カンザキイオリ「不器用な男」の歌詞一覧リスト

曲名 歌手名 作詞者名 作曲者名 編曲者名 歌い出し
命に嫌われているPLATINA LYLICカンザキイオリPLATINA LYLICカンザキイオリカンザキイオリカンザキイオリ「死にたいなんて言うなよ」 「諦めないで生きろよ」 そんな歌が正しいなんて馬鹿げてるよな  実際自分は死んでもよくて 周りが死んだら悲しくて 「それが嫌だから」っていうエゴなんです  他人が生きてもどうでもよくて 誰かを嫌うこともファッションで それでも「平和に生きよう」 なんて素敵なことでしょう  画面の先では誰かが死んで それを嘆いて誰かが歌って それに感化された少年が ナイフを持って走った  僕らは命に嫌われている 価値観もエゴも押し付けていつも誰かを殺したい歌を 簡単に電波で流した 僕らは命に嫌われている 軽々しく死にたいだとか 軽々しく命を見てる僕らは命に嫌われている  お金がないので今日も一日中惰眠を謳歌する 生きる意味なんて見出せず、無駄を自覚して息をする 「寂しい」なんて言葉でこの傷が表せていいものか そんな意地ばかり抱え今日も一人ベッドに眠る  少年だった僕たちはいつか青年に変わっていく 年老いていつか 枯れ葉のように誰にも知られず朽ちていく 不死身の身体を手に入れて一生死なずに生きていく そんなSFを妄想してる  自分が死んでもどうでもよくて それでも周りに生きて欲しくて 矛盾を抱えて生きてくなんて怒られてしまう  「正しいものは正しくいなさい」 「死にたくないなら生きていなさい」 悲しくなるならそれでもいいなら ずっと一人で笑えよ  僕らは命に嫌われている 幸福の意味すらわからず産まれた環境ばかり憎んで 簡単に過去ばかり呪う 僕らは命に嫌われている さよならばかりが好きすぎて 本当の別れなど知らない僕らは命に嫌われている  幸福も別れも愛情も友情も 滑稽な夢の戯れで全部カネで買える代物 明日死んでしまうかもしれない すべて無駄になるかもしれない 朝も夜も春も秋も 変わらず誰かがどこかで死ぬ 夢も明日も何もいらない 君が生きていたならそれでいい そうだ 本当はそういうことが歌いたい  命に嫌われている 結局いつかは死んでいく 君だって僕だっていつかは枯れ葉のように朽ちてく それでも僕らは必死に生きて 命を必死に抱えて生きて 殺してあがいて笑って抱えて 生きて生きて生きて生きて生きろ
カメムシカンザキイオリカンザキイオリカンザキイオリカンザキイオリ嫌われることでしか生きられない 自分の匂いで死んだりする 寒さに弱いから洗濯物に とりついて日向ぼっこ 匂いが服につく  本当お前は可愛そうだよな 生きてるだけで嫌われて 跳ぼうとするものなら全力で避けられる 本当お前は俺みたいだよな 生きてるだけで嫌われて この先ずっと辛いだろうから 今日は逃してやる
吸血鬼カンザキイオリカンザキイオリカンザキイオリカンザキイオリ俺は吸血鬼さ いつから生きているのかすら忘れた 血を吸ったら吸った分だけ長く生きれるのさ  だけど人間が好きだから ネズミや野良犬の血で凌いで 夜の世界に紛れて遊んでるのさ  俺は吸血鬼さ 気まぐれで出来たこの街は心地いい 誰も彼も眠らない街 まるで俺のようだ  ボッタクリのバーを経営して 俺は生計を立てている 人間の仲間も出来たんだ  何度腹を満たしても金を稼いでも何も気持ち良くない ああなぜなんだ? 