君が恋しくて前川清 | 前川清 | 原譲二 | 原譲二 | 川村栄二 | 君と出逢った 北国札幌の町 粉雪舞い散る 日暮れ時 噂訪ねて すすきのあたり 赤いネオンが ゆらゆらゆらり あぁ… 逢いたいなぁ 恋の残り灯(び) トンボリ大阪の町 小雨に泣いてる 北新地 辛い思いは こころの隅へ 涙グラスに はらはらはらり あぁ… 切ないなぁ 昔馴染みの 坂道長崎の町 面影振り向く 思案橋 さがし求めた 銅座(どうざ)の灯(あか)り 胸にしみるさ じんじんじんと あぁ… 淋(さみ)しいなぁ あぁ… 君が恋しくて |
長崎は今日も雨だった前川清 | 前川清 | 永田貴子 | 彩木雅夫 | | あなたひとりに かけた恋 愛の言葉を 信じたの さがし さがし求めて ひとり ひとりさまよえば 行けど切ない 石だたみ あゝ 長崎は今日も雨だった 夜の丸山 たずねても 冷たい風が 身に沁みる 愛(いと)し 愛(いと)しのひとは どこに どこにいるのか 教えて欲しい 街の灯よ あゝ 長崎は今日も雨だった 頬にこぼれる なみだの雨に 命も恋も 捨てたのに こころ こころ乱れて 飲んで 飲んで酔いしれる 酒に恨みは ないものを あゝ 長崎は今日も雨だった |
そして、神戸前川清 | 前川清 | 千家和也 | 浜圭介 | | 神戸 泣いて どうなるのか 捨てられた我身が みじめになるだけ 神戸 船の灯うつす 濁り水の中に 靴を投げ落す そして ひとつが 終わり そして ひとつが 生まれ 夢の続き 見せてくれる 相手 捜すのよ 神戸 呼んで帰る人か 傷ついた心が みにくくなるだけ 神戸 無理に足を運び 眼についた名もない 花を踏みにじる そして ひとつが 終わり そして ひとつが 生まれ 誰か うまい 嘘のつける 相手 捜すのよ 誰か うまい 嘘のつける 相手 捜すのよ |
東京砂漠前川清 | 前川清 | 吉田旺 | 内山田洋 | | 空が哭いてる 煤け汚されて ひとはやさしさを どこに棄ててきたの だけどわたしは 好きよこの都会(まち)が 肩を寄せあえる あなた…あなたがいる あなたの傍で あゝ暮らせるならば つらくはないわ この東京砂漠 あなたがいれば あゝうつむかないで 歩いて行ける この東京砂漠 ビルの谷間の 川は流れない 人の波だけが 黒く流れて行く あなた…あなたに めぐり逢うまでは そうよこの都会(まち)を 逃げていきたかった あなたの愛に あゝつかまりながら しあわせなのよ この東京砂漠 あなたがいれば あゝあなたがいれば 陽はまた昇る この東京砂漠 あなたがいれば あゝあなたがいれば 陽はまた昇る この東京砂漠 あなたがいれば あゝあなたがいれば 陽はまた昇る この東京砂漠 |
ひまわり前川清 | 前川清 | 福山雅治 | 福山雅治 | 井上鑑 | 夢を見ていました あなたと暮らした夏 それは かけがえのない 永遠の季節のこと まっすぐに 伸びてゆく ひまわりのような人でした 黄昏に 頬染めて ひざ枕 薫る風 風鈴は 子守歌 いつだって いつだって あなたがそばにいてくれるだけで それでよかった ふたり 乗り遅れた あのバスは走ってますか ふたり ずっと歩いた あの海はそのままですか 儚(はかな)げに戯れる 蛍火のような日々でした 夕涼み 肩寄せて 宵祭り 洗い髪 濡れたまま 氷菓子 嬉しくて 嬉しくて なんどもあなたの名前呼んだ それが嬉しくて… 黄昏に 頬染めて ひざ枕 夕涼み 肩寄せて 宵祭り いつだって いつだって あなたがそばにいてくれるだけで 本当によかった 夢を見ていました あなたと暮らした夏 ふたりのあの夏のように ひまわりが 今 咲きました |
