セーラー服と機関銃薬師丸ひろ子 | 薬師丸ひろ子 | 来生えつこ | 来生たかお | | さよならは別れの言葉じゃなくて 再び逢うまでの 遠い約束 夢のいた場所に 未練残しても 心寒いだけさ このまま何時間でも抱いていたいけど ただこのまま 冷たい頬をあたためたいけど 都会は秒刻みのあわただしさ 恋もコンクリートの籠の中 君がめぐり逢う 愛に疲れたら きっともどっておいで 愛した男たちを 想い出に替えて いつの日にか 僕のことを想い出すがいい ただ心の片隅にでも 小さくメモして スーツケース いっぱいにつめこんだ 希望という名の重い荷物を 君は軽々ときっと持ちあげて 笑顔を見せるだろう 愛した男たちを かがやきに替えて いつの日にか 僕のことを想い出すがいい ただ心の片隅にでも 小さくメモして |
探偵物語薬師丸ひろ子 | 薬師丸ひろ子 | 松本隆 | 大瀧詠一 | | あんなに激しい潮騒が あなたの背後(うしろ)で黙りこむ 身動きも出来ないの 見つめられて 夢で叫んだように くちびるは動くけれど 言葉は風になる 好きよ……でもね…… たぶん……きっと…… 話を外らして歩いても 心はそのまま置き去りね 昨日からはみ出した 私がいる 波の頁をめくる 時の見えない指さき 自信はないけれど 好きよ……でもね…… たぶん……きっと…… まだ早い夏の陽が あとずさるわ 透明な水の底 硝子の破片(かけら)が光る だから気をつけてね 好きよ……でもね…… たぶん……きっと…… 夢で叫んだように くちびるは動くけれど 言葉は風になる 好きよ……でもね…… たぶん……きっと…… 離れて見つめないで |
すこしだけ やさしく薬師丸ひろ子 | 薬師丸ひろ子 | 松本隆 | 大瀧詠一 | | 少しだけ優しくしてあげる もしも心に怪我をしたなら 淋しさって繃帯で縛ってあげる 少しだけ優しくしてあげる 風に吹かれた手紙のように 私の中に舞い込んだ人 夢を追うのも疲れたよって 苦笑いして外を見ないで 水色の街に 蜜色の雨が降るの 少しだけ冷たくしてあげる ちょっぴり暗い眼をしていたら 陽気な声ふりまいてはしゃいであげる 少しだけ冷たくしてあげる 重ねた右手そっと外して 私もきっと天邪鬼だわ 心の陰で辞書を開いて 愛って言葉探しているの ガラス越しの店で ミルクティー飲んでいるの 少しだけ優しくしてあげる もしも心に怪我をしたなら 淋しさって繃帯で縛ってあげる 少しだけ優しくしてあげる 少しだけ優しくしてあげる もしも心に怪我をしたなら 淋しさって繃帯で縛ってあげる 少しだけ優しくしてあげる |
メイン・テーマ薬師丸ひろ子 | 薬師丸ひろ子 | 松本隆 | 南佳孝 | | 時は忍び足で 心を横切るの もう話す言葉も浮かばない あっけないKissのあと ヘッド・ライト点して 蝶のように跳ねる 波を見た 好きと言わない あなたのことを 息を殺しながら考えてた 愛ってよくわからないけど 傷つく感じが 素敵 笑っちゃう 涙の止め方も知らない 20年も生きて来たのにね 深入りするなよと ため息の壁なら 思いきり両手で突き破る 煙草をつけようと マッチをするたびに 意地悪して 炎吹き消すわ ドアを開いて 独り 海へ あなた車で 背中を見ていて 愛ってよくわからないけど 深呼吸 不思議な気分 わかってる 昨日の賢い私より 少しだけ綺麗になったこと 笑っちゃう 涙の止め方も知らない 20年も生きて来たのにね 生きて来たのにね |
