野狐禅「ガリバー」の歌詞一覧リスト

曲名 歌手名 作詞者名 作曲者名 編曲者名 歌い出し
日々、割れた日々野狐禅野狐禅竹原ピストル竹原ピストル野狐禅友達から貰ったドラムスティック 貰ったはいいけど 俺 ドラムなんて叩けないもんだから とりあえずそれで肋骨擦って遊んでた コロコロと可愛らしい音が鳴った  飛び散る油に悪戦苦闘しながら 彼女が餃子を焼いている 僕にはその資格があるだろうか その背中をそっと抱きしめる資格があるだろうか  日々、割れた日々 日々、割れた日々 君よ リップクリームでギトついたその唇でキッスしてくれないか 日々、割れた日々…  例えば混み合う銭湯の浴槽の中 こっそり放尿したくなる衝動 俺 そういうのを大事にしたい ずっとずっと大事にしたい  例えばエグいタイトルのエロビデオを アカデミー賞受賞作でサンドイッチしてコソコソレンタルする侘しさ 俺 そういうのを大事にしたい ずっとずっと大事にしたい  日々、割れた日々 日々、割れた日々 君よ リップクリームでギトついたその唇でキッスしてくれないか 日々、割れた日々…
青春ゴーズ・オン野狐禅野狐禅濱埜宏哉濱埜宏哉GENTA・野狐禅君となぞる思い出の日々は 鮮やかな花のよう 揺れ続ける僕のつぶやきが壊れきれず待ち惚け 畳みかけた夢に似た温度の 生ぬるい時間の中 こぼれ落ちる もうじき30のため息は何を語る?  デタラメとグズグズで塗り潰してきた人生に 「ボチボチか?」と尋ねても 何も答えちゃくれない  歳月は 夢を終わりへと導いてゆくのに 心は まだ何か欲しがってるみたいだ 僕たちが向かうこの道は 青く輝いているか? 心は 未だ見ぬ春を 待ち焦がれてるのか?  君となぞる思い出の日々は 鮮やかな花のよう こぼれ落ちる もうじき山積みのため息は何を語る?  デタラメとグズグズで塗り潰してきた人生に 「まだまだこれからか?」と尋ねても 何も答えちゃくれない  夕闇は ときに残酷な現実を連れてくる くやしいよ まだ何か 僕は足りないみたいだ そして僕は また悩み出し 夜は更けてゆく 苦しみは 未だ見ぬ明日を 連れてきてくれるのか?  歳月は 夢を終わりへと導いてゆくのに 心は まだ何か欲しがってるみたいだ 僕たちが向かうこの道は 青く輝いているか? 心は 未だ見ぬ春を 待ち焦がれてるのか?
じゅうじか野狐禅野狐禅竹原ピストル竹原ピストル野狐禅残ったものは くたびれた約束と ゆがんだ足跡と いつかのあの歌 忘れるためなのか 覚えておくためなのか 夕べは夕べで これまた必要以上に飲んだ  “朝日に照らされれば 照らされるほど 暗くなってゆくものって な~んだ? 答えはこの暮らしです”とかなんとか ブツクサ言いながら カーテンを開けた  窓の外 ボンヤリと ボンヤリと 街の教会の 十字架 十字架 ジュウジカ じゅうじか ジュウジか 十時か もう十時か もう十時か、ヤベェ、バイト また遅刻だ!!  残ったものは くたびれた約束と ゆがんだ足跡と いつかのあの歌 爽快感ゼロ 粘ついた労働の汗に 給料袋 ペタンと貼りつけて  ため息ひとつ 夜道を歩く ため息ふたつ トボトボ歩く ああ こんな時 一心不乱 神様にすがりつけるような強い人間だったらな  見上げれば ボンヤリと ボンヤリと 街の教会の 十字架 十字架 ジュウジカ じゅうじか ジュウジか 十時か まだ十時か まだ十時か、どっかで一杯やっていこうか  じゅうじか
