theme of uscinema staff | cinema staff | 三島想平 | cinema staff | | いつもと同じ通りを抜け 家路について 狭い身体の中に閉じ込められていた 掘り出し物のスピーカーの前で赤い顔と 冷たい手を擦りノイズを浴びた時 僕は自由だった 頭と身体は少しだけ大人になった 誂えた気持ちが同じままの僕はいつまで飛べるんだ 過去を裏切って未来がやってきた そうして目を閉じて消えた朝焼け あなたは今なお大きな音を出していた それを誰か笑えるかい ざらつく夜に僕はひとり ビールを買って 狭い部屋の中で考え込んでいた 僕はあの日に曲がり角を曲がらなくて だけど今の僕もそんなに悪くないな 1,2,3で手の鳴る方へ 我らがスーパーマン まだまだ飛べるさ 過去を見送って未来がやってきた そうして目を開けて見えたステージで 僕らは今でも大きな音を出していて それを誰か笑えるかい 1,2,3,4 We need Y.D. 1,2,3,4 We need P.B. 1,2,3,4 We need jazz master 1,2,3,4 We need green guitar |
dawnridercinema staff | cinema staff | 三島想平 | cinema staff | | 裸足のままの少年は涙を拭いて もう少ししたら変われると思っていた 孤独に種類があるのなら まだましな方だと思っていた 扉の向こう側には朝が待っているというのかい 今は少しでもいい 光の中へ 使い古された残像に手を伸ばして 出来もしないような約束を思い出していた なんて美しきこの世界 なんて汚いこの世界 どれだけ分かり合えたら 刃をしまっていいんだろう いつかは顔を見合わせて笑い合えるのだろうか 光よ 剥き出しの心臓は誇りに満ちたままで 痛む足を引きずって尚もまだ進むんだ 少しでもいい 光の中へ 扉の向こう側には朝が待っているのだろう 刃をしまう時には笑いあえているのだろう 僕ら 腰を上げて 光の中へ |
tokyo surfcinema staff | cinema staff | 三島想平 | cinema staff | | イヤフォンの中で彼女は小さな心の声を並べて繋いだ それを卑下して嘲るもいいさ 敗者の弁と喚くのもいいだろう 鳴らしたフィードバックは消えてしまった それでも闇の中 手探りで泳ぎだす さあ舵を取れよ 鈍く光る東京の街 涙の跡を取り繕う間も無いままこの波に突っ込んで 一遍の儚い叙情詩のように生きてみたいと願った事もある 流された身体をせき止めた声 冷えた感覚にもう慣れてしまったのだ さあ時は来たよ 今も僕は東京の街 あてど無くとも 日々は進み続いていく 疲れては止まる ひっそりと溜め息が空に溶けるのを見ていた さあ舵を取れよ 鈍く光る東京の街 涙の跡を取り繕う暇は無いよ 理由は無くとも僕ら笑い合うだろう 答えは無くともそれなりに行けるだろう この街も悪くないな |
borkacinema staff | cinema staff | 三島想平 | cinema staff | | 夕凪の中でゆっくり踊るボルカ あの蝋燭に灯を灯してあなたが帰るのを待っている まだ波打ち際でゆっくり遊ぶボルカ 羽ばたいても飛べないから暁の空に歌っていよう 君はいつだってその目を濁らせ 鍋の中をかき混ぜていた 頼んでないのに季節は変わって 考え事はもう忘れちゃった この海の向こう側に何があるのか 小さな身体の端から端までを繋いで アンテナにして 感じたい 夕闇の中でひっそり歌うボルカ あの蝋燭の灯が落ちてもあなたが帰るのを待っている 冷えきった身体は東の風に晒されて 悲しみ 妬み 憤り 喜び 愛しみ 全てひとつになる 夕凪の中でゆっくり踊るボルカ あの蝋燭に火を灯してあなたが帰るのを待っている さあ 羽を広げて大きな声で ボルカ 飛べなくても責めやしないよ暁の空に歌っていよう あなたが帰るまでは |
shiranai hitocinema staff | cinema staff | 三島想平 | cinema staff | | やあ 聴こえるかい ここにはもう僕らだけ 白い息 重なって消えるなら この心燃やしていけ 大きな手と身体を震わせるその仕草 懐かしく新しい感覚だ 奇麗だな いざ打ち放ったワーニングガン 最短距離には意味がない さあ 何一つ変わらないこの場所で始めよう あの時の叙情がもう奪われてしまっても この耳を刺したワーニングベル 導かれるまま明日へ さよなら |
