berangkat -ブランカ-THE BOOM | THE BOOM | 宮沢和史 | 宮沢和史 | | 一日の終わりが なごり惜しくて 夕陽追いかけてた あの夏のように 愛し合うことに 怯えていないで 南行きの風に 身をまかせばいい berangkat 誰でもいつかは 大地に溶けてく あなたへの愛を 太陽に焼きつけて あの丘に登れば 誰よりも早く 朝が迎えられた あの頃のように 愛されることに 戸惑わないで ほどきかけたシューズ 結び直して berangkat 誰でもいつかは あの海を渡る 太古を夢見て 未知へと舟を出す |
帰ろうかなTHE BOOM | THE BOOM | 宮沢和史 | 宮沢和史 | | 雪帽子の猫柳 寝ぼけなまこのウグイ 春はまだかと待ちぼうけ 遥か遠いふるさと 忘れちまった童唄 名も無き子守唄 ないものねだりで逃げ出した 遥か遠いふるさと 帰ろうかな やめようかな 朝一番の汽車に乗って 帰ろうかな やめようかな 長いトンネルぬけて 道に迷った渡り鳥 おいてけぼりの案山子 冬はいやだと泣いている 茜色のふるさと 帰ろうかな やめようかな あの娘が働く町へ 帰ろうかな やめようかな 祭ばやしに乗って 宵待ち草が咲く頃にゃ ひとりぼっちが身にしみる 鳴くな 泣くなよ 夜ガラスよ つられてこっちも泣けてくる 帰ろうかな やめようかな あの娘が働く町へ 帰ろうかな やめようかな 祭ばやしに乗って 帰ろうかな やめようかな 朝一番の汽車に乗って 帰ろうかな やめようかな 長いトンネルぬけて 帰ろうかな やめようかな あの娘が働く町へ 帰ろうかな やめようかな 祭ばやしに乗って 帰ろうかな やめようかな 朝一番の汽車に乗って 帰ろうかな やめようかな 長いトンネルぬけて |
風になりたいTHE BOOM | THE BOOM | 宮沢和史 | 宮沢和史 | | 大きな帆を立てて あなたの手を引いて 荒れ狂う波にもまれ 今すぐ風になりたい 天国じゃなくても 楽園じゃなくても あなたに会えた幸せ 感じて風になりたい 何ひとついいこと なかったこの町に 沈みゆく太陽 追い越してみたい 生まれてきたことを 幸せに感じる かっこ悪くたっていい あなたと風になりたい 何ひとついいこと なかったこの町に 涙降らす雲を つきぬけてみたい 天国じゃなくても 楽園じゃなくても あなたの手のぬくもりを 感じて風になりたい 天国じゃなくても 楽園じゃなくても あなたに会えた幸せ 感じて風になりたい |
手紙THE BOOM | THE BOOM | 宮沢和史 | 宮沢和史 | | 毎日毎日、君に手紙を書いているんだけど、 なぜか出せないままでいる。 なにかと世の中、回るのが早くて、 昨日書いたものが、今朝にはもう白けて映るんだ。 急いで君に伝えたいことがあるわけじゃないし、 君が元気なのを僕は知っている。 ただ、こうして便箋にペンを泳がせ、 行間でお茶を入れては、日々の生活の隙間を埋めている。 生きているから時間が過ぎていくのか、 時間をつぶすために生きているのか、 時々それが判らなくなる。 たまぁに、人の顔が動物に見える時はないかい? 先日、飲み屋の客全てがいろんな動物に見えてきたんだ。 そこはもう、鳥獣戯画の宴のよう。 気味が悪くて、すぐ部屋に帰ったんだけど、 鏡に写る自分の顔を見て、やけにフケてきたなぁって思ったよ。 猜疑心と達観の間で、妙な顔色をしている。 人を傷つけた分だけ心が濁っていくのが、よく判るんだ。 ところで 嘘をついた時ほど寝つけない夜はないけど、 眠れない夜こそ自分に素直になれるっていうのも、おかしな話だよね。 Now I'm just standing here Winds rage upon me Though I'm the only one I go on singing new songs 近頃、自分の周りでも世間でも、 嫌なニュースばかりが飛び込んでくるよ。 そんな時は、柳の木の下で、 まるで、みの虫のようにじっと待つしかないんだ。 風が止むのを待つのは、すごく長く感じるけど、 別に何も失うものはないし、 鼻クソほじってたって地球は回ってるよ。 それにしても、お気楽な音楽が蔓延してて、まるで公害のようだね。 この巨大な渦の中心にいるのは、いったい誰なんだろう。 きっと、誰もいやしないよ。 今は風が止むのを待った方がいい。 その間に僕らはナイフを研いでおくべきだ。 