藍坊主「ハナミドリ」の歌詞一覧リスト

曲名 歌手名 作詞者名 作曲者名 編曲者名 歌い出し
桜の足あと藍坊主藍坊主佐々木健太藤森真一たんたん、と、刻んだ、あなたへの想い 私は、毛糸だけを、紡いだわけじゃない とんとん、と、叩いた、背骨の裏側 夜が死に、朝がくれば、笑えるのかしら  のんのん、と、響く、ストーブの、青い灯が しんしん、と、積もる、 溶けない私を、照らし続けてた  さくら舞って流れてゆく ほどいた糸を 風に結んで飛ばした 私は、飛べないから  カンカン、と、シンクに、転がるビー玉 くるくる、と、廻りながら、流しに落ちてく きっとあなたは、笑っているでしょう 意味もなく、無邪気な顔、輝かせながら  ぽんぽん、と、浮かぶ、あなたと、子羊の絵 そっと、目を瞑れば、 耳に残ってる、子守歌の音  さくら舞って流れてゆく ほどいた糸を 風に結んで飛ばした 私は、飛べないから  だんだん、光が、生まれてゆく空 もう少し、夜に爪を、掛けていたいけど、 きゅんきゅん、私は、ねじ切ってゆく さよなら、もう私は、歩いてゆけそう、  さくら舞って煌めく空 ほどいた糸を 風に結んで飛ばした あなたを想いながら
テールランプ藍坊主藍坊主藤森真一藤森真一灰色の夜に 黄色い首輪の年老いた犬が テールランプ見てる あんな風に早く走れたらいいなあ あんなふうに僕も走れたらいいのになあ 追いすぎて老いすぎて足がもう動かないよ  神様一つ聞いてくれよ 風切る足を僕にくれよ 星降る丘に行きたい あの娘に一度星見せてあげたい 突き出す前足をくれよ 蹴り出す後ろ足をくれよ あの娘を笑顔にしたい 灰色の夜を駆け抜けてさ  灰色の夜にヘッドランプ見えた 一瞬のことだ あの娘がひかれた どうして動かない どうして笑わない ずっとずっと君を笑顔にしたいのに  堪えても堪えても涙が出てしまうよ  神様一つ聞いてくれよ あの娘を助けてやってくれよ なんにもいらないから 君がいなけりゃ 走る意味ないから 輝く明日なんていらない たった今息絶えたっていいよ あの娘を笑顔にしたい その笑顔がさ 見えなくても  星空見せたくて あの娘を背負い歩く だんだん背中冷たくなる 「ねぇ、君はここにいないんだね。」  神様答えてくれよ あの娘はどこに行ったんだよ 天国へいったんだろ 幸せそうに笑っているんだろ ずっとずっと出来なかったけど いつかは僕もそこへ行く そしたら星見に行こう 灰色の夜を駆け抜けてさ
スプーン藍坊主藍坊主藤森真一藤森真一なにげない ぬくもり 感じるよ ぬくもり  リズミカルな包丁聞いて 叩いた食器ドラム いっしょに歌う太い声 「静かに!」と高い声 湯気のむこうに いつでもある笑顔に 「ありがとう」の一言を 言い忘れてた気がするよ  あたりまえで あたりまえで 大切さに気付いてなかった あたたかくて 安心するよ カレーライスのようだな  道を踏み外しそうになった時 笑って見せてくれた 目に涙を溜め込んで 笑って見せてくれた どんな時でも 包まれていたんだ どんなに苦しくても 涙を隠すやさしさに  あたりまえで あたりまえで 大切さに気付いてなかった あたたかくて 愛しくなるよ カレーライスのようだな  「ただいま」とスプーンに話しても 疲れた自分が映るだけ 「おかえり」が待っている台所が こんな こんなに幸せだったなんて  あたりまえの あたりまえの 大切さに気付いてなかった 身近なことを 喜びにしたい カレーライスのように  ずっと ずっと 大事にするよ 「あたりまえ」 という 「しあわせ」
