MUCC「カップリング・ワースト」の歌詞一覧リスト

曲名 歌手名 作詞者名 作曲者名 編曲者名 歌い出し
語り部の詩MUCCMUCC逹瑯YUKKE欲に駆られて 豚に成り果てた 男の詩を唄おう 一つ手に入れて 一つ失って その繰り返しで  その欲 果て無く 何が欲しかったのかすらも 忘れる始末 膨れたその腹 さぞ自慢そうに見せびらかせて 歩く ある日夢を見た 既に捨て去ってた 真実の気憶 両手に溢れたガラクタ 漁って必死に探した  あの日 恋をした 遠い昔の気憶 顔も声も温もりも 何処に捨てた?  ガラクタ抱えて本当に欲しかった 真実はそこにあるか? 全て手に入れた? 全て失った? さあ どっちだろう?  あの日 僕等恋をしてた 今は昔の気憶 君の笑顔 泣き顔が浮かび 消えた 欲に駆られた男の詩 笑える話だろう? 豚に成り果てたオレの詩 さあ笑え
死生、命ありMUCCMUCCミヤミヤ生きるは苦痛 誰もが目を背ける 裏切り 嫉妬 嘘 剥奪 一夜の愛じゃ その傷は隠せない 普遍のメロディー 心が通わない 子犬のように 誰もが純粋でいたかった  無垢はいつしか 色付きくすんでく 諦めること、ごまかし、馴れ合うこと 初めて嘘をついた あの日の夕焼け 名も無き花 悲しそうにうたってた やわらかな風の伴奏に身をゆらし  誰もが誰もが 痛みをこらえてる 傷を舐め合えば 忘れられる 君さえ僕さえ 不安を隠してる 抱き合えば一瞬だけでも 素直になれる  あぁ 夢の亡い世界 自我を殺し生きる強さ? ばかげてる  誰もが誰もが 痛みをこらえてる 欲望にぼやけ 星のない夜に それでもそれでも また夜は明ける 朝焼けは 現実を照らしだす  空になれ空になれ すべて受け止めて ただ愛すればいい ただ一つだけ ただ愛すればいい ただ一つだけ  生きるは苦痛 誰もが向き合う性
月の砂丘MUCCMUCC逹瑯逹瑯・ミヤ心無く 笑顔する あいまいな日々 かすんでく、 感情にさえ偽った  夢に見た自分は どこにも居なくて 心はやせ細って 強がるばかり  笑い声 無音の真昼のさみしさ 淡い夢 弱さ認められる強さ 犠牲心 無償愛 あたたかな窓 全てを一輪の菜の花がくれた  ひだまりにうずくまり耳をすました 微かな脈拍に やすらぎを覚え歌う  心が折れて ひねた少年 月の砂丘に咲いた花を抱いて眠る  壊れた傘をさし 膝を抱えて 今は只 雨の匂いの中で晴れを待とう  心が折れて ひねた少年 月の砂丘に咲いた花を抱いて眠れ  やがて僕が枯れゆく日まで 咲き続け ほら 僕と笑っていておくれ  いつまでもいつまでも ほほえみながら 月の花抱いた少年
ぬけがらMUCCMUCCミヤSATOち・ミヤあぁ どうして僕は生まれてきたのだろう 今、僕はぬけがらで瓦礫に彩りを与えてる  砕け散った心 繋ぐことはできずに 敗色なる異に身をあずけ続けていた 暗がりに差し込む光 それはいつもどうしようもなく冷たくて 希望あふれる朝焼けは まるで世界の終わりかのように  その愛がすべて奪っていった錆びついた理性 断壁は意味をなさず崩れてしまった もう何も欲しいものなんてない 戻れないのなら 僕はいつか からっぽのぬけがらになる  ただ一度 ただ一度だけ この僕が 泣くことを許してほしい  あぁ 何度眠っても  あの夜が明けることなんてない 止まったままの時計 瓦礫の中 いくら叫んでもあなたはいない 呼吸が止まるほどの雑音 置き去りにされた子猫 削りとられたアスファルトがなみだ流してる もう何も欲しいものなんてない ぬけがらの僕はあぁ ただ‥  もう一度 ただもう一度だけ その瞳開いて 僕にほほえみかけておくれ
夢死MUCCMUCCミヤミヤさぁくだらねぇ理想 吐き捨て 退屈な日々 のみこまれよう くりかえす無意味 受け入れたなら 嘘まみれの大人達と戯れよう  何度でも何度でも刻み続けることができた あの頃は世界がまっ白に見えたんだ 思いをむき出しに人傷つけ泣く事もできた 僕らは今何を忘れてしまったのか  変われぬことを許されず 拒まれ続ける日々よ 懐かしむことも思い出すことも できなくなった今よ  何度でも何度でも刻み続けることができた あの頃は世界がまっ白に魅えたんだ 幾度なく人傷つけ涙流すこともできた 僕らは今何を忘れてしまったのか  あの頃に唾を吐き 素晴らしい今に口づけを あの頃に笑いかけ 美しい今に軽蔑を
