UTOPIAFINLANDS | FINLANDS | 塩入冬湖 | 塩入冬湖 | FINLANDS | 難しいくちづけをしたなら 戻れないわ簡単でいいの 温くて狭いユートピア 幸せだったわよね 低空飛行の午後 大人だろって だから恋じゃない 体温が膨れていく 遊び場 室内 実情は 暗がりに 喜んで 交換しようか 口腔内 陰極線管 から 漏れる灯りすらも 疎ましい 難しいくちづけをしたなら 戻れないわ 簡単でいいの 話題にもならぬパロディー 乱暴に熟して居よう 散乱の聴力と 機嫌を直した超能力 纏めた失敗とわたしを 置き去り帰るくせに セロファンで眼を縛り シリアスは直ぐにラブシーンへ 生活を忘れずに 夢中に成らないで 共謀しよう 動かない写真の中でも 汗も無い 二人 作って 形どった夜の模型は 幸せだけ だった 余所行きの声を出したり 粧し込んで朝を迎えて 下手な過去に してしまうなら 使い切りの楽園でいいわ 難しいくちづけをしたなら 戻れないわ 簡単でいいの 温くて狭いユートピア 幸せだったわよね |
call endFINLANDS | FINLANDS | 塩入冬湖 | 塩入冬湖 | FINLANDS | call end 今夜をもっと 間違えて baby 不安になって call end 持った 不便な理想に わたし 悔やんでいたっていい 身体全て見せ合って 有ったはずの 気持ち を無くした いつか 帰りたくなってしまう それも仕方なくなって 勇んで 寂しくはなれないさ 愛と名前と退屈持って 腑抜けた快楽飾ってアートか 冗談程度のおんなになって 作ったかみさま 眺めている call end 今夜をもっと 間違えて baby 不安になって call end 持った 不便な理想じゃ それでも軌道はいいんだろ 投げた 煙 消える頃 世界中に ひとり だけになる ふざけすぎた その夜に うまく 思えなくなったという 財布の指輪が あかしではない 愛を録音で録っていたいとか 嘘はつかないで生きていたいとか 気取った期待はただの願いだ 祈るよりもっと怒っていたい 許される事が全てではない 愛の説明をあるだけもって 泣きたい夜に笑うのは変だ 人工悲哀を追って縋って 無理矢理 悲しむわ 褒めてくれよ 電気がもっと優しいように 見えないものすら信じるように あなたをずっと思えたらいいのに もっと救いを求めてやる call end 今夜をもっと間違えて baby 喚いていようか 永遠なんて 作った 呼吸じゃ わたし 楽しくなんてない |
衛星FINLANDS | FINLANDS | 塩入冬湖 | 塩入冬湖 | FINLANDS | 気象のセンスも冴えない日 やっと泣ける日がきたんだという わたしの口から出る例えは いつだってあなたの匂いがする 愛しているから苦しめと 呪いを解けば戯言になった わたしは昨日と違った話題で 無理せずあなたと生きていたかった わたしの衛星は今晩も 何も知らないで迷っている 遠く遠く離れたらば 綺麗だ そう言ってくれる なんて悲劇だろう あなたの才能に成りたくて 愛の後の跡形も愛した わたしは昨日と同じ苦労で 仕方なく 生きているわけじゃない 真夜中にやっと繋ぐ指に 意味なんてない方がいいと思った 頭上で変わった時代に気付いて 悲しみはきっと無限にある わたしの衛星は今晩も あなただった くだらないわあなただ 未練は未来に置いてある 長い永遠無限ではないさ わたしの衛星は今晩も 何も知らないで迷っている 遠く遠く離れたらば 綺麗だ そう言ってくれる なんて愉快だろう 衛星を離れていこう 衛星を離れていこう |
天涯FINLANDS | FINLANDS | 塩入冬湖 | 塩入冬湖 | FINLANDS | グレープの味裏付けて 満足をただ集めましょう 公共の恋愛の場合 ありきたりがいいという あなたとわたしだけの息が 天井に形をとって 需要のない育みを 誘う理由だけつけて 首都高の灯りくぐってまで どこに向かうのでしょうか メロウな恋はわたしとあなた そうやって思っていたいの いつかにならぬ想いなんてね もういっそわすれてほしいわ 黄色い薔薇は夜を泳ぎ 冷たい肌は綺麗なまんまで 彼女の元に続かぬ息に わたし安心しているの 降参したらコレクションにわたしも 並べてくれる 真似しようのない縁取りは 欠落したあなたがした 首都高の灯りもぐってまで どこに向かうのでしょうか 隣り合わせの哀切も わたし憧憬すべて溶かしてしまうの 7月の長い遊泳も ひとりのものに どうかさせてよ メロウな恋はわたしとあなた そうやって思っていたくて いつかにならぬ想いなんてね もういっそう忘れてほしいわ 黄色い薔薇は夜に途絶え やっと見つけたやりかけの恋を 彼女の元に続くならば 深く沈んでもいいのね |