MOROHA「MOROHA V」の歌詞一覧リスト

曲名 歌手名 作詞者名 作曲者名 編曲者名 歌い出し
チャンプロードMOROHAMOROHAアフロUK16時 現地にて集合 重たいフロアのドア開けると 嵐の前の静けさの会場 心地の良い 緊張感 まずは音響 照明さんに挨拶 何卒よろしくお願いします 切り札のみ並ぶセットリストと決意を共に固めたらリハ チェック マイクテストから既に予感させるベストアクト 最初で最後 最強の今日 1秒だって気を抜くなよ ライブ開始の合図まで数分 ここいるお客 全員 連れてく 向かう行きつけの奇跡の夜 いつも通りにいつも以上を狙う  天下獲る 絶対に獲る そう思わずして何故やれるんだ 能ある鷹の隠さない爪でかき鳴らすギター ヤベー ヤベー 天下獲る 絶対に獲る そう思わずして何故やれるんだ 言い訳殺す必殺のマイク 無敵のダブルスなめんじゃねぇ  「お客様は神様だ」 そんなの嘘 冗談じゃないぜ 生身の人間の声だからこそ 罵声も歓声もありがたいねぇ はじめてのあなた どうもこんちは さっそくですが出口ならあちら だけど言わせて入り口はこちら ドアはがっつり開いている 自分のペースで楽しまないで 俺らの本気に付き合ってくれ 正真正銘 あんたが本命 義理チョコみたいな拍手は勘弁 少年少女 おっさんやおばさん 果てには富士山 口説き落す 今日のミーハー 明日はハーコー 誰もが虜 速攻でぞっこん  天下獲る 絶対に獲る そう思わずしてなぜやれるんだ 能ある鷹の隠さない爪でかき鳴らすギター ヤベーヤベー 天下獲る 絶対に獲る そう思わずしてなぜやれるんだ 言い訳殺す 必殺のマイク 無敵のダブルス なめんじゃねぇ  王者の椅子は存在しない 強い奴らは休まない あったとしても空気椅子 座らずひたすら鍛え続けてる 満腹中枢に打つ麻酔銃 期待は応えるじゃなく超えてく 深剃りじゃない根刮ぎ二枚刃 そこまでやるか?の専門家 文句あるか? 誰もが口を揃えてた 「人生そんなに甘くはない」と 奴らに向けて余裕のアンサー 生憎 俺らは甘党じゃない  天下獲る 絶対に獲る そう思わずして何故やれるんだ 負け犬だってチャンピオンのジャンバー ハッタリでもいい胸を張るんだ 天下獲る 絶対に獲る そう思わずして何故やれるんだ その他大勢に贈るご祝儀 一生 準優勝 おめでとう  天下獲る 絶対に獲る そう思わずして何故やれるんだ 能ある鷹の隠さない爪でかき鳴らすギター ヤベーヤベーヤベーヤベーヤベー 天下獲る 絶対に獲る そう思わずして何故やれるんだ 言い訳殺す 必殺のマイク 無敵のダブルス なめんじゃねぇ
スコールアンドレスポンスMOROHAMOROHAアフロUK家賃で給料 殆ど出てく 終わったドラクエのレベルあげる 無料のエロ動画ばっか見てる ピリオドみたく丸まったティッシュ 運も博才もまるでないくせに しょっちゅうパチ屋でうろちょろしてる 景品で貰う鼻セレブ 勿体無くて使えずとってある カップ焼きそばの湯切りしくじって シンクの中に麺をぶちまける 捨てるか迷った挙句 結局 半べそかきながら水で洗う こんな生活がひっくり返る 一発逆転の凄えミラクル そんなのはなく 恐らくこのまま わかってる 朝日は皆を平等に照らすがそれを反射する己が曇る 今日もまたダメだ 空が晴れたって足元は雨だ 涙流れた それでも  スコールアンドレスポンス 降り続く雨になにが出来る? 応えろ スコールアンドレスポンス 怯えてるだけか?震えてるだけか?聴かせろ スコールアンドレスポンス 汗でも雨でも濡れれば一緒 それなら スコールアンドレスポンス スコールアンドレスポンス  会議室で飲み込んだ本音を 喫煙所で吐き出した 愚痴と悪口 諦めの空気 煙と情けなさにむせ返す 平な日と書いて平日 何処が?