血も吸った酒も浴びるほど飲んでいるのに 腹を満たしたり金を稼いだりそれの繰り返し ああここらで潮時なんだろうか 吸血鬼の生は  俺は吸血鬼さ こうなりゃ一念発起だ 全て捨てて新たな夜を踊ってやるのさ  ある日出会った君のことが すっかり頭から離れない なんだか頭がぼーっとするんだ  ウブな眼 細い体の 首筋が血脈が俺の名前を呼んでる  何度腹を満たしても金を稼いでも君を思い出す ああ血を吸いたい君の喉元にかぶりついてむしゃぶりつくしたい 腹が火照ってヨダレが伝って ああそうだ俺は怪物だった 吸血鬼と言う名の  いつも行く居酒屋のカウンター席に君はいる 自然に隣に座って適当な酒を注文して 君は綺麗だ水々しい首元が ああ ヤバイ ヤバイ ヤバイ 今だ 今だ 今だかぶりつけ  お嬢さん一人かい? ちょっとこっちは見ないでくれ 醜いんだ なぜか君にはばれたくないんだ 欲望丸出しに 牙の生えた俺を 横目に見た君はただ笑った  腹が火照って喉が乾いて君がキスをする ああ味がする匂いがする君を体全部で求めている 阿鼻叫喚の店内でただ俺と君だけが笑っていた ああそうか君も怪物だった 吸血鬼と言う名の
あの夏が飽和する feat.花譜カンザキイオリカンザキイオリカンザキイオリカンザキイオリ「昨日人を殺したんだ」 君はそう言っていた 梅雨時ずぶ濡れのまんま部屋の前で泣いていた 夏が始まったばかりというのに 君はひどく震えていた そんな話で始まるあの夏の日の記憶だ  「殺したのは隣の席のいつも虐めてくるアイツ」 「もう嫌になって肩を突き飛ばして」 「打ち所が悪かったんだ」 「もうここには居られないと思うしどっか遠いとこで死んでくるよ」 そんな君に僕は言った  「それじゃ僕も連れてって」  財布を持ってナイフを持って 携帯ゲームもカバンに詰めて いらないものは全部壊していこう あの写真もあの日記も今となっちゃもういらないさ 人殺しとダメ人間の君と僕の旅だ  そして僕らは逃げ出した この狭い狭いこの世界から 家族もクラスの奴らも何もかも全部捨てて君と二人で 遠い遠い誰もいない場所で二人で死のうよ もうこの世界に価値などないよ 人殺しなんてそこら中湧いてるじゃんか 君は何も悪くないよ 君は何も悪くないよ  結局僕ら誰にも愛されたことなど無かったんだ そんな嫌な共通点で僕らは簡単に信じあってきた 君の手を握った時微かな震えも既に無くなっていて 誰にも縛られないで二人線路の上を歩いた  金を盗んで二人で逃げて どこにも行ける気がしたんだ 今更怖いものは僕らにはなかったんだ 額の汗も落ちたメガネも 「今となっちゃどうでもいいさ」 「あぶれ者の小さな逃避行の旅だ」  いつか夢見た優しくて誰にも好かれる主人公なら 汚くなった僕たちも見捨てずにちゃんと救ってくれるのかな? 「そんな夢なら捨てたよ」 「だって現実を見ろよ?」 「シアワセの四文字なんてなかった今までの人生で思い知ったじゃないか」 「自分は何も悪くねえと誰もがきっと思ってる」  あても無く彷徨う蝉の群れに 水も無くなり揺れ出す視界に 迫り狂う鬼たちの怒号に バカみたいにはしゃぎあい ふと君はナイフをとった 「君が今までそばにいたからここまでこれたんだ」 「だからもういいよ」 「もういいよ」 「死ぬのは私一人でいいよ」  そして君は首を切った まるで何かの映画のワンシーンだ 白昼夢を見ている気がした 気づけば僕は捕まって 君がどこにも見つからなくって 君だけがどこにもいなくって  そして時は過ぎていった ただ暑い暑い日が過ぎてった 家族もクラスの奴らもいるのに なぜか君だけはどこにもいない あの夏の日を思い出す 僕は今も今でも歌ってる 君をずっと探しているんだ 君に言いたいことがあるんだ  九月の終わりにくしゃみして 六月の匂いを繰り返す 君の笑顔は 君の無邪気さは頭の中を飽和している 誰も何も悪くないよ 君は何も悪くはないから もういいよ投げ出してしまおう そう言って欲しかったのだろう? なあ?