儚くともMUCCMUCC達瑯達瑯死んでゆく儚さと 生きてゆく無意味さと 愛することの惨めさを知りました これで終わりになるなら ここで終わりにしようか? 明日この部屋を出て行こう 今日までの僕をおいて行こう 列車は走り出し 幼さを置き去りにした 微笑えなくなって一つ大人になれた 何のため生きようか 汚れた大気吸い込んで 疲れ果てて子供のように 眠りました 何時か微笑えますように たとえそれが儚くとも 死んでゆく儚さと 生きてゆく 無意味さと 愛することの惨めさを知りました 何のため生きようか 誰のため微笑おうか 僕に微笑みかけたのはあなたでした たとえそれが儚くとも
商業思想狂時代考偲曲(70's ver.-)MUCCMUCCミヤミヤ人は造られた囲いの中で これが個性的だ と思わされる それが与えられたモノとも知らず解らず くだらない商業思想に毒されている  自分らしさとは何なのか それさえも解らなくなるだろう いまは何も受け入れるな すべて拒め 目を閉じ耳を塞ぎ そして 考えろ  時代はまた僕らを連れ去ろうとする 小さな主張はすぐ風に流されて 消えた 毎日変わらぬこの狂った人の流れは どこまで続くのだろう  僕等は腐った時代など置き去りにして 自分達の足で歩いてゆけることを知った くだらない思想などもう二度と 受け入れることはないだろう
水槽MUCCMUCCミヤミヤ僕ら濁った水の中 暗い暗い檻の中 ろくに言葉もしゃべれなくなった あきめくらの魚です 狂った友達水面で 餌が欲しいのか媚を売る 飼い主はそれ肴にして 会話を弾ませてる 僕は空腹と悔しさで 真白な涙流しながら 殺してやりたい感情で 真っ黒なヘドロをなめる  ああ… このまま何もせず浮くのを待ってみようか  純粋を玩具のように弄ばれ利用され傷をつけられて ボロボロになった僕たちはあなたたちを  深く心から愛し慕っています  決まりきった馴れ合いは楽しいですか 介護のようなぬくもりは暖かいですか そこに本当のやすらぎはあるんですか とても広いようでとても狭い円の中の居心地は良いのですか 教えてください… 答えてください…  くすんだガラスの向こう側の真っ白な子供達に 「そっちへ行ってはいけない」と言おうとしたけれど どうしても声が出せなくて 僕の目の前で純粋は 大人達に手を引かれ真っ暗な闇へと消えてしまった  純粋を玩具のように弄ばれ利用され傷をつけられて ボロボロになった僕たちはあなたたちを 裏表がなく嘘が大嫌いで 偏見で人を判断せず とてもステキで尊敬できる人ばかりのあなたたちを  深く心から愛し慕っています 目をえぐりとられ手足奪われても 愛しています  明るく飾られた水槽に投げこまれ 真っ黒な絶望に置き去りにされ泣いていた純粋の 目が慣れ始め周りが見えるようになる頃には既に 白は消えてました 僕は消えてました
君に幸あれMUCCMUCC逹瑯ミヤ積み木遊びが好きなボク 誰かにそのこと教えてあげたくて ゆっくりボクが君に溶け込んで 今すぐに会いに行けたらなぁ  例えばボクは君に飼われてる犬だとして ずぶぬれで真っ黒なボクを 君は抱き上げてくれて 真っ白で崩れそうな君を 何よりも愛しているけど 汚れてく 汚れてく 死んでゆく  キサマにくれてやる光など無い 雨風に晒されて 死ねばいい  「 君 に 幸 あ れ 」  身動きもできないほどの 荷物は置いてきたけど 君の居場所が何処だかわからなくなって 進み方も 戻り方も わからない  キサマにくれてやる痛みすら無い こめかみをぶち抜いて 死ぬがいい くりかえし呼んだ名は焼き捨てた愛 腐乱した砂を噛み 生きるがいい 昨日夢を見た 僕はもう死んでいた そういう事なんだねと やっと理解った  「 君 に 幸 あ れ 」
五月雨MUCCMUCCミヤミヤある日、本心が降りてきて ずぶ濡れな僕に「つまらない」とこう言った それが聞こえなかった僕は 雨に打たれながらずっと傘を探し続けていた  本心は雨に打たれながら僕の後をずっとついてきた 別に何をするでもなくまるで雨に打たれるのが 嬉しいかの様に笑いながら  ふと空を見上げると電線には一匹の小鳥 悲しそうに泣いている 突然降り始めた五月の雨は 僕等には冷たすぎた  この雨が降り始めた頃皆と飛び立てなかった小鳥は 一人で飛び立とうとして深い傷を負ってしまう もう大好きなあの娘ともあの空を飛び回る事も出来ず 何も出来ず悲しくて死んでしまう  結局雨がやむまで傘を見つけられなかった僕に 本心は泣きながら小さな傘を差しだしてきた 何も言わず受け取る僕を見て 「つまらない」とこう言った  雨の中でひとりぼっちの僕と 群からはぐれて傷ついた小鳥 突然降り始めた五月の雨は 僕等には冷たすぎた  この雨が降り始めた頃皆と飛び立てなかった小鳥は 一人で飛び立とうとして深い傷を負ってしまう もう大好きなあの娘ともあの空を飛び回る事も出来ず 何も出来ず悲しくて悲しくて死んでしまう  やっと雨がやみ明るい光が空から差し込み始める頃 小鳥は土の上に冷たい躯で横たわっていた あの日あの時あの場所にあの雨さえ降らなければ 小鳥は今頃皆と一緒に大空を飛び回っていたんだろう