全く平坦じゃないよ 凸凹無理くり繋ぎあわせて いまにも崩れて壊れてしまいそう 自分押し殺す手前のギリギリ 生かす方法を必死で探る ボロ負けしたって人生は続く 仮にダメでもベストを尽くす たったそれだけが自分を許せる 唯一無二の揺るがない理由 握り拳でつり革を掴む姿を ガッツポーズだって言えるまでは  スコールアンドレスポンス 降り続く雨になにが出来る? 応えろ スコールアンドレスポンス 怯えてるだけか?震えてるだけか?聴かせろ スコールアンドレスポンス 汗でも雨でも濡れれば一緒 それなら スコールアンドレスポンス スコールアンドレスポンス  互いにどでかい夢を語り合い 激しく頷きながら実際は 「お前にゃ無理だな」って思ってた お前も俺に思ってただろう? 互いが互いを見下しあって 俺達本当に馬鹿みたいだな 本当に本当に馬鹿みたいだな けどさ 本当の馬鹿じゃないよな?  外は雨模様それも好都合 涙隠す為 傘投げ捨てろ よく見ろ現実だけが真実だ 無闇に優しい言葉信じるな 「お前本当に尖ってるねぇ」 とか半笑いで言ってくる 先輩方に真顔で答える 「丸くなる理由がどこにある?」 弱肉強食 食うか食われるか その結果食えるか?食えないか?が決まるんだ 「金じゃねぇ!」なんて言っていた あいつも金が理由で消えてった 最後は綺麗事を吐きながら ダラダラ流した汚ねぇ涙 なぁなぁ家族の為に辞めるって事はさ 家族のせいで辞めるって事か?  スコールアンドレスポンス 降り続く雨になにが出来る? 応えろ スコールアンドレスポンス 怯えてるだけか?震えてるだけか?聴かせろ スコールアンドレスポンス 汗でも雨でも濡れれば一緒 それなら スコールアンドレスポンス 降り続く雨になにが出来る?応えろ スコールアンドレスポンス 怯えてるだけか?震えてるだけか?聴かせろ スコールアンドレスポンス 汗でも雨でも濡れれば一緒 それなら スコールアンドレスポンス スコールアンドレスポンス スコールアンドレスポンス
俺が俺で俺だMOROHAMOROHAアフロUK拝啓 11歳の俺へ まだ毛も生え揃わない小学五年 ごめん 突然だけど残念なお知らせ お前の夢 それ叶わねぇ 来年 地元で一等の才能を目にして その力の差は歴然 唖然 俄然 やる気なくして情けなくもあっけなく 諦めちまうんだぜ まじダセー でもな あの時諦めてなければ なんて一ミリたりとも思ったりしない ドラフト一位の未来以外愛せない なんて悲しい人になりたくない 今はバットをマイクに持ち替え かっ飛ばすビッグマウス いつかやるパッツパツの東京ドーム そこでホームラン打つから 許してくれ  俺が俺で俺だ 折れた俺も俺だ どれだ?これか?これが俺か? 俺が俺で俺だ これぞ俺の俺だ どれだ?これか?これが俺か?  11歳の俺から31の俺へ 質問できるとすりゃ何を聞くだろう そもそも何を答えられるって言うんだろう 未だにうだつの上がらねぇクソ野郎 はたからみてれば最低の赤点 だけど自己採点は満点の人生 なんて甘くねぇ 一人で生きてねぇ 本当は誰にもなめられたくねぇ 「おっさん、いい歳こいてさ何やってんだよ?」 見りゃわかんだろラップだよ 必死だよ 許せない自分をぶっ殺す気で書いた言葉で命に火を灯すんだ バカだからライブ前リハで声枯らす 過去に書いたリリックが問いただす 客席が0でも説き伏せてみせろよ ほら 俺が俺の事 見てるぞ  俺が俺で俺だ 折れた俺も俺だ どれだ?これか?これが俺か? 俺が俺で俺だ これぞ俺の俺だ どれだ?