桜の子カンザキイオリカンザキイオリカンザキイオリカンザキイオリ散り際 始まりを知っていた 僕らは透明で純粋な青さを 大人びた赤で染めた 君は桜の子  僕ら同じ髪色で 同じ肌をしていたら 千切れそうな君の体全て 知れた気になれるだろう  でもいいよ 何になれるか知らない 君も春しか出会えない それでいいじゃん 不確定なもんだろう  散り際 始まりを知っていた 僕らは透明で純粋な青さを 塩漬けで飲み込んだ 君は桜の子  突然現れた君は 舞台を奪い去ってったんだ 春風のように舞うように 君はどこかへ消えたんだ  だから春になれば 僕はこの道を歩く 何年でもそこにいる 君を探している  散り際 始まりを知っていた 僕らは一瞬で散ってしまう青さを 受け入れられないまんま大人になってく  例えば僕が桜ならば 君と共に散れたなら 土の中で君の手を繋いで空に恋をしよう 世迷言に僕は何度でも君を重ねている  散り際 花弁は知っていた 僕らは透明で純粋な青さを 大人びた赤で消した 出会うたび巡るさよなら  春ばかり待っている 僕だけ透明で純粋な青さを 受け入れられないよ 君は桜の子
成長痛カンザキイオリカンザキイオリカンザキイオリカンザキイオリ死んでしまうなら 手羽先みたいに引き裂いて僕の全てを 喰らい尽くして笑って  僕の液でぐちゃぐちゃになるまで踊って それでいいんだよ それでいいんだよ  仕事なんてクソどうでもいい そこで関わる人間全部死ね! 君以外全部いらないじゃん なのにモブキャラばっか蔓延るじゃん  挨拶とか名刺交換とかキャラの生成期間とか なんかもうだるいわ 隣のやつ殺そっかな  なんて思ってはいるんですが 何一つ行動できないんで 君にばっか依存してるんですが 案外これが幸せなんですわ  死んでしまうなら 風船みたいに膨らんだ僕の体を 君のナイフでぶっさして  弾けた僕の体全部で温まって それでいいんだよ それでいいんだよ  あの人も僕のこと嫌いとか思ってんのかな SNSの裏垢でめっちゃ言ってたもんな まあ僕も鍵垢二つぐらいもってめっちゃ監視してるけど なんかストーカーみたいだな 嫌いな奴のことばっか気にして時間を浪費した夜  実際問題ずっと 都合のいい人って思われたい 愛想ぶっていろんな人に可愛がられたい でも本当はでも本当は でも本当はキモいことばっかり思ってることばら撒きたい  死んでしまうなら 君のおっぱいに埋もれて 息ができない辛さが快感に変わって  君の鼓動の音だけを聞いて眠るんだ それでいいんだよ それでいいんだよ  君が好きだ それ以外いらない 全部死ね 君以外 肌に 声に 耳に 涎に 血液に 埋もれて僕も死ぬんだ 全財産君にあげる 僕を保険にかけてすぐぶっ殺して 今すぐ君よ 幸せになれ  いつか死んでしまうから 君に愛してるって言わなくちゃ 突然の悲劇は今日かもしれないから  君に愛してるって言わなくちゃ 愛してるって言わなくちゃ 人生はコメディと言いたいから  愛してるって言わなくちゃ 愛してるって言わなくちゃ 今はまだ成長中だから  君に愛してるって言わなくちゃ
