LACCO TOWER「続短編傷説」の歌詞一覧リスト

曲名 歌手名 作詞者名 作曲者名 編曲者名 歌い出し
杏子LACCO TOWERLACCO TOWER松川ケイスケLACCO TOWER杏子色の空から 襲い掛かる宵の闇 狂おしく想う君へ 届け黒い影  薄い胸 軽く破って 心の奥へ 刺さるその声 鼓動は骨を 鉄琴にして きんきんと乱れ打つ  口を閉じて 息を止めて 瞳開けて 映るその背 夢の中で 見た笑顔で そっとこっちを向いて  すっからかんに 空けた両胸 まだ見ぬ想い 受け止めるため ねじれた首に 両手巻き付け 深く深く抱き合うの  出鱈目な 台詞並べて あなたの横で 笑う小娘 この風景を はさみで切って あなた側を残しましょう  真実は 小説より 奇なりなんて 事はないわ 笑う私 笑うあなた 夢と現(うつつ)が混ざる  願う景色が 夢の中なら いっそこのまま 眠り続けて その口づけで 目覚めるのなら 私死んでしまうでしょう  杏子色の空から 襲い掛かる宵の闇 狂った思いが黒に 変わる前に  届けこの影 あなたの元へ せめてその背に 重なるように はにかんだ顔 塗りつぶすように 世界は赤く燃えるの  すっからかんに 空けた両胸 あなたの型に 形を変えて 二人の為に 杏子の空よ もっともっと燃え上がれ
凡人論LACCO TOWERLACCO TOWER松川ケイスケLACCO TOWER誰かの理論を それっぽく飾り付け 弱さを助ける 嘘くさいプロパガンダ  歌えば芸術 筆取ればアートと 片手間作った 似たり寄ったりを褒めあう  あわれや 表現者と需要者 本当に 欲しいのは何だろうな  ぺらぺらの歌声が 今日も君を助ける くたくたの心臓に 甘い汁をささげる  悲しみはどうするの? 寂しさはどうすれば? 正解のない問いに 悲しみの雨が降る  鳥獣戯画から はみ出した筆の跡 陽気に踊れや 生活には目を背け  安い言葉でも つかの間の笑顔でも 他に頼れない すがりつくようなもんがない  あわれや 信仰者と指導者 本来 あるべきはなんだろうな  当たり前をいう歌詞に 君はもう叫びそう 愛を薄くなぞって 神様は笑ってる  救いを乞う凡人 助けを出す凡人 こんなことをいう僕も 当たり前の凡人  吐いて捨てるくらいの 自己満の台風が 傘を持たぬ僕らの 心を濡らしていく  ぺらぺらの歌声が 今日も誰かを助ける くたくたの心臓に 甘い汁をささげる  悲しみはどうするの? 寂しさはどうすれば? 正解のない問いに 戦い続けてる
弥生LACCO TOWERLACCO TOWER松川ケイスケLACCO TOWERびゅうと音を立てて 耳元通った風 突風に飛ばされぬよう いつしか手を取り合っていた  きっとこんな風に 僕らは始まりだし 未来が曇らないよう 必死に見つめ合ってた  4つの靴を並べて  下り最終列車 見過ごして 佇んだ弥生の隅 見慣れない明日を 見つめていた 夜にぶらりと下がる信号と 薄紅の空の下で 頼りないその手を 掴んで  すっと香りが立ち 首元通った風 時間はあっという間に 季節を入れ替えてた  5つ数えて そっと目を閉じ 6つ目で手を 重ねた  ちりちりと頬を焦げつかすような 照れくさい時を過ぎて 素晴らしい明日を 信じていた 愛が何かを知らぬ若人が 愛情を試しあって 流すべき涙を 流した  上り最終列車 飛び乗って 動き出す弥生の隅 見慣れない明日を 見つめながら 夢も現実さえも混ぜ込んで 渦巻く綺麗な空へ 暖かい手と手を 掴んで
変身LACCO TOWERLACCO TOWER松川ケイスケLACCO TOWERぬらっとした厭らしい本心 本能では発情期 むかっときて吐きそうな気持ち 発射前押し殺し ラッパっパ呑み流し込んだ カプセル状抗鬱剤 ぎらっとした刀を潜めて 顔面に笑みを残し  馬鹿には薬 釈迦には説法「頑張れ」なんて 耳がもげるぜ  がらっとした心の切れ端 散ったまんまほったらかし しれっとしたまま動く手足 感情なんて関係なし ラッタッタ周りにあわせて 従順なステップを踏み 金属バット隠しにっこり  さあ雨よふれふれもっとふれふれ くだらないこの皮を 溶かしてくれ そして現れた毒のある心 洗い流しておくれ  ぬらっとした厭らしい本心 末期症状神頼み こすった手に望む答えは なかったっけ  神も仏も十字架の人さえ 正解なんてわからないのなら 目の前にぶらぶら下がる現実 変えていくしかねえや  さあ雨よふれふれもっとふれふれ こぼれ出す涙を隠しておくれ そして腫れた目で射抜いた明日を そっと晴らして僕らに見せておくれ
告白LACCO TOWERLACCO TOWER松川ケイスケLACCO TOWER僕が人を愛するのは 「僕」をもっと愛するため 僕が人を憎んだのは 「僕」をもっと愛するため  カーテンから はみ出す月 闇にまぎれ 淡く光り 辺りに溶け 滲むそれは 鏡の中 映っている 僕だ 僕だ  零した言葉の どのくらいが 嘘偽りなく 言えたのかな ふさいだ胸には 頬から雨が 溜まってぽつりと 音を立てた  儚い自分に 目を伏せれば 腐りそうな現実(いま)を 見ずに済んだ 笑顔の裏から 染み出す影は 隠したつもりの 本音だった  飾りは もう 無くして ほら 本音を さあ 話そう  誰かを愛して 誰かを憎んで それを振りまいて 愛してと叫び  周りと同じで 周りと違いたい わがままな僕らは 不安で仕方ないから  誰かを愛して 誰かを憎んで  本当は弱くて 立派じゃいれない  本当は弱くて ひとりじゃいれない
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