これか?これが俺か?  拝啓51歳の俺 調子どう? MOROHAまだやってる? まじ?本当に?どうかしてるぜ ちなみに どんな歌詞かいてる? 相変わらず場の空気読み間違えてる? 今の俺を振り返り「あの頃は良かったよなぁ…」とか言ってたら良いなぁ だってそれは今の俺の輝きが来たる未来さえも捩じ伏せたって事だろ え?意地でも言わないって? そりゃそうだよ 馬鹿野郎 本当に口にしたらぶん殴ってやるよ 目の前の『今』を愛せないような そんな俺に育てた覚えはありません こっちは実はライブの直前で 舞台袖でガタガタと震えてる所で 相変わらず情けない臆病な心です けど最近それさえも愛しく思う だって挑戦の現場に立っている証だ 恋い焦がれ目指してた人間の形だ 緊張できる場所まで連れて来てくれた 今日までの俺よ 本当に良くやった そろそろ出番だからちっと行ってくるわ 見とけよ 文字通り他人事じゃねぇんだから 二度とない今を感じて それからお前に未来 届けに行くから  俺が俺で俺だ 折れた俺も俺だ どれだ?これか?これが俺か? 俺が俺で俺だ これぞ俺の俺だ どれだ?これか?これが俺か? 俺が俺で俺だ 折れた俺も俺だ どれだ?これか?これが俺か? 俺が俺で俺だ これぞ俺の俺だ そっか これか これが俺か
エリザベスMOROHAMOROHAアフロUK開いたアルバムの中に やっぱり殆ど写ってなかった シャッター係 譲らない父は外じゃサラリーマン 家ではカメラマン あたしが生まれた時買ったらしい フィルム一眼 一番の自慢 最初はピント ズレズレで残念 フラッシュ焚いて真っ白な顔面 「一体何枚とれば気が済むの?」 年頃の娘に呆れられても 「ラスト!もう一枚だけ!」 なんて粘っては片目を閉じて笑ってた フレーム収まる私と母 その手前カメラ構える父親 写真に残る笑顔は二つ でもその場に三つ 笑顔があった  「ハイチーズ」って言われて何故だか 「愛してる」って言われた気がした 「ハイチーズ」って言ったはずなのに 「愛してる」って言えた気がした  レンズの丸みは地球の丸み お揃いのカメラ 恋人と二人 世界あちこち散らばる光を集めに出かけよう 西へ東へ 砂漠の空に浮かぶ白い月 金色の大地に星が土砂降り シャッターチャンスを逃した五秒後 凹んでるあなたの顔を収めた 「なんで今撮るの?」って 膨れてるあなたの濡れた美しい瞳 心がうねり揺れる度パシャリ 一枚一枚が記憶の栞 いつか年老いた時も一緒に 肩を寄せ合ってアルバムを眺める そんな未来をレンズを通してみていた 願いを込めてシャッターを切った  「ハイチーズ」って言われて何故だか 「愛してる」って言われた気がした 「ハイチーズ」って言ったはずなのに 「愛してる」って言えた気がした  思い知らしてあげるよ あなたが一体どんな人間なのか だからいつでも首から下げ肌身離さず どこへでも連れて行ってね わたしの頭の斜め上で鳴る 高鳴る鼓動が出番の合図 この身をあなたの両手へと預ける 眼を覗く その時に繋がる 何に奮えて 何を感じ 何を愛し 何処に向かい 何故に刻むのか その問い掛けを共に追いかけよう 日々日常 冒険にしよう 手垢や汚れ擦り傷だらけのわたしの全身を貫いた全て 同じ光や構図は二度とない 同じ涙はもう流れない  「ハイチーズ」って言われて何故だか 「愛してる」って言われた気がした 「ハイチーズ」って言ったはずなのに 「愛してる」って言えた気がした