ハニービースマイル藍坊主藍坊主佐々木健太佐々木健太とんでる眼鏡、ヘアーブラシ、ラッパ、 クッキー、シェイカー、フライパン ステップ & ハイドでよろめく、 しゅっと眉毛をかすめる銀のフォーク  怒り狂ってる彼女は 鼻をいつもの三倍尖らし 真っ赤にそまったトマトアイ、 パリンッ、窓を突き抜けるサラダボール  タンジェリンナブルー、 蜜柑が潰れたような君の顔、その横で ハニービー・スマイル  前をみてごらん、真っ青な空を、 君はどこへだっていける 金色の蜂が、可能性のマーク、 ∞字を描いてる  だんだんにゅるん垂れる角、 そして彼女は泣きたくなってる 九連発のため息、三個三角形を作った  崩れたキッチンホールの 瓦礫の隙間のその先には もうあるんだよ ハニー・ビースマィル  前をみてごらん、真っ青な空を、 君はどこへだっていける あの丘の根元、ほら見えるだろう、 可能性は限りない  僕ら虹をわたる
コーヒーカップと僕の部屋藍坊主藍坊主藤森真一佐々木健太・藤森真一この部屋に越して 一週間のある日のこと 君と見付けた 二つ並んだコーヒーカップ  真っ白な心のままで惹かれ合った 十年後の未来を笑い話したね ずっと暖かいこの部屋で  この部屋に越して 二年がたったある日のこと 一つのカップ落ちた 僕の手からするり抜けて  僕らの亀裂を埋めるように 必死に接着剤塗り込み 暗い夜をもがいた  真っ白な心でいられたらいいのに どっちだろ一番大切なものは 自分の夢か 君の明日  真っ白な湯気舞う広い部屋を見る もう一個のコーヒーカップ箱に入れしまう 君がいないこの部屋で
ジムノペディック藍坊主藍坊主佐々木健太佐々木健太だから、僕が君に言いたいのは、 空き缶をつぶすように 伸びた爪をパチパチ切るように、 喋らないでくれってこと  コーヒーの湯気は幸せそうに、 くるくる踊ってるし サティのピアノ曲も静かに、 優しく響いてるんだ  アルミホイールを噛んだ味がしそうな火曜日 ジムノペディはゆっくり水をかけてく  この世界がふやけてしまうその前に、 笑ってくれよ そしたら僕は骨がバラバラになるくらい 風に吹かれて もう一度君に会いにくるから  魚が空を羽ばたいてたら、 随分ましなんだけどな 何かふふっと笑ってから全部、 許せてしまいそうだろ  あいにく空は綺麗な曇り一つない蒼で 魚達は干からびて見当たらない  この世界がひび割れてしまわないように、 笑ってくれよ そしたら僕は脚が外れてしまうくらい 雪に降られて もう一度君に会いにくるから  水曜日の朝に君は、ピカデリーを聴いていた 柔らかな陽射しがそっと肩に落ちる  窓の向こうにひとすじの雲が伸びている、 その先を見て 僕は思わず君を大声で呼んでいた その輝きを じっと、じっと、消えるまで眺めていた
泣いて藍坊主藍坊主藤森真一藤森真一君の心の奥には 暗く長い迷路がある いつからか僕はすっと迷いこんでしまっただろ  僕の目線 目下の世界 昨日まですべてを見てる気がしてた  君が悩んでいること それを仮に100としたら 僕のは見た目は100で 実はたった1か2だろ  ねぇ もう一度 走らせて 君の声 聞こえる筈の その場所へ  泣いて 泣いて 涙かれても まだだ まだだ 泣き足りない 泣いて 泣いて 声がかれても 君の痛みにかなわない 泣いて 泣いて すべて涙が 洗い流してくれればいいのに  何を勘違いしてた 綺麗事でごまかして 笑わせたことよりずっと 泣かせたことが多かった  我が道を行くことと わがままの違いを僕は無視してた  僕は 僕は 何をしていた 深く 後悔 込上げる ざくり ざくり ナイフ持ち出し これでもか これでもか 叫び刺す だけど痛み感じられない 人を愛す資格なんてない  泣いて 泣いて 涙かれても まだだ まだだ 泣き足りない 泣いて 泣いて 声がかれても 君の痛みにかなわない 泣いて 泣いて すべて涙が 洗い流してくれれば そんな風に思う僕には 涙流す資格もない 君のところへ 戻れるわけもない
