さだまさし「帰去来」の歌詞一覧リスト

曲名 歌手名 作詞者名 作曲者名 編曲者名 歌い出し
多情仏心さだまさしさだまさしさだまさしさだまさし誰がとばしたか竹蜻蛉 横風に追われて あなたとの愛みたいに うしろ向きに落ちた  誰がとばしたか シャボン玉 あき風に追われて あなたとの愛みたいに すぐはじけて消えた
線香花火GOLD LYLICさだまさしGOLD LYLICさだまさしさだまさしさだまさし渡辺俊幸ひとつふたつみっつ 流れ星が落ちる そのたびきみは 胸の前で手を組む よっついつつむっつ 流れ星が消える きみの願いは さっきからひとつ きみは線香花火に 息をこらして 虫の音に消えそうな 小さな声で いつ帰るのと きいた  あれがカシオペア こちらは白鳥座 ぽつりぽつりと 僕が指さす きみはひととおり うなずくくせに みつめているのは 僕の顔ばかり きみは線香花火の 煙にむせたと ことりと咳して 涙をぬぐって 送り火のあとは 静かねって  きみの浴衣の帯に ホタルが一匹とまる 露草模様を 信じたんだね きみへの目かくしみたいに 両手でそっとつつむ くすり指から するりと逃げる きみの線香花火を 持つ手が震える  揺らしちゃ駄目だよ いってるそばから 火玉がぽとりと落ちて ジュッ
異邦人さだまさしさだまさしさだまさしさだまさし萩田光雄今更アルバムなんて 欲しくはないけれど それがあなたのひとつだけの 形見となれば別だわ だからこうして ホラ この街を久し振りにたずねた 過ごしたアパルトマンは マロニエ通りの奥 洗濯物の万国旗や 雨晒しの自転車 タイムマシンで ホラ 戻った様に 何もかも或の日のまま シミだらけの見慣れた壁をたどり 懐しい手摺をたどり 夢をたぐり 今日はひとり 確かめるのは 本当の おわり  狭いドアをあければ 涙を拭いもせず あなたにすがる可愛い人 あなたの最後の人 そうよこうして ホラ 泣いてくれる人は他にもある あなたのお友達は 私を見上げると あからさまに顔曇らせて 黙って目を伏せる 私一人が ホラ 異邦人 何もかも或の日のまま 薄暗い階段を降りる 足元がかすかにうるむ 太陽が まぶしいから……
冗句さだまさしさだまさしさだまさし渡辺俊幸言おうか 今日は言おうか 思い続けて過した 一度ずつの夏と秋 このまま いっそこのまま 君を奪って逃げよう そう想うだけの送り道  別れぎわくらいは 思い切ればいいのに 引っ込み思案の僕の言葉は 奥歯にしがみついて  出て来た言葉といえば おやすみ気をつけて それから君のママにヨロシクって  今更そんなことばかり あげくの果ては 大事な一言だけが廻り道  一度だけこっそりと 人ごみに紛れて 君が好きと言ったら その日で一番ウけた笑い話  今夜も君の前では あたらずさわらず いつもの冗談ばかりで つまりは さよなら今日はさよなら きっと明日もさよなら それじゃ また明日ねって  君はそんな僕を 知ってか知らずか いつもの冗談ばかりで 結局 さよなら今日はさよなら きっと明日もさよなら それじゃ また明日にでもって
第三病棟さだまさしさだまさしさだまさしさだまさし僕の病室 君のそろえた 青い水差しと 白いカーテン 子供の声に 目覚めれば 陽射し 坊やが窓越しに 笑顔でおはよう あの子の部屋は 僕の真向い お見舞の 苺が見える やがて注射はいやだと泣き声 いずこも同じと 君が笑う  遊び盛りの 歳頃なのにね あんなに可愛い 坊やなのにね カルテ抱えた 君は一寸ふくれて 不公平だわとつぶやいた 紙飛行機のメッセージ 坊やから届いたよ 夏が過ぎれば 元気になるから そしたら二人で キャッチボールしよう  返事をのせた 飛行機を折って とばそうと見たら からっぽの部屋 少し遅めの 矢車草が 狭い花壇で 揺れるばかり 受けとる人の 誰もいない 手を離れた 飛行機 君と見送る 梅雨明けの空へ 坊やのもとへと 舞いあがる
夕凪さだまさしさだまさしさだまさし渡辺俊幸渡辺俊幸今はこうしてひざを抱えて寄せては返す波の 想い出に身を任せて居よう あの日同じ水ぎわで君は消えてゆく足跡が 悲しいとだから側に居てと言った 大きな貝ガラ白い耳にあてて 又来る夏を占う 君の影が揺らいで落ちて 風が止まる 僕に見えないものが見えたね だから急に黙った 紅い夕陽が 君の涙に沈んだ  海猫たち もうお帰り 僕も砂を払おう 君の影が 揺らいで消えて 夢が止まる やがて ここにも風は戻って 陸から海へとまた くり返す くり返す くり返す  海猫たち さあもうお帰り 僕も砂を払おう 僕の影が消える前に 消える前に