0GMOROHAMOROHAアフロUK世界を覗ける小さな窓 スマホは正に現代の魔法 情報収集 暇ならゲーム 本当にいつもお世話になってます けどな ライブでカメラ向けてくる連中 生憎ですが今はノーセンキュー インスタ映えしない顔面じゃコメントゼロ 諦めろ 加工も補正も無駄な抵抗 悲しい事 言わすなよちくしょー それでも見せるぜ 三十路の意地を 記録じゃなくて記憶に刻もう 最高画質 保証するレンズ みんな持ってるピカピカの眼球 閉じるも自由 逸らすも自由 睨み付ければ正面衝突だ  au docomo SoftBank 今だけ スマホポケット しまっとけ その手は何を掴む為? ほらもう スマホポケットしまっとけ  明日もはやいから早く寝なくちゃ わかっていながら脊髄反射 ついつい深夜三時エゴサーチ よせばいいのに悪口 見つけて胸に突き刺さりグサリ 人は幸せなら手を叩く そうじゃない奴が他人を叩く その上で聞く 俺はどうする? 俺は強がりでも手を叩く 闘う自分に向けての拍手 手にした武器は負けん気と元気と 持って生まれた性格の悪さ 野次馬 輩 アンチ 知ったか 彼らに対し嫌がらせがてら ますます頑張りますよ! 先ずはスマホを閉じて 迎え撃つ明日  au docomo SoftBank 今だけ スマホポケット しまっとけ その手は何を掴む為? ほらもう スマホポケットしまっとけ  「お客様がお曲げになった意思や信念は現在 使われておりません」  その言葉を最後に通信は途切れた 真っ暗になった液晶画面に映る顔面は 買った覚えのない水滴のスタンプを 一滴 また一滴と落としていった それは小さな液晶を叩き割ろうとしているようだった びしょ濡れのスマートフォン 今日のトレンドも友達の近況も既読も未読も もうわからない だけど初めて自分自身と繋がれた気がした 俺が本当に欲しかったものはなんだ? それは体が破れる程の喜びや 血が吹き出る程の実感だ まだ間に合う 間に合うはずだ  au docomo SoftBank 今だけ スマホポケット しまっとけ その手は何を掴む為? ほらもう スマホポケットしまっとけ
花向MOROHAMOROHAアフロUK見上げた夜空 獅子座 乙女座 君と肩並べて眺めてた その横顔に照らされてあっけなく 俺の心は暴かれてしまった どこまで好きになっていいものか なんて考え出した頃にはもう遅かった ときめきはすぐにため息に変わり この想いは調律なんて出来ない 「もう帰らなきゃ」 って呟く夜9時 黙り込んだ二人歩き出し 見慣れた街並みに近づくと同時に 繋いだ手のひら そっと離す君 溢れる想いの分だけ迷う 別れ際の数秒 何を伝えよう? でも薬指に光る指輪をみれば 何を伝えちゃいけないか だけはわかってた  海 月 星 光 草木 大地 沈む夕陽 美しき全ては神様が作り 唯一 愛だけは人が生み出した それなのにこんなにも手に負えないのだ 胸が切なくて痛むのだ 泣ける程 叶わない恋よりも叶えちゃいけない恋は辛い  連絡したい夜 あえてしないのは 「え、まじか 向こうからきた!」 なんて奇跡を期待するからで 一種の賭け 殆どが負けです 君が教えてくれた 音楽を聞けば メロディ 歌詞 リズム そのものよりも 君がこの歌とどこで出会い どんな気持ちを寄り添わせていたのか ばかり考えます 愚かな願いと知りつつも 願ってしまうのだ どうか三日月よ あの指輪 引ったくり空へと奪い去れ 分厚い雲よ それを隠してくれ せめて一晩 せめて一時間 なんて祈るほど募る虚しさ 本当は帰らないで欲しかったんじゃなくて 君の帰る場所になりたかった  海 月 星 光 草木 大地 沈む夕陽 美しき全ては神様が作り 唯一 愛だけは人が生み出した それなのにこんなにも手に負えないのだ 胸が切なくて痛むのだ 泣ける程 叶わない恋よりも叶えちゃいけない恋は辛い  