旅立ちadieu | adieu | Jiro Yanase | Jiro Yanase | Yaffle | 台所で涼む虎、私は川を流れてる 隣の人が手を振って縄を垂らして降りていく 汚れた雲が流れてる 大体君はまだ未成年でしょう 渇きかけた紐を引っ張って 応える景色に胸がいっぱい いい加減 旅するのやめて 大人になれたらいいのにね 日暮れには笛の音 あなたはいつも不安そうに 瞳の奥を輝かせて 夢の名残を追いかける 届くことはないのにね 私はパリの白い虎 小さな素朴な好奇心 溶けかけた心を引っ張って 応える景色に胸がいっぱい いい加減 旅するのやめて 裸になれたらいいのにね 日暮れにはあなたの声 いい加減 邪魔するのやめて 私になれたらそれから 日暮れには誰も知らない いい加減 旅するのやめて 大人になれたらいいのに 日暮れには笛の音 |
夏の限りadieu | adieu | Satoko Shibata | Satoko Shibata | Yaffle | いつものように誘う男の子 誘われる方「今日はやめとこう」 パーカーの紐 引っ張って抜けてしまう ここのところ友だちは友だちと言えるか分からないくらい 言葉少なかったり 多すぎたり 出会いがしらのあなたのやさしさ これがなんなのかいつまでもちゃんと確かめたくない そういう夏は はなしかけても わたしのそばにはもういない 前を向けば海 眩しさにまばたき 波間のかがやき ひかってやまない意味はなに 聞いてみたいけど あの日のように こたえる夏はもういない いない つぎは秋 自転車はとっくにあの子のもとに 今はずっともっと遠くに行ける あなたの背中くっついてたらどこかに着く この1秒の長さに酔う あちこちあまりにも揺れる 手を離したり 離さなかったり あなたの傷つくことを言う人の前に立つ なげやりだと怒らないそのさびしさに たちつくす夏の 肩をゆすっても 影の縁を濃くしてばかり 世界の温度を 夕立が奪って歩く 思い描いてた約束は青白いかげろう 呼び止める声に あの日のように ひびく夏はもういない いない いない わたしはすこしほほえんで肩を腕に抱く あたらしい季節が生まれたのに浮かれている また飽きもせず 音の鳴るほうに耳をやる 忘れられないことが太陽に隠れた隙に駆け足で 走って走って行く |
穴空きの空adieu | adieu | kai Kubota | kai Kubota | Yaffle | 月の兎は星を見ていた 一人ぼっちで眺めてた わたしは言葉を一つ思いついて 縋るような声で歌った ベガアルタイルデネブをすり抜けて 見つめ合う青い星には わたしと同じ寂しい目をしていた あなたを見つけたのでした 空の青さに 消えそうなわたしを 見つけてくれた人 日々のまにまに 雲隠れしてた気持ちをあなたで思い出す 傷だらけ 泥だらけの世界で生まれたラブソング あなただけ の世界で息をしていたいけれど 少しだけ 吐く弱音、すぐに抱きしめたいけど この命は呪いか愛だ 夜の深さに溺れそうなわたしと 一緒に溺れてくれる人 息を止めても 何度でもあなたの匂いが切なく蘇る 傷だらけ 泥だらけの世界で生まれたラブソング あなただけ の世界で息をしていたいけれど 少しだけ 吐く弱音、すぐに抱きしめたいけど この命は呪いか愛だって キスをしたら 私のこと、忘れないでね 日がまた昇る 傷だらけ 泥だらけの世界で生まれたラブソング あなただけ の世界で息をしていたいけれど 少しだけ 吐く弱音、すぐに抱きしめたいけど この命は呪いか愛だったよ 傷だらけ 泥だらけの世界で生まれたラブソング あなただけ の世界で息をしていたいけれど 少しだけ 吐く弱音、すぐに抱きしめたいけど この命は呪いか愛だ |
景色 / 欄干adieu | adieu | Wataru Sawabe | Wataru Sawabe | Yaffle | 私は私を知りたいとあがくけれど 春よりもずっと 夜明けはまだ遠いみたい たったひとつの 言葉で潰れそうだ まだそばにいて 明かりをともして 見慣れたはずの景色が変わる 予感がする でもそれだけじゃ足りない いつかの私が欄干にもたれている 灼けたページの 素描のその横顔を見ている 心の中に点を打って 線でつなごう たとえきれいな 形になんてなれそうになくてもいいから まだそばにいて 明かりをともして 見慣れたはずの 景色を変え |
ひかりのはなしadieu | adieu | Fuyuko Shioiri(FINLANDS) | Fuyuko Shioiri(FINLANDS) | Yaffle | 守ってあげるから あなたの悲しみは ぜんぶ ぜんぶ わたしにください 月の匂いが肌に落ち 触れたい頬 照らし出す 此処にあなたがいる今夜 神様も天国もいらないわ 途切れぬ思いの理由は わたしだって解らない 失う時が来るとして わたしこの運命だけでいい 守ってあげるから あなたの悲しみは ぜんぶ ぜんぶ わたしにください 守ってくれるから あなたの思い出が 今日も 今日も わたしの 世界だ 使った事ない言葉 あなたにならば恐れずに 恥じらわずに使えるの わたしあなたの隣に居たい 雨の月に見惚れて触れる手が わたしの最後ならいいと願う 幾度もはじめから 愛をはじめよう 幾度も 幾度も あなたを思うわ 守ってあげるから あなたの悲しみは ぜんぶ ぜんぶ わたしにください あなたの喜びを 知っていく度に ずっと わたし 生きていたいと思うの |
ワインadieu | adieu | Nariaki Obukuro | Nariaki Obukuro | Nariaki Obukuro | あなたの優しさに気づいて わたし胸が痛くなる 胸が痛くなる 勝手に喜んだり傷ついたり わたしまた繰り返してる また繰り返してる 暖かな手で グラスに注ぐ そのワインがきっとわたしよ いつか未来で待ってて 軽いキスで愛してよ 飲み込んだ言葉 いまわたしに誓って ダーリン ただ抱きしめて ダーリン いまわたしに誓って ダーリン ただ抱きしめて ダーリン ただ抱きしめて ダーリン 手を繋いで 指を絡めて わたし少し焦っている 少し焦っている 触れて初めて 分かりだしたのこの気持ちに 淡い期待を抱いてる 期待を抱いてる 暖かな手で グラスに注ぐ そのワインがきっとわたしよ 甘くほろ苦い 明日に残らない それでも愛し合うみたいに いまわたしに誓って ダーリン ただ抱きしめて ダーリン いまわたしに誓って ダーリン ただ抱きしめて ダーリン ただ抱きしめて ダーリン |