童話作家さだまさしさだまさしさだまさしさだまさし萩田光雄私が童話作家になろうと思ったのは あなたにさよならを言われた日 もとよりあなたの他には 生き甲斐など無いし さりとてこの世をみつめる勇気もなかったし 今迄二人が過ごしたあらすじを 想い出という 消しゴムで消して 夢でもたべながら ひっそり暮らしてみよう あなたの横顔を 思い出さずに済む様に  私が童話作家になって思うのは 本当を書くことの難しさ だって 私自身がとても嘘つきで 涙をかくしては 笑って過ごしてる 原稿用紙に色鉛筆で 幸せの似顔 描いてはみるけど 悲しいくらいに 駄目な私の指先は 気がつけばいつでも あなたの笑顔を書いてる  私が童話作家になろうと思ったのは あなたにさよならを 言われた日
転宅さだまさしさだまさしさだまさしさだまさし親父が初めて負けて 大きな家を払った 指のささくれ抜くみたいに 後ろ向きで荷作りをした いやな思い出は皆 残してゆきましょうと 床の間の掛軸丸め乍ら かあさんが言った 丁度かくれんばで 息ひそめて 鬼の過ぎるのを待つみたいで 何も無くなった部屋では おばあちゃんが 畳ふいてた  それから移り住んだのは 学校の裏通り そこではじめて家で過ごす 親父の背中を見た ひとつ覚えているのは おばあちゃんが我が子に 負けたままじゃないだろうと 笑い乍ら言ったこと 人生は潮の満ち引き 来たかと思えば また逃げてゆく 失くしたかと思えばまた いつの間にか戻る  そのあと我が家はも一度 家を替わることになる 一番喜ぶはずの人は 間に合わなかったけれど 人生は潮の満ち引き 来たかと思えば また逃げてゆく 失くしたかと思えばまた いつの間にか戻る
絵はがき坂さだまさしさだまさしさだまさしさだまさし渡辺俊幸あなたはためらいがちに 何度も言いあぐねて どうしてそんなこと ああ 迷うのですか ひとりで生きてゆける程 お互い大人じゃないし それにしてもあなたの時計 ああ 進み過ぎました カンナがもうすぐ咲くから それまであなたが髪を 切らなければいいね 出来たら本当にいいね 活水あたりはまだ 絵はがきどおりの坂 つたやかづらの香り背に 学生達が通る あなたの横顔越しに シャボン玉がいっせいに 弾じけた気がしたのは ああ 紫陽花ですか  同じ様にジーンズ着て アンアン・ノンノ抱えた 若いお嬢さん達が今 シャッターを切った 活水あたりはまだ 絵はがきどおりの坂 僕も思い出欲しくてそっと 心でシャッター押した 絵はがき坂を 下りながらあなたは やっぱり言いましたね ああ さよならですか
指定券さだまさしさだまさしさだまさしさだまさし渡辺俊幸もうこれまでねと 君はうつ向いて 左の頬だけで ひっそり笑った 北口改札を 仔鹿の様に 鮮かにすりぬけて 出て行った せめてもの お別れに 一度だけ 振り向いてくれたのに 丁度今着いた 修学旅行の 制服達が 君をかき消して 最後の声さえ 喰べてしまう  長いエスカレーター 昇って降りて やっとの思いで 出した答 はじめる前から 終る旅もある やはり野におけ れんげ草 せめてもの はなむけに 一度だけ 手を振ってみせた うしろ姿を つつむ紙吹雪 それは僕の ふるさとゆきの 季節はずれの 指定券
胡桃の日さだまさしさだまさしさだまさしさだまさし窓の外には雨とから松 枝にはるりかけす 君の前には僕の前には 胡桃の実がひとつ  言葉がいらなくなったのではなく 言葉を忘れたってこと お互いわかっているから おしまい この狭い部屋の中で 君の知らない僕と 僕の知らない君が カラカラと音たてて 転げ廻っているじゃない  窓の外には雨とから松 枝にはるりかけす 君の前には僕の前には 胡桃の実がひとつ  何気ない言葉で傷つくみたいで 思わず君に向かって 振りあげた 右手のこぶしで一体 僕はなにをしようとしてた まるで胡桃を素手で 割ろうとしている様で 驚いて振り向いた 君の目が哀しい  窓の外には雨とから松 枝にはるりかけす 君の前には僕の前には 胡桃の実がひとつ
多情仏心さだまさしさだまさしさだまさしさだまさし誰がとばしたか竹蜻蛉 横風に追われて あなたとの愛みたいに うしろ向きに落ちた  誰がとばしたか シャボン玉 あき風に追われて あなたとの愛みたいに すぐはじけて消えた
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