「友達に戻ろう」なんて言わないでくれよ 二度と会わない約束をして別れよう 写真もラインも残さない だから さみしさくらい下さい せめて「さよなら」じゃなくて 「ありがとう」で終わろう 「会えてよかったね」って強がって笑おう 覚悟の言葉の前の深呼吸 肺いっぱいに愛しさが行き渡る 思い出す 君の立てた寝息をShazamした夜 検索できずに勝手につけるタイトル 美しいリズム 気がつけば日が出ずる 儚くもあの日々に『幸せ』と名前を付ける いつの日か人が星になれるなら 君がどこの空に輝くか教えて欲しい 俺その隣へ必ず駆けつける 今度こそ 二人で一つの星座になろう  海 月 星 光 草木 大地 沈む夕陽 美しき全ては神様が作り 唯一 愛だけは人が生み出した それなのにこんなにも手に負えないのだ 胸が切なくて痛むのだ 泣ける程 叶わない恋よりも叶えちゃいけない恋は辛い 春の夜風が二人をすり抜けて 舞い落ちる花びらがあなたの肩を選ぶ だめなんだよ ってそれを指でつまむ そっとポケットへと忍ばせる やっぱり溢れる想いの分だけ迷う 最後の数秒 何を伝えよう? でも薬指に光る指輪をみれば 何を伝えなきゃいけないか だけはわかってた
命の不始末MOROHAMOROHAアフロUK「君は君らしく」 なんて言われるまでもなく俺は 俺にしかなれず クズでカス 罪と罰 積み重ねた全てが崩れ去る まさに命の不始末 俺が不幸にしたんだと思います 浴びる罵声こそ相応しく思います 許されることを 望むことすらも烏滸がましく 謝罪の言葉さえ持て余す 油断するとまたすぐに悲劇ぶる そんな資格が俺にあるはずもなく 下らない人生 切りきざんで叩き売る 品のない商売 小汚い生涯 この期に及んで未だにこびりついてる愚かな性欲 必死で手なづける 無様なイチモツ この手でしごく 一時の快楽 冷め 我に返る  どのツラを下げてたってどこへもいけやしないんだ 詫びても詫びてもとても詫び切れやしないんだ 行く宛もなくあるはずもなくため息は深く 自業自得の闇に焼かれながら眠るんだ どのツラを下げたってどこへもいけやしないんだ 詫びても詫びてもとても詫び切れやしないんだ おめおめと生きる 命の不始末  「いっそ殺せ!」なんて 呟く だけど本当に危険が迫ったとしたら恐らく 命乞いする 自分の姿が目に浮かぶ 惨めで下劣 賤しくも卑劣 すぐに泣くんだよ これまで大切な人を裏切り泣かせてきた奴程に 後ろめたいから 許されていたいから 自作自演の涙に酔っぱらい震えてる 卑怯者 生まれ変わることはできないとしても 生き直すことは果たして出来るのだろうか 本当はまだ少しだけ信じてしまってる 自分の価値 この先の光 「そんなもんねえよ」 って言い聞かせ 踏み消して目を逸らす だがしかしそれでも確かに燃え盛る 消しても消せない炎が残る 訥々と揺れてる この火と生きていく  どのツラを下げてたってどこへもいけやしないんだ 詫びても詫びてもとても詫び切れやしないんだ 行く宛もなくあるはずもなくため息は深く 自業自得の闇に焼かれながら眠るんだ どのツラを下げたって どこへもいけやしないんだ 詫びても詫びてもとても詫び切れやしないんだ おめおめと生きる 命の不始末  少しは楽にならないものかと 飲めないクセに 飲み干した安物の酎ハイの味は まるで殺虫剤のようで それなのに胸の中の弱虫は殺せないままで 夜が少しずつ明けて空が紫色に染まっていくのと同時に 酔った勢いで生まれた希望が 酔いが覚める勢いで絶望に変わっていく それをなす術もなく ただ眺めているのです  どのツラを下げてたってどこへもいけやしないんだ 詫びても詫びてもとても詫び切れやしないんだ 行く宛もなくあるはずもなく ため息は深く 自業自得の闇に焼かれながら眠るんだ どのツラを下げたってどこへもいけやしないんだ 詫びても詫びてもとても詫び切れやしないんだ おめおめと生きる 命の不始末 命の不始末