本当は、君も僕も人前に立つべき人間じゃないのかもしれない。 きっと、僕らの夢を完璧に成し遂げてくれるシンガーが出てきたら、 僕はギターとマイクを置いて、 そいつの歌に夢中になってるかもしれない。 僕はただ、音楽を愛していたいだけだ。 ロックンロールに、こめかみを撃ち貫かれたいだけなんだ。 Now I'm just standing here Winds rage upon me Though I'm the only one I go on singing new songs 人々はもう、ロックンロールなんて必要としていないのかもしれない。 だけど、ロックンロールは決して死ぬことはない。 僕は、そう思いながら生きている。 誰かが僕を愛してくれるなら、 その全ての人を道づれにしたいと思ってるんだ。 ロックンロールの限り無き、うねりの中へ。 君も一緒に行かないかい? 今度、電話でもするよ。 |
時がたてばTHE BOOM | THE BOOM | 宮沢和史 | 宮沢和史 | | 荒く閉まるドア 煙だけが部屋に残る 雨足は早く もう君には追いつけない 捨て猫のように ひざを抱いて 微笑む君を そっと抱き上げて 隠すように暮らした町 ああ 時が来れば わかることも あるはずだね だから 今夜きりにしてしまおう 涙なんて あの空高く 僕は飛んでみたいと言った かわりばえのしない 生活を君は愛した ああ 時がたてば 笑いごとに なるはずだね だから 今夜きりにしてしまおう 涙なんて 明日になれば 二人の目には 違う景色が 朝日を浴びて 輝くだろう 荒く閉まるドア 時計だけが時を刻み 古いレコードが 部屋の隅で時を止める |
ありがとうTHE BOOM | THE BOOM | 宮沢和史 | 宮沢和史 | | どんなことが起きても君を愛してる あの汽車に乗り遅れても 君が選んだ道がどこへ進もうと 僕を連れて行けばいい 「ささやかな幸せの灯し火が欲しかっただけなのに」 君が微笑むだけで過去は消えてゆく 波に咲く花のように 僕の手を振りほどき歩く日が来たら 僕を置いて行けばいい 「昨日より幸せになることは簡単じゃなかった」 でも 神様ありがとう 僕はひとりぼっちじゃない 神様ありがとう 僕はひとりぼっちじゃない 神様ありがとう 僕はひとりぼっちじゃない 神様ありがとう 僕はひとりぼっちじゃない 何度も何度でも僕はこの道をひきかえす 歩き疲れた君が立ち止まるたびに でも 神様ありがとう 僕はひとりぼっちじゃない 神様ありがとう 僕はひとりぼっちじゃない 神様ありがとう 僕はひとりぼっちじゃない 神様ありがとう 僕はひとりぼっちじゃない ひとりぼっち ひとりぼっち ひとりぼっちじゃない |
いつもと違う場所でTHE BOOM | THE BOOM | 宮沢和史 | 宮沢和史 | 鶴来正基・宮沢和史 | ガラスより壊れやすいものがあるとすれば それは愛だ 鋼よりも打たれ強いものがあるとすれば それも愛だ 「ホメラレモセズ クニモサレヌモノ」になりたいと賢治は言った ボクは誉められるために人を蹴落として生きてた たどり着いたのは銀河系の果て 誉めてくれる人なんてそこには誰一人いなかった ブッダはこう言った 「生物の価値に優劣はない」と 「自分の力だけで生きてると思いあがるな」と 『自由』と『孤独』は違う言葉 だけど そこに立ってる気分は同じなのかもしれない 憎しみよりも強い感情があるとしたら それは愛だ 裏切りよりも醜い行為があるとしたら それも愛だ もしあと1年の命だと言われたら がむしゃらに生きるだろう? そんな気持ちで生きてみるべきだと手塚は言う 無駄な日なんて1日も無い よぉ ボウズ! お前にはやり残した事が山ほどあるだろう? ジョンは言った「夢想しろ」と 国家も宗教も無いんだと そうすれば殺し合う名目は消えてしまうと そんなの子供だましだって? 人はみな大人になろうと懸命に努力してる子供だろ? いつもと違う場所で 心で いつもと違う君に 会える 君が僕と結ばれてるように 君は誰かと結ばれてる 廻り廻ってその誰かと結ばれ僕は生かされてる ミツバチが仲間を呼んでる そんな昼下がりの並木道で 僕のこの小さな命がほんの少しだけ 地球をまわしていることに気づき きのうまでとは違う気持ちで 君の家へと急いだ いつもと違う場所で 心で いつもと違う君に 会える ガラスより壊れやすいものがあるとすれば それは愛だ 鋼よりも打たれ強いものがあるとすれば それも愛だ 憎しみよりも強い感情があるとしたら それは愛だ 裏切りよりも醜い行為があるとしたら それも愛だ それが愛だ |
