藤壮馬 | Saku | 揶揄ったふりで騙し通せたつもりかい? 謀った論理展開で仲良く堕ちていく 集団行動の訓練日 徒党を組んだ民衆に アジられている まやかしの権化 拾い集めても0点で マーヤー 半身を探し彷徨うならば さあ この手を取って 共犯関係になろうよ 無垢な退屈になど 戻らせないぜ ただただ妙にとんがった歪な片割れ 平等平等(へらへいとう)そんなヘイトまで足並み揃える 味わった混迷のメイズ 誰かの雰囲気をゲイズ 飽き飽きだろ? さあ この手を取って 道の外を歩こうよ 間違いだらけでも かまわないから 飛び降りてみても 空は意外に 広くもなくてさ 想定内のかんじ だからこそいいじゃない まさにうってつけの日だわ 踏み出すかどうかは あなた次第さ どうするの? さあ この手を取って 共犯関係になろうよ 無垢な退屈になど 戻らせないぜ |
Riot! 斉藤壮馬 | 斉藤壮馬 | 斉藤壮馬 | 斉藤壮馬 | KYOTOU-O | 雷鳴轟く部屋 閉じこもり さあ豪華絢爛なパーティが始まるぜ 大量の酒とスナック 買い込んで マダミスをやるぜ Life goes on センスオブワンダー 失った 平凡な毎日で 享楽的に足掻いた それがぼくらの生 Riot!Riot! Riot!Riot! だいたいの物事は 生活に 回収されていく そんなもんです大概ね まあそれはそれとて 酒がない みりんのロックでどう?だめ? C'est la vie センスオブワンダーなんてさ あったってなくたって こんな日がたまに あれば充分 ていうか充分だろ! Riot!Riot! Riot!Riot! |
mm 斉藤壮馬 | 斉藤壮馬 | 斉藤壮馬 | 斉藤壮馬 | Saku | たった数ミリのこと それだけで 一切合切 なにもかも狂って 呻き 苦しみに耐えている 本当は知ってたんだ ただの惰性だってさ 嘘でもいいから 誰か教えてくれ なあ なにが正解で なにが間違ってんの ぼくらの骨や 肉のすべてが もう一度軋んだってもはや 正しさなんて わかんねえよ 調子はどう?って 尋ねられても 声にならない懊悩 確かにかつて 感じたはずの 心地よさはない どっかずれちまったようだ それだけわかっていても なす術もないから ぼくを丸ごと全部 壊して治してよ 痛いとこなんて 無数にあって どこがどうって言えない たった数ミリで なにが変わるの 信じられないや 鏡の中で 知らない人が 眼を開いてぼくを見てる ならばもう 歌うよ 不確かなものを 未だにぼくは 受け止めきれていない けれど 少しだけ両の 口角がほら 上がっているだろ? |
雨の庭斉藤壮馬 | 斉藤壮馬 | 斉藤壮馬 | 斉藤壮馬 | Saku | 雨の庭 記憶は綻んで 腐っていく沈丁花 出口のない迷路 わずかばかりでいい この指に触れていて 盲いた今なお あなたを探してる 雨がやんだら あなたはもう 別のどこかへと いってしまう だから今は あと少しだけは まなざしをとめないで ゆらゆらめぐる 螺旋のような 絡まりあう 幾重もの縁は 離れたとても また撚りあわさる 泡沫の逢瀬を あなたといた あの時間は たとえ刹那でも かなしかった 交わされない さよならはいらない 泣かないで、ね? 雨がやんだら あなたはもう 別のどこかへと いってしまう だから今は あと少しだけは まなざしをとめないで まだいかないで |
Puppet Mood 斉藤壮馬 | 斉藤壮馬 | 斉藤壮馬 | 斉藤壮馬 | Saku | がらん わからん 退廃の味 からっぽの注射器はおいしいの みんな笑ってる 知ってるよ 頭に花が咲くんだろ きっと美しい空五倍子色だろうね みんななにしてんの 路地裏 ダダのにおい 腐ったまま? 蟻の群れを惑わせる 右の石を投げつける 苦い飴を噛み砕く 最高の快感になりそうじゃん サヴァン たまらん 曖昧いとをかし 駄々っ子のシンセミア もういいよ みんなわかってる 電脳の街 あながち 間違いがちね いっそこのままなめずりあってこうぜ みんな騙してんの 動機ぐらい 好きにしな とんだ三文芝居 だれる雨を跳ねのける 燃える家具を打ち捨てる エゴの果てを突き詰める 最強の快楽にとべそうじゃん なんだ簡単 蜘蛛の糸 掴んだまま 引き摺り下ろせ うるせえ 神の酒を飲みくだす 傀儡なれど歩き出す 鞭の雨も受け入れる 尋常なショーなどくだらないや |
(Fake)Flowers 斉藤壮馬 | 斉藤壮馬 | 斉藤壮馬 | 斉藤壮馬 | Saku | 感染経路は未だわからない 正体不明の妄想に囚われ まがいもんのこんなやつでも なんかいちゃうね、ああ だいたいわかっている、なんてあやふや 前後不覚のぬかるみ、沈んでいる なあなあですまし、顔で訊いちゃう 存在価値はある? 花々が舞い踊る 紡ぐ調べはほら シュプレヒコール 憧れは捨て去って 揺れる陽だまりは 蜃気楼で 散々だったな 振り返れば 残念ばっかの外れくじ専門 だが今日から全部変わるぜ 存外価値はある わがままな足取りで 溶ける木漏れ日 ごらん シュプレヒコール 神さまがまばたいた 瞬間、触れた指を 覚えていて 花々が舞い踊る 紡ぐ調べはほら シュプレヒコール 憧れは捨て去って 揺れる陽だまりは 蜃気楼でいい 夢を見るよ 琥珀の繭で 夢を見よう |
ベントラー 斉藤壮馬 | 斉藤壮馬 | 斉藤壮馬 | 斉藤壮馬 | Saku | 誰もが単に、歳を重ねていくとしても こんなふうに、いやらしい大人になるとはね 名前や論理をどれだけ覚えたとこで 模範回答だけじゃ届かない 大事にしていたあの宝箱はとっくに ゴミの山になっている いつか信じたあの呪文も 来るはずだった終末も 気づけば通りすぎていった笑い話で 石ころを蹴って歩いた 祈りを込め空を見上げた あの気持ちはなんだったっけ あるいは単に、誰もが気づいてはいたけど 優しいあまり、見てみぬふりをしてくれていて もしかしたらすべて 何もかもが陰謀? あれもこれも借り物でいいや ずるくて狭いぼくの宝箱はとっくに ガラクタで埋まっている あの日鳴ったオリジナルコード 午前4時の世界の温度 肺を満たす空気のにおい 鉱石の色 どこで落としたんだろうな 自ら手放したような 本当に持ってたんだっけ? いつか信じたあの呪文も 来るはずだった終末も 気づけば通りすぎていった笑い話で 石ころを蹴って歩いた 祈るように空を見上げていた この気持ちはなんだったっけ ベントラー、 ベントラー、 スペースピープル |