畢生よカンザキイオリカンザキイオリカンザキイオリカンザキイオリ僕らはやりたいことやるために 描き続けた未来 偉大さに欲望し続けて数年 爪も髪も手入れ不足だ  奪う側と奪われる側 与える側と与えられる側 気付くまで何度失った 思い返すほど無様だ  証を残したかったり 大切なものがあったり 死に絶えた選択肢が 鈍い心に染みる  見失ったものはなんだ? 守るべきものはなんだ? 何を信じ何を目指して 命をかければいい? 愛すべきものたちと同じ方向を歩きたい 畢生よ そのためには 僕らはどう生きればいい  小汚い日々を補うために 見ないふりばかり続けた過去が 当たり前のように嘲笑 プライドばかりが邪魔をする  奪う者と奪われる者 失敗したら失敗したまま すれ違う生涯すら様々 じゃあ僕は何をしてんだ?  自分勝手な自分を変えるために足掻きたい 限られた残機が揺れる心に触れる  見失ったものばかりだ 守りそこなったものばかりだ 何を信じ何を目指して 命を諭せばいい? 愛すべき者たちを愛することはできるか? 畢生よ 愚かさをどうにも拭えないのだ  愛されたいなら愛すればいい 与えられたいなら与えればいい  誰かの命を蹴落としてまで 保ち続けた時間 未熟さを捨て去って救うべきものがある 鈍い心が今だと叫ぶ  見失ったものばかりで 守れなかったものばかりで しかし確かに胸を張って なりたい未来がある 愛すべき者たちを愛すべきと気づいた 畢生よ 終わるのならあなたの希望となる
大人カンザキイオリカンザキイオリカンザキイオリカンザキイオリある朝目覚めると俺は大人になっていた 声も枯れてシワも増えて 目の下にクマが出来ている 少しばかりの筋肉と肩幅も少しついたらしい 部屋の隅に転がる靴下 その隣で異臭を出すゴミ袋  「あの頃は本当にごめん」 そう言ってくれた昔のやつら あの時裏切ったのはあいつじゃなくて俺だったじゃないか なのになかったことにして「なあ元気か?」って何言ってんだよ 癒えてない傷に蓋ができるほど俺は大人にはなっちゃいない  俺は偏屈な人間なのに 上司はいつでも飯を奢った うまそうに飯を食う俺を上司はいつだって可愛がった 恩返しをしたい そう思う時に限って手遅れだ 恩を売るだけ売り付けて一体何で愛を伝えりゃいい  過ぎ去ったもの全てが許せない 夢よ早く覚めろ  大人になって分かったことなんて単純だ 夏は暑くて冬は寒いこと 妄想だって思ったこの感情の全てに 名前があるということ  死ぬとか生きるとかそんなことより明日の飯どうしよう 感受性なんてもの捨て去って今は今に死に物狂い 休みは一人で風俗行って安い居酒屋で吐くほど飲んで 会社で出来た仲間と下ネタ言い合う一週間  あるとき突然涙が出てきて一歩も前に歩けなくて 誰もが俺を心配して慰めてくれてなんて俺は幸せ者だ 幸せ者だ だから早く夢から覚めろ  立ち止まる勇気を認めない 自分が心底嫌いだ  大人になって分かったことなんて単純だ 夢は叶うこと努力は報われること 一人は寂しいこと二人は気まずいこと 人間は難しいこと  やっぱりそうだよな もう二度と子供には戻れないんだ 大人たちが犯罪を起こす理由がやっと分かったよ 苦しくて寂しい夜は誰にだってあるよ  「あの頃は本当にごめん」 そう言ってくれた昔のやつら あの時裏切ったのはあいつじゃなくて俺だったじゃないか でも嬉しいよ だって俺はずっとあいつを気にしてた 大人になるまでずっと 子供のままでずっと シワが出来るまでずっと 髪が痛むまでずっと 肌が荒れるまでずっと 息が切れるほどずっと 時間が全てを解決するって実際ある話なんだな 俺は大人なんだ だから言うよ ごめんなさい 会いたかったよ  大人になって分かったことなんて単純だ 人は醜くて人は優しいこと 心の奥に眠る憎悪が剥がれ落ちても 何も変わらない  大人になって分かったんだ 二度とは戻れないんだ
