贈り物山崎まさよし | 山崎まさよし | 山崎将義 | 山崎将義 | | 「ありがとう」って君にちゃんと言えてるかな 気になる 「ありがとう」はとても大切な言葉 だけど いつもつい忘れてしまいがちで もっと素直になれたらいいのにな 「ありがとう」は僕と君を結んでる 贈り物 「ありがとう」は形のないプレゼント だけど いつ渡せばいいのかわからなくて 心の引き出しに溜まってゆくばかりで 「ありがとう」は実は何かを知ってる 気がする 「ありがとう」はとても暖かい言葉 ほんの 些細なことがなぜか嬉しくなる ずっと一緒にいられたらいいのにな |
パイオニア山崎まさよし | 山崎まさよし | 山崎将義 | 山崎将義 | | 遥か遠くから吹いてくるこの風は 大地が憶えてる太古からの叫びか 未開の地に足を踏み入れるこの旅は 荒ぶる馬の嘶きと共に始まる この世界は幾つものひらめきの集まり 時代に名を馳せた支配者たちの連なり 時と共に語り継がれてゆく物語 その膨大なページが目の前で 走り出す 生命を手掛かりに 映り出す 夢のやりとりが Go on Go on 砂煙を巻き上げて向かおう 繰り返されてきた人々の営み いにしえの教えが紡ぐ繋がり 幾千の時を凌ぐ神様の瞬き そして未来の啓示が目の前を 駆け抜ける 愛を頼りにして 溢れ出す 憧れのしずく Go on Go on 水しぶきを跳ね上げて進もう あの時僕たちが受け継いだものは何 そして僕たちが受け渡してゆくものは何 遠い過去からやって来た光の導き あらゆるものを包み込む空に 舞い上がる 生命を手掛かりに 煌めいている 夢のやりとりが Go on Go on 砂煙を巻き上げて向かおう |
ターミナル山崎まさよし | 山崎まさよし | 山崎将義 | 山崎将義 | | カーディガンを羽織っただけじゃ少し心もとない まだ肌寒い春を行く 素敵な予感とかすかな不安が 旋風に混じり合う 過ぎ去った日々が今僕に話しかける 「自分らしくやっていますか?」 絶え間なく動き続ける人の波に紛れながら アンバランスな気持ちをどうにか誤魔化しながら 定刻の列車に乗る いつもと変わらないこの風景にホッとしてるのも確かだ アナウンスの声が今僕に問いかける 「忘れ物はありませんか?」 とめどなく押し寄せる時の中で立ち止まったその場所に Would that be all of your order? What is your precious thing? Have you left anything behind? What is your destination? 流れに抗いながらどこか従いながら 人いきれのターミナル 何かが終わり始まるまでの その虚ろなつかの間に コーヒーショップの人が今僕に尋ねてる 「以上でよろしかったですか?」 途切れなく回り続ける空の下で街の中で |
Take Me There (アルバムver.)山崎まさよし | 山崎まさよし | 山崎将義 | 山崎将義 | | 履き慣れない靴で歩いている 無理やりスクロールして行く毎日を 止めどなく増えるコンテンツの大事なとこを見過ごしていないよね 誰かの思惑の人波の中 何かが気がかりで振り返ってみたら 今僕がいる場所がどこなのかわからなくなりそうで Please take me there, please take me 全てが黄昏に沈んで行ってしまう前に Please take me there, please take me 大切な人とずっと繋がっていたいから 片手間にいつも検索かけて派手なニュースに邪魔され誤魔化され 通り過ぎてゆく色んな出来事の本当の意味を見落としてしまいそう 誰かが目論んだ人混みの中 何かの拍子にふと見上げた空 今君のいる場所がなぜか遠く離れてしまいそうで Please don't leave me, please don't go 僕らはまだしばらく夢の途中だから Please don't leave me, please don't go やり残した事は両手だけじゃ足りないから Please take me there, please take me 素敵な事がまだどこかで待ってるから Please take me there, please take me 僕らならきっと未来を分け合えるはず Please don't leave me, please don't go 僕らはまだしばらく夢の途中だから Please don't leave me, please don't go やり残した事は両手だけじゃ足りないか |