sea saidcinema staff | cinema staff | 三島想平 | cinema staff | | 海の匂いがして2人は目を覚ます 窓を開けては耳を澄ませる 汽車は北へ向かう 気づけば左手に雪解けの感触 狭いトンネルを抜けたのならそこは新世界 長い冬を超えて夢を見せておくれ 眠たい目をこすっては 身を寄せた 海は僕の中に静かに語りかけた 「次の場所まであとどのぐらい?」 線路が続くよ 君は黄昏てうつむいた 愚かと言われてもいい 今はもう帰れない旅の半ば 長い冬を超えて夢を見せておくれ 冷たい手を重ね 神様こんな僕らを許してよ 北の向こう側へ そこには何がある 奴は知っている シー・セッド・アバウト・ユー |
sitar of bizarrecinema staff | cinema staff | 三島想平 | cinema staff | | ねえ その三文芝居をもうやめにしたくなる様な 新しい遊びをさ 僕らで見つけよう 息を呑むような 鳴らせ シタール すり減る日々を終わりにしたら 探せ ビザール ブルーとブルーの合間をぬっていこう 例えばさ 人の無い明治通りを抜け 夜の終わりを見届けて服を燃やすとか 鳴らせ シタール すり減る日々を終わりにしたら 探せ ビザール ブルーとブルーの合間をぬっていこう ぎらぎらと目を光らせ奴らは群れる それを見た君はただけらけらと笑った 鳴らせ シタール すり減る日々を終わりにしたら 探せ ビザール ブルーとブルーの合間をぬっていこう |
unsungcinema staff | cinema staff | 飯田瑞規 | cinema staff | | 微かな音を立てて 病室の窓を四月の風が叩いた 歳を重ねては 譲れない事や 手離せなくなる事もあるでしょうと 屋上から破り捨てたカルテは 今もまだ宙を舞っている 朝がやってくる前に 書き換えてしまいたいな 白衣を着た彼らも 嘆いてばかりはいられない 君がもう何一つ 恐れずにいられるように 冷たい指先で秒針に触れる 少しずつ戻していく 我が子を持てば 残したいものや 聞かせてあげたい歌があるのだと 膝を抱えて 季節は変わっても また此処で始めよう 確かに君は誰かに愛されているよ 痛みだけを取り除こうか 朝がやってくる前に 書き換えてしまいたいな 白衣を着た彼らも 嘆いてばかりはいられない 君がもう何一つ 恐れずにいられるように 大丈夫だよ |
fierycinema staff | cinema staff | 三島想平 | cinema staff | | 静かな部屋 誰もいない部屋 つめたい息を吐いて 貴方のことを思う 時は経つ 湿った床 傷のある壁 窓の外を眺めて 貴方のことを思う 赤く染まっていく 記憶はもう忘れたいのに 季節のように 静かな部屋 誰もいない部屋 手紙に火をつけたら 貴方のことを思う 我はゆく この痛みを抱えた身体を震わせて 我はゆく 風車は自由を掲げ今日も回る |
great escape(alternate ver.)cinema staff | cinema staff | 三島想平 | cinema staff | 亀田誠治・cinema staff | 例えば俺が俺じゃないとして、お前はお前だと言いきれるのか? 砂の器を壊して、こぼれた心を拾って集められるか? 誰かの呼ぶ声が耳鳴りに変わった。 時が止まったみたいだ。さあ、目を覚ませ。 深い闇を俺は抜け出した。疾風(はやて)みたいに逃げ出した。 生きた屍みたいだった俺達は、壁の外へ。 例えば世界に光が無いとして、お前はお前を見つけられるか? スローモーションで映った景色のピースを数えて繋げられるか? 誰かの泣き声が地響きに変わった。 ゼロから始めよう。さらば、最後の夜(よる)。 長い夢を俺は抜け出した。赤い身体で逃げ出した。 飢えた獣(けだもの)みたいだった、俺達の目。 嵐の彼方へ踏み込み、手を伸ばし、 刺さった刃(やいば)をおもいきり抜いて言った。「俺はお前だ」 深い闇を俺は抜け出した。疾風(はやて)みたいに逃げ出した。 生きた屍みたいだった俺達は、壁の外へ。 また会おうぜ、地図にない場所で。 |