ELMER恋する円盤 | 恋する円盤 | 大塚真太朗 | 大塚真太朗 | | 「どこ行くの?」そんな風に 僕を見る犬をソファベッドから抱き上げ 「連れてってあげられないよ」 僕らは少し長い旅に出るから クローゼットにしまったまんまのリュックで 十分さ 無いものはこれから見つけるから 出発の時まであともうちょっと 照れくさいことも今なら少し言えそう 筋書きのないストーリー描こう 笑う奴らは馬鹿みるよ 期待も未来も今全部僕ら背負う 嫌われたっていいよ 叶わなくたっていいよ 君も来るといいよ 荷物まとめなよ さよなら言うの 止めないでよ 目指す場所誰にもわからないさ ガイド代わりのライト 長いハイウェイ飛ばされないようにして 浮かんでくるのは昔 流行ったあの歌 カーステレオから偶然流れてきたんだ 飛べるかどうか測っているうちに 抜かされちゃっても知らないよ 「暗い」も「明るい」も全部 君だろう 嫌われたっていいよ 叶わなくたっていいよ 君も来るといいよ 荷物まとめなよ まだ間に合うよ 連れていくよ |
メロディーコーリング恋する円盤 | 恋する円盤 | 大塚真太朗 | 大塚真太朗 | | 純粋な言葉やくもりのない感情 そんなことに僕らはいつまでも突き動かされていたい 3分間のポップソングが世界を救うなんて夢を見たんだ あながち嘘じゃないなって思ったよ 僕と同じ気持の奴が何人いるかなんて関係ないさ 幕が開くよ 大人になる前に忘れたこと全部思い出しちゃう そんな夜をずっと待っていた 僕をさわる指でいつか違う誰かを撫でるとしても 今だけは僕のそばにいてほしいのだ あふれる気持ちをおさえこまれていつも 窓から見える景色だけがすべてだと信じてた そんな毎日を今 君が終わらせたの 頭のなか鳴り続ける愛おしいメロディ 大人になる前に忘れたこと全部歌いたくなる そんな夜がいまここにあるよ! 特別な魔法なんかなくてもいいの 好きな歌だけ 歌っていれば着ける場所 そこに行こう |
言えないよ恋する円盤 | 恋する円盤 | 大塚真太朗 | 大塚真太朗 | | はじめからそこにはないものを探しもとめていた ぼんやりした言葉ならべてごまかされてしまった 「いいよ」 でこぼこの道なるべく避けて歩いてきたけど これからはそうもいかないかな 汗もかかなきゃな こんな風に甲高い声で泣いてわめけばあなたも 少しは考え込んでくれたのかな 言えない 言えない 言えないよ 空回る言葉 宙に浮く心 言えない 言えない 言えないよ 離れていく手と手 いろんな匂い 断りもなく 私へ入りこむ 隠せない思い 柄にもなく 顔に出してしまう 大げさなセリフじゃなくて 褒め言葉じゃなくてさ 欲しいものはただ一つ 目の前のあなただけ 言えない 言えない 言えないよ 空回る言葉 宙に浮く心 言えない 言えない 言えないよ 離れていく手と手 |
リトルシンガー恋する円盤 | 恋する円盤 | 大塚真太朗 | 大塚真太朗 | | 才能の解放をして夢中にさせよう 耐えるべきものはどこにもないよ あの 貝拾って笑っていた日 カレンダーはないよ he said「不安定な音程だ」うるさい 気にしないで 訳もない 風と雨のビート 窓の外 出ていく日はどうかあなたと一緒で 助手席にね 大成しなかったあのシンガーの歌は 隅でうつむく少年のためだよ 最低の音楽だよロックンロール 聴かないでいいよ 排泄するだけで死んでいくの メリーゴーランドの馬のように 回り回って同じ場所へ着く それでもまた歌を送ろう まあ、こんなんでよければ、さあ… 大切なもの 餌を与えなきゃ死んでしまうよ わかってないのは僕の方 多分終わるまでこう あきれないで 才能を使い果たそう 「そういえばここからが未知のはずよ」 |
甘いものひとつ恋する円盤 | 恋する円盤 | 大塚真太朗 | 大塚真太朗 | | この橋を渡ったら突然十年後になってたりしないかな いまから前を通る車のナンバー全部足して100で割ろう それがこれから僕が生きる年数らしい モノレールが二匹交差する瞬間に時間がとまっちゃったりして トラックを追い抜かそうとする子供たち 母親に手をひかれていく 何か甘いものを食べよう 心の平静を保とう 直に見たことをひとつ残らずあなたに伝えよう バイトの時間まで三十分 歌を作るんだ とびきり明るいやつに決まっているよ ここにいたんですよって 僕を知らないみんなに教えるために 何か甘いものを食べよう 心の平静を保とう 直に見たことをひとつ残らずあなたに伝えよう 直に見たことをひとつ残らずあなたに伝えよう |
トワイライト恋する円盤 | 恋する円盤 | 大塚真太朗 | 大塚真太朗 | | くだらない話で夜が明け 差し込む光にてらされている あなたの横顔がすべてだと思えた日 いつか誰かと交わしたかった ささやかな誓いも 思い出せそうな そんな午前4時 にぎやかな場所にいて1人やりきれないのは ここにいない人のことがよぎるせい 街を撫でて 見えなくするよ トワイライト あなたの待つ誰かも 手を振って別れた友達も そうして時間は過ぎていくよ 終わんないものなんてどこにもない 太陽は涙を乾かして 高いビルの向こう側 見えなくなった景色 小さな花束隠しもって 彼女に会いにいくときの心 飛び越えた水たまりに映る空のようで この花が枯れたときにはすれ違っていても どうか思い出して 滲むような赤の色 絶え間なく見える日々も 君の好きな果物も 鮮やかさがあせても僕は歌うよ 街を撫でて 見えなくするよ トワイライト 飛び込んでくる子犬も 再会を喜んだ兄弟も そうして時間は過ぎていくよ 終わんないものなんてどこにもない 太陽が涙を乾かして 帰り道に歌ううた 忘れずにいるのでしょう |