さなぎ山崎まさよし | 山崎まさよし | 山崎将義 | 山崎将義 | | 脈を打つさなぎのように息を潜めて待っている 拒絶と融合を繰り返す おぼろげな記憶の片隅で 眠りから這い出した意識は痛みとともに加速して行く Darling, that is a lie あれは 全部でたらめさ Darling, that is a lie 僕が教えてあげるよ 誰も彼もLiar みんな何一つ知らないんだ 青い光を放出する無秩序な世界の入り口から まことしやかな噂は どこまでも拡散して行く 甲殻類の無慈悲さでひと思いに噛み砕きたい Darling, that is a lie 君は真に受けてないよね 誰も彼も Liar みんな何一つ知らない どんな声も聞こえてはこない 頭上に蠢く言葉のせいで どんな声も君には届かない この雨はまだ止まない Darling, that is a lie あれは全部でたらめさ Darling, that is a lie 僕が教えてあげるよ Darling, that is a lie 君は真に受けてないよね 誰も彼も Liar 僕も何一つ知らないんだ |
光源山崎まさよし | 山崎まさよし | 山崎将義 | 山崎将義 | | こらえきれなくて流れ出した涙は街を滲ませた 数え切れないほどの人たちの願いは何処にあるのだろう あの場所から明日を手繰り寄せるように 何もない空に手を伸ばした 憧れも自分らしさも解らないまま ただ頑なに ただ真直ぐに 光だけを求めてた 深い海に沈んでくようなまどろみにこの身を預けた 弱さを隠すため独りよがりな言葉で君を傷つけた 眼を閉じた暗闇の中の祈りは誰に届くのだろう 置き去りにされた夢はまだどこかで 僕の事を待っているのかな あの場所から明日を手繰り寄せるように 何もない空に手を伸ばした やみくもに進む事に疲れた時 ずっと動かず 見つめていてくれる 光だけを探してた |
空へ山崎まさよし | 山崎まさよし | 山崎将義 | 山崎将義 | 山崎将義 | 特別な朝がそこまで迫っている この足元から世界は広がってく まだこのままでいたかったんだけど あまり時間が無いみたいだ 芽生えた心は風に震えてる 孤独の海が朝日に照らされてく 遠くで揺れてる憧れだけで どこまで行けるのだろうか 裸足のままで僕らは行く サヨナラの陰でいつしか泣く 胸に残る温もりだけ 抱きしめたまま ずっとその先へ 切ないままで僕らは飛ぶ サヨナラの陰に痛みを知る やがて流した涙が 凍えそうな心 慰めてくれるまで 柔らかい光に包まれた記憶が 瞬き始めた星の夜に蘇る ためらいながらも手を伸ばして サヨナラの中に始まりを知る そして見つけた喜びを 噛み締めたなら 僕らが繋がる 裸足のままで僕らは行く サヨナラの陰でいつしか泣く 胸に残る温もりだけ 抱きしめたまま ずっとその先へ 切ないままで僕らは飛ぶ サヨナラの陰に痛みを知る やがて流した涙が 凍えそうな心 慰めてくれるまで |
