山本精一「童謡(わざうた)」の歌詞一覧リスト

曲名 歌手名 作詞者名 作曲者名 編曲者名 歌い出し
ゆうれい山本精一山本精一山本精一山本精一また、きのうによく似た白い朝がゆっくりはじまって みんなの期待に応えるような いつものわたしになる なにも 話すことがないときは ふいに おしゃべりになる コトバがあふれて そのはやさに まるで追いつけない もがいているだけ。  ガラス越しに 見える街の色は モノクロームのまま とおい昔の写真の中でさえ わたしはいない  それぞれのしあわせと かなしみは ふたり はしの上 でありそうな時も はなれる 時もいつも 見つめているだけ  何もおこらないことには もう慣れている 今日は何かひとつでも 変えられるだろうか 雨にぬれた家の前にはきっと わたしが立っている  どんな未来なら わたしは 手を振れるだろう 今日と少しはちがう顔でいるだろうか  わたしは わたしの一番たいせつなものが わからない
真昼間の獏山本精一山本精一山本精一山本精一あなたの白さは とても 軽くて 言葉に乗せても まるで疲れない あなたのせかいはいつも 迷路で そんなところも とても 嬉しい  真昼間の夢のなかを ゆらぎながら このまま こうしていてもいい そんな 気持ちになって 夢は獏に 獏は俺に食べられている夜明け前  家があり 部屋があり イスがあっても そこには もう 俺はいないから 仕方がないので外へ出て 行き場のないところばかり捜して  まんなかくらいのゆるい生活の中 弄ばれてみたい気もする そんな小さな夢を見た  あなたの一番 深い海で 防波堤を越えた波に 隠れていた俺は浮ぶ 抗えない舟のように  あなたの黒さはとてもキレイで 冷たい言葉の中身もなく ひき裂かれてゆく 蜃気楼のベエル それは ちぎれた 俺のかけら
まっすぐにみちをはずすわたしには山本精一山本精一山本精一山本精一あいまいな心のみなもとは あやしげなよわいきもちの せいなのか? 電車でとなりあわせた 子供のはなしごえ ハッと気づいて 驚いて耳をすませてみたら こんなに こんなに かんたんなことなんだ!? 空を見て 歩きまわるわたしには 石ころにつまずいても分らない 今日もどこかの酒場で だれかと騒いでる  ハッと気づいた 今ならぜんぶ分る気がした それから走った やっぱり自分のせいだ  まっすぐにみちをはずすわたしには まっすぐなひとのことが分らない 曲りくねった足跡 たどるひとたちと  ああ よく見たら 何だか みんなだれかに似てる 彼らはわたしの忘れた過去と未来  あやまちは 急にいつもはじまって 何度でも同じことのくり返し 古い本のページの挿し絵が笑ってる またはじまる はじまりは互いの不安を食べて どこにでも いつまでも 大きな口をあけて待ってる
サナギ山本精一山本精一山本精一山本精一いくら待っても 人になれない いくら呼んでも 人に会えない 孤独がいつでも側にいてくれるとは まるで限らない うたがうことでしか何も話し合えない人  うしろすがたが 誰かに似ている けれど どうしても 思い出せない  これから いくつのものがたりが 生まれて 消えてゆくだろう? 生き急ぎ 生き遅れたわたしの まるい背中 みんな忘れて 話さないから どんな昔も まるで過去になれない  雨がふりだした みんな ぬれてる
もぬけのから山本精一山本精一山本精一山本精一わずらわしいくらい ぼくらには 時間があり つかれたフリをして どこまでもあらわれる どうでもいいことにとらえられ もてあそばれ 気が付けばもう少しの スキマもなくなってる  うしろを見たら あたりは もぬけのから みんな いつもの 大きなウソの中へ  いつでも会えると 思うたび 会えなくなる 何度めかの夢 眼醒めたとたん 忘れて  やさしい人たちは とびきりのお化けになる どのくらいって分るほど 目に見えて大きくなる  あたまのなかでは いつまでも雨がふって どれくらいって分るほど たくさんの傘がゆれる  ねぐらはあると思い込んでいたけど どこにもないって感じては息を吐き  うらやましいくらい 彼らには迷いがない 手に入れたものなら 何でも壁に飾って  出口はあると感じてはいたけれど もどかしいほど ぼくらはもぬけのから  ありえないくらい ぼくらには時間がない 今あるすべてを どうにも持て余して
虚空の屋根山本精一山本精一山本精一山本精一いつもなんの まえぶれもなく 白い霧のようなものに覆われて 心うばわれ追いかけたものも なんの余韻もないままに なくなる  大きなてのひらの上を 走りつかれて ときどき ハシゴをかけて 屋根の上でねむる  セミも鳴かない 七月の街で 息をひそめて 何かを待っていた たとえそれが どんなものでも きっと今なら あえそうな気がした  霧のなかの影 あれは 俺のなかの陰 カラカラに乾いた影が 屋根の上で ねむる  めの前が見づらくなったら 遠いところを見つめて  ゴミをついばむ烏を見ながら これは なんだか違うと思った あとにつながる 何もないとしても 今はどうにかやれそうな気がする  透明な街と色を塗り変える俺と どこまでも拡がる空が 屋根の上でねむる
童謡(わざうた) 山本精一山本精一山本精一山本精一やさしい人は 時に残酷な爪をたて 心にもない 言葉でこころを切り裂いて 悪びれもせず ウラもオモテもない顔で さりげないほど あざやかに 気配を隠して  たのみもしないのにあらわれ ありあわせのようなうた歌い 気分がかわるたびに人を変え人を投げて いつのまにかいない  死にないほど 自分がキライな人がいる ふるえるほど 自分が好きな人がいる 今日はなぜか誰かに会いに行きたくて 崩れかけの袋小路に入り込む  永遠なんて 一度も見たこともなくて 今日は めの前のもの 触れてみたくなる  泣きたいくらい 何もないのは 誰のせい いつごろからか 同じことばかり つぶやいて からみ合って もつれたものが ほどけても 俺はもう一度 はじめのころに戻りたい 押し付けられた 自由なからだを葬って 長い列のいちばんうしろに並んでる  やさしい人のやさしいおもいがのしかかる やさしい人のやさしい視線が突き刺さる
ゴミ箱のなか山本精一山本精一山本精一山本精一今夜も朝まで 眠れない夢のなか とりとめのないうたが 浮かび上がり 闇に消えてゆく 見えないものには 耳を近付けてみる 何かの声がきこえ だれの目にも だれのこころにも  人知れずどこかで 何かが生まれて いのりさえとどかぬ とおいところへ 落したことさえ 気付かない夢のなか とりあえず 手さぐりでひろいあげて また、ゴミ箱のなかへ  きのうのことさえも おぼえていられない あしたのことなんて 知りたくない  元居たところを とおく離れて俺は とりとめのないうたを巡りながら また、ゴミ箱のなかへ
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