ウクライナBBHF | BBHF | Yuuki Ozaki | Yuuki Ozaki | | 幼稚感の極み 認めることが出来まい 捻れることはあっても変わることのない河の辿り着く先 見続けているだけだった 血管を通っていく 君の声 君の瞳が 身体中をズタズタにして 毒のように凝固していく血 裏口のドアを叩く女 正面切って駆け寄る少女 屋根裏に横たえたショットガン 地下室の隅で腐った腕も みんな流れの中にあった 電話を壁に投げて 君の頬 髪 口に触れた ソファーに飛び散るピンクを 隣の犬にでもあげてくれ この町は明るすぎる 目が痛い 痛い ずっと 準備は出来ている 家の明かりを全部消して ロウソクに火をつけ君と裸になる あがりきっている 高山病にかかる 数キロ先の店の裏で バンドがバスから飛び出ていく 君の好きな曲はやらない 彼らはやらないよ フロアは煙い 雑なライティング 飛び跳ねる君 そしてバラード 血管を通っていく 君の声 君の瞳が 準備は出来ている 家の明かりを全部消して ロウソクに火をつけ君と裸になる |
ライカBBHF | BBHF | Yuuki Ozaki | Yuuki Ozaki | | 弱みは見せるまい うだつの上がらない日々 そのもの 君は涙を飲みすぎてる 重たくなってる瞼 自尊心 その他 落とさぬように見開いて 曖昧にしよう この線と線を 毎晩生まれ変われたら 何一つないよ 何も残さない 足枷を付けたまま行く この戦いの意味は? 答えの出ない毎日 それでも 君の涙の中で泳ぐ 近づいてるって わかる 動機 後悔 混ざらぬように背負いこんで 曖昧にしよう 地上の線の上 毎段飛ばし登れたら 何一つないよ 支えるものもない バランスを崩しながらでも 行こう 操縦桿をへし折った コントロールできないよ 何百マイル先をずっと見つめ続けて 毎晩生まれ変わるよ 考えるより先に次の僕へ |
ダッシュボードBBHF | BBHF | Yuuki Ozaki | Yuuki Ozaki | | 何度も殴りつける 漆喰の壁を 血のでない皮膚は枯れ果て 俺は急がなきゃいけないんだ どうにかこの分離帯を抜ければ 何かが変わっていくだろう 止められないスピードまで上げていく 君は言う“ただ羽を伸ばして”と 狂えない頭 抱えて 俺は急がなきゃいけないんだ 遠くの方 そびえる塔 泥の橋 何かが変わっていくだろう 止めないでくれ 何かが変わっていくだろう 止められないスピードまで上げていく |
レプリカントBBHF | BBHF | Yuuki Ozaki | Yuuki Ozaki | | そんなに車を叩かないで ちょっと待ってて コンピュータがいかれてる ネオンサイン ホテルのサイン 名前はどうせ嘘だろう 僕は泳げない でも本当は泳げるんだ 愛の濁流 怒鳴り声 君の化粧箱 君の友達 鏡には映らない 映せない 数ヶ月目 数えるのをやめた 君は僕を冷たい心臓の持ち主と言う (冷たい心臓 イラつく) 僕の表情が変化しないのは (追いかけてきてよ 最後まで) 君のしたい駆け引きに何も感じないから ピンクの星 くだらない嘘 バグってるんだ とっくの前に 切るべきコードを間違ったって感じだ そんなに車を叩かないで ちょっと待ってて コンピュータがいかれてる 君のサイン 後出しの愛 答えはどうせ×だろ あなたは泳げない いや本当は泳げるんだ 風化する肌 耳に触る声 君の欲しいもの 僕の友達 鏡にも映ってた 抱えてた ピンクの星 凍りつく夜 ラグってるんだ とっくの前に着るべきコートを間違ったって感じだ ピンクの星 流れ着いた嘘 あがってるんだとっくの前に 引くべきゲームにこだわってたって だけだ そんなに車を叩かないで コンピュータがいかれてる |