ポラロイド写真山崎まさよし | 山崎まさよし | 山崎将義 | 山崎将義 | | フェンスの向こうの夕焼け 工場の終業のサイレン オイルと汗が混じった匂いが体にまとわりついていた 日に焼けたポラロイド写真 あいつはふざけて笑ってる 事あるごとに張り合ったけど 結局のとこ勝てなかったな 馬鹿だったなぁ 疑うことを知らず 永遠を信じていた 若かったなぁ 誰かを傷つける 危うさに気づかないまま 素知らぬ顔のフェンス越しの空に 容易く壊れない夢を探していた いつか胸にしまった刃は 気がついたら錆びついていた うまく立ち回ろうとしたけど 何の役にも立たなかったな 甘かったなぁ 溢れる思いだけで うまくいくと信じていた 長かったなぁ 何も分かってなかった そんなことに気づけるまで 少し霞んだ 暮れて行く街に いつか見たあの時の空を探している 馬鹿だったなぁ 剥き出しのままで 気持ちを抑えきれずに 甘かったなぁ ただ情熱だけで どうにかなると思っていた まだまだかなぁ 全ては行き過ぎる そんなことに気づけるまで あの日写したあいつとの写真に 心が求めた永遠を見た気がした |
アンドロイド山崎まさよし | 山崎まさよし | 山崎将義 | 山崎将義 | | 灰色のベールで悲しみを包んで舞い踊るアンドロイド いつからか心の奥に仕舞い込む 偽りのポートレート 水の中で培養されていく揺らぐことない心情 太陽の下でたとえば誰かを裏切っても構わない 抗えぬ宿命を剥がすように 枯れそうな心を濡らすように 報われない想いと知りながらも ただ自分を許したいだけ 冷たい月夜を忍んで開かれる一人きりのマスカレード 痛みと引き換えに捧げる祈りは染み渡るアルカロイド 胸の奥で燻っている割り切れない感情 約束できるならたとえばこの身が傷ついても構わない 定められた運命に背くように 付き纏う影を切り離すように あやふやな未来だと知りながらも ただあなたに触れたいだけ 抗えぬ宿命を剥がすように 枯れそうな心を濡らすように 報われない想いと知りながらも ただ自分を解き放したい 定められた運命に背くように 付き纏う影を切り離すように あやふやな未来だと知りながらも ただあなたに触れたいだけ |
カゲロウ山崎まさよし | 山崎まさよし | 山崎将義 | 山崎将義 | | 雨上がりのアスファルトの道端に花が咲いてる たどり着いたその場所で 風に身を任す様に 踏切の向こうでカゲロウが揺れている もしここで生まれていたなら どんな僕になってただろう 港を出て行く船を 国道のずっとその先を 切ない気持で見つめていたのだろうか ここにある喜びと悲しみに触れたら 今より素直になれるかな 歩道橋の下の線路を夕暮れの列車が過ぎる どこかの街の海辺を 夜を照らす月の下を 家路につく人 旅立つ人達を乗せて それぞれが描いてる幸せの形 今無性に君に会いたい 何かを置き去りにしたまま時は季節と共に行く かつて抱いた憧れ 幻の様な夏の日々 一人で佇むいつかの僕を残して |
紛失山崎まさよし | 山崎まさよし | 山崎将義 | 山崎将義 | | 深い森を彷徨う 貶められた心 纏わり付く忌わしさを 引き摺るように歩いている 霧の中 蛍光灯が照らす顔は他人のように虚ろ どこで何を間違えたの 艶かしさが悪戯にフラッシュバックする 見えなくなりそうな明日をこの手に 閉じ込めた過去の姿をいつの日か 取り戻したい 解き放したい 今あなたは 何処にいる 闇に潜む悪意が じっと耳を傾けてる 愚かさを呪う隙に 誰かに付け込まれてしまいそう 消えてしまいそうなかすかな気配を あなたが残したかすれたメッセージを 見えなくなりそうな明日をこの手に 閉じ込めた過去の姿をいつの日か 取り戻したい 解き放したい 今あなたは 何処にいるの |
君の名前山崎まさよし | 山崎まさよし | 山崎将義 | 山崎将義 | | これからどれくらい君の名を呼ぶのだろうか どんなに時の波が押し寄せても ずっと変わる事のない願いを託したその名を 微笑みに満ちた時が通り過ぎていった頃 移ろう季節の中、君は一人 どんな未来を夢見て歩いているのだろう 嬉しい気持ち 切ない思い 入り混じっていったあの日を これから先もきっと忘れないから 言葉にならない愛しさに変わる これからどこまで君に寄り添えるだろうか 止めどなく揺れているその心に ふと立ち止まった時に流した涙の訳にも 嬉しい気持ち 切ない思い 入り混じっている今も まだしばらくは見守らせていてほしい 言葉にできない愛しさの中で 再び世界が君に微笑むまで その名前を君が抱きしめる日まで |