ネクターMOROHAMOROHAアフロUK最初の一杯まではハッピー なのに杯を重ねるごとにヒステリー 琥珀色してる美しい瓶 ウィスキー アルコール度数41 「どうして?」 こんなにも綺麗な液体が 人を濁らせ壊してしまうのだろう? 穏やかな爺ちゃんを化け物に変える 慎ましい暮らしに 爆竹が哭く 赤黒い顔から浴びせる罵声 「われ!わんだれ!文句あるなら出ていけ!」 母親はひたすらに子供の盾 声ころし降らした 小さな雨 でも 翌朝 午前5時 窓の外 聞こえる 牛乳瓶が運ばれ擦れる音 配達へと出掛けるエンジン音 働き者の 爺ちゃんの軽トラの音  欠けてく 壊れてく 離れてく 歪んでく それでも家族 だとしても家族 苦しくも 痛くとも それでも家族 家族 家族だった  親戚中が泣いてた爺ちゃんの葬式で俺も泣いてた だけど どこかで 「死んだからって全部チャラになるなんて思うなよ」 なんて思ってる 自分が悲しかった 注がれた愛情 忘れられない笑顔 それと同様 胸に残る罵詈雑言 耳の奥のトラウマ 消えない残響 未だ深く深く 残る 家族の傷跡 あの時に家から逃げ出していた父親は 50目前にして 報いをうける パチンコに麻雀 飲み会 三昧 女遊びは結局 なんの肥やしにもならず 母親が出てく 後悔は遅く 未だ取り返しつかぬ 懺悔が続く 心入れ替えてる 必死で働いてる その姿 どこか爺ちゃんに似てる 欠けてく 壊れてく 離れてく 歪んでく  それでも家族 だとしても家族 苦しくも 痛くとも それでも家族 家族 家族だった  「月に変わってお仕置き」のその後は 親に代わって俺を抱きしめた ねえちゃん 両親が働き出る間 留守番 卵焼き 並べ昼御飯 4 「バファリンの半分は優しさで出来てる」 それは いわゆる宣伝文句 だけど 腹痛の俺の為 薬局へ走るその背中は 全部 全部 優しさで出来てた8 「音楽で食ってくなんてあんたそれ正気なの? わかってる? うちお金ないんだよ!?」 あったかい あなたの冷めた言葉が 半端 だった俺の目の色を変えたんだ12 現実を見る目は 姉ちゃん譲り 涙もろいのは 父親譲り 多分 酒がのめないのは爺ちゃんの祈り 離れたとしても 離れない  欠けてく 壊れてく 離れてく それでも家族 だとしても家族 苦しくも 痛くとも それでも家族 家族 家族だった 紡いでも つくろい 切れず ほつれてく それでも 家族 だとしても家族 笑ってた 泣いてた 愛してた ずっと 家族 家族だった
主題歌MOROHAMOROHAアフロUK鏡よ鏡、この世で一番きれいなものは...  楽しかったZOOM飲み会が終わって 一人ずつみんないなくなって 最後に自分の顔だけが残って その顔に「調子どう?」なんて聞いてみる 調子良いのか 悪いのか よくわかんないよ だってライブしてないし ラップしてないし そりゃそうだよな って呟いた部屋に 耳をつんざくような静寂が残った 行き場ない込み上がる思いを託した アカペラのフリースタイル 目の前には真っ暗闇の未来が広がった なぁこんな時 一体どうすればいい? いやそんな事 本当はわかってんだろ? 明日が見えなきゃ ほら足跡を見ろ 過去に出したアルバムの歌詞カード 読んでみ?お前これまで何て歌ってた? 