嘘で歪む心臓MUCCMUCC逹瑯YUKKE「私は何も知らないふりしていてあげるわ。 泣いて、壊れて、笑って…」  もう只死ぬのを待つだけの仔猫を見た。 排泄器官は塞がれたらしく誰も近づかない。 本人はそれが当たり前のような顔してる。 あなたは終わりがわかんない。  雨は上がる気配もなく降り続いている。 部屋の明かり消して床にはいつくばって、 不幸な人のことを考えて自分慰めて、また一つ逃げ道増やしてる。  まっさらな紙に落ちた、一滴の黒いそれは 滲み出し広がって何も見えなくした。  キチガって暴れ始めた彼の心臓。 妄想は膨らむばかりどうにもなりやしない。 彼女は何も知らないで愛想を振りまいてる。 私は、あなたが、わかんない。  夜は終る気配もなく飲み込み続ける 言葉を指でなぞって床をはいずり回って その言葉に嘘、偽りはないが 隠し事はあり、爪がくいこみ始める。  嘘が下手な男と隠し事がうまい女 傷付くのがいやで自分追いつめて 滲み出す輪郭それに伴う痛み 柔らかな曲線は影を持つ。  雨は上がる気配もなく飲み込み続ける 仔猫のことを考えて心臓かきむしられて 簡単に自殺を考えたことは一度もないが、何だか死にたい気持ちです。  嘘ばかりの男と、騙され上手な女 傷つくのが恐くて、無垢を演じてた。 流れ出す激情。それに伴う目覚め 柔らかな曲線は、影を持つ。  仔猫も自分の運命を、理解することができたなら 知りたくなんかなかったと、思うでしょう。
砂の城MUCCMUCC逹瑯逹瑯浴衣のよく似合う 君の悲しげな笑顔 少なすぎる思い出に 僕は心かきむしる  短い一夏に 燃えて散る恋花火 はかなく咲き乱れ 赤い糸たぐり寄せる  君と最後に交わした 果たせない約束と 夏の日の砂の城 波にさらわれて消えた
黒煙MUCCMUCC達瑯ミヤ見た目に全てを左右されながらひどく入り組んだ迷路を作り 小さな箱で大事に育ててたちっぽけな花は踏みにじられて 怒りに任せてなりふり構わず微かなプライドかき立てながら 遠くの景色に微かに見える 全てを飲み込む黒い煙りに 歪んだ常識崩れた良識全ての根拠に及ぶ悪意が 驚異的なスピードで駆け抜けて轟音と共に何か目覚めた 生きていることがトラウマの彼と 被害妄想の僕が 何かのはずみで交わった時 螺旋を乱す黒い煙に  黒煙はとめどなく 森を街を僕を覆い その僕は只一人友達が欲しいだけだった  コワレタおもちゃをネジに差し出せば新しい物を与えてくれた 無限の偽りの愛の中で現実の空に目をそむけてた 昨日も今日も明日も只々ロボットの部品を作る少年 何くわぬ日々の暮らしの中に 確かに見てた黒い煙りを  黒煙はとめどなく 森を街を僕を覆い その僕は只一人友達が欲しいだけだった 黒煙は歯止めなく 空をビルを君を覆い この僕は只一人 君が欲しいだけだった  四角い部屋の隅で 孤独に震え 晴れることのない煙りに この身を委ね 吹きすさぶ無常の風は 気がふれそうで 赤黒い大地の果てに 黒煙がのぼる  見た目に全てを左右されながらひどく入り組んだ迷路を作り 小さな箱で大事に育ててたちっぽけな花は踏みにじられて 怒りに任せてなりふり構わず微かなプライドかき立てながら 遠くの景色に微かに見える 全てを飲み込む黒い煙りに
MUCCMUCC大好きなものを全部 捨てました もう何も残していません 形あるものだけじゃなく 大切なもの全部 捨てました 全部捨てました  淋しいなんて思わないよ  道の電柱が何か言おうとしている 「何が言いたいの」と尋ねると 「本当は淋しいんでしょ」と言いやがる 「そんなことないよ」と言い返すと 「……」何も言わなくなった  淋しいなんて思わないよ 僕はひとりで充分だから 哀しいなんて思わないよ 僕は感情も捨てたから  何も知らぬ無邪気なこどもは 捨てられるのも怖くない 何も知らない無邪気な僕はもういない 捨てたから?
焼け跡MUCCMUCC焼け跡に転がった思い出を拾い集めると、 偽物の魂は繁殖を繰り返す。  ああああああああ。  「はじめて死にたいと思ったあの日。 何も考えずにとび出せばよかった。」  あなたに燃やされたわたしの思い出が、 帰りたい、カエリタイ、とすすり泣いています。」
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