ダイヤモンドカンザキイオリカンザキイオリカンザキイオリカンザキイオリ「音楽で金を稼いでいる俺たちは終わりだ」 そう言って君は心臓をダイヤモンドに変えた 高そうなソファの上で変わり果てた君の 心臓を手に取って僕は溜め息をついた  最近流行の選択 ~心臓一つで眠ってみませんか~ ~体は未来のため再利用~ ~意識は全て夢の中~  富裕層をターゲット 大企業の一世一代の計画 君は書き置き一つ認めて部屋で一人眠ってた  「縋り頼るものがあってよかった」 「もうこれしか俺にはないんだよ」 「これしかないんだ」 「音楽で金を稼いでいる俺たちは終わりだ」 「魂も痛みも全部売り払ってしまった」 「俺はこわい」 「俺はもう人間じゃないみたいだ」 「心臓が化ける前にもう眠りたいんだ」  君とこの先ずっと音楽をやれること 僕はそれを信じて願ってきたんだ なのにお金を稼ぐことに怯えちゃって 溺れちゃって大切なことを忘れちゃって お金なんていらないなら溝川に捨てりゃいい お金なんていらないなら海にでも流せばいい ハリボテの輝きにただの紙切れなどに 僕らの心が汚されなどはしない そうわかっていたのに 君は今じゃダイヤモンドだ  苦しい つらい やりたくない 吐き気がする 君のいない世界で作る音楽は なんともドロドロ醜く彩ってる それを美しいなんていう輩はみんな馬鹿だ だけど今となっちゃ音楽こそが 一番稼げる仕事 簡単に手放せない 今の僕は安定した生活を求めてる ただのどこにでもいる普通の大人だ  「音楽で金を稼いでいる俺たちは終わりだ」 「魂も痛みも全部売り払ってしまった」 「俺はこわい」 「俺はもう人間じゃないみたいだ」 「心臓が化ける前にもう眠りたいんだ」  君の言葉が今も頭に響く 僕は君にたった一つ言えなかったことがあるんだ 僕は君と楽しくいれるだけでよかった 音楽を通じて友達が欲しかった それがまさに君で 君が眠る日々の中で今じゃ抜け殻のように音楽をしている 今じゃこれがないと僕は飯も食えない 服も着られない 家にも住めない だから僕は嫌いだ 心臓一つになってしまった君が 音楽が嫌いだ 金のために生み出す仮初めの音楽が僕だって嫌いだ 何もかも嫌いだ  「音楽で金を稼いでいる俺たちは終わりだ」 「魂も痛みも全部売り払ってしまった」 「俺はこわい」 「俺はもう人間じゃないみたいだ」 「心臓が化ける前にもう眠りたいんだ」  何を言ってるんだ 僕を残して勝手に逃げたお前に何がわかるっていうんだ 卑怯者 卑怯者 卑怯者 卑怯者 卑怯者 卑怯者 卑怯者 卑怯者  僕は負けない 負けてたまるか  そんな言葉を投げかけたのだが結局何一つ答えてはくれなかった 数日後ダイヤモンドの輝きは衰えやがて君の心臓は完全に止まった だけど僕は音楽を作ることはやめない
地獄に落ちるカンザキイオリカンザキイオリカンザキイオリカンザキイオリこぼれ落ちたものばかりだ ペットはコンビニに捨てた 仲間も全て切り捨てた 幸せになれるはずがないのさ  ゴミの分別だとか 明るい挨拶とか 悪者なんだから全部が無駄なのさ  言葉より単純な方法で 今すぐ地獄に落としてくれよ サヨナラはあんたも知っている 笑ってくれよ 笑ってくれよ 今すぐに  腐り落ちたものばかりだ 金がなけりゃスリをした 都合が悪けりゃ無視をした 将来ずっとゴミクソだ  だってそうだこの瞬間 誰かを殺してみたいんだ なあなんでこんな俺みたいな 奴が生きてんだよ もっと価値あるやつのための 命ってもんじゃないのかい そうだろう?  