格好いいやつらは全員敵だ だから同業の友達は全員嫌いだ けど今嫌いな奴に程 会いたい ライブ見て真っ向 嫉妬したい 苦しい時はいつまでも想像してる 悲しい時はいつまでも想像してる 今頃 呻き声と同時にあがる産声 腹立つ位の名曲が生まれてる  鏡よ鏡 この世で一番きれいなものは それを追いかける人の姿だから 今は魔法はかけなくていい この世界 そのまま映せよ  マスクの中でずっとラップしてた 外に漏らさないようにシャウトしてた 誰にも見せない口元で 見えない夜明けに話しかけてた 未だにアンサーはないがまだまだ 俺達の未来は死んじゃいないさ 自分で吐いた前向きな言葉 ガーゼで跳ね返し胸に突き刺した 不要不急?不撓不屈だよ 馬鹿野郎 なんて威勢よく言ってみたものの眠れず 布団の中 じっと見つめてる天井 本当は怯えてる これからの事 顔がむくみ目が腫れひどい顔 あけた家の窓から覗く外 街へ出る人 部屋に篭る人 人の数 余りある それぞれの事情 自分の安全 守る為 払う金 家まで呼び付けたウーバーイーツ 彼らにステイホームって言葉はどう響く? 同じ重みの同じ命 姪っ子が歌った『うちで踊ろう』 送られたその直後流れたニュース速報 緊急事態宣言延長 もういいよ あれもこれも中止だよ ちくしょう 「ああ、俺もういっそ消えてなくなりたいわ」 思わず溢れ落ちたダサい弱音を 隣で聞いてた彼女の顔 きっと 一生忘れないだろう  鏡よ鏡 この世で一番きれいなものは それを追いかける人の姿だから 今は魔法はかけなくていい この世界 そのまま映せよ  「テイクアウト始めました」張り紙を貼って シェフが客寄せ 店先でお出迎え 生き残りをかけた飲食店 自粛要請は強制の意味をはらんでる 「企業努力が試される時だ」 俺もそう思う だけどそんな前向きな発言が どこかで誰かを追い詰めてしまう なくなった遠い街のライブハウスを思う 取り返しはきかない 人生は一回 中止になったインターハイ 彼らにかけられる言葉なんてあるはずがない けど見せるべき姿がきっとあるはずで 「出来る事をすれば良い」その言葉は正しい だがしかし自分自身 出来る事だけをしてきたら 今この場所に立っていられただろうか 不可能を可能にするのがラッパー 偽善だ 綺麗事だ うるせぇな まぁいいや かかって来い 喧嘩腰で愛すから 心ない言葉にも心を授ける その仕事 音楽が引き受ける お前に頑張れ!なんて叫んでいたのは 自分の弱音をかき消す為だった お前に諦めるな!なんて言ったのは 何よりも俺自身が諦めない為だった お前の居場所になってやりたかったのは 自分の居場所をつくる為で 差し伸べて掴んだ手の平の数は同時に 見殺しにした数だったりして 自分の無力さにガッカリして 神も仏もいやしねぇ だけど 人間だけはいつもそこに居て 俺のやらかいとこを離さない  鏡よ鏡 この世で一番きれいなものは それを追いかける人の姿だから 今は魔法はかけなくていい この世界 そのまま映せよ  鏡よ鏡 この世で一番きれいなものは それを追いかける人の姿だから 今は魔法はかけなくていい この世界 そのまま愛せよ
六文銭MOROHAMOROHAアフロUKあなたがいた だから名曲  「もう惨めな想いはしたくないんだ」 そう嘆き俯いた日のこと 優しいあなたは俺の手を握りしめたりなどしなかった 代わりに床に散らばったペンを拾い集めては 強く固く握らせた 「やるんでしょ? やらなくちゃでしょ? 