ベンチで手紙を読む老人藍坊主藍坊主佐々木健太佐々木健太ベンチで手紙を読む老人 老人の右足の横に転がるリンゴ リンゴの伸びた影を踏むイヌ イヌの鼻先を飛ぶカナブン  「ロールウェィイェ、ロールウェィイェ、 ラーリルロ、レリェー」  「ロールウェィイェ、ロールウェィイェ、 ラーリルロ、レリェー」  カナブンのからだを打ち抜くバット バットの柄を握りしめている少年 少年の髪を揺らす風 風の根元に光ってる雲  「ロールウェィイェ、ロールウェィイェ、 ラーリルロ、レリェー」  「ロールウェィイェ、ロールウェィイェ、 ラーリルロ、レリェー」  雲の上にある太陽 太陽を包む想像もつかない宇宙 宇宙のずっとしたにある世界 世界の隅にそびえたつビル ビルの窓を飛び越える君  「ロールウェィイェ、ロールウェィイェ、 ラーリルロ、レリェー」  「ロールウェィイェ、ロールウェィイェ、 ラーリルロ、レリェー」  君が着地したベランダ ベランダを抜けてく柔らかい南風 南風に乗った紙ヒコーキ  紙ヒコーキに書かれた文章 文章を解読している少女 少女が紙を置いてったベンチ ベンチでそれを読む老人  「LIFE IS BEAUTIFUL!!」
柔らかいローウィン藍坊主藍坊主佐々木健太佐々木健太「きっと、月の裏側で、ウサギは、涙を流し、 蒼い星に帰りたい、そう想い、泣いている。」  そっと、呟いた君は、地面に、月を描いた 赤くはれた、目を細め、イビツに、3個、作った  つつかれた、ダンゴムシのように、丸くなる 君の、しゃがんだ、その背中  痛みはもう、君の頬を濡らし 光に、揺れた ローウィン、ローウィン、ローウォン  全てを、銀に、染めてしまう もう泣かなくていいよ  「今は、遠いとこだけど、いつか、旅行に行けるよ。 そしたら、迎えにゆこう、僕が運転するから。」  バカだね、と、君は泣き笑い もう一つ、イビツな月を、描きました  痛みはもう、君の頬を濡らし 光に、揺れた ローウィン、ローウィン、ローウォン  全てを、銀に、染めてしまう もう泣かなくていいよ  泡のように、空へ昇ってゆく 光に、揺れて ローウィン、ローウィン、ローウォン  イビツな月が、柔らかさに、見えて。
マイホームタウン藍坊主藍坊主藤森真一藤森真一六時のチャイムを ひさびさ聞いたよ 空気のうまさに 顔がにやけてる 肉屋のおじさん 八百屋のおばさん この町にはたくさんの家族がいるんだ  どんなに離れても 覚えていてくれる 「ビールでも 飲んでけ。」って その一言がうれしい  マイホームタウンはマイペースタウン 世界中のどこよりも 僕が僕でいられる場所 自然に笑いがこぼれる場所  たばこ屋のおばあちゃん 僕に向かって 「たばこは体に悪いよ。」って注意をした  矛盾の一言に呆れたけれどちょっと ポンっと背押されたようで その一言がうれしい  マイホームタウンはマイペースタウン 世界中のどこよりも 優しくしたい人がいるんだ ただただ純粋な気持ちで  仕事に疲れて 生きることで精一杯 その時背中の手の温もりが 僕をそっと押してくれたんだ  帰ろう帰ろう おうちへ帰ろう 帰ろう帰ろう 疲れたら 帰ろう帰ろう 笑いに帰ろう 帰ろう帰ろう 心から  帰ろう帰ろう 自分に帰ろう 帰ろう帰ろう 嘘のない 帰ろう帰ろう あの日へ帰ろう 僕は僕は マイペースタウンへ  君はキミペースタウンへ
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