苦しくてぶっ刺した傷口が 化膿してどうしょうもなく尊い 傷つけた分だけ傷つけた自分が 今もかなりしぶとい 蠅のように  なあ今年もさ 桜が散ってしまうんだ 夢みたいに踊る桃色に 騙されてしまいそうだ このまま全部シワになってしまうよ 神様もしかしてそういう拷問なのかい?  サヨナラを知っている俺たちは 今でも愛を忘れられない 言葉より単純な方法で殺してくれよ 笑ってくれよ  温もりを知ってしまう前に 今すぐ地獄に落としてくれよ ここでのうのうと笑っている 俺を地獄に落としてくれよ 笑ってくれよ 騙してくれよ 気付いてくれよ 幸せなんてとうの昔に青さと消えた 笑ってくれよ 許してくれよ 今すぐに
こんな夜でもいいじゃないかカンザキイオリカンザキイオリカンザキイオリカンザキイオリ安っぽいバーのテキーラが 消毒液みたいな匂いで 安っぽい思い出と全部一緒に トイレに吐き出した  運命とかそういう話がしたいのさ いつだって安心がしたいから 今日は腐っとくよ  こんな夜でもいいじゃないか 強がってばっかの吐き溜まり こんな夜でもいいじゃないか 今日くらいはありのままの疑い  「君のいない人生なんて 本当にもうどうでもいいんだ」 そう言えば楽だったんだろう 「そんなにもう悲しくないよ」 「なんかそんな気はしてたんだ」 なんて嘘は全然吐けるのに  1:3で割ったカルーアも気づいたら すでに三杯目 持ち帰り用のカクテルと 教えてくれたのも君だった  人生とかそういう話がしたいのさ 不安な将来全部飲み込んで欲しいよ  こんな夜でもいいじゃないか 愛していますとか遅すぎる こんな夜でもいいじゃないか 喉が焼けるありのままの歌が良い  ~サヨナラは涙の味がした~ なんて馬鹿か? 腹の足しにもならない 塩っぽいものをかっ食らいたい  「きっと今でも」って話さ 今だけは抱きしめておくれよ そんな僕でもいいじゃないか 今日くらいは無様に溺れたい  こんな夜でもいいじゃないか 強がってばっかの吐き溜まり こんな夜でもいいじゃないか 今日くらいはありのままの歌で良い?  「君のいない人生なんて 本当にもうどうでもいいんだ」 愛してるじゃどうにもならないよ 「君のいない人生なんて 本当にもうどうでもいいよ」 どうでもいいから溺れたい

子供(Instrumental)

青い号哭カンザキイオリカンザキイオリカンザキイオリカンザキイオリ骨が軋む音がする 爪が優しく乾いている 本棚を掃除する時が一番心地いい  大切なものがあったような 愛しいものがあったような 忘れたフリして覚えてんだよな  今日もあの頃に戻ってみよう シワがついたおでこの奥の 記憶を呼び覚ましてみようか  なんでこんな早く大人になってしまうんだ 夜が綺麗とか夏の幽霊とかぼやけたものばかり なんでそんなものが綺麗に見えてしまうんだ 取り残され息を飲む青い号哭  桜の匂いがしてる 窓の外が少し怖い 網戸に桜の花びらが寄り添っていた  このまま全部終わってくんだ それでもどうでもいいんだよな 思い残したことはあっただろうか  本当は後悔しかないんだ でももう戻れないんだろうな 春ももうすぐ終わってしまうから  なんでこんな早く大人になってしまうんだ 星が綺麗とか海が眩しいとか単純なことばかり なんでこんなものが愛しくなってしまうんだ 脳の奥 鳴り響いた青い号哭  目標もなく夢もなくただやりたいことだけやった 批判されても馬鹿にされても何一つ変わらなかった 雨の音 秋の夕暮れ 冬の雪化粧 昼下がりの石油ストーブ 過ぎ去る記憶の匂い  なんでこんな早く大人になってしまうんだ 青く染まった空の奥に世界があるって思ってた  心の奥でずっと怖かったよ 大人になるのが怖かったよ でも大人になっちゃったんだよ  夜が綺麗とか夏の幽霊とか 星が綺麗とか海が眩しいとか 目標もなく夢もないけどそれだけでいいじゃんか  窓を開ける さよならだ春の匂い