風来坊野狐禅野狐禅竹原ピストル竹原ピストルGENTA・野狐禅もしも 何らかの罰ゲームかなんかで 背中に何らかのタトゥーを入れなきゃいけなくなったとしたら 迷わず君の顔を彫るよ いつも泣かしてばかりだったから せめてそんなときくらい 笑ってる君の顔を彫るよ  “どこほっつき歩いてたの?” ふくれっ面で訊いてくる君が居なくなって どこにでもほっつき歩けるようになったはずなのに 何故かどこにもほっつき歩きたくなくなった…  風来坊 そっか そっか そりゃあそうだよなぁ 風来坊 だってぼくはいつだって君に向かってほっつき歩こうとしてたんだもんなぁ  元気でやっているかい? ムシのいい話だけど たまにはぼくのこと思い出してくれよ ぼくは今 ふらり立ち寄った焼き鳥屋のカウンターで 鼻の穴にマリッジリングを突っ込んで他の客達から ドッカリ笑いをとっているところ  “もうちょっとまともな歌は歌えないの?” ふくれっ面で訊いてくる君が居なくなって どんな歌でも歌えるようになったはずなのに 何故かどんな歌も歌いたくなくなった…  風来坊 そっか そっか そりゃあそうだよなぁ 風来坊 だってぼくはいつだって君に向かって歌おうとしてたんだもんなぁ
秋月野狐禅野狐禅濱埜宏哉濱埜宏哉野狐禅物憂げな 秋の夜長は 目障りで 僕は 僕の人生を ふらり ふらり  妄想だけ 巡るばかりの 狭い部屋で 僕は 僕の人生を ふらり ふらり  「遠くに行きたいね」って ああ 君の 意味深なつぶやきは この胸の温度を 少し寝苦しく変えながら 虚しさと葛藤と消耗で 彩られた夜を そっと秋色に 馴染ませてゆきます  「遠くに行きたいね」って ああ 君の 意味深なつぶやきは この夢の輪郭を 少し色濃く変えながら 悔しさと淋しさと焦燥で 弾けそうな僕は そっと静寂に 溶け込んでゆきます  遠くに行きたいね いつか この光が 届くところへ  おぼろげな 夢をめぐりて 夜もすがら 僕は 僕の人生を ふらり ふらり
不完全熱唱野狐禅野狐禅竹原ピストル竹原ピストルGENTA・野狐禅噴火して1000m 噴火して2000m 噴火してとうとう3776m ドンピシャリ富士山とまったく同じ標高 高く高く積み重なった私の未練 布団を這い出た サンダルを突っ掛けた 外に飛び出した はてさて到着したのはちょっとした小高い丘の上にある古びた神社 賽銭箱に25円 そんでもって バッチンバチンに拍手を打つ いえいえ“これできっと私は二重の御縁に恵まれるであろう”とかなんとか そんなことははっきし言って別にどうでも良いのでございます  問題はあと2、3時間もすれば昇ってくるであろうお日様が あの頃と同じように今の私にも強烈な嫉妬を 抱かせてくれるのかどうかなのでございます  何にも欲しくなくなって 何かが足りなくなった 何にも叫びたくなくなって 何かが雄叫びをあげた  不完全熱唱  卵焼き3切れ ウィンナー2本 ミートボールは景気良く5個 表面温度約250℃ フライパンの上でのたうち回る私の葛藤 箸でつついた 引っ掻き回した 手首を上手く使ってひっくり返した はてさて完成したのはボチボチ出勤するであろう妻のためにこさえたお弁当 刻み海苔を用いて“ガンバレ”などと文字を作ってみたりもした いえいえ“これできっと私の愛情が 妻にバッチリ伝わるであろう”とかなんとか そんなことははっきし言って別にどうでも良いのでございます  問題はこれまで散々苦労をかけてきた妻に もう一度あの場所に戻りたいという 言うなれば“再起の衝動”を 素直に打ち明けるべきかどうかなのでございます  何にも欲しくなくなって 何かが足りなくなった 何にも叫びたくなくなって 何かが雄叫びをあげた  不完全熱唱  合法は合法 だがしかしある意味 違法よりももっともっと違法 この世で最も中毒性の高い疾走感という名のドラック 完全に蝕まれた私の魂 洋式便器に腰掛けた 貯水タンクを背もたれにした 視線をフワフワと宙に泳がせた はてさて そんな体勢のまま かれこれ1時間強 そろそろケツの感覚も定かでない状態 いえいえ これで“今日こそは何が何でも 便秘の苦しみから抜け出してやろう”とかなんとか そんなことははっきし言って別にどうでも良いのでございます  問題ははたして私のこの姿が 『あしたのジョー』のラストシーンと 同義であると言えるかどうかなのでございます  何にも欲しくなくなって 何かが足りなくなった 何にも叫びたくなくなって 何かが雄叫びをあげた  不完全熱唱