Woman“Wの悲劇”より薬師丸ひろ子 | 薬師丸ひろ子 | 松本隆 | 呉田軽穂 | | もう行かないで そばにいて 窓のそばで腕を組んで 雪のような星が降るわ 素敵ね もう愛せないと言うのなら 友だちでもかまわないわ 強がってもふるえるのよ 声が…… ああ時の河を渡る船に オールはない 流されてく 横たわった髪に胸に 降りつもるわ星の破片(かけら) もう一瞬で燃えつきて あとは灰になってもいい わがままだと叱らないで 今は…… ああ時の河を渡る船に オールはない 流されてく やさしい眼で見つめ返す 二人きりの星降る町 行かないで そばにいて おとなしくしてるから せめて朝の陽が射すまで ここにいて 眠り顔を 見ていたいの |
あなたを・もっと・知りたくて薬師丸ひろ子 | 薬師丸ひろ子 | 松本隆 | 筒美京平 | | ベルが鳴る あなたの部屋で 8つまで数えて切った 淋しさはこわくないけど 逢えないと忘れそうなの 「もしもし 私 誰だかわかる?」 小猫をひざに長電話した ささやきに戻りたい もっともっと あなたを もっともっと 知りたい いま何してるの? いま何処にいるの? そして愛してる人は誰ですか? 離れても心は君の そばにある そう言ったでしょ 星空に逢いに来てって 頼んでも風の音だけ 「もしもし うん まだ切らないで」 受話器を耳に眠りこんでた 少女へと戻りたい もっともっと 私を もっともっと 知ってね いま髪を洗い いま本を閉じて そしてあなたの写真にキスをした もっともっと あなたを もっともっと 知りたい いま何してるの? いま何処にいるの? そして愛してる人は誰ですか? |
ステキな恋の忘れ方薬師丸ひろ子 | 薬師丸ひろ子 | 井上陽水 | 井上陽水 | | 青くたそがれた頃 恋に気がついた夜 街がキラメクまでに 早く口づけを 遊びのように 終らせて 悪い大人の歌が あまく せつなく響く 恋がはなやかなうち 少し さみしそうに あなたのそばで 踊らせて あなたに聞いてみたいのは ステキな恋の忘れ方 それとも愛はこの胸に刻まれたの? 遠く流されてゆく 今はささやいて いつものように 眠らせて 風が夜空を走り 星をちりばめてゆく あなた 見とれてないで 強く抱きしめて 遊びのように 終らせて あなたに聞いてみたいのは ステキな恋の忘れ方 それとも愛はこの胸に刻まれたの? 遠く流されてゆく 今はなにもかも 忘れるように 眠らせて 眠らせて |
ささやきのステップ薬師丸ひろ子 | 薬師丸ひろ子 | 松本隆 | 佐藤健 | | Talk to me 水のように あなたのささやきが流れこんでくる Talk to me 不思議なほど 素直になれるのよあなたの前だと 二度と恋などしないと心に 誓ってたのに ほらまるで少女みたい燃える頬 今踊り出すの胸のときめき あなたとなら一緒に生きてゆけそうだわ 生きる歓び感じて Talk to me おしゃべりして 私ひざを抱いて目を閉じて聞くわ Talk to me あなたのこと 生まれた町のこと友だちのことを Kissはあなたが最初じゃないのに 夢がふるえる ほらまるで少女みたい揺れる髪 今熱い息が耳に触れるの 一人で生きてきた強がりを脱ぎ捨て やさしい肩にもたれる ほらまるで少女みたい燃える頬 今踊り出すの胸のときめき あなたとなら一緒に生きてゆけそうだわ 生きる歓び感じて |