不器用な男カンザキイオリカンザキイオリカンザキイオリカンザキイオリ死にたくないから物語を書いていた 時代じゃないのにペンを使った 気取っていたんだ 気が遠くなるほど物語を気取った 大人になるのが本当楽しかった  死にたくないから物語を書いていた 君ならどんな結末を望むだろうか こんな展開は君なら笑うだろうか 泣くんだろうか 怒るだろうか  架空の君を書いていた 掴めない感触は綺麗で それ全部フィクションなんだ それでも書いた 終われなかった  こんなんで終わるかよ 書ききったって言えるかよ 春も夏も秋も冬も書いた 死にたくないから ゴミみたいな部屋で 今日も生み出していた そうさ俺は不器用な男 死にたくないよ 死にたくないよ 死にたくないよ 死にたくないよ 死にたくないよ  人間らしさを知りたいから物語を書いていた 正々堂々言葉が出せない俺は人間じゃないから 言いたいことだけ書き留めていたら物語が出来ていた 誰も見ないけどなんか楽しかった  人間らしく笑ってみたいから物語を書いていた 頬の筋肉は等の昔に廃れちまった 評価されるたび嬉しくなるのはきっと俺が醜いからだ 褒められたいと思うたび自分を恥じた  会えないからボロクソ書いた 昔の友人先生家族 あの日愛した君すらも それだけで優越感があった  人生全部埋めるように 寂しさを全部埋めるように 朝も昼も夜も日々を書いた 倒れてしまうほどに だって何にも満たされやしないんだよ そうさ俺は欲張りなんだ 生み出したいよ 生み出したいよ 生み出したいよ 生み出したいよ 生み出したいよ  音楽 恋愛 映画に旅行 話のネタになることはなんでもやった 吐き出してはまた食らった 食らって泣いて吐いて泣いて なんか人間みたいだな  人生全部焦がすように ひたすらペンを震わせた 何年何十年生涯これだけだった こんなものがクソの役に立つものか そんなのわかっている わかっているのに  こんなんじゃ終われない 書ききったって言えやしない 春も夏も秋も冬も書いた 死んでしまうから ゴミみたいな部屋で 泣きはらしながら書いていた そうさ俺は不器用な男 死にたくないよ 死にたくないよ 死にたくないよ 死にたくないよ 死にたくないよ 生み出したいよ 生み出したいよ 生み出したいよ 生み出したいよ 生み出したいよ 死にたくない

春酔い(Instrumental)

このアーティストのアルバムを見る

リアルタイムランキング

  1. Bling-Bang-Bang-Born
  2. ライラック
  3. Masterplan
  4. 366日
  5. さよーならまたいつか!

歌ネットのアクセス数を元に作成
サムネイルはAmazonのデータを参照

注目度ランキング

  1. Masterplan
  2. 相思相愛
  3. ディスコ・クレオパトラ feat. 稲葉貴子・小湊美和・信田美帆 a.k.a. CISCO3
  4. Click
  5. I wonder

歌ネットのアクセス数を元に作成
サムネイルはAmazonのデータを参照

×