東京マシンガン野狐禅野狐禅竹原ピストル竹原ピストル野狐禅あきらめるには 早過ぎるような気がして 始めてみたんじゃないか あきらめるには 遅過ぎるような気がして 終わる必要が無くなったんじゃないか  プックリとふくらんだ 私のボンヤリを 針でつついて パチンと弾けさせたのは ボチボチ 終点 東京ですよ そんな内容の 車内アナウンス  あれからどんくらい経ったっけ? あれからずいぶん経ったよな? 例えば週末の都内某副都心 スクランブル交差点のド真ん中に立ち尽くしては ごったがえす東京共をマシンガンで皆殺しにする  ‥‥そんなクソみたいな空想にふけっていた あの頃の私は もういないんだ  忘れてしまうには 早過ぎるような気がして 思い出してみたんじゃないか 忘れてしまうには 遅過ぎるような気がして 忘れる必要が無くなったんじゃないか  ヘタクソがやった テトリスみたい やたらめたらと 高層ビル 一体 いつからだろうか この街をこんなにスルスル歩けるようになっちゃった  あれからどんくらい経ったっけ? あれからずいぶん経ったよな?  例えば週末の都内某路線最終電車 粘ついた吊り革にぶら下がっては 酒臭い息を垂れ流しやがる東京共をダイナマイトでブっ飛ばす  ‥‥そんなクソみたいな空想にふけっていた あの頃の私は もういないんだ
ならば、友よ(アルバムバージョン)野狐禅野狐禅竹原ピストル竹原ピストル“その先には一体、何があるのか”とかなんとか そういった類のどうしようもなくアホタレたこと やっぱ考えたくなる 大いに、考えたくなる  結局、上手いこと寝つけないまま迎えた朝っぱらの朝っぱら 半ばイヤがらせチックに、オマエにメールなんぞ送ってみれば バッチリ返事が返ってきやがったもんだから 思わず吹き出しつつも、ちょっくらオマエに本音を語ってみようと思った  なぁ、友よ、“夢”っていう言葉は きっとあきらめた人が 発明したんだろう ならば、友よ、死ぬ間際でいいや 君と夢を語り合うのは 死ぬ間際でいいや。  窓の外、美しき思い出の点滅めがけて 時計の針をフルスイングしてみるけど あえなく、空振り三振 しまいにゃメソメソやりだす始末  冷蔵庫にスッ飛んでいった右ウデを ここはあえてグイっと引きもどして ポエムをつづってみようと思った オマエにあてたポエムをつづってみようと思った  なぁ、友よ、“青春”っていう言葉は きっと立ち止まった人が 発明したんだろう ならば、友よ、死ぬ間際でいいや 君と青春を語り合うのは 死ぬ間際でいいや。  座席につけるか否かに全力で一喜一憂する通勤電車の中 レールの傾斜に合わせてコロコロ転がりつづける血走った眼球は 女子高生が熱心にうち込んでいるメールをのぞき見る ギュウギュウ詰めの火薬はツマ先がチョコンとぶつかっただけで 簡単に大爆発を起こし、飛び散る火花は、凝固しかかった血液のような、 限りなくがんじがらめに近い色彩だ‥‥。  なぁ、友よ、“夢”っていう言葉は きっとあきらめた人が 発明したんだろう ならば、友よ、死ぬ間際でいいや 君と夢を語り合うのは 死ぬ間際でいいや。
野狐禅野狐禅濱埜宏哉濱埜宏哉野狐禅駅前の 痩せた木の下で 大好きなタバコに 僕は火をつける 大きな息を 白く吐き出して 僕は嫌なこと ひとつ 忘れる  借りっぱなしの 古い約束を あわただしい日々で 擦り減らして この都会に 何があるのか そんなことさえも わからなくなる  遠く 遠く 遠く 離れていても この胸の痛み 消えないから きっと独りでも 平気だよね  君に似た声を いつか聞いたよ 喧騒の駆け抜けた ほんの静寂に  駅前の 痩せた木の下で 桃色の粒を 僕は見つけたよ 狂い咲いた 夢か 涙か 僕は君のこと ひとつ 忘れる
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