瞳で話して薬師丸ひろ子 | 薬師丸ひろ子 | 松本隆 | 辻畑鉄也 | | 愛していると言えぬまま黙った 言葉に出来ない光と影 異国のカフェの隅の椅子 私は 汽車の出る時間気にする トランクを投げ出し別れを取り消せば 抱きしめてくれるの? それは無理でしょう 千の囁きかわしたけれど 一番大事なことは 心に秘めたままなの 瞳でサヨナラと言ってね 謎めいたまま旅立つわ一人で 本当の自分を探すために 言いそびれてた気持だけ時間の ゴンドラに乗せて流して あなたにはあなたの生き方があるのね 私にも私の 違う道があるわ 千の囁きかわしたけれど 一番大事なことは 心に秘めたままなの 瞳でサヨナラと言ってね 見つめたままで 見つめたままで |
紳士同盟薬師丸ひろ子 | 薬師丸ひろ子 | 阿木燿子 | 宇崎竜童 | | 神様の投げた輪が二人の 額にゴツンとぶつかったみたい 運命の悪戯(いたずら)をたぐり寄せたら 背高のっぽのあなたと また鉢合わせ どうにかなるわ 騙されて上げる あなたなら相手に不足はないわ どうにでもなれ 恋は永遠の暇つぶし 遊びましょうよ……なんてね カッコつけてエラそうだわ あなたの目が眩しくて 照れくさいのよ 他の人に感じないと約束するわ 女だてら 紳士同盟 草笛を上手く吹ける人を 尊敬する癖が今も抜けないの 唇にそっと乗せなきゃ怪我をする 愛の囁きも軽めの方が素敵よ どうにでもして 縛られて上げる 手綱(たづな)は少しゆるやかに お願い どうにでもなれ 花の生命(いのち)は短いから 楽しまなきゃね……なんてね 生れてから一度だって嘘をついた ことのない私が言うの 今の気持 変わらないと 指切りするわ 二人だけの紳士同盟 カッコつけてエラそうだわ あなたの目が眩しくて 照れくさいのよ 他の人に感じないと約束するわ 女だてら 紳士同盟 なんてね なんてね |
ハードデイズ ラグ薬師丸ひろ子 | 薬師丸ひろ子 | 阿木燿子 | 梅林茂 | | 月曜日は朝がつらい ベッドに根ッコが生えたみたいよ 満員電車 イヤな痴漢 向う脛 蹴とばしてやる 火曜 水曜 木曜日 ランチタイムが生きがいなのよ デザートにバナナシェイク 忙しくても痩せないの 花金は電話を待って みんな誰かとイソイソするの ぼんやりと駅のベンチ 映画のポスター観る私 お嬢様ばかりじゃ この世はない 脇見せず働けば きっと良(い)いことあるわ ねェ 土・日がなまじ入ると 私 かえって疲れてしまう 貧乏性ね 損な性分 こま鼠が今日も行くわ |
時代薬師丸ひろ子 | 薬師丸ひろ子 | 中島みゆき | 中島みゆき | | 今はこんなに悲しくて 涙もかれ果てて もう二度と笑顔には なれそうもないけど そんな時代もあったねと いつか話せる日がくるわ あんな時代もあったねと きっと笑って話せるわ だから 今日はくよくよしないで 今日の風に吹かれましょう まわるまわるよ 時代はまわる 喜び悲しみくり返し 今日は別れた恋人たちも 生まれ変わってめぐりあうよ 旅を続ける人々は いつか故郷に出会う日を たとえ今夜は倒れても きっと信じてドアを出る たとえ今日は果てしもなく 冷たい雨が降っていても めぐるめぐるよ 時代はめぐる 別れと出会いをくり返し 今日は倒れた旅人たちも 生まれ変わって歩き出すよ まわるまわるよ 時代はまわる 別れと出会いをくり返し 今日は倒れた旅人たちも 生まれ変わって歩き出すよ 今日は倒れた旅人たちも 生まれ変わって歩き出すよ |