HeartsBBHF | BBHF | Yuuki Ozaki | Yuuki Ozaki | | 君のハートに向かうための歩き方 うまくいかない できの悪いステップのよう どうかしている 自分でもそう思う 夜明けから逃げ 待ち続けている 知っていたはずなのに できない事がある あんなに上手く飛べたのに 今は座ったまま 呼吸すらできなくなってしまう前にさぁ立て 取り戻せる 僕らのペースを 君のハートに向かうためのチケットを 目の前で破られ できの悪いプロットのよう どうにかしなきゃ 君もそう言うだろう 捨て身で飛び降りる 雪の降る街へ わかっていたはずなのに 言えない事がある あんなに綺麗に包んでも 今は湿気った箱 呼吸すらできなくなってしまう前にどうにか喋る 取り戻せる 僕らのペースを |
夏の光BBHF | BBHF | Yuuki Ozaki | Yuuki Ozaki | | 思い通り君は いかないから 腕を傷つけバラを描いた 嘘をついたね ほんとはすこし 楽しかったはずだ 雲の切れ間から一瞬だけ 差し込む笑み いともたやすく自我は崩れ 後悔をむさぼり私は 世界のせいにしていった 嘘をついたね あなたがそう言うたび 胸は傷つき 花開いた 散りゆく感情を浮かべる 川の冷たさ 夏のむかつき 雲の切れ間から 一瞬だけ差し込む光 |
ページBBHF | BBHF | Yuuki Ozaki | Yuuki Ozaki | | ページの外 惨めな墓所 治せぬ箇所 君の部屋にある セロテープでふたをした タクシーを降り 丘を下って 野原を焼き 君の部屋のドア ノブをなんどもいじる また雨の中 立っているのかい 冷えた脚をぼくの手に乗せ ぼんやりとした答えを見つけ そいつの墓をぼくらで掘ろう 君の隣 ベッドの端 いやせぬ箇所 そばにいながらも 心は抜け出ていた ずぶ濡れになったあの日の夜 それと同じ いまは更に酷い 凍えきっているよ また雨の中 立っているのかい あなたの手をぼくの手にのせ 恍惚とした答えを抱いて あなたと墓に横たえるんだ |
Wake UpBBHF | BBHF | Yuuki Ozaki | Yuuki Ozaki | | 君のバラの棘をひとつずつ抜く 指先に走る痛みは君の悲しみ 閉じきったベッドルームのタンスに 隠れているお化けみたいな顔して 君が自分を傷つけるのは 誰かに先にそれをさせないため 夜がおとずれ 眠らないで夢をみる Wake Up 窓を開けて Wake Up 僕と抜け出そう Wake Up キーを投げてよこして でかけなきゃ Wake Up 腕の傷を隠すのが上手になっていくね 酔って本音をこぼすフリもオスカー並み なにをそんなに引き寄せてるの? バランスはどこへいったんだ? 夜が明ける 眠らないで店をでよう Wake Up 頬を叩き Wake Up 僕と帰ろう Wake Up キーを投げてよこして 送ってくよ Wake Up 君は本当の姿を知っている そのままでいて思い描いて 覆いかぶさる闇を押し返しながら走れ 壊れたハイヒールを投げつけろ 目を覚まして Wake Up |
DifferentBBHF | BBHF | Yuuki Ozaki | Yuuki Ozaki | | 太陽に近すぎる 手で隠した日焼けの跡を ぬるま湯のビーチ 破れた浮き輪 ほつれた舌で何かを話そうとしては やめてた 雨雲が見える 向こう岸に こんな時なんて言えばいい? 僕は溺れる魚 君に笑われて “どうかした?” 聞かれても 答えられない 答えようがない 退屈してる 悪くはないよ でも恐れてる すべてが台無しになっていくのを どしゃぶりが僕らを清めだす こんなときに喜んでるよ 僕は歩ける魚 君は驚き どこまでいけるか 僕らは知っていた 従うだけだろ? 生まれ持ったものに 明かりが見える 向こう岸に 君が飛び立つ日が見えたんだ 僕は溺れる魚 君は翼を広げ どこまでいけるか 僕らは知っていた 従うだけだろ? 生まれ持ったものに |