I'm in love with youTHE BOOM | THE BOOM | 宮沢和史 | 宮沢和史 | 鶴来正基・宮沢和史 | 口紅を気にしてる ベッドルームにタクシー待たせたままで のら猫に投げキッス 神様以外は呼び捨てにしてる 退屈なら 気がすむまで 僕を引きずり まわせばいいさ I catch you honey I'm in love with you この町を出て行こう 電話帳の中から 抜け出そう パーティーに飽きた日は マイルス・デイビスを迎えに行こう 泣きたいなら 気がすむまで 僕を罵り続ければいい You touch me baby I'm in love with you 退屈なら 気がすむまで 僕を引きずりまわせばいいさ 泣きたいなら 気がすむまで 僕を罵り続ければいい I catch you... I'm in love with you You touch me baby I'm in love with you I catch you honey I'm in love with you You touch me baby I'm in love with you I'm in love with you I'm in love with you |
この広い世界でTHE BOOM | THE BOOM | 宮沢和史 | 宮沢和史 | 鶴来正基・宮沢和史 | 空っぽのベッドに横たわるギターが沈黙を奏でてる 嘘を重ねるより黙ってしまうほうが残酷なのだろうか 傷口に雨が降る 愛される夜を 誰もがさがしてる この広い世界で どこにも居場所がない 今夜の君を 昨日より愛しているのに 空きビンに残ったひとしずくの海が朝焼けに染まる頃 君の涙を止める言葉はもう全部使い果たしてしまった 傷跡に傷を負う 呼び止める声に 誰もが振り返る 君がどこにいても たとえ抱きしめてても 今夜の君を 昨日より愛しても この広い世界で どこにも居場所がない 君が黙って 背を向けてしまえば この広い世界で どこにも居場所がない 君が黙って そっとドアを閉めてしまえば そっとドアを閉めてしまえば |
神様の宝石でできた島THE BOOM | THE BOOM | 宮沢和史 | 宮沢和史 | 朝本浩文・宮沢和史 | さあ 目を閉じて 月が闇へ逃げるまえに 少しだけ眠りなよ 僕もここにいるから そう 僕らは急ぎ過ぎていただけだろう 言い訳を考えるヒマもないくらいに 満月の夜には きっと見えるだろう 遠く離れてても 世界のどこにいても 君と歩き 共に生きた かけがえのない時間だけが 今もなお 星を讃え 輝いているね サヨナラは言わないで いつかまた会えるはずさ 神様の宝石でできた この島で さあ 泣かないで 窓に透ける朝焼けが 君の涙に映っては流れ落ちる そう 僕らはウソに慣れていただけだろう 言い訳を言う優しさもうすれていた 通り雨がきても きっと聴こえるだろう 遠く離れてても 世界のどこにいても 君と唄い 共に生きた かけがえのない想い出が 今もなお 星を讃え まばたいているね サヨナラは言わないで いつかまた会えるはずさ 神様の宝石でできた この島で 君と歩き 共に生きた かけがえのない時間だけが 今もなお 星を讃え 輝いているね サヨナラは言わないで いつかまた会えるはずさ 神様の宝石でできた この島で 君と会った島で 君と会った島で…… |
この街のどこかにTHE BOOM | THE BOOM | 宮沢和史 | 宮沢和史 | | もしも僕を好きと言ってくれたら 世界中の言葉で「幸せだぜ!」って叫ぶだろう 2人乗りのバイクに いつか乗ってくれたら 町中の人たちに 君を見せびらかそう 君に話したいこと 山の数ほどあるけど 2人で会うと いつも 君のことばかりを尋ねてる ブルーな朝も 眠りたくない夜も この街のどこかに 君がいてくれる ゆううつな朝も 帰りたくない夜も この空のどこかに 君がいてくれる もしも誰かが 2人の邪魔をしても 1秒ごとにつのる この愛は 誰も引き裂けない 僕らが暮らす場所が この世界にないなら 生まれ変われる日まで 2人乗りでとばそう 君に聴かせたい歌 星の数ほどあるけど 2人で会うと いつも 新しいメロディーが生まれる ブルーな朝も 眠りたくない夜も この街のどこかに 君がいてくれる 寝ぼけた朝も 投げ出したくなる夜も 帰り道のどこかに 君がいてくれる ブルーな朝も 眠りたくない夜も この街のどこかに 君がいてくれる ゆううつな朝も 帰りたくない夜も この空のどこかに 君がいてくれる |