大阪前川清 | 前川清 | 前川清・岩井薫 | 都志見隆 | | にぎわう街並 時間は止まり 過去(きのう)と同じ情景(けしき)で あなたの優しさが 見えなくなっても 街は優しく 迎える 夢も 涙も せつなくて 声も 香りも せつなくて 過ぎ去りし日 抱きしめて あなたと 大阪 この街に めぐり逢えた奇跡を 今もこのままで あたためて 途切れる会話に 淋しさ募る 見えない 携帯の先 あなたの優しさが 悲しく感じても 街はにぎわい きらめく 雨も 浴衣も はかなくて 川も 花火も はかなくて 想い出の日 抱きしめて あなたと 大阪 この街に たどり着いた軌跡を 今も変わらずに あたためて 夢も 涙も せつなくて 声も 香りも せつなくて 過ぎ去りし日 抱きしめて あなたと 大阪 この街に めぐり逢えた奇跡を 今もこのままで あたためて |
男と女の破片前川清 | 前川清 | 荒木とよひさ | 都志見隆 | | 抱かれたら終る 男と女より 手枕のままで 何んにもしないで 指さきを拒む 心の裏側で 悲しいほど 好きでいればいい 愛が涙の 破片(かけら)になっても 心にあなたを宿して 生きていけるよう 二度と恋など 出来ないくらいに 身体のすみまで あなたと すべて取り換えて あしたなんか もういらない 満月に吠える 男と女より 口紅も拭(ふ)かず 眠りにつかせて 優しさが 逃げる どんなに抱かれても 少し離れ 泣いていればいい 愛が別れの 破片(かけら)になっても 寂しいあなたは この世にひとりきりだから 夢の続きが どこかにあるなら 時間の果てまで あなたの 色に塗り変えて 二度と恋など 出来ないくらいに 身体のすみまで あなたと すべて取り換えて あしたなんか もういらない |
噂の女前川清 | 前川清 | 山口洋子 | 猪俣公章 | | 女心の悲しさなんて わかりゃしないわ 世間の人に 止して 止してよ なぐさめなんか 嘘と泪のしみついた どうせ私は噂の女 はなさないでと甘える指に 男心はいつでも遠い そうよ そうなの 昨日の夜も すがりつきたい あの人に 夢を消された噂の女 街の噂に追われて泣けば 褪せてみえます くちびるさえも つらい つらいわ つめたい青春(はる)を 怨むことさえあきらめた 弱い私は噂の女 |
海鳴り前川清 | 前川清 | 千家和也 | 劉家昌 | | 海鳴り聞こえる 旅路の宿 今宵も泪で 枕を濡らす 老いたる父や母 今頃いかに 想いは遥るか 故郷の空よ 心を許した 友も消えて 愛した女も いつしか離れ 風吹く波の上 一羽の海鴎(かもめ) お前とだけは 話しがしたい 明日は夜汽車で 北の街へ はまなす咲いてる 名も無い街へ 私が旅先で 死んだら誰か 浜辺に骨を うずめておくれ |
雪列車前川清 | 前川清 | 糸井重里 | 坂本龍一 | | 匂うように 笑うように 雪が降る 白い景色 逃げるように 汽車は走る サヨナラが 夢ならば ひき返すけど あの頃が 夢ならば このまま行く あたたかいものを 何かください こころも からだも 寒すぎるので…どうぞ 少しばかり 離れた席 恋人たち 無邪気色の ひざかけを かけて眠る なにげなく 髪を切れた 幸せな日は 同じように 雪の日で あなたといた あたたかいひとに もたれていたい ひとりで いたけど 冷えてきたので…どうか サヨナラが 夢ならば ひき返すけど あの頃が 夢ならば このまま行く あたたかいものを 何かください こころも からだも 寒すぎるので…どうぞ |
この愛に生きて前川清 | 前川清 | 阿久悠 | 彩木雅夫 | | あのひとを愛しては いけないと云われ 旅に出て忘れようと 悩んでもみたが 思いきれぬ恋よ 雨の街で人目しのんで 愛を告げたあとのしあわせ 許されぬ愛だから なおさらつのり 許されぬ愛だから ひとときに賭ける こみあげる涙 つかのまのしあわせが はかなくも過ぎて しのび寄る夜明けにも 悲しみがあふれ はなれられぬ恋よ 肩を抱いて心かよわせ つらい胸の中を忘れる 別れても別れても この愛に生きて 別れても別れても あきらめはしない かさね合う心 帰るひとを送る苦しさ だれに云えばいいと云うのか うしろ指さされても しのび逢う恋を うしろ指さされても あのひとのために この身まで捨てる |
