酒場にて江利チエミ | 江利チエミ | 山上路夫 | 鈴木邦彦 | | 好きでお酒を 飲んじゃいないわ 家にひとり帰る時が こわい私よ あのドアを開けてみたって あなたはいない 暗い闇が私を 待ってるだけよ また長い夜をどうして すごしましょう 愛の香りも 消えたあの部屋 どうぞお店が 終る時まで ここにおいてひとりだけで 飲んでいるから 死ぬことも出来ず今でも あなたを想い 今日もひとり酒場で 泣いてる私 また長い夜をどうして すごしましょう 愛の香りも 消えたあの部屋 死ぬことも出来ず今でも あなたを想い 今日もひとり酒場で 泣いてる私 また長い夜をどうして すごしましょう 愛の香りも 消えたあの部屋 |
ほおずき市江利チエミ | 江利チエミ | 山上路夫 | 鈴木邦彦 | | 宵の浅草 ほおずき市で あなたにばったり 逢いました いつかはきっと この人に 嫁いでゆくのと きめていて 幼いあの日が 懐かしい ゆれる夜店の きれいな灯り 昔と変りは ないけれど 今では二人 それぞれに 知らない道を 歩くのね 流れた月日が かなしいの 何も言わずに ほおずき買って あなたと私は 別れるの 賑わう人の 波の中 やさしい姿が 消えてゆく 幼いあの日に 帰りたい |
枯葉が散る江利チエミ | 江利チエミ | 山上路夫 | 鈴木邦彦 | | ここの街で愛したわ すべてをかけあの人を いつか季節流れて愛も 消えていったの もう今日でサヨナラよ もうここを出てゆくわ アー 愛の想い出が 今でも残ってる街 汽車の時刻待ちながら テラスでお茶飲んでいる 私のそば枯葉が風に 散ってゆくのよ 街は花であふれてた 二人がそう逢った頃 今ではもう帰って来ない 遠い夢なの もう誰もせわしげに もう街を歩いてる アー 愛のあの季節 どうして消えたのかしら 汽車の時刻待ちながら テラスでお茶飲んでいる 私のそば枯葉が風に 散ってゆくのよ |
陽気なスージー江利チエミ | 江利チエミ | 山上路夫 | 鈴木邦彦 | | あの子が通ると 男たち 口笛鳴らして 誰でも呼ぶよ 陽気なスージー この僕と 踊りにゆこうと みんなが誘うよ 青い瞳 ブロンドの髪 今日も街を 通りかかるよ ヘイ あの子をお嫁にする者は 死ぬまで楽しく 暮らしてゆけるよ あの子が歩くと 車まで ノロノロ走るよ あの子に見とれ 陽気なスージー お願いだ 結婚しようと みんなが頼むよ 腰を甘く ゆすってゆくよ 籠を下げて どこへゆくのか ヘイ あの子をお嫁にする者は 死ぬまで楽しく 暮らしてゆけるよ 青い瞳 ブロンドの髪 今日も街を 通りかかるよ ヘイ あの子をお嫁にする者は 死ぬまで楽しく 暮らしてゆけるよ |
荒れ模様江利チエミ | 江利チエミ | 山上路夫 | 鈴木邦彦 | | 窓を激しく雨が たたくわ 嵐来そうなのよ どこにもいかないで 私といてほしい こわいわ 荒れ模様よ 今夜はこの部屋に 泊ってね 闇を照らして光る 稲妻 外は荒れているわ あなたのその胸に やさしく抱きしめて 体がふるえている 今夜はお願いなの 泊ってね 朝までつづいてよ 嵐よやまないで あなたと二人だけよ 今夜はこの部屋に 泊ってね |
緑の谷江利チエミ | 江利チエミ | 山上路夫 | 鈴木邦彦 | | いつか夜が明け 汽車は走る緑の谷 いつも夢の中に 出て来たのよ ふるさとの緑 谷間の家 ここがそうよ 私の住むところ どこにもほかにはないわ 私は今帰ったの 疲れた心を抱いて 遠いあの町へ 夢を求め出かけたけど おろかなことだった 探したもの それはここにある 緑の谷 汽車は着くわ もうじきあの駅へ 小さな山の駅に 私は今帰ったの すべてをやり直すため 遠いあの町へ 夢を求め出かけたけど おろかなことだった 探したもの それはここにある 緑の谷 |