骨の音BBHF | BBHF | Yuuki Ozaki | Yuuki Ozaki | | 失った腕が今も痛む 這いずり回って君を見つけた 太陽が海に落ちるのを見た もう何も見なくていい それからはずっと 朝がくることはなく 君の瞳だけが見えた 愛のweight on瞼 4掛けても割れない もう忘れないと言って ねぇ僕のそばにいて 雨を降らせて 井戸を満たしても 乾ききっている喉のようだ 蒸発していく そして地にまた戻る 君との行為後の眠気 愛のweight on瞼 4掛けても割れない もう忘れないと言って ねぇ僕のそばにいて 失った腕が今も痛む これは治せない 代わりもいらない 太陽が海に落ち着くのを見た すべての重みを乗せ 救いの死がある 生まれ変わるための 灼熱の中に身を投げよう 愛のweight on瞼 落として ねぇ僕は愛せるよ 君の身体の重みに軋んでいる 腕の骨の音を聞かせて |
次の火BBHF | BBHF | Yuuki Ozaki | Yuuki Ozaki | | 簡単だった軽く押すだけ 悪夢は覚め あとは間違いを後悔しないようにして来た 身を伏せて 身を伏せて 身を伏せて 弦を鳴らすと悪魔が死んでいった 絵筆を振るうと息ができた 夢を見るなって言われても そんなことができる人間なんていないだろ? きっと出来るきっと出来る さぁ火をつけろ 最初はロウソクの火だった 今 嵐の真っ只中 息も絶え絶えでかばっている 手のひらで 重ね合って やけどしても 簡単だった 引き金を引く 飛び交う弾丸 そこらじゅう跳ねかえり火花をちらす そのたび目がくらんで ビジョンが見える ぶつかりあって 形をかえ 磨かれていく 痛みと共に 受け入れないで 戦い続ける さぁ火をつけろ 世界に嘘をつくな まだ 価値のないダイアモンド 勝ち目のない取引をしよう つよがりを 掲げあって イメージする 描いている 形にならないと笑われても 現象のように生きてく 僕はそうするよ 巨大な雨雲のよう さぁ火をつけろ 最初はロウソクの火だった 今!! 足跡は燃え上がって 価値のある道になった 次の1歩 次のビジョン 次の痛み 簡単だったここに来るのは そう呟き あとは振り返らないで先をみていた そしてまた火をつける 火をつける 火をつける |
WorkBBHF | BBHF | Yuuki Ozaki | Yuuki Ozaki | | いつまで経ってもこない 迎えの船を待ってた そして戻った いつもの仕事に 僕の娘も息子も同じだった 仰向けになって 灰の空をみた 額の汗を拭って狂ったように振り下ろす 手を握って 闇を讃えて 君の父と母も一緒だった 繰り返そう 痛みに慣れるまで どんな薬も痛み止めにもならない どうか 僕のそばで このループをずっとみてくれるかい 出口を見つけるその時まで 稼ぎを分け合おう 迎えの船のために 息子も娘も宙を漂うだけ じり貧だった 恵みを待った コンビニの前 君を待った 考えていた ループの先を 祈っていた 自分の全てに 繰り返そう 痛みに慣れるまで どんな薬も痛み止めにもならない どうか 僕のそばで このループをずっとみてくれるかい 出口を見つけるその時まで いつまで経ってもこない 迎えの船を待ってた 光がみえていた 明日も同じ でも多分あれが 出口なんだ |