中の島ブルース前川清 | 前川清 | 斉藤保 | 吉田佐 | | 赤いネオンに 身をまかせ 燃えて花咲く アカシアの あまい香りに 誘われて あなたと二人 散った街 あゝ ここは札幌 中の島ブルースよ 水の都にすてた 恋 泣いて別れた 淀屋橋 ほろり落した 幸せを あなたと二人 拾う街 あゝ ここは大阪 中の島ブルースよ 会えば別れが つらいのと 泣いてすがった 思い出の 小雨そぼ降る 石畳 あなたと二人 濡れた街 あゝ ここは長崎 中の島ブルースよ |
おいしい水前川清 | 前川清 | 阿久悠 | 都志見隆 | | 十字路の迷(まよ)い子たちよ それは おとな ただ今日を生きるおもいに 喉が乾く 愛の水があったなら 心やさしくなれるのに ハートを少し濡らし 半分 涙で流して さびしさ分けあえる人に 声をかけてみよう たたかいに向かう顔して だれも 急ぐ その先に何があるのか あてもなくて 愛の水を口にして はずむ言葉を取り戻し 心を少し語れ 半分だけでもいいから そのときふり向いた人に 笑いかけてみよう 迷い子たちよどこへ 迷えるままでは 走るな やさしい時代まで戻り 歩きだしてみよう やさしい時代まで戻り 歩きだしてみよう |
逢わずに愛して前川清 | 前川清 | 川内康範 | 彩木雅夫 | | 涙枯れても 夢よ枯れるな 二度と咲かない 花だけど 夢の 夢のかけらを せめて せめてこころに ああ 永久(とわ)にちりばめ 逢わずに愛して いついつまでも 逢えば別れが つらくて泣ける 恋のねぐらは どこにある 鳥に 鳥になりたい そっと そっとこころで ああ 紅(べに)の命を 逢わずに愛して いついつまでも はなればなれの 運命におかれ 愛がなおさら つよくなる 何が 何があっても すがり すがり生きぬく ああ 死にはしないわ 逢わずに愛して いついつまでも |
恋唄前川清 | 前川清 | 阿久悠 | 鈴木邦彦 | | ほんのみじかい夢でも とてもしあわせだった 逢えてほんとによかった だけど帰るあなた 泣かないと誓ったけれど それは無理なことだと知った 折れるほど抱きしめたいと 心からそう思う はかないだけの恋唄 少しやつれた姿に 胸が痛んでならない ついていきたいけれど ひとり帰るあなた 何ゆえに結ばれないか 出逢う時が遅すぎたのか 人前でくちづけたいと 心からそう思う せつないだけの恋唄 何ゆえに結ばれないか 出逢う時が遅すぎたのか 人前でくちづけたいと 心からそう思う せつないだけの恋唄 |
愛よ静かに眠れ前川清&石川さゆり | 前川清&石川さゆり | 荒木とよひさ | 都志見隆 | 川村栄二 | 愛しても 愛しても 眠ってくれない 引き潮に 目を閉じて たとえ息を 止めてみても 眠ってくれない 心と身体を 切り離したら 男と女は ただの幻想(まぼろし) 抱き合う力と 静かな距離と 綺麗な夢見て 生きていれない 夜の底に溺れ 朝の陽ざし忘れ 黄泉(ヨミ)の国へ 昇り着いても… 愛しても 愛しても 眠ってくれない 夢の夢 また探し たとえ時間(とき)を 止めてみても 眠ってくれない 自由と不自由を 結びつけたら 男と女は ただの生き物 激しい嫉妬(おもい)も 過去(きのう)の嘘も 重ねる素肌は 拒み切れない 月の河を渡り 星の海で泳ぎ 黄泉(ヨミ)の国へ たどり着いても… 愛しても 愛しても 眠ってくれない 引き潮に 目を閉じて たとえ息を 止めてみても 眠ってくれない 黄泉(ヨミ)の国へ たどり着いても… 愛しても 愛しても 眠ってくれない 引き潮に 目を閉じて たとえ息を 止めてみても 眠ってくれない |