知ってるよ 私は知ってるからね」 そう言って ひとりぼっちにしてくれた その健気さを その愛しさを 痛みを 怒りを 光を綴った その夜 俺はラッパーになれた 「華がないなぁ」 って言われてた俺が それでもいいんだと心から思えた あなたが気高く凛と咲くのなら俺はあなたの土になりたい  あなたの名前を呼びたくなる曲 それを略した言葉が名曲 目を閉じる 誰思う故の名曲 あなたがいた だから名曲  オカルトは嫌い 神様はいない 見える気がしない 幽霊は信じない 天国はない 地獄だってない それでも お前がどこにもいないなんて思わない 自らで選んだ命の使い道 お前の気持ちなんて誰にもわからない ツイートで追悼? そんなのは野暮 だからアコギとラップ合わせ合掌 サシで話したいからもう集まりは行かないよ 仮に命日すっぽかしたっていいだろ ふとした時に思い出すよ お前を忘れるまで忘れない 遺骨の中に心はなかったらしいな よかった ちゃんと持ってったか 大事なものは 灰にはならない なら恐れずに言う またな ばいばい  あなたの名前を呼びたくなる曲 それを略した 言葉が名曲 目を閉じる 誰思う故の名曲 あなたがいた だから名曲  なぁUK 俺達どこまでいけるかな?  いつだって飄々と無表情 俺よりも遥かにタフな相棒のど根性 そんなあいつが初めて見せた悲しい顔は 俺が俺を否定したその時だった 「もう消えたいわ」 と情けない ラッパーに 送られたギター フレーズのレター 音楽に救われた事なんてない 人の想いに救われてばっかりだ わかった 雨を風も避けず 叫ぶから お前弦弾け 俺の横走れ すぐに行くから先にステージに行っとけ これは腐れ縁 じゃなく運命 片や喉やられ 片や腱鞘炎 満身創痍で這いずる板の上 俺のがヤバイの宛先が今夜も 俺よりヤバイ音 鳴らしてる 共に駆け抜けた 金も稼いだ 余りある財産 だがしかしもう一つ お前と二人で手を伸ばし掴み取る不動産 待たしたな 九段下 日本武道館  あなたの名前を呼びたくなる曲 それを略した 言葉が名曲 目を閉じる 誰思う故の名曲 あなたがいた だから名曲  「就職でライブ来れなくなるんですけど MOROHAに負けないように頑張ります」 そう言って去っていくあなたの横顔を 希望と呼ばずして何て呼ぶだろう 祝うべき門出 しばしの別れ 寂しさ押し殺し 言い聞かす あの背中が俺達の作品だぜ 「人間は決して救われやしないんだ」 そう歌った筈 なのにあなたが 「あの歌に救われた」なんて言うから 憎しみでつくられた歌が救われた 「人は孤独だ」 なんて叫べば 会場に沢山の寂しさが集まって 弱さ虚しさ見つめ合い 分け合えずとも共に寄り添った 友達じゃない家族 恋人でもない 全員他人だ なのに 同じ音 同じ時代に揺れて生きてそこにいる それが奇跡 出来過ぎた奇跡だ この国で五本指に入るラッパー じゃなくていい MOROHA アフロは あなたの握った拳の中だ 闘う気持ちの側にいるから  あなたの名前を呼びたくなる曲 それを略した言葉が名曲 目を閉じる 誰思う故の名曲 あなたがいた だから名曲 あなたの名前を呼びたくなる曲 それを略した言葉が名曲 目閉じる 誰思う故の名曲 あなたいた だから名曲  MCアフロ 本名 滝原勇斗 俺こそが本物 本物の音楽 本物のラップ 本物の表現だ なんて胸を張る俺より遥かに バカにされてないか?笑われてないか? 間違ってないか?これでいいのかな? なんて悩んでる俺こそが何より 痛いくらい本当で本物の俺だ それでもそんな俺の事を信じてくれるあなたがいたから 俺は迷わず俺を疑い続ける事ができたんだ  諦めに向かう地図を破れば 何かを成す為にやって来たんだ ドリームはゴーしてトゥルーにしていく 命をかけて命を描け 追いかけ続ける 問いかけの答え 答えは あなたがいた だから名曲  あなたがいてくれたから名曲でした
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