語りつぐ愛に薬師丸ひろ子 | 薬師丸ひろ子 | 来生えつこ | 来生たかお | | 雨上り 窓辺に たたずみ 風のざわめきを 冷たく 感じて そっとブラインドを 下ろしかける 夜が包み込む前の うすやみの街 張りつめた日々 愛も迷ってる そんな心へと ためいき落す 夜を行く 足音 孤独に 人の波間から はぐれて 行きそう 夢見る時間は すぐに過ぎる 愛を語りつぐために みんな生れる 言い尽くされた 言葉でもいいさ 意地悪な星の ささやき 消して さよなら 悲しめの 思い出の反乱 心の時計 自分に合わせ 夢見る時間は すぐに過ぎる 愛を語りつぐために みんな生れた 待つだけじゃなく 迷うためじゃなく 彩る月日を 染めてく 語りつぐために 愛も生れる 言い尽くされた 言葉でもいいさ 意地悪な星の ささやき 消して |
風に乗って薬師丸ひろ子 | 薬師丸ひろ子 | 上田知華 | 上田知華 | | 会社の 帰りの 電車の窓から マーマレード色の夕焼けを見たの 知らない間に涙がこぼれて ともり始めた家の灯 胸に染みた 今夜風に乗り 言葉を届けよう 彼の住む街に素足で舞い降りて ずっと 本当の自分に背を向けてた きっと わがままに わたし見えたでしょう 偶然見かけた 懐かしい横顔 一人きりの彼に 何故ほっとしたの……… あんなに優しい気持ちを遠ざけて 寂しいなんて誰にも話せなかった 今夜風に乗り 言葉を届けよう 彼の住む街に素足で舞い降りて ずっと 気付かずに心閉ざしていた こんな 暖かな気持ち忘れたまま 今夜風に乗り 素直になりたい 彼の住む街に素足で舞い降りて ずっと この胸に眠ってた言葉を きっと 永遠に……… 今 すべてを込めて……… |
夕暮れを止めて薬師丸ひろ子 | 薬師丸ひろ子 | 風堂美起 | 楠瀬誠志郎 | | ねぇ夕暮れを止めて 西陽のあたるベンチ いつもは見てるだけで 通りすぎてたけど ふいに休んだ午後に ふと腰をおろしてる 失くしかけたなにかが あるような気がして 思い出しています いちばん悲しかったこと 友達に会えないくらいに 泣き顔でいたね キュンとしてシュンとした おとぎ話さえ 忙しいまま忘れるなんて 悲しすぎるから 臆病で平凡な人にそれぞれの 神様がいる気がする やさしい黄昏 さびついたブランコ 泣きそうなシーソーは 大人になれぬ気持ち 静かにゆらしてる 子供呼ぶ声がして もう遊びはおしまい 明日の約束して 家(うち)に帰ってゆく 忘れないでいます いちばん楽しかったこと 手にふれる全てのものが 輝いていたよ キュンとしてシュンとした おとぎ話でも 目覚めるために終りのページ 閉じる日がくる 臆病で平凡な人にそれぞれの 幸せがある気がする きれいな夕焼け 気づきだしてる 翼はもてないこと 私の空、私の風 心の中 キュンとしてシュンとした あんな想い出も 冗談にして いつか笑って話す日がくる 臆病で平凡な私だけのもの みつけてくれる人がいる どこか遠くに……… いつか遠くで……… いつか二人で……… きっと |
僕の宝物薬師丸ひろ子 | 薬師丸ひろ子 | 玉城千春 | 海田庄吾 | 井上鑑 | 僕はここにいるよ どんな時でも 君のこと見守ってる 僕の宝物 目を閉じて耳をすます 波と風が寂しさ運ぶ 一人ぼっち 深呼吸 迷い込んだ 心の闇に 流した涙が 傷を癒す 僕はここにいるよ どんな時でも 君のこと見守ってる 僕の宝物 できるなら魔法をかけて 命に笑顔咲かせてさ 僕も一緒に笑おう 探していた 光の道を ありがとう ただただ伝えたくて 僕はここにいるよ どんな時でも 君のこと見守ってる 僕の宝物 海の奥に住む魚 空を自由に飛ぶ鳥 地を歩き歌う僕ら みんな同じ星の上 僕の声が君に 届くといいな 僕の君に 届きますように |