あなたにとって由紀さおり | 由紀さおり | アンジェラ・アキ | アンジェラ・アキ | | 眠っている大地に絹のような優しい雨降れば 野花が芽を出す あなたにとって雨でありたい 華やかな街並みは遷り変わってゆくけれど 山は静かに聳える あなたにとって山でありたい すみれ香るそよ風 甘い思い出を乗せて 忘れかけた夢をみる あなたにとって風でありたい 凍てつく体を寄せ 焚き火に手をかざしたら 心までが熱くなる あなたにとって炎でありたい 空に夕日の足跡 淡い光を見上げて そっと手を握りしめる あなたにとって いつの時代も あなたにとって愛でありたい |
覚えていてね由紀さおり | 由紀さおり | いしわたり淳治 | 川口大輔 | 亀田誠治 | 覚えていてね 遠いあの日 夢のような 恋をしてたこと 傘もささずに ふざけあって 雨の街へ 駆けだした どれだけ時が過ぎても あなたよりも 愛した人は なかった 雨がそぼ降る こんな夜は 夢のなかで 会えるといいね 覚えていてね 別れの夜 かなしすぎて 嘘をついたこと 見つめた目から こぼれ落ちた ひとしずくの 流れ星 最後の願いも口に 出せないまま 「元気でいて」と 笑った 心さみしい こんな夜は 夢のなかで 会えるといいね 覚えていてね 覚えていてね 覚えていてね |
ひだまり由紀さおり | 由紀さおり | 水野良樹 | 水野良樹 | 亀田誠治 | なぜか あの日の空に 似ている気がして 風のなかに消えた背中を 思い出してた いくつ春を越えたでしょう さよなら越えたでしょう まぶたの奥で あなたは 手を振るだけなの しあわせなんて つかめそうで つかめない 星のひかり だけど不思議ね 追いかけて 追いかけて わたしは今ここにいる 愛していたのと つぶやいてみても 返事はこないの 風が吹くだけ ひだまりのような 優しいおもいで 胸に 胸に 抱きしめ 生きていくだけ 若いふたりの夢など でこぼこだらけで 大きさだけを競いながら じゃれあっていたけど わたし怖かったの 願いが叶うときは はなればなれの道になると わかっていたから こころを決めて 歩いてきた さびしさを知られぬように 夜のつめたさ せつなくて せつなくて なんども頬をぬらした 涙のつづきを 生きていかなくちゃ そう言い聞かせて 笑ってきたのよ いのちをふるわせ ぬくもりに変えた 想い 想い 歌っていけたら 戻れはしないの でもそれでいいわ 出逢いたい明日が わたしにはある ひだまりのような 優しいおもいで 胸に 胸に 抱きしめ 生きていくだけ |
隠恋慕由紀さおり | 由紀さおり | 松井五郎 | 亀田誠治 | 亀田誠治 | ここから先は 苦しくなると 心がぼとり 音を立て 女になんか 生まれたからと 涙がほろり きりがない 欲しがりながら 怖がりで 幸せ探す かくれんぼ もういいかい もういいかい まーだだよ 戻れぬ道で また立ち止まる 落葉がひらり 風にゆれ 好いて好かれて 傷つけあって 二人はひとり しかたない 躊躇うくせに 欲張りで 日の暮れなのに かくれんぼ もういいかい もういいかい まーだだよ もういいかい もういいかい まーだだよ |
de l'aube a l'aube ~夜明けから夜明けまで~由紀さおり | 由紀さおり | 永積崇 | 永積崇 | 亀田誠治 | 言葉も無くて 離れられないね 見つめ合う二人を 赤く染める de l'aube? l'aube 子供のように 笑う君だった 見えなくなるまで 手を振りあった de l'aube? l'aube 愛されていたね どんな時だって 目の前の景色に 君だけがいないから 君の優しさがよくわかる 今さら 夜と朝が交わる場所へ さよならも告げずに 行ってしまった de l'aube? l'aube いつの日か君の記憶を辿って 今日の痛みを希望にかえる歌が ルルル 生まれることだろう 待ってて 朝と夜が交わる場所で 君にまた逢いたい この声は この歌声は 聴こえているかい? de l'aube? l'aube |
岸辺の恋人由紀さおり | 由紀さおり | 森雪之丞 | 亀井登志夫 | 亀田誠治 | 胸の森が騒ぐ朝 恋は始まっているの 風は走り草を掻き分け 道を教える 夢の続きを 探して迷う あなたも旅人ね 少し並んで 歩きましょうか ゆらり揺らめき きらきらり煌めき 時の岸辺を 少し トンボ捕まえてくれた 少年によく似たあなた あの日燃えてた夕陽の赤 忘れられずに 夢の終わりは 誰も知らない 旅は果てしなくて 心ふれたり はぐれてみたり 明日(あす)にときめき 愛しさに騒(ざわ)めき 時の岸辺で 二人 夢をまた 探して迷う あなたも旅人ね 少し並んで 歩きましょうか ゆらり揺らめき きらきらり煌めき 時の岸辺を 少し ゆらり揺らめき… きらり煌めき… |
椿由紀さおり | 由紀さおり | 吉澤嘉代子 | 伊澤一葉 | 伊澤一葉・亀田誠治 | 雪の青めく肌に 零れ落ちた椿が 夢を見ているように 空を仰いだ 燃ゆる舞台の上で 時を越える娘は 夢を見ているうちに 眠りにつくのよ 何度でも変わる あの人に恋をして 遠くまで来てしまったけれど 今夜こそ ここで連れさってくれるなら 何も持たない 貴方だけが私のすべて 幸せよ 嗚呼 いつの日にも 命をかけて歌う生涯は でもね 貴方 本当のところ 私はどうして歌っているのかしら 雪の青めく肌に 零れ落ちた椿が 夢を見ているように 空を仰いだ 燃ゆる舞台の上で 時を越えた私は 夢を見ているうちに 眠りにつくのよ |
愛は花、君はその種子由紀さおり | 由紀さおり | Amanda McBroom・訳詞:高畑勲 | Amanda McBroom | 亀田誠治 | やさしさを 押し流す 愛 それは川 魂を 切り裂く 愛 それはナイフ とめどない 渇きが 愛だと いうけれど 愛は花 生命の花 きみは その種子 挫けるのを 恐れて 躍らない きみのこころ 醒めるのを 恐れて チャンス逃す きみの夢 奪われるのが 嫌さに 与えない こころ 死ぬのを 恐れて 生きることが 出来ない 長い夜 ただひとり 遠い道 ただひとり 愛なんて 来やしない そう おもうときには 思いだしてごらん 冬 雪に 埋もれていても 種子は春 おひさまの 愛で 花ひらく |