太陽アカラ波キララTHE BOOM | THE BOOM | 外間完邦・外間完人 | 宮沢和史 | | きれいな花が咲いたよ ずっと枯れない花だよ 送りたい 愛するあなたへ きれいな鳥が鳴いたよ ずっと消えない声だよ 届けたい 見知らぬあなたへ 南の島の 祈りを込めて 三線に声あわせ 高らかに 高らかに 青い空に響(とよ)ませて 太陽(てぃだ)アカラ 波キララ 世界を つなぐ空ひとつ きれいな花が咲いたよ ずっと枯れない花だよ 届けたい 愛するあなたへ この手のひらで あたためながら 大事に育てた 五十年 五十年 青い海を渡らせて 太陽(てぃだ)アカラ 波キララ 世界を つなぐ海ひとつ 青い海を渡らせて 太陽(てぃだ)アカラ 波キララ 世界を つなぐ海ひとつ 心有(ククルア)ティ風ヨ(カジユ) 御万人(ウマンチュ)ニ語レ(カタリ) ワシタ島・沖縄(ウツナー) 平和世(ユ)ヌ願イ(ニゲエ) 心有(ククルア)ティ風ヨ(カジユ) 御万人(ウマンチュ)ニ語レ(カタリ) ワシタ島・沖縄(ウツナー) 平和世(ユ)ヌ願イ(ニゲエ) |
僕にできるすべてTHE BOOM | THE BOOM | 宮沢和史 | 宮沢和史 | THE BOOM | 追いかけて 追いかけて 何も見つからなくて つまずいて あきらめて 行き場所をなくすたび 人を恨み 人を裁き 生きる君が なぜか愛しい 問いかけて 問いかけて 答えは欲しくなくて 間違えて 履き違えて 振り出しに戻るたび 人を憎み 人を拒み 生きる君がなぜか恋しい 君のために 僕のために 未来があるわけじゃないけど 君のために 歌うことが 今の僕にできるすべて 何もかも 手にすれば 心満たされるのか 何もかも 失えば 生まれ変われるだろうか 君にあげる 花も枯れたなら 歌うことが 僕のすべて 君のために 僕のために 世界があるわけじゃないけど 君のために 生きることが 今の僕にできるすべて 君のために 僕のためだけに 未来があるわけじゃないけど 君のために 歌うことが 今の僕にできるすべて 君のために 歌うことが 今の僕にできるすべて |
24時間の旅THE BOOM | THE BOOM | 宮沢和史 | 宮沢和史 | | 誰が得して 誰が損して 誰が与えて 誰が奪って 僕等は全部見透かしている この町は穏やかな化け物 噂話は信じない ゴシップ記事も興味わかない この掌で触れたものだけ それだけが僕の真実 今日も一日旅に出よう 24時間の旅に もしもどこかにたどり着いたら そこから旅に出よう たとえ僕がいなくなっても 定刻通り始発は走る だけど君がいなくなったら 世界は全部消えてしまうだろう 君に会う日の胸騒ぎ 今朝のニュースで流した涙 分別できないこの怒り それだけが僕の それだけが僕の現実 今日も一日旅に出よう24時間の旅に もしもどこかにたどり着いたら そこから旅に出よう 今日も一日旅に出よう ドアの向こうは東京 もしもどこかで君に会えたら 二人で旅に出よう |
明日からはじまるTHE BOOM | THE BOOM | 宮沢和史 | 宮沢和史 | | 一度つまずいた過ちで そこから逃げ出したりしないで 君が歩いた足跡の上に 名もない花が咲いているよ 君が微笑むとうれしくて 涙を見てるのは切なくて 疲れ果てたら たまには僕の腕につかまってごらん この命が終わる日が いつ来るのか知らないけれど ひとつだけ言えること 僕らの青春は 明日からはじまる 道を見失ったとしても 全てを投げ出したりしないで 壁に飾ったスナップの中で 僕らはいつも笑っていたよ 君がいなければ寂しくて 名前を呼ぶだけでうれしくて 疲れ果てたら 今度は君の力かしてください この世界が安らぐ日が いつ来るのか知らないけれど ひとつだけ言えること 僕らの人生は 明日からはじまる 答えはひとつだけじゃないはず あきらめるには早すぎるはず 僕らを乗せたこの船はまだ 動き出していないのに この命が終わる日が いつ来るのか知らないけれど ひとつだけ言えること 僕らの青春は 明日からはじまる この命が終わる日が いつ来るのか知らないけれど ひとつだけ言えること 僕らの青春は 明日からはじまる 僕らの青春は 明日からはじまる |