新妻に捧げる歌江利チエミ | 江利チエミ | 中村メイコ | 神津善行 | | しあわせを もとめて ふたりの こころは よりそい 結びあう 愛のともしび 悲しみを なぐさめ よろこびを わかちあい ふたりで歌う 愛のうた ラララ…… ラララ…… しあわせを 夢みて ふたりの こころは 手をとり ふれあって 愛のゆりかご 悲しみは ひそやかに よろこびは おおらかに ふたりで歌う 愛のうた ラララ…… ラララ…… |
旅立つ朝江利チエミ | 江利チエミ | 保富康午 | 村井邦彦 | | この世には ピンク色の お休みの日が あるものさ そよ風が 心に吹く すてきな朝が きっとくる 遠い ふるさとまで 帰ろう ひとりきりで 海のひびき 森のにおい みんな生きているのさ そうだよ この世には ブルーな日が あんまり多く なりすぎた さあ 行こう 昨日の家に 鍵をおろして 旅立とう 遠い ふるさとまで 帰ろう ひとりきりで 海のひびき 森のにおい みんな生きているのさ そうだよ この世には ブルーな日が あんまり多く なりすぎた さあ 行こう 昨日の家に 鍵をおろして 旅立とう |
私だけのあなた江利チエミ | 江利チエミ | 永六輔 | 中村八大 | | 遠い国に行った 私だけのあなた 遠い国にひとり 淋しげなあなた 待ちわびて 涙ぐんでも 誰も ふいてはくれない お願い 帰ってきて 私だけのあなた 私だけのあなた 淋しげなあなた 美しい この故郷で あなたに いだかれたい お願い 帰ってきて 私だけのあなた 私だけのあなた |
愛する人へ江利チエミ | 江利チエミ | 中村メイコ | 神津善行 | | 愛する人よ 愛する人よ 今は あなたひとりを 信じて生きる 心にともした 愛のこの灯を ふたりで消すことなく 永遠の愛を ああ あなたがいれば 今は 何もいらない 私のこの愛と あなたの心を結び合って ああ 離れることなく 永遠の この愛の灯 今 喜びをこの歌に ああ あなたがいれば 今は 何もいらない 私のこの愛と あなたの心を結び合って ああ 離れることなく 永遠の この愛の灯 今 喜びをこの歌に |
この雨に濡れて江利チエミ | 江利チエミ | 大関三十雄 | 筒井広志 | | この雨に濡(ぬ)れて 落葉のように 夜の舗道に 眠りたい 今夜生まれた 悲しみの 深い傷あと とっても痛い この雨に濡れて 泣き濡れて 洗い流して しまいたい この雨に濡れて 並木のように あすは背のびを してみたい いくら呼んでも 叫んでも しかたないのさ 別れた人さ この雨に濡れて 泣き濡れて 生まれ変わって 暮らしたい この雨に濡れて 泣き濡れて 洗い流して しまいたい |
ひとり泣く夜のワルツ江利チエミ | 江利チエミ | 矢野亮 | 吉田矢健治 | | 花が咲いても 淋しくて 花が散ったら なお悲し 誰が私を こうさせた 夜が 夜が泣かせるの 好きと何度も 書いた文字 いつか涙で 溶けてゆく どうせ貴方にゃ とどかない 夜が 夜が泣かせるの 酔って忘れる お酒さえ 思い出させる 苦い味 胸にせつなく なぜ沁みる 夜が 夜が泣かせるの とぎれとぎれの 夢にまで 追えば遠のく じれったさ 醒めりゃやつれた 影ばかり 夜が 夜がなかせるの |